二話
「結局人里で使うお金はどうしましょう?」
「俺にいい考えがある」
「何ですか?」
「人里の外で野盗を狩る」
「いいですね!迷惑かける人たちなんですからいなくなっても大丈夫です!」
「だよね!よし、じゃあ早速狩りに行こう!」
「分かりました!」
視点:野盗のお頭
「よし、おまえら!そろそろ引き上げるぞ!」
「「ヘイお頭!」」
「さて、今日は運良く酒を乗せた物売りを見つけられた!」
「今日は酒盛りだー!」
「「「「イエェェーイ」」」」
これで明日からもちゃんと働いてくれるだろう
「お頭!そろそろ金も大量にたまってきたが何に使うんだ?」
「は?そりゃお前使わずにとっておくに決まってんだろ」
「じゃあ何のために集めてるんだよ」
「馬鹿かお前らは。全然狩れなくなったときに人里で偽って食料を買うためだよ」
「そんなときが来なかったら使わねえがな」
「お頭!襲撃で!、、、」
「は?」
「はー、人数多かったから警戒したけど弱いのばっかだったな」
「そうですね早く全滅させてやりましょう!」
「そうだな」「だが一人ずつ殺さないと金まで壊しちゃうからめんどいな」
「なら私も手伝いましょうか?」
「いや、いいよ一人でもできるから」
こいつらはやばい。妖怪だ。その中でも最強クラスの鬼だ。
そしてなぜか人もともにいる⁉
「全員全てを捨てて逃げろーーー!」
「残念だが残ってるのはお前ひとりだ」
「は?」、、、「くそが!」「最後に一矢報いて!」
「残念だがお前の攻撃は効かない」
「地霊、返り血浴びすぎじゃない?」
「別に後で洗えばいいよ」
死んだ俺が最後に聞いたのはそんな襲撃者のいつも通りのような会話だった。
<><><><><><>
三話
「さて幽香、人里に入るにあたり問題が一つある」
「なんですか?」
「お前はいいんだが、俺が角で妖怪だとばれる」
「そこで思いっきり俺の角を根元で折ってほしい」
「分かりましたが、、、地霊さんは大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫、自分で折るのはさすがに怖いけど」
「じゃあ今からやりましょうか」
「ああ、頼む」
そして俺は前世で負った骨折よりも痛い痛みを受けて気絶した。
ん?ここは、、朝日?朝まで倒れていたのか、、俺は
「あっ!起きましたか!良かったです三日も寝ていたので、、、」
「三日⁉」
「はい、角を折ってから三日が経ちました!」
「今は朝か?」
「はい!じゃあ人里に行きましょう!」
「分かった行こうか。」
「君たち、初めての顔だな。最近盗賊の被害が多くなってきてな。
住民一人一人にカードを配るようにしたんだ」
「そう、だから新顔はちょっと陰陽師様同伴の元審査を行うことにしているんだ」
「分かった」「地霊さんがいいなら私も分かりました」
「よかったじゃあちょっと陰陽師様呼んでくるから待っててくれ」
「分かった」
「いやーすまない。誰でも使える嘘抜きの札を作っている途中だったんでな」
「嘘抜きの札だけでいいってことになった」
「じゃあ質問を始めるよ」
「人を殺したことがあるか?」
「はい」「だが盗賊を一つつぶしただけだ」
「人に非道な行いをしたことがあるか?」
「いいえ」
「うん、この二つの質問だけなんだけどね」
「なら入ってもいいか?」
「どうぞ!ようこそ唯一の人里へ!」
「最後に質問なんだが、布団を売っているところを知らないか?」
「それなら向こうのほうに家具屋があるからそこで買うといい」
「わかった、ありがとう」「ありがとうございます」
これで初めて人里に入れたな!さっさと布団を買って出ていかねばな