仕事が忙しく寝るために帰ってくる様な状態で休みも取れませんでした…
今回は若干アレな描写がありますが、まぁ大丈夫だと思います。
原作は一旦離れるとのことでした。
ルビーとかなちゃんがぴえヨンと共演し、新B小町結成を発表した数日後
現在私はファッション雑誌の撮影に来ている。
ここの誌は今時のコーデから、次の季節に向けた新規ファッションを取り扱っており、若者には1番と言っていい程の人気だ。
今は夏向けのコーディネートの撮影中で、京都のスタジオに来ている。
担当者はオカマ口調の若干派手な男性(槇坂康二)だった。
彼はこの道では有名で、今回は彼の率いるチームとの仕事だ…
「いいわよ〜ラピスちゃん!」
「次のコーデはこれに決まりネ!」
「次は愛斗君も一緒にイイかしら?」
「さぁ、皆んな!カップル向けの撮影に入るわよ!」
「かしこまりました…」
「硬いわね〜」
「まぁ良いわ…アナタも男性向けのモデルとしては逸品なんだから!」
「しっかり頼むわよ!」
さっきまでは私1人の撮影だったが、今度は愛斗くんと一緒の撮影だ…
毎回カップル向けのページは最近のドラマとかでカップル役の2人や、実際に付き合っていることを公表している顔の良い若い芸能人を対象にしている。
選考基準は読者アンケートだが、今回は圧倒的投票数で私と愛斗くんが選ばれた。
ちなみに、カップル向けの撮影は毎回街中で行われており、今回は京都での撮影だ。
撮影が始まると腕を組んだり、手を繋いで向き合いながら歩いたり等自然体を求められる。
一通り撮影して、次は浴衣での撮影に入る。
私は白地に青や紫の朝顔柄の浴衣で、愛斗くんは落ち着いた黒の浴衣だ。
そして2人とも不慣れな草履を履いている。
「ラピス、足元大丈夫か?」
「うん…ありがとう、大丈夫そう…」
「それじゃ、今度は足元に気をつけて… 撮影再会するわよ〜!」
次の撮影場所は少し移動して、間に合街中の川が流れる通りでの撮影だ。
京都はこの時期でも東京より暖かく、浴衣でも比較的過ごしやすい気候だ…
当初心配していた草履も次第に慣れていき、色々な場所で撮影を勧めていく。
その途中でトラブルが起きた。
「あっ…」
「おっと…大丈夫か、ラピス」
「うん…でも鼻緒が切れちゃったみたい…」
急に転びそうになり愛斗くんが支えてくれた。
足元を見てみると草履の鼻緒が切れてしまっていた。
「あら〜 トラブルとはいえ、良い写真が撮れたわよ〜」
「スタッフ〜代わりのものをお願い!」
その後は特に問題もなく撮影を終了した。
予備日として明日もあったのだが、丸々空いてしまった。
美春に確認したところ、一日デートでもしてきなさい、との事だったので甘えることにした。
夜…旅館の部屋は中で襖で分けられる様になっており、私と愛斗くん、美春の3人が泊まる予定だったが、美春は急用で先に帰ることになり私と愛斗くんの2人で泊まることになった。
「ねぇ、愛斗くん… 完全に2人きりなのってなんか初めてで新鮮だね…」
「そ、そうだな… 今までってルビーやアクアもいたからな…」
「ねぇ、愛斗くん… 本当に私で良かったの?」
「なんのことだ? もしかして…俺に飽きた?」
「違う! そうじゃなくて…私前世と合わせて30半ばなんだよ?」
「なんだ、そんなことか…」
「そんなことって…」
「そんなこと気にすんな… 人ってのは体が年を重ねるごとに周りの環境も変わっていくだろ? その過程で精神も成長していくんだ。」
「だからラピスの精神年齢は年上って言っても22歳の少し離れた程度のお姉さんだ。」
「だから、精神的な面で言えば22歳までをやり直すんだろうな…それで、22歳からはお互い初めての事ばかりだ。」
「だから、それまではしっかりリードしてくれよな?」
「うん…うん! お姉さんに任せなさい!」
「ああ… だからそんな事で一々悩んでないで、なんかあったら相談してくれよ?」
「転生した人としてはまだ10代なんだからな?」
「愛斗くんってなんかすごい大人だよね… 実は愛斗くんも転生してたり…」
「んなわけあるか…」
「俺の場合はちょっと事情があってな… 家が四宮の傍流で時々そういう場に出ることもあったから自然とな…」
「へぇ〜 そうだったんだ… 四宮!? あの!?」
「あの四宮だ…黙っててごめんな?」
四宮とは、総資産200兆円、日本の経済界を牛耳る四大財閥の一角を担う四宮グループのことだ。
「寧ろ私なんかについて来てよかったの? 秀知院学園とか…」
「俺は小学校からお前と一緒だったろ?」
「兄貴が1人いるんだが、そっちが秀知院学園に行ってるよ…」
「愛斗くんはなんで…?」
「色々あってな…」
「聞かない方がいい?」
「いや、別に… 実は、暴力沙汰で行くわけにはいかなくなったんだ。」
「…なにがあったの?」
「他の家の奴でな、今思うと園児にしては頭は良かったんだが荒っぽい奴がいてな…」
「そいつが気に入らないから、なんて理由で女子を殴りつけてそれを庇った時にたまたま俺の爪がそいつの顔に傷をつけちまったんだ…」
「その子は俺が庇ったって話してくれたんだが、相手の方がそういう連中を集めて口裏合わせて俺が悪い事にされたんだ。」
「そっか… 辛かったね…」
「当時は結構キレてたがな…ラピスが俺を救ってくれたんだぞ?」
「え? 私何かした?」
「ああ、俺も当時は結構荒んでて友達とか作れなかった… そんな俺に毎回声をかけてくれて、仲間にしてくれたのはラピスだった。」
「最初は鬱陶しく思ってたんだが、いつのまにかみんなと笑い合っている俺がいたんだ…」
「その後はおまえが話しかけてくれるとなんか胸の辺りが温かくて…気が付いたら好きになってた。」
「愛斗くん… 私そんなに鬱陶しかった?」
「いやいやいや、この流れでそんなこと聞くのか…?」
「だって…」
「俺だってガキだったからな… 最初はどうせ全員同じような奴らだと思い込んでたし、なんか言ってくる奴も全員嫌み言って来るだけだと思ってたから… でもラピスだけはいつだって俺の味方をしてくれただろ? 普段の態度とかじゃなくて、初めて俺を見てくれたのはラピスだったよな…」
「先生とかも俺のこと変な目で見てたのにさ…」
「私からしたら、学校しか知らないような教師に、体のいいスケープゴートみたいにされてるのが気に食わなかったから…」
「学校しか知らない…か、確かに学生からそのまま教師になった連中は学校しか知らねぇな… 井の中の蛙って奴だったんだなアイツら…」
「そうそう、中にはいい人もいるけどね…」
「まぁ、そんな感じで今に至るわけだ… っと、そろそろ飯の時間だな…」
と、丁度部屋がノックされてご飯が運ばれて来たようだ。
料理を食べた後、ずっと話をしていて風呂に入ってなかったので入ることにした。
風呂は露天風呂で、時間が遅めなためか人も少なくゆっくりと浸かることが出来た。
風呂を上がり、暖簾を潜ると廊下が続いておりこの先の自販機やマッサージチェアのある所で愛斗くんと待ち合わせている。
この先の曲がり角を曲がってから少し歩くと待ち合わせ場所なのだが…
曲がったところで屯してるチャラっぽい若い男2人組がいた。
「えっ!? マジ!? 星野ラピスじゃね!?」
「あ? おまえ何を言って… マジじゃん!」
「京都で撮影してるってSNSで見たけど本当だったんだ〜」
「ねぇ、今1人なの? もしよければこの後俺らの部屋で一緒に遊ばない?」
そう言いながらチャラ1が私に寄ってくる。
「イイネ〜 酒も飲めるし、楽しい事いっぱい出来るよ?」
そう言いながらチャラ2も私に寄って来た。
ヤバイ…逃げ道がない…体格差で勝てない…
「あ、あの… 私は自分の部屋に戻るので…」
「え〜、イイじゃん 変な事はしないよ?」
「そうそう、ちょっと一緒にジュースでも飲みながら遊ぼうよ〜 良かったらマッサージもしてあげるよw」
そう言う2人に腕とか肩を掴まれて引っ張られる。
「ちょっとやめて… 離して!」
「おいおい、そんな大声出さなくても変な事はしないよ?」
「そうそう、眠った後ちょっとばかり一緒に撮影会するだけだからさw」
それって…
「イヤ… イヤだ! 離して! やめて!」
「おい、口塞げ 2人なら見つからねえで運べるだろ」
「おっ、って事は運ぶ時に間違ってお触りしちまってもしょうがねえよな?」
「ってかここでクスリ飲ませて介抱するって感じで運ぼうぜ」
そういうとチャラ2が私の口を塞ぎつつ何かを口に含ませて来た。
「んー! ん!」
「おまえも抑えろ、もう少しで効いてくるはずだ」
ダメだ、意識が… 遠のいていく…
「ラピス!…!」
意識が途切れる寸前、愛斗くんの声が聞こえた気がする…
書き手は女子ですが、最近薄い本にハマっているらしく
海の近くの旅館かホテルで流されてアレなことになっちゃう3人のやつをモデルにしている様です。
俺も勧められて読んでみたんですが、何が良いのかは分かりませんでした…
でも絵は好きかなと…
次回は10日以内に出せると思います。
もし過ぎても失踪はしないと思うので、数日お待ち下さい。