すみません。
Nステから暫くして…
「お腹減った? おっぱい飲む?」
アクアを抱き上げつつアイがそんなことを言うとアクアは顔を真っ赤にして首を横に振るとアイから哺乳瓶を受け取りヤケ酒するおじさんみたいな飲み方をする。
「アクアは哺乳瓶が好きだねー、すっげ〜飲み方」
そうこうしてるとルビーがアイの方を見ながらおぎゃりだした。
「ルビーはおっぱい好きだねー」
ルビーは満足するまでアイの乳房に吸いついた後、アクアを振り返りながらニヤリ笑い、アクアは恨めしそうに見返している。
「ラピス〜、ラピスもおっぱい飲む?」
勿論、いただきます。
ルビーとは反対の乳房に吸い付くとアイは優しく頭を撫でてくれる。
あぁ〜幸せ〜
一通り堪能した後社長と夫妻がやってきた。
「仕事の時間だぞ〜アイ」
「おっ、今日も元気そうだな〜ラピス」
「社長は相変わらずラピスが大好きだねぇ」
「家でもラピスやルビーたちの写真ばかり見てニヤニヤしてるのよ」
「それなら2人も子供作ればいいのに〜」
「ミヤコには悪いが今そんな時間はないんだよな〜」
「いいですよ別に…子供は大変ですから」
「悪いな…じゃあ今日も頼むよ。 行こうアイ、時間だ」
「はーい、ミヤコさん今日もよろしくです」
「はいはい、早く行きなさい」
アイと社長はそのまま行ってしまった。
ミヤコさんも他の部屋の掃除に行っている
「お前達ちょっとは遠慮しろよな…」
アクアがちょっと不機嫌な顔してこっちを見ている
「「なにが?」」
「無遠慮に胸吸ってさ…」
「娘の私がママのおっぱい吸うのは自然の摂理なんですけど」
「全くよ、それに前世の記憶があっても今の私達は赤ん坊なんだし、そんな事を気にする方がちょっと引くわね…」
「それに、母乳による免疫力向上があるとか聞いたことがあるわよ?」
「それって実際よくわかってないんだぞ、多少差はある様な記事は読んだことあるけどな。」
「まあまあ、わかってないってことはあるかもしれないんだしいいじゃん」
「あのなぁ、それにお前ら前世でも女?」
「そうだけど」
「私も女だったわよ?」
そういえばまだ前世の事とか話した事なかったわね…
これを機に話しておいた方がいいかしら?
「!、おむつ交換したいから向こう行って」
「はいはい」
「ミヤコさんに余り迷惑かけない様大人しくしてなさいよ?」
「わかってるよ… オギャー、オギャー」
少ししてミヤコさんが部屋に入ってきた
ちょっと顔に元気がない、大丈夫かな?
「はー、なんで私がこんな事…」
「私社長婦人よね…? 孫みたい? じゃあ私もお婆ちゃんですか!?」
「美少年と仕事出来ると思ってアイツと結婚したのに!!」
ああ…闇堕ちしそうになってる。
まぁ確かにそうだよね…同情はするよ。
同期は不純とはいえ、アイが復帰して以降アイを補佐すべく色々やってくれている。
その上ベビーシッターまでやって大変だろう。
このままでは彼女が先にダウンしかねな…
「あ、て言うかこれって不祥事の隠蔽よね? 文○とかに持ち込めばお金持ちに?」
ダウンより先に危機が迫っている!?
「うわっやば! 殺す!?」
「無理だ…体格差ありすぎる。」
ヤバいこの子達…怖いんですけど…ってそうじゃなくて!
「あなた達ねえ!? 彼女がどれだけ助けてくれてるか分かってる!?」
「でもほっといたら危険だろ!?」
「あっ!?」
ルビーの声に反応してそちらを見るとミヤコさんが棚を漁りアイの母子手帳の写真を撮り始めた。
アナタも本気なの!?
私が戦慄しているとアクアがいい考えがあるって言うのでそれに乗ることにした。
「ふふ…これを売ったお金で…」
「哀れな娘よ… 貴様の心の渇きはシャンパンでは癒えぬ…」
「誰!?」
ミヤコさんが振り返るとそこには…テーブルの上にいる3人の赤ん坊が
「わ、我は天の使いである… 貴様の狼藉、これ以上見過ごすわけにはいかぬ…!」
すっごくビビってる… 当たり前か、急に赤ん坊が喋り出したらそりゃビビるわ…
にしてもアクアは拙い演技だけどルビーはなかなかやるわね…前世では役者か何かやっていたのかしら?
色々考えているうちにミヤコさんの腕についている細身のブレスレットが目に入った。
あれは!? 一度アイの握手会に行った時に正体がバレたことがあって、その相手が私のファンだと言うからあげたものと同じオーダーメイドのやつ!?
まさか彼女があの時の?
そうこう思案しているとミヤコさんはこちらにも目を向けてアナタも何かの神様だったり…?とか言ってきた。
「久しぶりね、ミヤコさん。」
「はい? どちら様でしょうか?」
「そうよね、信じられないだろうけど、今この体を借りてるのよ…」
「えっ!? も、もしかしてばっちゃ!?」
「ばっちゃって…落ち着いて聞いて欲しいのだけど…?」
「は、はい…」
「そのブレスレットまだつけてくれてたのね、ありがとう…」
すると彼女は目を見開いた
「ま…まさか、七咲咲耶…さん?」
「そうよ、アメリカ行きの飛行機が落ちて目が覚めたらアイの腕の中にいたのよね…」
「あれは驚いたわ…地獄からいきなり天国にいたんだもの…」
「「「え!? 七咲咲耶!? マジ!?」」」
なんかアクアとルビーまであっち側に行ってしまった…空気読め…
「ええ、そうよ」
するとミヤコさんが抱きついてきた。
と思ったら泣き出した!?
「咲耶さん! 私、わたしぃ…ファンだったのぉ…」
「アナタが死んで…わたし…うぅ〜」
こんなに泣いてくれるファンがいるだなんて…
嬉しいやら恥ずかしいやら…
でもこういうのを見ると自分が死んだんだって改めて実感するわね…
「時間がないから手短に話すわね…私が出てこられるのは時間が限られてるのよ…それに私は死人だからこの子の人生の邪魔はしたくないわ。」
「そんな…いえ、わかりました! 私が責任を持ってこの子たちを面倒見ます!」
「で、ですから…時々でいいんです! ほんの少しでいいからお話したいんです。」
「ごめんなさい…私も自分から出てこられることって殆どなくて…」
「それに、いつまでいられるのかもわからないし…」
「だけど、今日はお話できてよかったわ…この子達のことよろしくね?ミヤコさん。」
「は、はい! 任せてください!」
「もしかしたら生まれ変わりかもしれないんだし、もしデビューすることがあったら事務所総出でサポートします!」
「フフ…ありがとう。 その時はよろしくね?」
「あ…多分そろそ…ばぶぅ?」
「さ、咲耶さん…? そんな…」
彼女は辛そうな顔でこちらを見てくるので無邪気な感じで顔を撫でてあげた。
ひとしきり泣いた後私たちをマットの上に下ろすと隣の部屋を掃除しに行った。
「全部持ってったね…」
「ってか本当にあの七咲咲耶なのか?」
「ええ、本当よ? 私もまさかこんな事になるとは思わなかったけど、推しの元に生まれ変わったのは嬉しいわね…」
「ええ!? 名女優のくせにアイのファンだったの!?」
「な、何よ、悪い?」
「これでも握手会にだって行ったことがあるんだからね?」
「まぁミヤコさんに会ったのはそこでなんだけど…」
「ま、まぁ悪くはないが少し意外だったな…」
その後、色々話した後2人は定期的に神様ムーブでお願い(命令)していくらしい…
程々にね…
その後少しして…
とある企業の販促イベント ミニライブ会場にて
「「「バブバブバブバブバブバブバブバブっ!」」」
なんだあの赤ん坊たち!ヲタ芸打ってるぞ!
乳児とは思えないキレだ!
どよめく観客たちと…
何が心配して来たですか!! 誰よりもエンジョイしてるじゃないですか!!
っていうか今のラピスさんって七咲さんですよね!? 何してんですか!?
盛大にテンパるミヤコさんがいたとか…
ありがとうございました。
Luuさん感想ありがとうございます。