魔法世界の碧き猛獣   作:ヒキニックニク

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 青龍の案内で目的の人物がいる裏路地にやってきた。

相手は念話をしているのかこちらにはまだ気付いていない。

まったく、猫に化けているからといって油断しているなんてな。

俺は気づかれないように猫に近づきガバっと捕まえる。

 

「ニャニャァ!!」

 

めっちゃビックリしいてんじゃん。

 

「よぉしよぉし。かわいい猫ちゃんだなぁ」

 

「ニャッニャァ!」

 

暴れて逃げ出そうとするが逃さない!

 

「アリアかロッテかわからないが大人しくしてもらおうか?」

 

「ニャッ!?」

 

俺の言葉に驚いて大人しくなる猫。

 

「あんたいつから」

 

「俺にも魔力があるんでね。最初から気付いていたさ」

 

まぁ俺は転生者だから原作知識なんだけどね。

 

「はやてが持っている闇の書について聞きたいことがある。グレアムさんに合わせてくれないか?」

 

猫は少しの間黙っていた。

きっと念話でグレアムさんと話しているのだろう。

しばらくすると猫がこちらを向いた。

 

「お父様が話すと言ってるわ。このまま向かうけど大丈夫かしら?」

 

「朝までに帰れば問題ない」

 

俺はそう言って猫を離すと猫は人の姿になる。

髪が長いからアリアの方だったのか。

 

「それじゃ行くわよ」

 

アリアの転移魔法であっという間にグレアムさんのいるところまできた。

 

「お久しぶりですグレアムさん」

 

「久しぶりだね。最後にあったのは葬式のときだったかな?」

 

「そうですね」

 

「さて、私に話があるようだが、その前に聞きたいことがある」

 

「なんですか?」

 

「何故私達の正体がわかったのかね?」

 

原作知識です!なんて言えるわけないよなぁ。

 

「知ってる理由はこれです」

 

俺は待機状態になっているデバイスをグレアムさんに見せる。

 

「それはデバイスかい?」

 

「はい。俺が捨て子だったことは知ってますよね?」

 

「ああ。前に聞いたね」

 

「このデバイスは俺と一緒に捨てられていたんです。俺には魔力があったからこれを使うことが出来た。なので貴方達管理局のこともこのデバイスから聞きました。」

 

まぁハッタリなんだけど一番理にかなっている言い訳がこれなんだよねぇ。

 

「そうか。それなら納得がいくよ」

 

「では、こちらの質問にも嘘偽りなく答えてください」

 

「いいだろう」

 

「闇の書を、はやてをどうするつもりですか?」

 

俺は殺気をむき出しにしながらグレアムさんに聞く。

 

「ッ!?」

 

グレアムさんは俺の殺気に当てられて声が出せないでいたがそんなことは関係ない。

 

「答えろ!お前は!管理局は!はやてをどうするつもりなんだ!!」

 

さらに殺気を強くすると猫姉妹が俺に襲いかかってきた。

 

「遅い!木の葉旋風!!」

 

「「キャアアアッ!!」」

 

猫姉妹を木の葉旋風で吹っ飛ばじグレアムさんに向き合う。

 

「さっさと答えろ!はやての朝食を作る時間がなくなるだろが!!」

 

俺がそう言うとグレアムさんは「えっ!怒るとこそこなの!?」とつぶやいていた。

当たり前だ!はやてのお世話が俺の生活の中心だ!

 

「答えないなら俺の考えを聞いてもらおうか」

 

そう言って俺は原作知識でグレアムさんがやろうとしていることを話す。

グレアムさんは俺の話を聞いて何故それを知っているって顔をしていた。

 

「その顔からすると俺の考えはあたりだったということか」

 

「そうだ。君の考え通り私達は君の妹であるはやてくんを闇の書と一緒に封印しようとしている」

 

「青龍、この計画の成功率は?」

 

[成功率は0.02%です]

 

ひっく!1%もないのにどうしてこの計画を遂行しようとしたんだよ!!

 

「そううな!私達が調べた確率は50%を超えてた!!」

 

「どうしてそんな低い確率になるのよ!!」

 

[この確率になったのは主の存在が大きいです]

 

えっ?俺の存在1つでそんな事になるの?

 

[この計画を実行すれば確実に主が敵になります。管理局のデータベースをハッキングした結果、主にかなう魔導はいませんでした。なのでこの計画は失敗に終わります]

 

今さらっとハッキングって言ったよね?

まぁ確かにこの計画を進めようとしたら俺ははやてを守るために管理局を潰しますが何か?

とりあえず向かってくる奴らを朝孔雀で蹴散らして本局に昼虎ブッパすればなんとかなるでしょう?

 

「「「…」」」

 

青龍の話を聞いて何も言わないグレアムさんたち。

はぁ、仕方ない。

 

「青龍、はやてを救うにはどうしたらいい?」

 

[闇の書のページをすべて埋めて管理人格を呼び覚まします。その後に闇の書から防衛プログラムを切り離し防衛プログラムを破壊すれば闇の書は夜天の魔導書に戻ります。しかし、この方法は妹様の協力が必要不可欠になります。

主である妹様が管理者権限を使用しないと防衛プログラムの切り離しはできないでしょう]

 

原作と同じ方法しかないのか。

 

「グレアムさん」

 

「何だね?」

 

「協力してくれませんか?闇の書の悲劇を終わらせるために」

 

「私にどうしろと?」

 

「闇の書のページを埋めるために無人世界の生き物から魔力を収集しますのでそれを見逃してください。

それから、できるだけ管理局を抑えてれください。抑えきれなくなったら貴方が最高責任者として指揮を取ってください。そうすればこちらが動きやすくなります」

 

「わかった。君にすべてを任せよう」

 

「「お父様!!」」

 

「アリア、ロッテ。お前たちではどう頑張っても彼には勝てない。私はもう何も失いたくはないんだ!わかっておくれ」

 

「「ッ!!」」

 

「管理局が動き出した時には連絡を入れよう。それと、守護騎士たちは管理局に面が割れているから対策をしておいたほうがいいだろう」

 

「協力感謝します。では俺はこれで」

 

そう言って俺は転移魔法で管理局を後にする。

そしてやってきたのは無人世界。

原作でも切り離した防衛プログラムは破壊したがリインフォースの中に残ってしまっていてリインフォースが消えなくてはならなくなってしまっていた。

はやてにそんな悲しい思いをさせてたまるか!!

 

「いでよ神龍!!願いを叶えたまえ!!!」

 

俺がそう唱えるとデバイスから空に向かい光が登っていきあたりが暗くなった。

そして現れた神龍はなんとナメック星の神龍だった。

えっ!俺ナメック語話せないんだけど!!

 

「ええとっ!ポッポルガッあああ!わかんねぇ!!」

 

『あっはははははっ!相変わらず君は面白いねぇ!』

 

「こっこの声は!」

 

『そうだよぉ〜!君を転生させた最高神様でぇ〜す!いやぁいつ使うのかなぁってワクワクしながら君の今までを見ながら待っていたんだよ!まさかあんなにシスコンになるなんて思わなかったよ!』

 

「はやては天使だ!異論は認めん!!それが例え神であってもだ!!」

 

『いやほんとどうしてこうなったんだろう?まぁ面白いからいいけどね!。それで?願いは何かな?」

 

「闇の書をもとの夜天の魔導書に戻せるか?」

 

「今は無理だね。防衛プログラムを切り離した状態ならできるけど」

 

「そうなのか?」

 

「うん。防衛プログラムが複雑に絡みついてるから僕にはできないんだ。ってかあんなプログラム作った奴頭おかしいよ!何がしたかったのか全くわからないよ」

 

確かに、完成させたら持ち主ごと世界を破壊するって頭おかしいよねぇ。

 

「じゃあ防衛プログラムを切り離したら夜天の魔導書に戻してくれ。あっリインフォースを消さないようにね!」

 

「それなら大丈夫!叶えられるよ」

 

「ならそれで頼む」

 

「OK!他にはないの?」

 

「今のところはそれだけだ。またなんか叶えたいことがあったら呼ぶよ」

 

「りょうか〜い!あっ最後に聞きたいことがあるだけど」

 

「ん?」

 

「今の生活は楽しいかい?」

 

そんなの決まってるじゃないか。

 

「すげぇ楽しいよ。転生できてよかった」

 

「そっか。それならこれからも僕を楽しませてくれよ!んじゃ!」

 

神龍はそう言って消えていった。

さてと早く帰ってはやてたちの朝ご飯作らないとな!

 

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