更新が不定期で、あまり上手くまとめられなくてすみません。
この経験を糧に、次から頑張りますので、これからもよろしくおねがいします。
「あの鳥のオーバーロードが差し向けたんですか、ねっ!」
グリドンのドンカチが、インベスを吹っ飛ばす。
「どちらにしろ倒すだけよ! ボウヤ、ドンドン行くわよ!!」
ブラーボのドリノコがインベスを切り裂く。
「深雪だけに無理はさせねぇ………俺だってやってやる!!」
ナックルのクルミボンバーがインベスに炸裂する。
それぞれのアーマードライダーが、同じ意志の基、肩を並べて戦う。
「凄い…………。」
エグゼスはライフルを放ちながら、他のアーマードライダーに見とれていた。
「キエエエエッ!!」
「!! きゃ……」
エグゼスに襲いかかるインベスを、マリカがソニックアローで斬りつける。
「ボヤッとする暇があるのかしら?」
更に空中のインベスにソニックアローを放ち、撃ち落とす。
「す、すみません!」
「ハァッ!!」
バロンの放つソニックアローの矢が、インベスを落としていく。
「弱者が束になろうが、無意味だ!!」
「うおおおおおおっ!!」
鎧武のジンバーレモンアームズがインベスをソニックアローと無双セイバーで薙ぎはらう。
「ここから先は行かせねぇ!!」
「フン………あやつら…………どうやら、普通のサルよりは骨があるようだな。」
ラウアウはタワーから戦いを見ていた。
「行くか。変質させる者を匿う者も、排除すべき存在。」
翼を広げ、ラウアウは飛翔した。
「雑魚が出しゃばるなァッ!!」
『ソイヤッ!!』
『イチジクスカッシュ!!』
「サァァアアアアイッ!!」
無数の弾丸が、辺りのインベスを一掃する。
「ふう………!?」
気配を感じ、空を見上げる。空中に浮く、赤い身体をし、羽を生やしたインベス……!
「オーバーロード!!」
「貴様らは障害………このラウアウが、直々に排除してやろう……感謝せよ、サル共!!」
ラウアウと名乗ったオーバーロードは辺り一面に火炎を纏った羽を飛ばす。
「うわあああっ!!」
「ぬうううんっ!!」
ブラーボはドライバーのブレードを2回倒す。それに続き、グリドンとナックルもブレードを2回倒す。バロンとマリカは、ロックシードをソニックアローにセット。鎧武もソニックアローにロックシードをセットした。
『ドリアンオーレ!』
『ドングリオーレ!』
『クルミオーレ!』
『ロック、オン……!!』
「はああっ!!」
「どおらああっ!!」
「ドゥラァアッ!!」
『レモンエナジー!!』
『ピーチエナジー!!』
『レモンエナジー!!』
「せやぁっ!!」
「はあああっ!!」
「セイハーッ!!」
ラウアウは放たれた攻撃を避けず、全てくらった。
「やったか!?」
「ククク………やはり愚かなサル共だ。」
ラウアウには傷一つ付いていない。地面に降り立つラウアウ。
「嘘だろ………っ!?」
「言ったはずだぞ?純粋な果実の力は、我の前では無力と。」
「そんなの、勝てるわけねえだろ……っ!!」
グリドンが弱音を吐いてしまった。
「その通り!!貴様らに勝ち目はない!!」
「だったらこれで!」
『カチドキ!!』『フルーツバスケット!!』
『ロック、オープン!!』
『極アームズ!!大・大・大・大・大将軍!!』
極アームズにチェンジした鎧武は、ラウアウに向かって走りだす。
『大橙丸!!』
大橙丸を手にした鎧武は、ラウアウに斬りかかる。斬撃はラウアウの体に傷をつけた。が、しかし。
「ふん………知恵の実もサルが使えばこの程度か………つまらんっ!!」
ラウアウは鎧武に衝撃波を叩き込み、吹っ飛ばした。
「がはああっ!!?」
ドラム缶の山に突っ込む鎧武。ラウアウの視線はこちらに向けられる。
「!!」
「………さぁ、あとは貴様だ!!」
ラウアウがこちらに向かってくる。私はマシンガンを放つも、弾丸を弾かれ、殴りつけられた。
「がっ!!?」
私は吹っ飛び、地面に叩きつけられた。
「おやおやマズイねぇ。まさか葛葉 紘汰がやられてしまうとは……。」
戦極は呑気な口調でカメラに録画をしている。
「呑気に見ている場合かっ!!」
バロンがラウアウに飛びかかるも、すぐさま弾かれた。
「くあっ!!」
「つまらん………消えろ!!」
ラウアウは無数の火炎弾を放つ。火炎弾はライダー達に命中する。
「うわああああっ!!」
私と鎧武、バロン、エグゼス以外は全て変身が解除された。
「くそ………そんなのありかよ……っ!!」
「ふふふ………サルが我々フェムシンムに歯向かうなど、愚かな行為よ。」
「………。」
私は赫子ロックシードを取り出した。
「!! 深雪………!!よせ!!」
ザックが叫ぶ。しかし、私は………ロックシードを解錠した。
『赫子!!』
「………ごめん。」
そして、エグゼス………千秋に視線を向ける。
「………千秋、あれ読んどいてね。」
『ロック、オン!!』
『ソイヤッ!!』
『赫子アームズ!!血華乱舞・オン・サヴァイバル!!』
私は赫子アームズに変身した。
「な、何だ………その禍々しい姿は……………っ!?」
ラウアウが怯む。
「………っ!!」
喰エ…………喰エ!!
全テヲ喰ラエ!!
人間ハ食イモノ!!人間ハ喰イモノ!!!
頭の中に声が鳴り響く。
「うるさい………静かにしろっ!!」
『羽赫!!』
私は羽赫を展開し、ラウアウに向かって滑空する。
「はあっ!!」
そしてラウアウに突進。ラウアウの首を掴みながら、上空へ飛翔した。
「ぐうっ!?」
「み、深雪!!」
私は変身を解除。飛翔した櫻音を見失った。
「…………。」
私は深雪からの手紙を開き、目を通した。
「…………!?」
「おい、どうした!?」
ザック達が私の元に駆け寄る。
「そんな…………っ!!」
「うおおおおおおらあっ!!」
私はラウアウを地面に叩きつけた。
「ぐほおおおおっ!!?」
ラウアウは地面にめり込む。私は着地する。
「なんだ………この力は!?」
「あんたらにとっては、私はサルかもしれない。けど、違うわ。」
『鱗赫!!』
鱗赫を展開。それをラウアウに突き刺す。
「グアアッ!!?」
「私は喰種だ………だから、人間にはなれない……だけど!!」
『羽赫! 尾赫! 甲赫!』
鱗赫でラウアウを引き寄せ、尾赫を叩きつけて空中へ浮かす。それに追尾するように滑空しながら甲赫でラウアウの羽を斬り落とす。
「グオオオオオオオオッ!!!?」
落ちていくラウアウ。私はドライバーのブレードを3回倒した。
『ソイヤッ!!赫子スパーキング!!』
「サアアアアアアアアアアアイッ!!!」
急降下し、ラウアウにキックを放った。
「バカな…………この私が………!!グオアアアアアア………」
叫びは爆発とともに消えていった。
私は着地する。
「ハァ………ハァ…………グッ!!?」
この感覚………飢えと一緒………っ!!
「グウ………アアアアアアアアアアアッ!!!!」
私は抑えようともがく。
殺さない…………殺さない……んだ……っ!!
「私は…………っ!!春奈と………!!」
約束したんだ…………っ!!
「…………ンアアアアアアッ!!」
……………よし。
「ぜえ………ぜえ………!!」
落ち着いた。抑えた。
「なんだ………普通に抑えられるじゃん。」
戦極の言ってることも、外れるのね。
「…………でも。」
これ以上、迷惑はかけられないな。
私はもう、あの街で生きていく力を身につけた。
「私は…………」
そこへ現れたのは…………
「千秋………。」
「深雪……大丈夫?」
「…………うん。」
「じゃ、この必要、なくなったね。」
千秋は私の手紙を破いた。
「でも、あんたにできる内容だった?私を………理性を失った私を殺す、なんてさ。」
「……………出来なかったかも、ね。」
苦笑いとともに、千秋は答えた。
「でしょうね。」
私は微笑み、ヴァイオレットチェイサーを展開した。
「………やっぱ、行くの?」
「うん。これ以上、ココの人達に迷惑かけたりできないかも。」
「紘汰さんは、そうは思わないんじゃない?」
「………そうかな。」
私はヘルメットを被った。
「…………じゃ、先に帰るね、私。」
「…………また、逢える?」
「…………絶対、逢える。」
私は強く、そう言い残し、走り去り、沢芽市を出た。
この一ヶ月後。沢芽市はヘルヘイムの浸食から解放され、街に平和が戻った。
「なぁ、聞いたか?」
東京。この街の全域に、ある噂が立っていた。
「あぁ、喰種も普通の人間も誰でも守っているって奴だろ?神出鬼没の。」
「そいつってよ、喰種だって話が出てるけど、もしそうなら何で人間も守ってんだ?」
「さぁ?単に人がいい奴なんじゃねえの?」
「なんだお前ら知らねえのか? そんなの決まってんだろ。」
一人の男が答えた。
「そいつが、『仮面ライダー』と呼ばれているからだよ。」
「仮面ライダー………か。」
悪くない響きね。仮面ライダー櫻音。
「………さ、今日も戦いますか。」
私はマスクを着け、ヴァイオレットチェイサーを駆る。
私は、人間と喰種の味方をする。
それぞれの平和のために。
例え、矛盾にまみれた正義でも。
吐き気のする綺麗事でも。
「守ってみせる…………。」
私は、紅宮 深雪。
「喰種で…………仮面ライダーだ。」
沢芽喰種、これにて完結です。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
ミィタのライダーSSはまだまだ続けますので、新作の方も読んでくだされば嬉しいです。
ありがとうございました。