転生したらアルビノジョーカーだった件   作:仮面大佐

10 / 34
第8話 大鬼族の襲来

 エレン達が、俺たちの村から去った後、俺たちは、村の開発を着々と進めていた。

 カイジン達が、衣類、住居、道具作成を進めて、リグルド達、ゴブリン・ロードによって、村の統治を行う流れが出来上がっていた。

 その間、俺たちは、一つの天幕へと入っていった。

 誰も通さない様に頼んである。

 リムルは、シズさんの仮面を取り出す。

 イフリートの暴走の際に、ヒビが入っていたが、修復出来たらしい。

 

アルビノ「シズさんの仮面、直ったんだな。」

リムル「ああ。シズさん、直ったぜ。」

シズ「うん、ありがとうね。………それと、お願いがあるんだけど………。」

リムル「お願い?」

シズ「その仮面、リムルさんが受け取ってくれないかな?」

 

 シズさんは、リムルに対して、そう言ったのだ。

 リムルは、シズさんに聞く。

 

リムル「………それって、シズさんの大事な物なんじゃ………。」

シズ「今の私には、必要ない物だから。リムルさんに受け取って欲しいんだ。」

アルビノ「…………受け取ってやれ、リムル。」

リムル「ああ。受け取るよ。」

 

 リムルは、シズさんから、仮面を受け取る。

 その後、俺たちは、ヴェルドラが居た洞窟へと向かう事にした。

 向かう途中、リグルドが話しかけてくる。

 報告をしに来たのだ。

 

リグルド「報告は以上です。」

リムル「ああ。ありがとさん。」

アルビノ「報告ご苦労。」

リグルド「ああ、それと。」

「「ん?」」

リグルド「………リムル様は、今日もご食事の必要がないのでありますか?」

リムル「ああ。どうせ、スライムの体じゃあ、味なんてしない………。」

アルビノ「おい。今、人間の姿を得ただろ?」

リムル「あっ!リグルド!」

リグルド「はっ。」

リムル「今日から、俺も一緒に飯を食うよ!」

リグルド「なんと!では、今日は宴会ですな!」

アルビノ「ああ。頼む。」

リグルド「はっ!」

 

 そう言って、リグルドは去っていく。

 そう、リムルは、スライムの姿では味がしないので、これまで食事には参加しなかったのだ。

 ちなみに、俺は、味を感じる事は出来たが、流石にリムルが不憫なので、俺も食事をしていない。

 俺たちは、今日の夕飯の事を考えながら街の外へと向かうと、リグル達がいた。

 

リムル「よう、リグル。」

リグル「リムル様!アルビノ様!シズ殿!」

アルビノ「食料調達、ご苦労様。」

リグル「ありがとうございます。これから、森へ向かう所です。」

アルビノ「今夜は宴会だ。美味しそうな獲物を頼む。」

ゴブタ「今日は、リムル様達も食べるっすか?」

リムル「おうよ!なんせ、この体には味覚があるからな!」

ゴブタ「いっぱい食べたら、おっぱいも育つっすかね?」

 

 ゴブタがそんなセクハラ発言をすると、リムルに思いっきり蹴られる。

 まあ、自業自得だし。

 すると、シズさんがゴブタに近寄る。

 

シズ「ゴブタ君。そういうのは言っちゃダメなんだよ。ね?」

ゴブタ「は、はいっす………………。」

 

 シズさんがそう言うと、黒笑を浮かべ、ゴブタは引き攣った表情で答える。

 それを見たリグルは、すぐに頭を下げる。

 

リグル「すいません!ゴブタには、きっちり教育させるので!では、特上の牛鹿をご用意しましょう。」

アルビノ(牛鹿………牛と鹿が合体した様な動物の事か?)

リムル「おう、頼むな。」

リグル「お任せ下さい!最近は、森の奥から移動してくる魔獣が多いので、獲物は豊富なんです。」

アルビノ「………何かあったのか?」

リグル「いえ。環境の変化によって、魔獣の移動がありますからね。大した事は無いと思うのですが。」

 

 そういう魔獣の移動がある場合は、何か強い存在に追われて、移動するという場合があるからな。

 つまり、何か強い存在が居ると警戒した方が良さそうだ。

 すると、リムルの影から、嵐牙が現れる。

 恐らく、思念伝達で、嵐牙を呼んだのだろう。

 

嵐牙「お呼びですか?我が主。」

リムル「嵐牙。リグル達と森に同行してくれ。」

アルビノ「何も無いとは思いたいが、念の為に、俺からも頼む。」

嵐牙「心得ました。お任せ下さい。遠慮はいらぬ。我を連れてゆけ、リグル殿。」

 

 そう言う嵐牙。

 かっこいいのだが、尻尾をブンブンと振っていると、ただの犬にしか見えない。

 俺たちは、リグル達を見送って、ヴェルドラの洞窟へと向かう。

 封印の洞窟に到着して、俺たちは、リムルの方を見ていた。

 

シズ「ここが、ヴェルドラが封印されていた洞窟……………。」

リムル「それで、何するんだよ?」

アルビノ「ちょっと、確かめたい事があってな。リムル、少し分身体を作ってくれないか?」

リムル「おう。」

 

 そう言って、リムルは分身体を作った。

 やっぱり、シズさんに似てるよな。

 

リムル「それで、どうするんだよ?」

アルビノ「何。こうするんだよ。」

 

 俺はそう言って、コモンブランクのカードをリムルの分身体に向かって投げる。

 すると、リムルの分身体は、コモンブランクに吸い込まれて、カードは俺に戻ってくる。

 

リムル「お、俺の分身体が消えた!?」

シズ「ラウズカードに封印したって事?」

アルビノ「ああ。ちょっと試したいことがあってな。」

 

 俺はそう言って、腰のアンデッドラウザーにそのカードをラウズする。

 

HUMANOID

 

 その音声と共に、俺の姿が変わる。

 

アルビノ「こんな感じかな。」

リムル「え!?俺やシズさんにそっくりだ!」

シズ「本当だ………………。」

アルビノ「成功かな。」

 

 俺はそう言って、近くの水たまりを覗く。

 見た目は、リムルの姿をコピーして、少し男寄りにした物だ。

 とはいえ、中性的なのには変わりないが。

 赤いメッシュが入った真っ白な長髪と白い肌に赤い瞳という姿だった。

 これはこれでありだな。

 それを見ていたリムルとシズさんは。

 

リムル「なんでだろう……………。少し儚げな感じがするよな。」

シズ「うん………………。雪の精霊だと思っちゃいそうだよね………………。」

アルビノ「そうか?」

 

 そんなもんか?

 その後、リムルのスキルの確認をしたりした。

 その際。

 

アルビノ「シズさんには、これを渡しておくよ。」

 

 俺はそう言って、ブレイバックルを渡す。

 

リムル「ブレイバックル!?」

シズ「良いの……………?」

アルビノ「ああ。」

 

 ブレイバックルは、シズさんに渡した方が良いかもって思ったからな。

 その後、シズさんにブレイドへの変身の方法などを教えた。

 しばらくして、休憩がてら、シズさんに聞く。

 

リムル「なあ、シズさん。」

シズ「どうしたの?」

リムル「実は、2人の事は、占いで知ったんだけど、その時に、5人の子供が居たんだけど、何なんだ?」

 

 リムルの質問に対して、シズさんは表情を暗くして答える。

 

シズ「…………その子達は、国によって召喚されたんだけど、不完全な状態で召喚されたから、大量の魔素で死んじゃう。だから、私たちは、あの子達を助けたいの。」

 

 そう語った。

 シズさん曰く、不完全な状態で召喚された十歳未満の子どもは、数年もしない内に大量の魔素によって死んでしまうらしい。

 それを、国は召喚したのにも関わらず、捨てたのだ。

 それは、到底許される行為ではない。

 だが、救う手段は、シズさんが知っていた。

 というより、シズさんこそが、その証拠なのだ。

 上位精霊と同化させれば、死を免れる事が出来るらしい。

 ただ、シズさんが上手く行かなかった理由としては。

 

シズ「私とイフリートは、馬が合わなかったんだと思う。イフリートは、魔王レオンへの忠誠心が強かったから。」

 

 と、語っていた。

 シズさんは、魔王の一人、レオン・クロムウェルを憎んでいたらしく、イフリートとの不一致が、寿命が縮まった結果になってしまったのだろう。

 俺としては、その子達を助けたいと思う。

 突然異世界に召喚され、捨てられたのは、余りにも不憫だ。

 だが、魔王か……………。

 そう簡単には会えないよな。

 そう思っていると。

 

嵐牙『リムル様!アルビノ様!』

アルビノ『嵐牙!?思念伝達か!』

統制者『個体名嵐牙からの思念伝達。声音から、救援要請と推測。』

アルビノ『嫌な予感が的中したか!救援に向かうぞ!』

統制者『了。』

 

 嵐牙からの思念伝達を聞いて、俺とリムルは立ち上がる。

 ちなみに、俺も思念伝達を習得していた。

 

リムル「シズさん!行くぞ!」

シズ「どうしたの?」

アルビノ「嵐牙達が襲われているんだ!助けに行こう!」

シズ「ええ!」

リムル「アルビノ!一応、これをつけとけ!」

 

 リムルはそう言って、俺にシズさんの仮面を投げ渡す。

 

アルビノ「この仮面は?」

リムル「複製品だ!一応、お前も妖気(オーラ)を抑えとけ!」

アルビノ「分かった!」

 

 俺は仮面を付け、嵐牙達の元へと向かって行く。

 すると、ゴブタが転がってくる。

 

アルビノ「ゴブタ!大丈夫か!?」

ゴブタ「斬られたっす!超痛いっす!!」

リムル「落ち着け。傷は浅い。」

 

 周囲には、警備班が倒れており、その先には、二人の人物が。

 人間では無い事は確かで、見た所、角が生えている。

 

アルビノ「なんだ、お前ら?」

ゴブタ「あっ!リムル様とアルビノ様じゃないですか!心配で来てくれたんすね!ていうか、アルビノ様は姿が変わったっすか?」

リムル「そうだな。元気そうだし、回復薬はいらないな。」

ゴブタ「冗談っす!欲しいっす!」

アルビノ「素直にそう言えば良いのに。」

 

 俺はそう呟いて、ゴブタに回復薬をぶっかける。

 ゴブタが回復される中、嵐牙は、大槌を持った者と2本の刀を持った者と交戦していた。

 嵐牙がその二人に向かおうとした瞬間、地面から炎が立ち上り、嵐牙は怯む。

 木々の間に、桃色の髪の人物がいて、その指先から炎が出ていた事から、あの炎は、その人物による物だと思う。

 

リムル「嵐牙!」

 

 リムルは、嵐牙を呼ぶと、嵐牙はすぐに戻ってきた。

 

嵐牙「主達よ!申し訳ありません。我が居ながら、この様な………!」

 

 すると、武器をぶつけ合う音が聞こえてきて、そちらを向くと、リグルが、紫色の髪の人物と水色の髪の人物と交戦していた。

 だが、リグルが劣勢になっていた。

 

リムル「戻れ、リグル!」

 

 リグルは、リムルの呼びかけにすぐに応じて、こちらに戻る。

 見た所、重傷ではないな。

 

リグル「リ、リムル様、アルビノ様!申し訳ありません………!」

リムル「安心しろ。あとは俺たちに任せて、ゆっくり休め。」

リグル「ありがとうございます………。」

アルビノ「嵐牙。倒れている者たちは、どうしたんだ?」

嵐牙「はっ。魔法によって眠らされています。あの桃色の髪の仕業です。」

 

 嵐牙が視線を向ける先には、襲撃者達が全員揃っていた。

 数は七人。

 その内、武器を持っているのは六人で、桃色の髪の人物は、魔法による支援の役割だろう。

 多分、全員が強い。

 これは、変身する事も考慮に入れるか。

 すると、リグルが口を開く。

 

リグル「面目ありません。まさか、大鬼族(オーガ)に出くわすとは………。」

アルビノ「大鬼族(オーガ)か………。」

 

 やはり、人間では無いな。

 それも、大鬼族(オーガ)

 だとすると、かなり厄介な事になりそうだな。

 まあ、まずは対話から。

 

リムル「おい、お前ら。事情は知らないが、うちの者が失礼したな。」

アルビノ「話し合いに応じる気はないか?」

 

 俺たちの問いかけに、大鬼族(オーガ)達は黙っていた。

 実力差は明白。

 だが、ゴブタとリグルの二人は致命傷ではないし、他の連中も眠らされている。

 何か、理由があるのか?

 すると、リーダー格の大鬼族(オーガ)が口を開く。

 

大鬼族「正体を現せ!邪悪な魔人どもめ!」

「「は?」」

 

 そのリーダー格の言葉に、俺たちは首を傾げる。

 

リムル「お、おいおい!ちょっと待て!俺たちが何だって!?」

アルビノ「どういう意味だ!?」

シズ「え………………?」

大鬼族「魔物を使役するなど、普通の人間に出来る芸当ではあるまい。見た目を偽り、妖気(オーラ)を抑えている様だが、甘いわ!」

大鬼族「正体を現せい!」

大鬼族「黒幕が直々に出向いてくれるとは、好都合な物。」

 

 えぇぇぇ………。

 大鬼族(オーガ)の恨みを買った覚えはないぞ!?

 ていうか、まあ、見た目を偽ってるのは、合ってるなぁ………。

 人間としての姿だけでなく、アルビノジョーカーや仮面ライダーグレイブとしての姿もあるしな。

 

アルビノ「ちょっと待て………。」

大鬼族「ふん。答えを聞くまでも無い。貴様らの正体は、仮面が物語っている。」

「「仮面?」」

 

 仮面って、俺たちが持ってるこれの事か?

 ちょっと待った。

 それを聞いたシズさんが叫ぶ。

 

シズ「ちょっと待って!2人の仮面は、私たちが預けた物と複製品よ!」

大鬼族「同胞の無念。その億分の一でも、貴様らの首で贖ってもらおう!邪悪なる豚どもの仲間め!」

 

 不味いな………戦る気満々だよ。

 ていうか、同胞の無念に邪悪なる豚どもの仲間?

 やっぱり、何か訳ありみたいだな。

 そう思いながら、グレイブバックルを取り出す。

 シズさんも、ブレイバックルを取り出す。

 嵐牙が話しかける。

 

嵐牙「どういたしますか?」

リムル「どうって………。お前はあの桃色を相手しろ。」

嵐牙「はっ!」

アルビノ「殺すなよ。殺したら、更に連中の憎しみが湧きそうだ。」

嵐牙「はっ………。」

リムル「残りは、俺達でどうにかするよ。」

アルビノ「シズさん、いけるか?」

シズ「うん。」

嵐牙「しかし、たった3人で、六体の大鬼族(オーガ)を相手に………。」

アルビノ「問題ないさ。」

嵐牙「それでこそ、主達です!」

 

 俺はそう言って、グレイブバックルにチェンジケルベロス(黄)を装填して、腰に装着する。

 シズさんも、ブレイバックルにチェンジビートルのカードを装填して、腰に装着する。

 待機音が流れる中、俺とシズさんは叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

 そう言って、それぞれのベルトを操作する。

 

Open up

Turn up

 

 その音声と共に、俺とシズさんの前にオリハルコンエレメントが現れ、俺とシズさんを通過する。

 俺は仮面ライダーグレイブに、シズさんは仮面ライダーブレイドに変身する。

 

大鬼族「す、姿を変えたところで何も変わらん!」

 

 リーダー格はそう言って、俺達に迫り、刀を振り下ろすが、俺たちはすぐに躱す。

 リムルが黒色と青色の大鬼族の元に向かい、シズさんが紫色の大鬼族に向かう中、俺は水色の髪の大鬼族を相手にする。

 水色の髪の大鬼族は、女性の様だ。

 

大鬼族「私を相手に、たった1人で挑むなんてね。舐められた物ね。」

アルビノ「どうかな?」

 

 俺はそう言って、その水色の髪の大鬼族と戦う。

 水色の髪の大鬼族は、弓を使っているようで、遠くから攻撃してくる。

 俺は、矢を躱したり叩き落としながら、その大鬼族へと向かう。

 

大鬼族「なっ……………!?」

アルビノ「悪く思うな。」

 

 俺はそう言って、グレイブラウザーで峰打ちをする。

 すると、水色の髪の大鬼族は気絶する。

 リムル達の方は、リムルは麻痺吐息で黒色の大鬼族を気絶させ、青色の大鬼族には、身体装甲で攻撃を受け止め、反撃をする。

 シズさんは、ブレイラウザーを振るい、紫色の大鬼族と戦い、そのまま倒す。

 

リグル「おお!」

ゴブタ「流石っす!」

大鬼族「あんなに簡単に………。」

 

 リグルとゴブタは、歓声を上げ、桃色の髪の大鬼族は、驚いていた。

 俺は、リムル達と合流して、残りの二人の方を見る。

 

アルビノ「さて………。」

リムル「どうする?」

大鬼族「…………あの者たちは、かなりの強者ですじゃ。ご油断召されるな、若。」

 

 警戒心を抱かれたか。

 まあ、無理もないか。

 流石に、話すか。

 

リムル「なあ……ここら辺にしないか?」

アルビノ「そろそろ、俺達の言い分も聞いてほしいんだが………。」

大鬼族「黙れ!邪悪な魔人め!!」

アルビノ「ええとな………。」

 

 あれ?あの白い老人の大鬼族が居ない。

 いや、気配を感じない。

 リーダー格の大鬼族の言葉を聞きつつ、周囲を警戒する。

 

大鬼族「確かに貴様らは強い。だからこそ確信が深まった。やはり貴様らは、奴らの仲間だな!」

アルビノ「奴ら………?」

大鬼族「たかが豚頭族(オーク)ごときに………我ら大鬼族(オーガ)が敗れるなど、考えられぬ!」

アルビノ「オーク?」

 

 待って。

 それって、俺ら無関係だぞ。

 現在、村にオークなんて、誰一人居ないわけだし。

 

リムル「おい………さっきから何を………。」

大鬼族「黙れ!全ては、貴様ら魔人の仕業なのだろうが!!」

アルビノ「魔人?」

大鬼族「とぼけるな!」

リムル「待ってくれ………それは誤解……。」

アルビノ「リムル!しゃがめ!」

 

 俺たちの背後に、あの爺さんが現れ、俺たちの首を飛ばそうとしていた。

 すかさず俺は、リムルと爺さんの間に入り、グレイブラウザーで爺さんの仕込み刀を防ぐ。

 

大鬼族「なぁ………!?気配は完全に絶っていた筈………!?」

アルビノ「悪いな。俺の第六感っていう感じかな?」

大鬼族「化け物どもめ………!鬼王の妖炎(オーガフレイム)!」

 

 驚いた爺さんがすぐに下がり、リーダー格が、炎の攻撃をしてくるが、俺たちには、熱変動耐性がある。

 炎の攻撃は効かない。

 俺たちが悠然と炎から出てくるのを見て、リーダー格と爺さんは唖然となった。

 

アルビノ「悪いな。俺たちに炎は効かない。」

リムル「どうやら、俺はお前達を侮っていた様だ。少し、本気を見せてやろう。」

 

 そう言うと、俺とリムルは、オーラを全開にする。

 それには、大鬼族も驚いていた。

 だが、真に驚くべきは、その先だった。

 何せ、黒炎がリムルの左手から上がったのだ。

 それには、シズさんも驚く。

 

アルビノ『………何、あれ?』

統制者『告。個体名リムル=テンペストが、個体名井沢静江(シズエ・イザワ)の体を取り込んだ際に得たユニークスキル、変質者を用いて獲得したスキルだと推測。』

アルビノ『…………なるほど。』

 

 そんなスキルを得たのかよ。

 そして、あの黒稲妻を使い、目の前にあった岩を破壊する。

 やっぱり、黒稲妻、威力高すぎるだろ。

 だが、今の状況では、役に立つ。

 

アルビノ「どうする?」

リムル「まだやるか?」

シズ「こっちの話を聞いて欲しいの。」

 

 そう言うと、リーダーは顔を歪める。

 ビビっている様だな。

 そのまま逃げてくれ。

 すると、あの爺さんがリーダーに話しかける。

 

大鬼族「若。姫を連れてお逃げください。ここはワシが………。」

大鬼族「黙れ、爺。………凄まじいな。悲しいが、我らでは、貴様らには遠く及ばぬようだ。だが、俺には、次期頭領として育てられた誇りがある!無念に散った同胞の無念を晴らさずして、何が頭領か!叶わぬまでも、一矢報いてくれるわ!」

大鬼族「若………。それでは、ワシもお供致しましょうぞ!」

 

 やばい、リムルの炎が逆効果になった。

 まあ、事情は分からないが、恐らく、何者かに故郷を襲われ、同胞を虐殺されたのだろう。

 どうしたもんか………。

 すると、嵐牙と交戦していた筈の桃色の髪の大鬼族が、リーダーの前に来る。

 

大鬼族「お待ち下さい、お兄様!この方達は、敵では無いかもしれません!」

大鬼族「そこを退け!」

大鬼族「いいえ!」

大鬼族「………何故だ!?里を襲った奴と同じく、仮面をつけた魔人では無いか!お前もそう言っただろう!?」

大鬼族「はい………ですが、冷静になって考えて見てください!これだけの力を持つ魔人様達が、姑息な手段を用いて、豚どもに我らの里を襲撃させたのは、不自然です!それこそ、たった3人で我らを皆殺しに出来るでしょうから!確かに、この3人は異質ではありますが、里を襲った者達とは、無関係なのではないでしょうか?」

 

 どうやら、気付いてくれたみたいだな。

 あと、もう一押しってところか。

 

リムル「少しは、人の話を聞く気になったか?」

アルビノ「じゃあ、その炎、さっさと始末してくれ。危なくてしょうがない。」

リムル「ああ。」

 

 リムルは、炎をしまう。

 そして、俺とシズさんは変身解除する。

 リーダーは、訝しげな声を出す。

 

大鬼族「何者なんだ、お前達は?」

リムル「俺?俺はただのスライムさ。」

アルビノ「そして、俺は新たに生まれた種族、アルビノジョーカーさ。」

大鬼族「スライムにアルビノジョーカー?」

リムル「そう。スライムのリムルに。」

アルビノ「アルビノジョーカーのアルビノだ。」

 

 俺とリムルはそう言って、人間としての擬態を解く。

 

大鬼族「ほ、本当に………!?」

シズ「本当よ。スライムさんが持ってる仮面は、私が託した物。何なら、2人の仮面が、あなた達の里を襲った者と同じ物か、確かめても良いわ。」

大鬼族「ああ………。」

 

 大鬼族は、俺たちから仮面を受け取って、それを検分する。

 

大鬼族「似ている気はするが………。」

大鬼族「これには、抗魔の力が備わっている様です。」

大鬼族「しかし、あの時の魔人は、妖気(オーラ)を隠してはおらなんだ。」

大鬼族「では………。」

 

 誤解だと気付いたリーダーは、俺たちの前に跪く。

 

大鬼族「申し訳ない。どうやら、追い詰められて、勘違いをした様だ。どうか、謝罪を受け入れて欲しい。」

リムル「うむ。苦しゅうない。」

アルビノ「大丈夫だ。まあ、立ち話もなんだ。一先ず、村に戻るとしよう。君たちも来てくれ。」

 

 俺の言葉を聞いたリーダーは、驚いた表情を浮かべる。

 

大鬼族「良いのか?」

リムル「色々と事情を聞きたいしな。」

大鬼族「………そちらの仲間を、傷つけてしまったが………。」

アルビノ「そりゃあ、俺らも、そちらの仲間を傷つけてしまったからな。お互い様さ。それに、死人が出なかったから、良しとしよう。」

リムル「それに、今日は、俺たちの村で宴会をやるんだ!」

シズ「人数が多い方が良いでしょう?」

 

 俺は、大鬼族の動けなくなった面子に回復薬を使う。

 ちなみに、爺さんは、ゴブタに謝ったが、ゴブタは爺さんに恐怖していた。

 そして、理由も分からず戦いになってしまったが、何とか終結した。

 俺たちは、村へと戻っていく。




今回はここまでです。
シズさんは、仮面ライダーブレイドに変身しました。
オリジナルの大鬼族も出てきました。
オリジナルの大鬼族が、ギャレンに変身します。
紅丸だと、武器が違いますからね。
次回は、あのお調子者が出てきます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
グレイブ、ラルク、ランスの3人は、ケルベロスのカードで変身しますが、オルトロスのカードで変身する仮面ライダーを出そうかなと検討中です。
蜥蜴人族の副隊長を出しますが、そいつはバハムートかリヴァイアサンのカードで変身する仮面ライダーにしようかなと思います。
グレイブ、ラルク、ランスの3人には、ジャックフォームを与えようと思います。
ギャレンに関しても、キングフォームを出そうと思います。

アルビノはイングラシアに行くべきか

  • 行く
  • 行かない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。