邪神に転生させられたポケモンオタクとチャンピオン(予定)の二人旅   作:電脳図書館

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第十四話になります!バトルの描写よりもコンテストの描写の方が難しいぜ。


口は災いの元

「ふぁ~~!」

 

コンテストの翌日、目覚まし時計を止め宿のベッドから起き上がると備え付けの机の上に置かれたホルダーに収まるリボンを見る。

 

「うーん、やっぱり優勝したのは夢じゃ無かったか。まさかジムよりコンテストでリボン貰うとは、というか今回は物凄く相性と運が良かっただけなんだけど・・・ビギナーズラックか?外付けの才能とはいえゲームの主人公の才能って恐ろしいよな」

 

これがシロナみたいなチャンピオンクラスの才能だったら開花したらどれほどの物になるのか、楽しみでもあり恐ろしいな本当。普通なら嫉妬とかするのかも知れないが・・・。

 

「まぁ・・・シロナみたく欠点が分かりやすいと嫉妬も何もないな」

 

「zzz・・・」

 

相変わらずの寝相の悪さを見て、生活能力の無さを思い出して『もうちょっと一人で出来るようにならないかなぁ~』と溜息を吐きながらシロナを起こす俺なのだった。

 

 

「あら貴方は・・・ハルユキ君だったかしら?」

 

「あ、昨日のハルの対戦相手じゃないかしら?」

 

「アヤコさんじゃないですか!同じ宿だったんですね」

 

朝食を食べ終え宿を出ようかと考えているとバッタリとアヤコさんに出会った。昨日の今日で気まずくなるかと思ったがそういう感情は抱いていない様で少し安心した。

 

「昨日はお疲れ様。優勝おめでとう」

 

「ほぼほぼ運ですけどね。ギャラドスが進化するとか読めませんって!」

 

「それまでもかなり善戦していたと思うわよ・・・となりの子はお友達かしら?」

 

「はい、シロナといいます。ハルの幼馴染で一緒に旅をしています!」

 

「あら二人旅なんていいわね!」

 

シロナの方もアヤコさんと打ち解けてることが出来たようだ。まぁシロナは田舎出身とは思えないほどコミュ力は高いから特に不安は無かったけどな。

 

「次は何処に行く予定なの?」

 

「二人でクロガネシティに行ってコールバッチをゲットしに行く予定です」

 

「あら"やっぱり"ハルユキ君もジム攻略を目指すのね。シンオウリーグも出るのかしら?」

 

「え、はいその予定ですが」

 

あれ、俺アヤコさんにそのこと言ってたっけ?後何か言い方も気になるような・・・。

 

「そう・・・またコンテストにも出るのかしら?」

 

「え、まぁ機会がありましたら」

 

「ハルが目指しているのはシンオウリーグだからその合間にって感じになっちゃうよね」

 

「そうなの?」

 

「はい、トレーナーの腕を上げて行きたいので」

 

アヤコさんが不思議そうに首を傾げているが、これからの戦いを考えるとまず何よりも強さがいる。その為ポケモンバトルを重視しているジムとシンオウリーグでポケモンは勿論自分自身のトレーナーとしての腕も上げなければならない。其の為どうしてもコンテストは後回しになってしまうのだ。

 

恐らくリベンジがしたいであろうアヤコさんには申し訳ないが、アルセウスのオーダーもありこれっばっかりは譲れない。とはいえコンテストに全く出ないと言うことは無いと思うのでそこでもう一度競う事は出来るかな?流石にグランドフェスティバルにまで出る余裕はないが、アヤコさんは原作的にも出場すると思うので応援はさせてもらうけどな!

 

「でも新聞では"シンオウリーグとグランドフェスティバルの制覇が目標!!"って書かれていたわよ?」

 

「「え?」」

 

「え?授賞式で言ってたことってそういう意味じゃないのかしら?」

 

「いやいや!シンオウリーグとグランドフェスティバルの二つを制覇とか正気の沙汰じゃないって!?というか授賞式で何言ったらそんな勘違いされんだよ!!!」

 

「授賞式で言ってたじゃない『目標はポケモンマスターです!』って」

 

「なん・・・だと!?」

 

た、確かにあのとき『将来の目標は?』というスピーチを振られてそう答えたけど!

 

あれは『将来の目標は世界を救うことだけど、そんなこと言っても痛い奴扱いされるし・・・強いていうならシンオウリーグに挑戦!だけどコンテストの授賞式でそれ言うとか他の参加者を煽るというかもはやバカにしているみたいだし、でも流石にグランドフェスティバルに挑戦する時間もないしなぁ!!・・・そうだ!サトシさんが目指したポケモンマスター!これなら何処にも角が立たない無難な答えのはずだ!やっぱアニポケは最高だぜ!!』とか思って答えたけどさ!!何でそんな勘違いが起こるんだよ!

 

「違う!ポケモンマスターってのは『世界中全部のポケモンと友達になれる』トレーナーのことで!「えっとハルそのことなんだけど」どうしたシロナ!シロナには大分前にポケモンマスターのことを話したよな!」

 

「うん、だから私は直ぐに意味を理解出来たけど・・・他の人達には"ポケモンマスター"の意味が分からなかったんじゃないのかな?」

 

「・・・あ」

 

言われて見ればシロナには地元に居た時に教えたけど、この世界でポケモンマスターって言葉は聞いたことが無い。ゲームの設定が基礎になっているこの世界にサトシさんは生まれないかも知れないが、ポケモンマスターという言葉でゲームでも僅かながら存在しているはずだ。

 

あ、でもポケモンマスターってアニポケでも初期設定から結構設定変更がされていて最終章まで曖昧なものになっていたはず。もしやその煽りを受けているのか?そしてゲーム本編とサトシさんが活躍するアニポケの年代から大分昔なのを加味すると。

 

「この世界には、ポケモンマスターという概念そのものが・・・存在しない!?アニポケで出た結論もサトシさんが個人的に考えついたものだったとはいえそんなことがあり得るのか!」

 

「・・・何か行き違いがあったみたいね。世間一般的にはハルユキ君が言ったポケモンマスターというのは『リーグチャンピオンとトップコーディネーターの称号を得た者』って認識になっているわよ?」

 

「「えぇ・・・」」

 

・・・それってつまりたかがリボン一個取ったルーキーが四天王と現チャンピオンを倒してリーグチャンピオンとグランドフェスティバルを制してトップコーディネーターの称号を纏めて手に入れるぜ!とか言ったのと同義だな?あ、ヤバい心が折れそうなんですけど!恥ずかしくて!!というかこの大言壮語俺だけじゃ無くてシロナや周りの人達にも被害出ねぇかこれ!?コンテスト棄権した方が傷浅かったじゃねーか!!

 

「おいどうすんだよ!こんな大言壮語せめてシンオウリーグとグランドフェスティバルに出場するくらいしないと許されないよ!!」

 

「は、ハル落ち着いて!」

 

こちとらシンオウリーグとアルセウスの依頼を片付けないといけないのに更にグランドフェスティバルとか無理に決まってんだろ!!ゲーム主人公以上の過密スケジュールじゃねーかこれ!!

 

「各コンテストの開催日時を調べてプランを・・・いやでもジムだってゲームと違って休館日とかあるはずだし、糞邪神の件でイレギュラーが起こった場合も対応しないと!!・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーどうすんだこれーーー!?!?」

 

あまりの過密スケジュール、更にイレギュラーも確実に起こる未来を想像してしまい思わず宿全体に響く絶叫してしまう俺なのだった・・・本当にどうすればいいんだ(白目)。




読了ありがとうございます!自分からノルマを増やしていくスタイル。アルセウスも呆れているぞ多分。次回は漸くクロガネシティに行けるかと思います。
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