邪神に転生させられたポケモンオタクとチャンピオン(予定)の二人旅 作:電脳図書館
ポケモンマスター(白目)を目指すことになった俺はアヤコさんとヨスガシティに別れを告げ、何かイベントみたいなのも起こらず数度の野生ポケモンとの戦いを経て、クロガネシティに到着した我々が最初にすることは勿論!!
「ジム戦は後回し!!まずは『ひみつのコハク』の復元だー!!!」
「クロガネ博物館ね、展示品にも興味あるわ!」
そうして意気揚々とクロガネ博物館に突撃し、無事に復元!!
『しばらく休館させて頂きます』
「「ええええええ!?」」
出来ませんでした!!
「どどどどうしようハル!?」
「何で寄りによってこのタイミングで休みなんだよ!!!俺はいつまで所持ポケモンの一枠を化石で埋めないといけないんだ!?」
シロナにせっつかれながらひみつのコハクを握りしめ地面に項垂れていると背後から声が掛かる。
「どうしたのだ地面に項垂れて」
「うう・・・貴方は?」
「ワシはこの博物館に勤めているものじゃよ。今は休館しているから玄関の掃除をしているのじゃ」
大分御歳を召した男性が持っていた箒を掲げる。清掃のおじいさんか、ベテラン職員さんって所かな?
「そういえば何で休館しているのかしら?」
「それもそうだ。何かトラブルでもあったのか!?」
原作シリーズでも施設がトラブルで使えずそれを解決するシナリオはあったな!それと同じ要領で起こってトラブルを解決すれば化石を復元を頼めるはずだ!!
「え、いやトラブルとかでは無くて定期的な建物の補修工事じゃよ?」
「理由が普通!!でもそれだけにどうにも出来ねぇ!?」
「それってどれくらい掛かるのかしら?」
「一ヶ月くらいかの」
「長いわ!!」
一ヶ月待ってられるか!作中時間で一ヶ月とか原作だとストーリーが終わってるわ!!
「見た所化石の復元が望みみたいじゃの・・・ほう、ひみつのコハクとは珍しいの。しかしこの化石から復元されるポケモンは扱いが難しいのじゃがな」
「え、そうなの?」
「へーソウナンダ(棒)」
プテラのことは知らない体でここまで来たので素知らぬ振りをしながら思い出して見ると確かにアニポケやポケスペでも扱い難しい描写されてたな・・・でも性能だけじゃなくてカッコいいから欲しいです。
「頑張ります(頼むぞ外付けの才能)!」
「そ、そうか。そういうなら考えてやらんことも無いぞ!」
食い気味に応える俺にじいさんはちょっと面喰いつつも如何にかしてやると言って来た。え、マジで?
「え、マジで!?」
「復元出来るんですか?」
「復元の機器は問題無く動くからの」
「でもそんなこと許可無くやってもいいのか?」
「だってワシが館長だからの」
「「あ、そうなの!?」」
まさか毎朝掃除する社長タイプの人だったとは。だがこれで安心!・・・あれでも。
「考えてやるってことは何かして欲しいのか?」
「そんな大層なことじゃないがの。さっき言った通りその化石から復元できるポケモンは扱いが難しい、だからこの町のジムをクリアし、トレーナーとしての腕を証明するのじゃ!」
「なるほど・・・俺は構わないけど」
「私も良いわ。ハルが先にやって!」
「悪いなシロナ」
シロナが初回のジム挑戦の権利を譲ってくれた。次のジムの初回はシロナに譲ろうか。
「お、そこのお嬢ちゃんも挑戦するのじゃな」
「おう!でもこういうのってジムリーダーに話通さないといけなくないか?」
「ワシがジムリーダーも兼任しておるから問題無いわい」
「博物館館長と兼任なのか!忙しくないのか?」
「実際身体はもうガタが来とるの。そろそろ後継者が欲しいんじゃがのー、特にジムの方は」
この世界ではヒョウタさんの前任は博物館の館長だったんだな。イッシュ地方にも似たような感じのジムもあったので兼任も可能なのだろう。あそこは博物館の中でポケモンバトルするというぶっ飛び具合だったけど。後任のヒョウタさんの年齢的に考えるとまだ現役で活躍して欲しいものだ。
「まぁサラリーマンとジムリーダー、四天王を兼任している人よりはマシか」
「何じゃその地獄みたいな地方は、労基はどうしたのじゃ労基は」
「普通に労働違反な気がするわ。そもそもチャンピオンが許さないでしょ」
それがジムリーダーと四天王についてはチャンピオンからの命令なんだよな。パルデア地方って言うんですけど・・・せめてDLCまではやりたかったな。とはいえそれを言ったら新アニポケも見たくなってしまう。特に原作の方はまたインフレしてないといいけど。
「それではジムに行くとしよう。ふふ、二人の実力を見せて貰おうかの」
「望む所だ」
「期待に沿えるよう頑張ります」
まるで祖父と孫のような賑やかさでジムに向かう俺達。色々あったがいよいよ最初のジム戦!楽しみでテンションが上がると共に闘争心が沸き上がって来る。目指せ二人で一緒に初回クリア!!
「所で掃除は大丈夫かじいさん」
「・・・あ!?」
「・・・しゃねぇ手伝うか。手早く終わらせよう」
「私もお手伝いするわ」
「二人共すまんの・・・」
やっぱりジムリーダーも歳には勝てないらしい。ヒョウタさんが来るまで頑張って!
読了ありがとうございます!という訳でジムリーダーはクロガネ博物館の館長さんでした!多分本編時間軸だと館長の職も辞して余生を楽しんでそうですね。