邪神に転生させられたポケモンオタクとチャンピオン(予定)の二人旅   作:電脳図書館

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第四話になります!化石ポケモン達が初めてのポケモン候補に挙がったのは単に自分が御三家を唯貰うだけだとつまらないと思ったからです。


想定外の贈り物

皆さんこんにちは、ハルユキことハルです!本日は俺の誕生日、シロナに続き俺にもとうとうナナカマド博士から最初のポケモンが貰えることに!どのポケモンを受け取るか迷う所だが一先ずはシロナのポケモンと俺が受け取る候補のポケモン達を紹介しよう!

 

我らが未来のチャンピオン(ガチ)シロナは一か月ほど前に誕生日を迎えたときに受け取ったタマゴから返したポケモンであるフカマルが現状唯一の手持ちであり、パートナーだ!シロナと俺にも懐いている可愛い奴だ。最終進化がガブリアスと将来性も高いぞ!流石600族だぜ!

 

お次は俺の最初のポケモンとなる候補のポケモン達の紹介だ!

一体目は石頭で敵を砕くズガイドス!攻撃能力に優れるポケモンでラムパルドに進化する!

 

二体目は盾の様な顔で敵の猛攻を防ぐタテトプス!防御能力に優れるポケモンでトリデプスに進化する!

 

三体目は雄々しき翼竜にして大空の王者の異名を持つプテラ!進化こそしないものの種族値は前者二体の最終進化系にまさり、この世界がメガシンカが可能な世界線であればメガシンカも出来る!

 

三匹とも比較的役割がはっきりして強力なポケモンだ!化石ポケモン故リアルの育成は手間がかかるかもしれないがその価値があるポケモンと言えよう!

 

とはいっても三体共まだ化石だったりっするのだが!

 

 

 

 

「いや、やっぱ何度考えてもおかしいだろ(真顔)」

 

ナナカマド博士に掴み掛かりそうになって周りの大人達の手で引き剥がされて、落ち着く為に脳内でアニポケ風にテンション上げて紹介してみたが何度考えても普通におかしいだろこれ。

 

「まぁまぁ落ち着いて・・・でも確かに何で化石をプレゼントすることになったのかは気になるわね」

 

「それは・・・純粋に準備期間が足りなくてな」

 

「「はい?」」

 

よくよく話を聞いて見るとポケモンを新人トレーナーに渡す場合そのポケモンの手配は勿論健康診断など色々準備が必要らしい。シロナはずっと前から頼まれていたから問題なく準備出来たらしいが俺は一か月しか間が無かった為用意が出来ず、かといって俺だけポケモンを渡さないのは不公平だと考え思案の末研究資料として確保していた3つの化石を持って来たとのことだ。ナナカマド博士も手を尽くしてくれていたのか、詰め寄ってしまい申し訳なくなるな・・・ん?

 

「おい、これ糞爺が見栄張らなかったら何の問題も無かったじゃねぇかー!?パチリス!でんこうせっか!」

 

「パッチ!」

 

「ぐぎゃーーー!!腰がーーーーー!?」

 

「正義執行」

 

「せ、正義なのかしら?」

 

正義なのです。糞爺に正当な制裁を済ませるとナナカマド博士に謝った・・・若干引いてたけど。そして肝心のポケモン(化石)選びなのだが少々悩ましい。

 

「ハルお兄ちゃんはどの子、化石?を選ぶの?」

 

「うーんそうだな・・・」

 

クロナの言葉を受けてゲームでの知識も交えて思案する。ズガイドスはラムパルドに進化するが進化後の攻撃の種族値は通常ポケモンの中で屈指の数値を誇り、技のレパートリーも多く特性のかたやぶりも考えれば様々なポケモンに対応出来るだろう。タテトプスの進化系であるトリデプスは防御と特防の高さは随一だが、4倍弱点を抱えてしまっているがラムパルド同様器用で技のレパートリーが多いので技構成によっては返り討ちにすることも出来る。最後のプテラは進化は無いが素早さが通常ポケモンではトップクラスであり、何より空を飛べるというリアルならではの利点とワンチャンメガシンカが出来る可能性もある。頭を悩ませる中ふとシロナとフカマルの姿が目に入る・・・将来的にガブリアスに対抗出来るポケモンと考えた場合防御に優れたトリデプスでさえ剣舞ガブリアスのタイプ一致弱点4倍じめん技に耐えれそうにない、ラムパルドなら攻撃力で上回れるが素早さで大きく劣る。それにガブリアスは空を飛べるので上空から一方的に攻撃される可能性がある。プテラならメガシンカが無いと仮定しても素早さで上回り、空中戦にも対応出来てじめん技を無効化、更に作品によって適用されるか分からないが、わざマシンで弱点のドラゴン・こおり技も覚えることが出来るので種族値で劣る攻撃力でも申し分ない・・・決まりだな。

 

「ひみつのコハクを頂きます」

 

「うむ、合わせてポケモン図鑑も渡して置こう。シロナ君にも」

 

「おお、これが!」

 

「ありがとうございます!」

 

ひみつのコハクとポケモン図鑑を手に入れた!原作で貰えたポケモン図鑑よりも分厚く如何にも旧式だが十年以上科学技術が進まない方が問題なので仕方がない、それよりもリアルポケモン図鑑を手に入れたとかポケモンファンとして感無量である!!

 

「早速使って見ようぜ。俺はパチリスに使ってみるわ」

 

「それじゃ私はフカマルね!」

 

それぞれポケモン図鑑を使って見る。図鑑の内容はゲームよりも詳細に書かれていてダイパ・プラチナの図鑑説明も載っていた。どの世界線か知れるかも知れないと思ったが、これでは分からないな。まぁ直近の問題は化石を復元させることの出来るクロガネシティに行く方法なのだが。

 

「それからこれは空のモンスターボールだ。新しくポケモンを捕まえるときに使いなさい」

 

「ありがとうございます・・・とはいえそれを使えるのはまだ先になりそうですが」

 

「・・・」

 

モンスターボールを俺とシロナで10個ずつ受け取る母さんのパチリスのモンスターボールは使った事があるが自分のモンスターボールは初めてだ。ポケモン図鑑と同様に感動しつつクロガネシティに行く方法を考えていた俺は、シロナが何か言いたそうに見ていたことに気づくことは無かった。その後誕生日会はつつがなく終わり解散となったが俺にはまだやることは残っている。

 

「現在23時30分。ギリギリ今日中には間に合いそうだな」

 

深夜家族が寝静まったのを確認して足音を立てないように外に出る。アルセウスの贈り物を受け取る為遺跡に向かう。内部は暗いので持って来た懐中電灯の明かりをつける。ここに来るのも久々だな、シロナと昔よく来てたっけ。

 

「さて、アルセウスの贈り物贈り物と・・・ん?」

 

「ノーン!」

 

「あ、お前アンノーン!?アルセウスの使いか何かかな?」

 

遺跡内に動く影に気付き懐中電灯を向けるとF型のアンノーンが現れた!・・・シンオウ神話に関わりがあるとされる。遺跡で偶に遭遇するがこの遺跡でのこいつらの目撃例は一度もないので、こいつが急に出てくるということはアルセウスの贈り物に関係があるのだろうし、初対面の俺に警戒する様子もない。

 

「よろしくなアンノーン。アルセウスに言われて来たんだろ?」

 

「ノーン(頷く仕草)」

 

「やっぱりか、遅くなって悪かった。皆の目から中々逃れられなくてな」

 

「ノーンノーン!(首を横に振る)」

 

「ありがとうな。さて、直ぐ戻らないといけないんだけど贈り物ってのは何処にあるんだ?」

 

「ノーン!!(懐を指差し)」

 

「ん、モンスターボール?」

 

アンノーンに遅くなってしまったことを詫びるとアンノーンがモンスターボールを示して来たので取り出して見るとボタン部分にタッチして・・・え?

 

「あ、ちょアンノーン!?」

 

「ノーン、ノーン!」

 

「ああ!ボールに入っちゃった!?普通にゲットしちゃたんだけど・・・え、贈り物ってアンノーン自身かい!」

 

まさかアルセウスからの贈り物がアンノーンとは、手持ちが実質いない俺にはありがたいのだが・・・。

 

「アンノーンって単体だと・・・ゲームと同様で弱くね?」

 

新しいポケモンを捕まえるまでアンノーン単騎でバトらなければならないが・・・え、大丈夫なのこれ?技はめざパしか使えないんですけど?流石に俺でもアンノーンの戦い方までは知らないぞ?前世じゃコレクションアイテム的な認識だったし。いや、その前に

 

「いつかバレちゃうだろうし・・・皆にどう言い訳しよう?」

 

生息していないアンノーンを捕獲した経緯の設定に一晩中頭を悩ませて・・・結局生息地じゃないのは迷い込んだということにしたが、アンノーンという特殊性故に遺跡の中で仲良くなって、夜の遺跡で旅の事で悩んでいたときに俺のことを思って仲間になってくれた!というガバガバな理由で無理矢理納得させるしか手が考え付かなったので、朝にシロナも交えてアンノーンを紹介した!紹介・・・したのだけど。

 

「ふーん」

 

「し、シロナ?」

 

「・・・何?」

 

シロナの機嫌がさっきからすこぶる悪い。

 

「何か機嫌悪い?」

 

「別に?ただ私に黙って知らないポケモンと仲良くなってたりしたこと何て気にしてないわよ?」

 

「・・・あ(察し)」

 

あ、そっか(白目)。この言い訳だと親友兼幼馴染のシロナにずっと黙ってたってことになるやんけ!?

 

「えっとその・・・あ、"相棒"のことを紹介しなかったことは謝るから機嫌を直してくれ!」

 

「"相棒"・・・そのアンノーンが?」

 

「え、あ、はい」

 

「相棒相棒・・・」

 

「し、シロナさん?」

 

相棒と呟きながら俯き不機嫌オーラを強めていくシロナについ敬語で話しかけてしまう。体感時間一時間、実時間一分の静寂が終わると頭を上げたシロナの目はいつもより鋭く敵意に満ち満ちていた。

 

「・・・バトルよ」

 

「はい?」

 

「ポケモンバトルをするわよ!表に出なさい!」

 

「はぁ!?」

 

「「フガ(ノーン)!?」」

 

シロナの突然のポケモンバトル宣言に俺と後ろで一緒に遊んでいたフカマルとアンノーンも驚いた。しかし、シロナの敵意が俺というよりアンノーンに向いているように見えるのは気のせいなのだろうか?

 

 

【アルセウス視点】

 

『贈り物であるアンノーンは無事に贈れたな、戦力には序盤以外ではならないだろうがいずれ必要になる。バトルはナナカマド博士から貰うポケモンに任せればいいだろう。アンノーンを頼むぞハル!』

 

なおこの数時間後貰うポケモンの候補が化石だけだと知り『はぁ?』と目が点になるのだった。




読了ありがとうございます!ポケモンの原作、二次小説界隈を見渡しても未だかつて無いであろう手持ちになっていますが、次回はいよいよ初めてのポケモンバトルが始まります。フカマルと機嫌が悪いシロナを相手にハルはアンノーンでどう戦うのか次回もお楽しみに!感想も募集しています!

ハルユキの手持ち
1.プテラ(化石)
2.アンノーン

アルセウス・ハル『「ナニコノテモチ(白目)」』
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