強制美少女化(TS)ライフル銃   作:どこぞの伝道師

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我、天命を知る

 俺は生まれながらにして全てを手に入れていた。

 

 日本最大の財閥総帥の嫡男として生を受け、美人な母から容姿を受け継ぎ、学業成績は極めて優秀。

 世界でもトップクラスの海外の大学に進学し、飛び級で卒業する。

 

 だが、それは表の顔だ。

 

 我が一族は千年を超える魔術師の名門でもあった。

 魔導の道もやがて俺は極め尽くしこの世で自分にできないことを探すことが難しく思えた。

 

 最近は、父から後継者を残すため花嫁を探すよう圧力をかけられている。

 

 だが、俺に近づいてくる女性は誰もが金とルックスを目当てに近づいてくる俗物ばかりだ。

 こっそりと使い魔で花嫁候補たちの身辺調査を行うと俺の正妻の座を巡って醜い争いばかりを繰り広げている。

 俺はこの中から妻を選ばなければならない現実に絶望し、血迷って二次元の世界に救いを求めてしまった。

 

 

 そこで、俺は禁断の果実を口にしてしまう。

 TS創作物という禁断の果実を。

 

 

 元男として美少女の自分の肉体に及び腰になってしまう初々しさ。

 美少女でありながら、前世の経験から野郎どもの理解者でもある付き合いやすさ。

 女性の意識を持てなくて、男を狂わす無防備さ。

 

 

 答えは得た。

 我が理想の女性は二次元の世界にいたのだ。

 

 だが所詮は二次元だ。

 

 TS美少女など現実には存在しない事実に再び絶望した。

 

 

 「なあ、セバス。何故、TS美少女は現実には存在しないのだろうなぁ」

 

 俺は専属執事であるセバスに愚痴を吐いていた。

 セバスはザ・敏腕執事といった容姿の英国紳士である。

 

 「坊ちゃま、存在しなければ作れば良いのです」

 「TS美少女を作る?」

 「はい」

 

 流石にセバスを酷使しすぎて過労により彼の思考回路が壊れてしまったのだろうか?

 しかし、セバスが間違ったことを言った試しがない。

 最後まで聞いてみるか。

 

 「TS美少女をつくるとはどういうことだ」

 「坊ちゃまは莫大な富を保有する財閥の御曹司でありながら、世の理を捻じ曲げる大魔術師でもあらせられます。片方では不可能なことでも、両方を備える坊ちゃまに不可能はないかと」

 「なるほど!」

 

 よくわからんが、とりあえず俺に不可能はないらしい。

 

 「ならばこれより俺はTS変化についての研究を開始する。セバス!研究所を新設しろ!」

 「Yes,My lord」

 

 

 こうして、俺の十年に渡る研究生活が幕を開けた。

 

 まず、結婚せよと圧力を掛けてくる父には魔術で錯乱状態になっていただき、財閥の全権限を手中に収めた。

 

 財閥総帥としての職務を果たす中、なんとか時間を作り出し寝る間も惜しんで研究を続ける日々を送る。

 

 流石に遺伝子レベルでTS化を実現する魔術の開発は大魔術師の俺をもってしても困難を極め、5年目当たりで一度挫折しそうになった。

 

 だが、その時セバスが差し入れてくれた名作TS漫画、アニメによって俺は初心を取り戻し挫折を克服することに成功する。

 

 

 そして、研究開始から十年を少し過ぎた日の深夜、俺は遂に二つの魔道具の開発に成功したのだ。

 

 

 「見てくれ、セバス!俺は成し遂げたぞ!」

 

 

 俺が指さす先にあったのは、

 

 

 『ツンデレ貧乳化ライフル弾』・『大和撫子巨乳化マグナム弾』

 

                   の二発の銃弾だった。

 

 

 「坊ちゃま、この銃弾はどのような効果があるのでしょうか」

 「この銃弾を男が被弾するとな、元の素材の良い部分だけを生かして、それぞれに対応する美少女に遺伝子レベルで作り変えられる効果がある!女性が被弾すれば、その瞬間に銃弾は消滅する仕様になっているからな、非殺傷弾でもあるぞ!」

 

 本当は『メスガキ化散弾』と『ボーイッシュ元気娘化拳銃弾』の開発も進めているのだが、こちらは少し難航している。まあ、いずれ完成させるけどな。

 

 

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