さて、主人公周りの解説と行こうか!
「旦那さ〜ん。旦那さーーん。だ、ん、な、さーーーん。」
耳に入ってくる声に、うっすらと目を開ける。
…木と石で作られた天井を見て一言。
「……知らない天井だ。」キリッ(`・ω・´)
「おぉ。遂にボケたのかニャ。」
「酷い言いようだな?!」
ベットから起き上がる俺。
目の前には、白くてモフモフとした1匹のアイルーが居た。
「……おはよう。ーーーー白の助。」
「おはようニャ。」
…コイツの名前は白の助。ーーー俺のオトモアイルー兼ニャンターだ。名前の通り、真っ白な毛並みをしてる可愛い奴さ。
コイツは少々特殊な奴でな。ーーーというのも、俺のゲームの中にいたオトモアイルーの記憶を持ってるんだよ。
つまり、俺と一緒にいろんな狩りをしてきたーーーゲームの中でだがーーー記憶を、保持してるってわけ。
何でそんな事が起こり得るのかってのは、コレはまた俺のチート『祖龍の加護』が関わってくるんよな。
なんか知らないけど、祖龍の力を使えば一回だけこの世界のアイルーにゲーム世界の記憶を移す事が出来るらしく、試しにやってみたら出来ちゃったって訳。
……やってみたら出来ちゃったって、響きが卑猥だな。ーーーま、良いや。
ーーー兎も角、コイツ相手ならどんなメタいネタも言い放題なんよ。…メタい記憶を持ってんだからね。
前世の事を話せる相手が出来たのは、かなり俺としては嬉しいんよな。ーーーーーたとえるなら、海外で日本人に会った気分ってヤツ??
まぁ、そんなヤツだ。うん。
「読者への紹介は終わったかニャ?」
「おう。バッチリだぜ。」
…こんな感じ。
「ーーーーじゃ、取り敢えず顔を洗って来いニャ。ただでさえチー牛みたいな顔が、腐りかけの熟成チーズみたいな顔になってるニャよ??」
「…も、もうちょっとオブラートにだね……。」
ーーー言葉遣いはあんまし可愛く無いけどな!!
◇◆◇
ーーーーさて、ココで俺の住処について少々語ろうと思う。
俺はベルナ村に住んでる。…ただし、龍歴院のハンターじゃ無い。ギルド所属だ。
…たまに手伝いとかするけどな。集会所にも入り浸ってるし。
ベルナ村の端っこの方に住んでる訳だが、ココは良いところだぞ。…基本天気も良いし、人も優しいし、ムーファは可愛い。
交通の便も悪く無いしな。
「ーーーー異世界でも住めば都、ってか……。」
マイハウスの裏庭の井戸で顔を洗い、家の中に戻る。白の助が朝食の準備をしてくれていた。ーーーハイスペックなんだよなコイツ。
「取り敢えずメシは出来たニャ。」
「うぃーっす。感謝感謝〜〜。」
「ホントに感謝してるニャ??」
してますよ。
◇◆◇
食事が終われば、仕事の時間だ。
ーーー集会所に行って、なんか目ぼしいクエストないか確認しに行く。そろそろ金欠気味だからね。
ここは大型モンスターをガツンと1体狩って、まとまった金を手に入れたいがーーーーーーーー
「ねぇな。繁殖期でも無いし…当たり前か。」
集会所のクエストボードには、特に目ぼしい依頼は無かった。ーーー無いなら無いで、良いけどさ。…お使いレベルのクエストならいつもあるし。
「こりゃ、ちびちび小銭稼ぎかなぁ……まぁ、人助けにはなるし。」
ーーーとか思っていたら、道の向こうから誰かがやって来た。よく知ってる顔だ。
風に揺れる青い髪。ーーー身長は低めで、スレンダーな体型の女性。
「……リコか。」
「あら、おはようタクト。…もしかして、クエスト探し??」
ーーーー俺の横にやってきた彼女の名は『リコ』。
…子供染みたちんまりとした格好だが、俺よりランクが高いベテランハンターである。
歳は俺と同い年。ーーー最初に出会ってから、なんだかんだ腐れ縁みたいな関係が続いている。
…時々俺の彼女と間違われるが、俺は残念ながら
「…なんか変なこと考えてる??」
「滅相も御座いません。」(`・ω・´)
ーーーおっと危ない。…言い忘れてたけど、コイツ見た目にそぐわず、凄い怪力なんだよね。……ラージャンレベルだよ。マジで。
たぶん、胸とか身長に行く分のエネルギーが全部筋肉に回ってんだろうなぁ………
「……やっぱり変なこと考えてるよね???」
「とんでも御座いません。」(`・ω・´)
因みにリコのメインウェポンはハンマー。
彼女のハンマー捌きは、俺のチートでも真似出来ないレベルまで極まってる。
「…あ、先輩だ!ーーーーおーーーい!!先輩!!」
ーーーーと、ココで如何やら3人目がやってきたみたいだな。
「ーーーリュートか。おはようさん。」
「リュート君じゃん。おはよう。」
「ーーーーウス!!おはよう御座います!!」
…やって来たのは茶色の短髪少年リュート。ーーーハンターになって2年目の新米だ。
一応、俺の弟子みたいな扱いになってる。…弟子入りを許可した訳じゃ無いんだけどなぁ………。
ちなみに、今は『先生』ことイャンクックを倒すために頑張ってる。…普通に良いヤツだよ。ちと、純粋すぎるのがアレだけどね。
「先輩達もクエスト探しっすか?」
「あぁ。ま、そんなとこだな。あんま無いけど。」
「ーーー私はクエスト帰りだけどね。…ソロでロアルドロス討伐に行ってたの。」
おっと、リコはクエスト帰りだったか。
ソレを聞いたリュートが目を輝かせた。
「ロアルドロス!!…おぉ…凄いっすね…!俺なんかドスランポスが限界で……。」
「ハンター2年目でソレなら、だいぶと頑張ってる方よ。ーーー私も最初の2、3年はほとんど大型の狩猟はして無いし。」
「…そんなもんッスか。」
「そんなもんよ。」
ーーーーまぁ、そんなもんだろうな。俺はチート込みでやってるけど、他の人は自分の力オンリーで戦ってるんだ。…本来、ハンターになって最初の2〜3年は、パッとしない日々を送る事になるらしいからね。
でも、その時に焦らず研鑽と努力を積んだ奴が、後々成功を納める。
…リュートには、焦って欲しくは無いね。間違いなく、彼は良いハンターになるのだから。
◇◆◇
ーーーー結局、その日はクエストには行かずに終わった。
まぁ、俺の仲間達を紹介できたから良いとするか。
ーーー他にも知り合いは居るけど、取り敢えずレギュラーキャラは以上だな。
これからどんな話をアンタ等にしてやれるか分からねぇが、まぁ…まったりと見ていってくれや。
じゃあな。ーーーー良い狩りを。
言うて、あんまり話を大きくはしないつもりだから、これぐらいのざっくり加減で良いでしょう。多分。