紅蓮の男   作:人間花火

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登場人物紹介

名前:ナイン・ジルハード

 

 

 

男性。 元ヴァチカン法王庁直属の錬金術師。 悪魔祓い(エクソシスト)や教会の戦士とは違い、国家資格を獲得している理系集団である。 しかし、ナインはその集団とは一線を画す。

 

錬金術を化学ではなく、戦略兵器としても見る男。 そのため、一部の信者の間では反感の声もあったが、錬金術を戦術に組み込んだ武力を買われ、戦士たち他、前線で悪魔と戦う者たちと並んで戦場に出ることになる。

 

そのとき戦功を立てて称号を与えられた。

 

銘を、『紅蓮の錬金術師』。

 

しばらくして錬金術の技術も高評価を得、聖剣の研究機関の一員としても組み込まれるようになる。

 

しかしある日、その場にいた同胞を錬金術でもって皆殺しにするという暴挙に出た。 身柄は捕縛され、滅多に入れられることの無い重罪人留置機関が設置してある地下牢に幽閉される。

 

その二年後、堕天使の幹部、コカビエルが聖剣エクスカリバーを強奪する事件が起きる。 それに際し、ナインは剥奪されていた称号も戻され、聖剣奪還を名目として釈放されることとなる。

 

彼の戦略兵器は、爆発物を錬成する錬金術。 混合物の多い地面や壁、あらゆる場で多種多様の爆弾を錬成することができる。

 

「牙断」というナイフ型の名品をミカエルから授けられる。 ミカエル曰く、錬成陣を描くための物と称していたがナインは内心疑っているため、他の用途を探っている。

 

近年のナインが犯した爆破事件は、人体を爆弾に作り替え爆死、破裂死させる錬金術を使用していた。

 

眉目秀麗。

髪は黒く、逆立った前髪と後ろで一つに束ねた長髪が特徴的。 いわゆるポニーテール。

赤色を好み、普段着にもその色に近いデザインの服装を好んで着る。

 

口調は敬語だが、不安定にもたびたびタメ口にもなる。 ただし、粗暴というレベルには至らない。

 

現在、神の不在を知ったことにより追放。 晴れてフリーの身となるが、首脳会談の出席を要請されたため承諾した。

 

異性に関しては、同性愛なのではと誤解されるほど興味は無し。 社交辞令として女性を褒めたり、エスコートをするなど、面倒見の良さそうな面があるが基本利己主義な男。 ただし、本音は男女問わずお構いなしに指摘する。 オブラートには包まない。

 

 

 

 

名前:ゼノヴィア

 

 

女性。 ナインとは聖剣の奪還任務の際、行動を共にした仲。 破壊の聖剣、エクスカリバー・デストラクションと、聖剣デュランダルの使い手で、凄腕の剣術使い。 最近、男であるナインよりも腕力が強い事を気にかけている。

 

性格はかなり大雑把で、その行動は、同僚のイリナをして信仰の形がおかしいとすら言わしめる。 細かい事には拘らず、口より先に手が出るようなタイプ。

そのため、好きになった異性にはぐいぐいと入れ込む。 積極的にアプローチをかける。

 

相手はナイン。

しかし、女の裸を見てもなんとも思わないナインに、行動で示そうとしても暖簾に腕を押している感覚。 手応え全く無しで、非常に相性が悪い。

 

ナイン曰く、無鉄砲で考え無し。 背を任せるには些かすぎるほど心許ない。 とのこと。 ひどい評価だ。

ただ、何においても決断が早いのは誰より評価している。 優柔不断よりよっぽど良いとのこと。 まぁ決断が早すぎて悪魔になってしまったのはこの際気にしない。

 

現在ナインと同居中。

 

 

 

 

 

名前:紫藤イリナ

 

 

 

女性。 ナインとは、ゼノヴィアと共に聖剣の奪還任務の際に行動を共にした仲。 擬態の聖剣、エクスカリバー・ミミックを揮う。 ゼノヴィアとは旧知であり、友達。

最初はゼノヴィアと共にナインを最大限に警戒していたが、共闘していく内に、ナインを頼るようになる。 今は淡い恋心を抱くまでになっている。

 

恋愛に関しては少し奥手な部類に入る。 ゼノヴィアと比べたら正反対。

良く言えば慎重。 慎重すぎて出遅れる。 最近、周りの女性のレベルが高すぎて困っているもよう。 胸をもっと大きくしたいと思っている。

 

リアス・グレモリーの「兵士(ポーン)」兵藤一誠とは幼馴染。

 

ナイン曰く、ゼノヴィアとはまったく違うタイプなのに、どうしてペアを保っていられたのか不思議である、とのこと。

意外なのが、ああいう手合いは過去の温かい記憶に縋って幼馴染に想いを寄せるのが普通なのに、どうして自分なのかと若干面倒くさがっている。 やっぱりひどい。

 

 

教会によるナイン追放の折、離れ離れになったが、関係は修復して、再び一緒に住もうと考えている。

 

 

 

名前:ミカエル

 

 

 

男性。 天使陣営の現トップ。 大天使。 天使長。

 

ナインを会談に出席させ、あわよくばもう一度天使側に引き込もうと考えている。 ナインの過去犯した罪は最大級に嫌悪しているが、それと同じように実力は認めている。 コカビエル討伐から、更にナインへの評価は上がるが、それゆえに野に放つべきではないと考えている。

 

密かに、ゼノヴィアとイリナの背中を押し、ナインとくっ付けて身を固めさせようとしている折もある。

 

ナイン曰く、眩しい、それだけ。

 

 

 

 

名前:アーシア・アルジェント

 

 

 

 

女性。 リアス・グレモリーの「僧侶(ビショップ)」。

教会時代のナインを知っており、恐怖の形だった。

制度、ルールなどに屈することなく悪魔を治療した彼女を、ナインは最大の賞賛を送っている。 分け隔ての無い扱いが、こうも自然にできるのはこのアーシア・アルジェントしかいないと言わしめるほど。

 

本人はナインを苦手に思っている。

 

現在一誠と同居中。

 

 

 

 

名前:兵藤一誠

 

 

 

 

男性。 赤龍帝。

リアス・グレモリーの「兵士(ポーン)」の下僕悪魔。 暇さえあれば下のことを考えている多感すぎる少年。

神器(セイクリッド・ギア)、赤龍帝の籠手、ブーステッド・ギアを宿す。

 

ハーレム王を目指しているが、その道は言語に絶するほど険しい。

優しく、熱い面があるが、経験の無さか、女心に関しては鈍重で鈍感。 たびたび周りをやきもきさせている。

 

アーシア同様、ナインを苦手に思っており、ゼノヴィアがなぜナインに想いを寄せているのかも理解できない。

 

ナイン曰く、勇敢だが、蛮勇。 冷静さに欠けるため、乱戦には向かないと見ている。

唯一、内容はどうあれ、どこにあっても自分を曲げない所は評価している。

 

 

現在自宅でリアスと同居中、親公認。

 

 

 

名前:リアス・グレモリー

 

 

 

 

冥界の七十二柱の一角でも名門中の名門、グレモリー公爵家の跡取り娘。

兄が魔王を務めており、滅びの魔力はお墨付きの破壊力。 下僕の兵藤一誠を大変可愛がっているが、お互い奥手なため、本人からはスキンシップとしか思われていないことに納得がいっていない。

 

最近、朱乃に対して危機感を感じ始めているもよう。

 

ナインについては、最初は自分の下僕であるアーシアを怖がらせたとして敵愾心を剥き出しにしていたが、コカビエルの件から和解。

少なくとも一触即発は免れることになった。 だが、未だにナインの考えていることが解らなく、困惑している。

 

本人曰く、ナインは黙っていればカッコイイ部類に入るのではと思っている。 黙っていればだが。

 

 

ナイン曰く、兵藤一誠と同様に大変奥手。 いつかすれ違いが起きると予測している。

 

 

 

名前:姫島朱乃

 

 

 

 

女性。 リアス・グレモリーの「女王(クィーン)

物腰柔らかで、お嬢様のような口調でしゃべる。

 

雷の魔法を自在に操る、グレモリー眷属の大火砲役。

 

ナインについては、リアスや他の眷属同様の扱い。 だが、リアスよりかは緩くなっている。

 

自分の弱さを、会って間もないナインに見破られてから、一誠の次に意識し始めている。

 

 

ナイン曰く、些細なことを根に持つところを見ると、取り繕うのが非常に上手いが、剥がれればか弱い女性。 下手をしたらリアスよりもデリケートかもしれない。

 

 

 

 

名前:塔城小猫

 

 

 

女性。 リアス・グレモリーの「戦車(ルーク)」。 寡黙な学園のマスコット。

小柄な体躯から繰り出される怪力は驚愕の一言。

 

ナインについては、あまり接したことが無いゆえになんとも言い難い。

 

 

 

 

名前:ヴァーリ

 

 

 

男性。 白龍皇。

神器(セイクリッド・ギア)、白龍皇の光翼、ディバイン・ディバイディングを宿し、何よりも戦闘をこよなく愛する銀髪の少年。 堕天使に身を寄せているが、会った時からナインのことを気に入っている。

 

 

 

 

名前:黒歌

 

 

 

 

謎の黒猫。 女性。 ヴァーリとともに行動をする黒い和服の痴女(ナイン談)

 

グラマーな女性で、会った時からナインを気にかけている。 どんな色仕掛けにも動揺せず淡々と対応してくるナインを逆に気に入り、本人の気も知らず軽くストーキングしている。 名目は、ある組織の命令で監視しているということになっている。

 

ナイン曰く、男をダメにしそうな躰と性格をしている。 堕ちたが最後、弄ばれるに違いないとのこと。




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