全然書けない…………
その日の昼食後、明久達は教室へと戻っていた
だが、明久は昼食からずっと違和感に苛まれていた
メンバーはほぼ何時も通りに、明久、雅、静歌、巴だった(悠と久住は育身祭の準備が忙しいらしい)
その昼食時から、明久はずっと違和感を感じていた
だが、その違和感の正体が分からずに内心で首を傾げていた
すると、ドアの方から
「雅さん、お呼びですわよ!」
と雅を呼ぶ声が聞こえた
視線を向けると、廊下には下級生と思える一人の女子が居た
それを見て、雅は立ち上がると
「わかったわ」
と言って、廊下に出た
そして、その女子は緊急した様子で何か言うと、深々と頭を下げて、雅が何かを言うと、嬉しそうにして帰っていった
それを見た明久が
「ねえ、静歌ちゃん。あれってなんなの?」
と静歌に問い掛けた
すると静歌は、声を潜めて
「あれは、コンダクトのお願いです」
と言った
「コンダクト? でも、雅ちゃんは巴ちゃんとコンダクトを結んでるよね?」
明久がそう問いかけると、静歌は首を振って
「実は今の期間、育身祭まではそのコンダクトの契約更新期間なんです」
と説明した
「契約更新期間?」
「はい。一年に一度、コンダクトの契約更新期間が設けられているんです。その契約更新期間でコンダクトを切ることや、変更することが可能なんです」
「なるほどね……あ、それでか……」
静歌の説明を聞いて、明久はようやく違和感の正体に気付いた
それは昼食時、巴が雅の手伝いをしていなかったのだ
「まあ、大体の人は同じ子で契約を更新するんですが、雅ちゃんはいつも必ず、一度コンダクトを解除するんです。雅ちゃん、公平性を重視するんで……」
静歌の説明を聞いてから、明久は視線を廊下に向けた
すると、複数の女子が雅の前で列を作っていた
そして、公平性を重視するという言葉に納得した
雅は結構ハッキリした性格なので、ズルズルと関係が続くのを嫌がるのだろう
しかも、結構カリスマ性も高く感じる
それ故に、下級生から慕われているのだろう
「なるほどね……ん? そういえば、静歌ちゃんには来ないね……?」
と明久が問いかけると、静歌は恥ずかしいのかパタパタと手を振って
「そんな。私なんて、選ばれるほどでは……」
と言いかけたが、その時
「静歌は遠慮されてるのよ。高嶺の花ってね」
と雅の声が聞こえた
明久と静歌が視線を向けると、そこには話し終えたらしい雅の姿があった
「あ、雅ちゃん!」
「遠慮されてるって、どういうこと?」
明久が問いかけると、雅は椅子に座ってから
「ほら、静歌ってこの容姿に性格。それに東方院ってブランドでしょう? だから、みんな遠慮しちゃうらしいのよ。余りにも高嶺の花って」
雅の説明を聞いて、明久は納得したように頷いてから
「なるほどね……静歌ちゃんも美少女だもんね……」
と呟いた
すると、静歌は恥ずかしそうに俯いた
ちなみに、久住と悠も静歌と似たような理由でコンダクトを結んでいないが、裏では更に、女子達が激しく牽制しあっているという……
その話を聞いて明久は心中で
(人気者も大変なんだな……)
と思ったのだった