僕と水泳とお嬢様   作:京勇樹

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誰も入れてくれなかったので、独断で巴にしました


巴編
来たのは


「なんで居るのさ……巴ちゃん」

 

「どもです、先輩!」

 

そこには、巴が居た

 

「ごめんね、巴ちゃん。先にトイレ行かせて」

 

「はい、どうぞ」

 

巴に断り、明久はトイレに行った

そして、放課後

 

「雅ちゃんも?」

 

「はい。とはいえ、今は仕事で居ませんが」

 

明久と巴は、ランニングしながら会話していた

それを見ていた水泳部一同は

 

『器用だなあ』

 

と思っていた

何故なら、二人は会話しながらきちんと足下の石を避けて、曲がり角も一度止まっていたからだ

そしてランニングが終わると、巴が

 

「そういえば、プールで泳がないんですか?」

 

と明久に問い掛けた

すると、体を解しながら明久が

 

「男子水泳部は温水じゃないんだよね……それに、外だから辛いんだ」

 

と説明した

その時、海が

 

「それに、今年は例年より冷えるみたいだからね。今年は、控えようって話になったんだ」

 

と説明した

それを聞いて、巴が

 

「泳げないのは、辛そうですねぇ」

 

と言った

すると、明久が

 

「まあ、しがない一般学園だしね。エトワールみたいにお金が無いから」

 

と肩を竦めた

文月学園は色々と特殊なために、お金を必要としている

その為、スポンサーを募ってお金を貰っているが、大半が学園の修繕費用に使われている

それにより、外プールの改修にまで回らないのだ

話では、少しずつだが貯めているらしいので、もしかしたら何時かは改修されるかもしれないが

 

「あ、それに関して連絡。明日、プール借りれたから」

 

「え、借りれたんですか?」

 

海の言葉を聞いて、明久は驚いた表情を浮かべた

すると海は

 

「ああ。向こうのご厚意で、格安で借りれたんだ」

 

と言った

すると、巴が

 

「あの、どこなんですか?」

 

と問い掛けた

すると明久は

 

「郊外にある、屋内温水プールだよ。近くにゴミ焼却施設があって、そこでゴミを燃やす時の熱で、プールが温かいんだ」

 

と説明した

 

「なるほど」

 

明久の説明を聞いて、巴は納得したように頷いた

すると海が

 

「明日、水着持ってくるように! 放課後は、外のプールに行くからな!」

 

と部員達に説明した

その後、明久と巴は一緒に帰っていた

すると、明久が

 

「そういえば、巴ちゃんは何処に住んでるの?」

 

と巴に問い掛けた

すると、巴が

 

「同じ街なんですが、凄い端なんですよ」

 

と言った

そして巴は、携帯で地図を表示

自分の住んでる家の位置を指し示した

 

「あー、本当だ……バスでも、10分以上掛かるね」

 

その位置を見て、明久はそう言った

すると巴が

 

「それで……良かったら、泊めてほしいんですけど……」

 

と恥ずかしそうに言った

そして

 

「タダでとは言いません! 家事だって手伝いますから!」

 

と言った

それを聞いて、明久は少し考えて

 

「ん、わかった」

 

と頷いた

すると巴が

 

「い、いいんですか!?」

 

と驚いた表情で明久を見た

すると明久は

 

「流石に、この距離は辛いからね……巴ちゃんのご両親が許してくれたらだけども」

 

と言った

すると巴は、携帯を操作しながら

 

「大丈夫です! 両親、放任主義なんで!」

 

と言って、携帯を耳に当てた

そして、数分後

 

「許可貰ったんで、いいですか?」

 

と言った

その言葉を聞いて、明久は

 

「ん、じゃあ、行こうか」

 

と明久は、巴を家に案内した

そして、巴は

 

「本当に、一人暮らしだったんですね」

 

と言った

 

「うん、姉さんから逃げる意味を込めてね……」

 

「どんなお姉さんなんですか?」

 

巴の問い掛けに、明久は遠い目で明後日の方を見た

そして約二時間後、巴の両親が巴の荷物を持ってきた

こうして、同居が始まったのだった

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