僕と水泳とお嬢様   作:京勇樹

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救出

明久と明恵の二人は、受付から渡されたカードを使ってアパートの中に入ってエレベーターに乗った

そして明恵は、迷わずに5階のボタンを押して

 

「この階に、悠ちゃんが居るわ」

 

と明久に教えた

それを聞いた明久は、持っていたモップの柄を力強く握った

すると、ドアが開いた

それを見た二人は、エレベーターから降りた

すると、近くに居た黒服が

 

「なんだ、貴様らは?」

 

と二人に問い掛けた

その問い掛けに、明恵が

 

「私達は、柳田清掃会社の者です。今日は、こちらの清掃に参りました」

 

と説明した

すると、別の黒服が

 

「ああ……そういえば、管理人が清掃業者を入れると言っていたな」

 

と思い出すように言った

それを聞いた目前の黒服は

 

「分かった。さっさと済ませろ」

 

と偉そうに言った

それを聞いた明恵は

 

「はい……わかりまし、た!!」

 

「がっ!?」

 

明恵はそう言いながら、持っていたデッキブラシの柄で目前の黒服の腹部を強打した

すると、それを見た他の黒服達が

 

「貴様!」

 

「なにを!?」

 

と言って、明恵を捕まえようとした

だが

 

「僕を忘れないでね!!」

 

と明久が、モップを一人の黒服の頭に振り下ろした

それにより、一人は倒れた

すると、一番奥に居た黒服が

 

「貴様ら!!」

 

怒り心頭と言った表情で、懐から拳銃を抜いた

それを見た明恵は

 

「いっしゃぁ!!」

 

と気絶させた一人の黒服を、思い切り投げた

 

「なあ!?」

 

まさか投げるとは思わず、その黒服は投げられた黒服を受け止めた

その直後

 

「そいや!」

 

「せいや!!」

 

と明久と明恵の二人は、揃ってその黒服の頭にモップとデッキブラシを叩き込んだ

 

「がっは……」

 

僅か数分足らずで、黒服達は全員倒れていた

その直後、一番奥のドアが開いて

 

「君たち、どうしたんだい? さっきから、一体……」

 

と言いながら、悠が出てきた

そして、明久を見て

 

「明久君……なのかい?」

 

驚いた表情で、、明久を見た

すると明久は、持っていたモップを放して

 

「悠さん!」

 

と悠に駆け寄った

そして明久は、悠を抱き締めた

すると悠は

 

「助けに、きてくれたんだ……」

 

と涙を滲ませた

その言葉を聞いて、明久は

 

「お待たせしました……」

 

と言いながら、悠の頭を撫でた

そこに

 

「悠ちゃん、これに着替えて」

 

と明恵が、持っていたバケツの中からツナギを取り出した

 

「それに、ですか?」

 

「まあ、念の為よ」

 

悠の問い掛けに、明恵はウィンクしながらそう言った

すると悠は

 

「わかりました」

 

と言って、明恵からツナギを受け取り、部屋の中に入った

そして、数分後

 

「お待たせしました」

 

とツナギに着替えた悠が出てきた

その間に二人は、倒した黒服達を、黒服達のネクタイやベルトで拘束していた

 

「OK、それじゃあ、行きましょうか」

 

明恵はそう言って、エレベーターではなく、非常ドアを開けて外に出た

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