遠山キンジの独白 作:緋色
読み返したら書いてなかった
「鬼さんこちら~手のなる方へ~」
「その煽りやめてくれません!?」
現在、鬼ごっこ中のキンジです。
鬼役は妹扱いしたら本気で怒ってくる桜ちゃんである。
危険に巻き込んだとかうんたらかんたらで担当外されたものの、個別に指導して貰えばいいと動いていらぬ反感を買ってる桜ちゃんである。
真っ当に成長すればそこそこ優秀なのだろうが自分に指導求めてる以上、順当に道踏み外してると思う。
視察に来た署長も頭抱えてたからな。『なんでこんなのに憧れてるんだ』と。強さ以外は尊敬されてないと思うが変に頑固だよなこの子。
「うーん。やっぱ体力はいいとして必要なのは戦略かな?漫然と追い掛けるんじゃなくて追い詰める様に動かないと」
「それが出来れば苦労はしません!平然と屋根まで駆け上がるな!」
「まだ緩く逃げてるんだけどなあ。パルクールとか習ったらもっと逃げにくくなるかも?『PIPIPI!』はい時間切れ」
段差をうまく活用して駆け上がってるので見た目ほど難易度は高くない。
階段を駆け上ってるような(※危険行為)もんだ。
銃乱射したり
荒っぽい訓練にもなれば多対一の突発的追跡包囲戦とかやらされる。
Aランク連合VS俺の時は死ぬかと思った。クロメーテルの時に告ってきた奴ばかりだった気がするが対テロ訓練だったかで出していい殺気ではないと思う。――いやあれ訓練だったっけ?記憶が曖昧だな。
「おしることコーヒーとスポドリか――桜ちゃんおしるこでいい?」
「嫌です。何でよりにもよってそれ選ぶんですか。奢りならスポドリにしてください」
ふむ。女性は甘いものがいいのかと思ったが違ったらしい。時と場合にもよるのだろうか。
普通にスポドリを二本買って片方を渡す。
適当なベンチで休憩とする。水分補給は大事だ。汗かいた後は水分補給しないと倒れるくらいには。
「――なんで遠山先輩は私への指導を受け入れてくれたんですか?」
「俺に指導してくれって本気で頼むの桜ちゃんくらいだし」
実際、一時期指導求める奴らはいたけど。自分がやってる訓練を軽く開示したら逃げるような連中ばかりだったし。危機管理能力は高いから個人的には高評価だが。
逆に育成できたらスコアになるとかでこっちの利点を説いてきたのは桜ちゃんぐらいだったので指導してるというのもある。この子俺への評価は良い部分と悪い部分をはっきり分けているし、ちゃんと物申すので意外と付き合いやすい。
「むしろ桜ちゃんの方は俺でいいのかよ?」
「格闘や追跡のスコアは上がってますので。ストレスは溜まってますけど」
漫然と指導しているのだが成績は上がってるらしい。
あんなんで上がるもんなんだな。
「パワーインフレみたいなもんかね?上の戦力に引きずられて戦力値が上がっていくあれ」
「訓練ならレベリングじゃないですか?」
「訓練のレベリングも限界ありそうだしなあ。やっぱ実戦しないと。ここら辺でレベル高めの任務でもやればいいかな?」
レベル高い任務と言っても桜ちゃん成長させる手ごろな任務は逆に思い至らない。自分は中学時代ヤクザ絡みや指名手配犯狩りをしていたので参考にならないし。
自分はどのくらいなら死なないというのはわからなくもないが、逆に人はどのくらいで死なないのだろうか?Bランクくらいの任務ならギリいけるのか?
そんな事を考えていた罰が当たったのだろうか?
「
「神出鬼没ですねひとみさん。とりあえず首から手を放して下さい」
「な!?あなたは!?」
「STOP桜ちゃん俺死にたくないから抑えて抑えて」
頑丈が取り柄の警棒へし折る指先は人の首ぐらいへし折れるだろう。
感触的になめらかで女性らしい指先だとしてもだ。
「どこから聞いてたんです?」
「『やっぱ実戦しないと』からね。人事のリストにもあったし鍛えてあげるわ」
「あ、俺育成される枠なんだ」
「来るの?来ないの?」
「行くのはいいですけどどこに?一般学生なので殺しはNGですよ?」
「――仕方ないわね」
不満そうだが首から手を離したからギリギリセーフだったっぽい。なにが仕方がないのだろうか。
え?ここで拒否しなかったら殺しさせられたの?
「来なさい」
「それ俺だけ?」
「そっちの子は帰ってもいいですよ」
「私も行きます。信用できません!」
――まずいな。
前に殺されかけたせいなのか桜ちゃんは結構敵視しているっぽい。
それはいいのだが、なし崩し的に戦闘になった場合死人が出るだろう。その被害者はたぶん俺だ。
「落ち着いて桜ちゃん」
「むしろ先輩はなんであんな目に遭ったのに落ち着いてるんですか!?」
自分が死に掛けるなんてよくある事だからそこまで気にしてない。例えば蘭豹の靴に100円玉を落とした時に靴の匂い嗅いでると思われたせいで数十回の背負い投げ決められて死に掛けたばかりだし。よく考えたら投げ技って一撃必殺級だしそこまでされてなんで生きてるんだろうか?
「え?別に生きてるし――美人だし?」
「そういえばキスしたいとか言ってましたね。――美人だったら誰でもいいのか。この女好きは」
呆れたのかため息をつかれた。逆にひとみさんの方は若干機嫌がよくなったように思える何が琴線に触れたのだろうか?
なんかめっちゃ勘違いされてる気がする。
「下手にキスしたら死ぬだろうし。なら相手は美人相手がいいだろ?」
これは別に冗談でもなく普通に死ぬ疑惑がある。
なぜなら脳の許容値を越えた場合ぶっ倒れるからだ。漫画的表現で顔真っ赤にして気絶するアレだ。
例えば幼少期、映画を兄と見ていた時にキスシーンが流れ――兄弟そろってぶっ倒れた。
ヒステリアモードは性的興奮で血液が中心に流れ込む感覚があり、βエンドルフィンが生成されてるらしいのだが、どうもそれに関して成長に合わせて身体を慣らしていかないとキャパシティオーバーで意識がぶっ飛ぶ。
これがなかなか厄介で、βエンドルフィンは『幸せホルモン』と呼ばれており痛みや疲労など刺激に関して抑制を掛ける。
これが体質的にヒスると大量生成されているらしいのだが、これが一般人より大量生成されると話が変わり麻薬を使用しているのと似た状態になる(一般人なら死の直前ぐらいに出るらしい)。これが毒も薬も効きにくい体質になってるわけなのだが、そんなもんが身体に良いわけがなく、一族的に脳卒中に似た症状が出やすいらしい。
なので時間経過やスキンシップで段階を踏んで慣れて行かないと危険だと思われる。同じ体質の爺ちゃんや父が子供を作ってる以上、そういう事は出来るはずなのだが、急な興奮状態であるヒスりは危険なので手探り状態でどこまで大丈夫なのか白雪で慎重に試している状況だ。
ちなみに菊代の時はキスで倒れたり倒れなかったりしたので結構困っている(一度目は救急車呼ばれた)。今の所は白雪の時はギリギリ持ちこたえられているが、目の前で倒れたら心配されるし何よりそんな格好悪いところ見せたくない。
体質である以上ヒスらないのは理想だが不意にヒスる以上、逃げ回って過敏になるよりある程度慣らしてヒスらなくなるのが理想だろう。ヒスらんでも勃起はするから困らんし。
相手がアクセル踏んでるのにこっちがブレーキ踏まないといけない状況は短絡的にエロに進もうとするとゲームオーバーになるエロゲシステムなのか?よく出来てるがなんでこんなもん実装したんだ。おかげで意外と奥手とか噂流されてるんだぞ。
「――天はなぜこの人に力を与えたのでしょうか」
それは知らん。
「行くとしてこれ報酬出るの?上の許可あるの?」
「これ」
渡された紙切れに掛かれていることをまとめるには極秘任務の辞令でその間の上司はひとみさんらしい。あと桜ちゃんはやっぱり関係ないようだ。
「正式な辞令ですね」
「これ最初に出すべきでは?」
「そしたら逃げるでしょう?」
「あー、うん。見なかったことにして逃げるかも」
そうでなくても姿を見たら逃げるだろうな。だから初手で命握ったのか。うん。
「私書類仕事嫌いなのよね。もう一人分作りたくないわ」
「うちの妹がすみませんね。ちゃんと俺が働きますんで」
「妹じゃないです!……私は信用してないので監査しますからね。覚悟しといてください」
「はいはい」
「え?監査されたら俺の成績がヤバいんじゃ……?」
「真面目にやればいいだけですけど。なんで遠山先輩が困るんですか」
適当な事を言いながら用意されていた車まで案内され、目的地まで運ばれて行くことになった。
原作キンちゃんが発症したのは女嫌いとかストレスでβエンドルフィンをよく出してるからか、短期間で何度も限界を超えるからだと思うんですよね
あと派生形を何度も出してるせいで耐久削ってるからだと思われます
脳細胞は再生しませんからね
原作行く前に書いときたい話が多いんだけど……
原作何巻まで読んだ?
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読んでない
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