遠山キンジの独白   作:緋色

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時系列的に春休みかな……


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 急にマキリさんに攫われてとある財界人が女だから雑に調べろと投げ出された。俺ってそういう立ち位置なの?

 というか頼むのにイラっとした感じを出すのやめて欲しい。あと何について調べるのかも言えよ。

 それは兎も角調べようにも男嫌いで、周りを女で固めてる相手だったため仕方なくクロメーテルとして潜入する。

 

「小鼠め。目を掛けてやったのに裏切るとは」

 

 普通に見破られた。

 

「メイド服は契約に入ってないので拒否しても問題ありませんが、一応護衛だし」

「それもあるが私の事をコソコソ調べている事だ。どこの犬か。昴取り押さえろ」

「了解だ」

 

 その時出てきたのが下乳とパンツが見えそうになるくらい切り詰め、袖がギザギザした度を越した改造制服と鯱鉾(しゃちほこ)を学帽に付けた女――武極(ぶきょく)(すばる)との初対面だった。

 

「クロメーテルといったか。依頼だから悪く思うなよ。安心しろ命は取らん」

 

 そんなことより気になることがある。

 

「あの…服の肩の所破れてますよ。それにブラも見えそうですし、パンツの紐も見えてますし…。私しか気付いてないみたいなのでちゃんとした服装に着替えた方がいいかと」

 

 服の丈を短くしてるの目の毒でやめて欲しいが、そういうファッションと認識すれば何とか大丈夫だが、そうなると袖のギザギザが気になる。 

 

「ファッションンンンンン!それファッションだから!ワイルドさを出すためにファッションだよ!?」

 

 なぜかボスが噛みついてきた。

 

「え!?皆さん気が付いてたんですか!?恥ずかしい格好してるって!」

「いやナゴジョじゃ肌を出してた方が箔が付k」

「肌を晒してるのはそういうファッションだよ!へそ出しコーデという立派なオシャレ!パンツは…ほら見せパンってやつ!」

「別に見せパンじゃ…」

 

 さっきからゴニョゴニョなんか言ってるが、そういう方向で羞恥攻めするか?

 

「え、じゃあ袖は?」

「…カッコいい感じのオシャレだから!」

「カッコわr……おしゃれなんですか?」

「別に…服はなんか…袖が邪魔だったから、ちぎったらなんかこんな風になっちゃって…。カッコイイとか悪いとかそんなの全然関係ないし…!別にそういうの意識してたわけじゃ…!ギザギザも二度と着ない!」

 

 やりすぎたのか逆切れしたのか、そう言いながら上を脱ぎ床に叩きつける昴。

 スタイルがよく形のいい乳房が目の毒だからやめてくれ。というかなんだその紐みたいなブラは…?

 

「スバルゥゥゥ!照れちゃってるよスバル!面子丸つぶれちゃった!つかメンドクセー!昴メンドクさ!」

 

 ボスがなんか騒いでるが、これはヒスってるなあ。女装してると脳が混乱しやすいからかヒスりにくいからCVRでもやれているが、偶にヒスるんだよなあ。

 バレる前に仕留めて逃げないと。

 こっちの雰囲気が変わったのを察知したのか、先ほどまでの分の悪そうな顔は鳴りを潜め、好戦的な顔でこっちを見る。

 

「ほう。やる気になったか。貴様も勇敢にしてやる」

「何言ってるのかわかりませんけど碌な意味じゃなさそうですね」

 

 上半身ブラと帽子だけの相手に武器は使い難い。

 武偵はどんな時だろうと相手を殺してはいけないので事故防止のために今回は武器なしがいいだろう。

 

「先にどんな技でも掛けるがよい。打・投・極なんでもいいぞ」

「…?」

「ただのハンデだ。気にするな」

 

 実力差があると思っているのだろうか?それとも何をされても勝てる自信があると?

 ハンデ与えても勝てなかった事実は後の反抗を折る目的もあるのだろう。ただ、脱いだ後の美しい姿を見てヒスってなければだが。

 

「じゃ遠慮なく」

 

 そのまま普通に近づき、スコーンと衝撃張手(スパンク)を打ち込み、意識が飛んで倒れそうな身体を支えて床に下ろす。

 

「嘘だ…!私が雇った中で最も実力と雇い額の高かった武偵だぞ!?」

「まあ油断してたし…」

 

 信頼が高いのか他の武偵はシフトが別なので今日はいないのが幸いしたな。連戦は流石にきついし。

 こっからどうするかね。そもそもなんでこの女の事調べているのかもよく知らんし

 あ、そうだ。

 

「それじゃあ話して貰おうか。秘密♡のリスト」

 

 人差し指を立ててウインクをして聞いてみる。

 コツは唇に視線誘導することだ。

 

「な、何のことだ?グレーな付き合いだが違法ではないはずだぞ」

「語るに落ちるってこの事か?じゃあそれ教えて貰おうか」

 

 なんか心当たりあったらしい。

 

「まだだ!まだ終わってない!」

 

 後ろからどこぞの戦士みたいな声がしたので振り向くと。

 立ち上がってる昴がいた。

 

「足ガクガクじゃんか。無理すんなよ」

 

 それにしても頑丈だな?

 あれは脳を揺らして意識飛ばす技なので感触的に十分は気絶して起きてもしばらく動けないはずなのだが…?

 

「すーはー。次はこうはいかん!」

「ちょっ!?」

 

 掴み掛かって来たので慌てて迎撃する。

 掴み合う事で鬘が取れることを危惧して手押し相撲の形になる。

 力つよっ!?

 

「力比べで勝てると思うな!」

「体格に比べて力おかしくないか!?」

「口調が乱れてるぞ!私は特異体質で指先からつま先まで筋力が16倍あるのだ」

 

 乗能力種(じょうのうりょくしゃ)か!

 筋線維型の超人だからこそあんなに余裕があったんだな。さっきのも顎とか首の筋肉である程度の衝撃を受けきったのか。

 ここで手を握られたらそのまま潰され兼ねないな。

 それを予期して力を込めたりフェイント入れたりして掴ませず、体勢を崩そうと動かすが相手もやるもので緩急つけて崩そうとしてくる。

 

「無駄だ。武極(ぶきょく)家ではあらゆる武術を修める。勝ち目はない!」

「負けねえよ!」

「諦めぬ姿勢が気に入った!私が勝てばウチに来い!」

 

 アドレナリンでも出てるのか紅潮気味の昴はわけのわからんことを言ってるが冗談じゃねえ。

 力比べなら負けてるがこっちは天下無双のヒステリアモード。負けてたまるか。

 何か挽回の一手を……!

 

「力比べでここまで耐えられたのは初めてだ。強さこそ美しさ。その力をナゴジョで発揮しないか?」

「生憎、美しさじゃ誰にも負けないんで……!」

 

 あ、方法あったわ。逆転する方法。――いやこんな博打みたいな方法しか頭に浮かばないのヒステリアモードの欠点かもしれないな。

 

「勝負は真剣勝負。恨むなよ」

「ほう!まだ私に勝つ気か!おもしろいやってみろ!」

「それじゃ遠慮なく」

 

 後ろに倒れるようにあえて押し負け、相手をつんのめらせる勢いで0距離まで近づき。

 

 ズキュウウウン!

 

 頭を抱え込むように固定して、抵抗の初動をキスして動きを止める。

 

「!」

 

 そのまま頸動脈を押さえて――落とす。

 

 ――カクン。

 

 力を失ったことを確認し、即座に後ろ手に手錠をかけて拘束する。――手錠壊せないよね?大丈夫だよね?

 不安だが、とりあえずヨシ!としてボスは――なんか顔を赤らめてへたり込んでるな。腰が抜けたか?

 

「なにょをしてる……!?破廉恥な!」

「大した事してませんが、箱入り娘ですか?」

「わるかったな!」

 

 ボスは箱入りだったらしい。だから何だといったところだが。

 明らかに戦えないタイプだしいじめすぎるのもなあ。

 あ、そうだ。

 

「な、なにを」

 

 心理学的には対面に座る相手より横に座る相手の方が仲良くなりやすいらしい。+呼蕩があればなんとかなるだろ。

 

「なあ欲しいんだ。欲しくて欲しくて堪らないんだ」

「ななななにを」

「わかってるくせに――なあ欲しいんだ」

 

 顔を真っ赤にして目がグルグルになったところで「わかった!わかったから!」と降参した。

 相変わらず凶悪だな呼蕩。

 

「そうですね。さっきのリストで勘弁してあげましょう」

 

 もう抵抗する気がないのか話せるだけの情報を話してくれたボスの情報を纏めて、コピーを取らせてもらい去ることにする。

 

「クロメーテル。いつか迎えに行くから待っていろ」

「あの?なんで押し当ててるんです?」

 

 作業中に復活した昴はボスが降参したこともあって敵対姿勢はやめたのだが……なんか距離が近い。ヒステリアモード終わってるから戦いになったら絶対負けると思うんだが……。

 

「つれないな。また会おう」

 

 そういって別れる顔は美しい笑顔だった。




なんか性癖に刺さりまくってるんですよねこの子
まあバレてると思いますけど黒髪ロングタイプが好きなんです
(勢いで書ききったから満足しました)

キンちゃん強化は

  • 戦闘技を増やす
  • 便利スキルを増やす
  • 部下を増やす
  • 女を増やす
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