闇の戦士達は神殺し   作:紙の子

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9話:闇の戦士VS造られた闇

ベヒモスとの戦いを終わらせ天之河が裏切り者扱いされ、檜山の魔法を食らい奈落に落ちたハジメは頭の中で話していた闇の巨人に声をかけるが反応がない。

 

仕方ないと仮拠点を作る。

錬成途中で妙な魔力を感じ壁を削り続けると淡い光を放ち、水が滴り落ちる。

気になったハジメは手のひらに水滴を溜めて飲む。

 

「すげぇ…枯渇していた魔力が回復した…それに体の傷も治ってやがる」

 

鉱石鑑定するとこの鉱石は神結晶と言うやしい。

それもかなり大きい。

ハジメはコイツはお持ち帰りしようと神結晶を回収すると同時に、仮拠点で神水生成機を作った。

 

 

 

 

 

仮拠点を作った後、手持ちの武器を強化して周りを歩き出す。

進んで行くと魔物の気配を感じ近付く。

そこには足がキモイウサギと狼4匹が戦っていた。

ウサギは異様な速さで狼1匹に足蹴りして倒す。

狼は固有魔法の纏雷が乱れ飛ぶ。

しかし、ウサギの小柄で俊敏な動きで軽々と躱され、雷撃が途切れたところを狙われあっさり倒された。

 

何でそんなにのんびりと観察出来たか?

背後から狙われないのか?

それは…

 

 

 

 

背後に魔物の死体が山となっているから誰も襲う気は無いらしい。

先程のウサギ、狼、熊が背後から襲ってきたのでヘッドショットしたらそのまま動かなくなったのだ。

そしてハジメを見つけたウサギも流石の異常差に逃げて行った。

 

 

 

 

 

魔物肉を数種類切断して仮拠点に帰還する。

その後火を起こして魔物肉を焼いてから食べる。

魔物の肉は毒があると言うが、食料がないので気合いで食べるしかない。

そう思い1口食べる。

口入った瞬間痛みで、体がぐちゃぐちゃにぶっ壊れそうだった。

毒素が全身を駆け巡った時、自分がまだ生きているという、刺激的な実感を味わった。

すぐに神水を口に含み一緒に飲みこんだ。

 

 

「はぁ〜死ぬかと思った〜」

 

飢餓感がなくなり、妙に体が軽く、力が全身に漲っている気がする。

途方もない痛みに精神は疲れているもののベストコンディションといってもいいのではないだろうか。

腕や腹を見ると明らかに筋肉が発達している。しかし発達量が途轍もない。

 

まるで人間を辞めたみたいに。

 

「ステータス見たら分かるか」

 

 

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:■

天職:錬成師・闇の巨人

 

筋力:3500

体力:4000

耐性:2000

敏捷:3500

魔力:10000

魔耐:4000

 

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+複製錬成][+精密錬成][+高速錬成][+多重錬成][+脳内設計]・魔力操作・気配感知・胃酸強化・纏雷・言語理解

 

 

 

マジか…魔物の肉を食べただけでここまでステータス上がるか。

その後も倒した魔物の肉を食べていく。

 

 

 

 

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:■

天職:錬成師・闇の巨人

 

筋力:8000

体力:15000

耐性:18000

敏捷:25000

魔力:50000

魔耐:40000

 

 

 

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+複製錬成][+精密錬成][+高速錬成][+多重錬成][+脳内設計]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・気配遮断・完全異常耐性・言語理解

 

 

 

 

 

10種類位の魔物を食べ続け、遂には5桁超えたステータスになっていた。

武器も強化して仮拠点を畳み迷宮内を歩き始めた。

 

 

 

 

暫く進み40層の洞窟内で妙な気配を感知した。

先程までの魔物達とは桁違いの気配だった。

 

ハジメは気配遮断を使いその正体を知りたいと向かう。

 

進むとドーム状の場所に入る。

そこには人間のような姿をした者が魔物の肉を頬張っていた。

 

 

(ヤバいな…アイツ相当な手慣れだ)

 

 

「…おい!そこに隠れている奴。今すぐ出てくるならイテェ目にしないでやる」

 

ハジメは気配遮断を使っているのにバレた事に驚いたが、観念して出てきた。

ハジメが出てきても男は黙って魔物の肉を喰らう。

 

「まさか魔人族がここにいたとはな」

 

「と言っても封印されているがな」

 

魔人族の手首には鎖の様な物がされている。

腕を動かすと鎖は壁に繋がっているのか

動きが制限される。

しかし、そんな事どうでもいいかの様に魔物の肉を貪る。

この男が何者か? 何故ここにいるか? そんな事は些細な問題だった。

重要なのはこの男から感じる圧倒的な力。

 

「封印されていると言っていたが何故だ?」

 

「はぁ?何故人間のお前に言わねぇといけねぇ?」

 

まぁそうだよな。

ハジメは人間。魔人族からしたら敵にそんなホイホイ言う理由はねぇか。

 

「どうやら魔王は俺の存在が危険だとよ。だから俺は100年もここで封印されていた」

 

結局言うんかい!!

てか100年もここで封印されていたのか…

ハジメは魔人族の鎖を触れて見る。

 

「おいおい。まさか破壊する気か?」

 

「そのまさかだ…錬成!!」

 

ハジメは鎖の破壊を試す。

錬成を続けると、鎖は抵抗しているのかハジメの魔力を吸い始める。

 

「くっ!?我慢比べなら俺の方が強ぇ!!」

 

錬成を続けて数分後、ついに鎖を破壊することに成功した。

魔人族は信じられないと言う表情をして、体を動かせるようになった。

そして、その場で飛び跳ねたり、シャドーボクシングしたりしていた。

 

「サンキューな人間」

 

「南雲ハジメだ」

 

「ハジメ。さて、感謝してやりたいが…その前に俺と戦え」

 

「はぁ…なんでそうなる?」

 

「お前の力をもっと見たいからだ!」

 

魔人族の男は両手を広げさぁ来いと言いたげに構える。

ハジメはため息しながら神水をのみ魔力を回復する。

回復したのを確認した後、神水が入っていたガラス瓶を投げ捨て超電磁砲(ドラグナー)を構える。

 

「悪く思うな!」

 

ドラグナーの引き金を引き、赤黒いエネルギー弾が放たれ魔人族の男を貫いた。

 

 

しかし…

 

「くくく…いいぞ!滾る滾るぞぉぉぉぉ!!!」

 

体が貫かれようが関係ない。

逆にやる気が上がってきたみたいだ。

 

「ちっ!化け物か!」

 

再チャージしてもう一度撃とう構える。

その途端、目の前に魔人族の男が姿を見せた。

振りかざした拳をギリギリ躱し間合いを取るため距離を離す。

 

「なるほど。ソイツは遠距離魔法の類か。だったら近付いたら撃ち辛いだろう?」

 

予測していたのか男は拳を振りかざし俺に殴り掛かる。

ハジメは咄嵯に躱す、殴られた壁はヒビが入り崩れ落ちる。

なんて威力だ。当たらなくて良かった。

ハジメはすぐに距離を取ろうとするが、男の蹴りが腹部に炸裂する。

あまりの衝撃に血反吐を撒き散らした。

 

「かはぁ!…」

 

桁違い過ぎる。

奈落にいる魔物とは比較にならない強さだ。

 

「…おもしれぇ」

 

「アァ?」

 

「面白いよアンタ。名前は何だ?」

 

「俺の名はバルロス」

 

「ならバルロス…今から全力で行くぞ!」

 

ハジメはドラグナーを仕舞いバルロスに接近戦を仕掛ける。

バルロスは面白いと俺の攻撃を受け止める。

 

「ほぉ〜中々の力だな」

 

バルロスは軽々と受け止め俺に感心する。

そのまま、ラッシュ攻撃をするがガードされダメージを与えられていない。

このままじゃダメだと思い一旦距離を取る。

 

「確かにお前は強い。過去に俺と戦った勇者や魔王よりも強い…だが、今の俺にはそれすら遥かに超える力を手にした!」

 

バルロスはそう言うと黒いオーラを纏い始めた。

何がと見ていると徐々に姿は変わり…それはハジメの中にいる巨人と似た姿をしていた。

 

「グァァァァァァァァァァ!!!」

 

バルロスは叫ぶとオーラは吹き飛びドーム全体が地震並の揺れが起こる。

ハジメは咄嵯に耳を塞ぐがそれでもキツイ。

全身黒い姿、胸元や瞳は赤い。

 

「おいおい…コイツはやばいだろ」

 

視線を外した瞬間、目の前にいたバルロスが姿を消していた。

そしていつの間にか背後を取られており、振り返った途端腹を思いっきり殴られる。

力強いパンチに吹っ飛ばされ壁に激突する。

壁には亀裂が入り、ハジメは口から血を吐き出す。

 

「あの一撃を耐えたか」

 

「はぁ…はぁ…」

 

ふらふら状態の中、何とか立ち上がりバルロスを睨みつける。

このままでは負けるのは分かる。

だけど、ここで逃げるわけには行かない。

 

 

”おいおい。何でダークザギがいるんだ?”

 

 

その時、頭の中にアイツの声が聞こえた。

何処で何していたか説明し、ハジメも奈落に落ちた後の話をした。

 

 

”なるほどなぁ〜アイツも俺様と同じく適合者を見つけたと…

おい!俺様の力を貸してやる。あんな筋肉ダルマに負けるんじゃねぇぞ!”

 

「てかお前に名前はねぇのか?」

 

 

”そういや言ってなかったな。

俺様の名はベリアル。ウルトラマンベリアルだ!”

 

 

ベリアルの姿に変身したハジメはバルロス

の目の前に姿を現し全力(30%)のパンチを顔面に叩き込む。

バルロスは吹き飛ばされるが、空中で体勢を整え着地する。

顔を見ると先程まで余裕の表情だったが、今は違う。

 

「いいねぇ〜最高だ!」

 

バルロスは黒いオーラを纏いこちらに接近してくる。

ハジメも紅いオーラを纏いバルロスに対抗する。

 

 

お互いの攻撃は閃光の様に速く、ぶつかり合う度に衝撃波が起きる。

拳と拳がぶつかると衝撃が走り、脚と脚がぶつかれば床は割れる。

殴り、蹴られ、避け、防ぎ、防御し、攻撃する。

 

激しいぶつかり合いを続け、2人は1度距離を取った。

そして2人はエネルギーを溜めて放たれた光線が衝突する。

エネルギー波がぶつかりハジメの光線の方が強いのか押し込みバルロスは光線を喰らい爆発した。

 

 

 

 

 

煙が晴れるとバルロスは地面に倒れており変身が解けていた。

これで終わりとハジメも変身を解除する。

左腕は再生したがその姿はベリアルそのものだった。

 

「…何故殺さない?」

 

「あぁ?お前が戦いたいって言ったからだろ。殺す必要があったのか?」

 

ハジメはバルロスの元に神水を渡した。

バルロスは痛い体を起こして神水を一気に飲み干した。

 

「それにだ、俺はこの世界に無理やり呼び出した神を殺すと言う目標があるんだ」

 

「エヒトをか?」

 

「あぁ!」

 

「…なら俺も付き合う」

 

「いいのか?」

 

「別に今更俺が魔人城に戻ったとしてもまた封印されるだろうし」

 

ならいいかとハジメはバルロスと共にエヒトを倒す事を誓った。

 




オリキャラ設定
バルロス
魔人族でも手が負えない戦闘狂い。
力だけであれば魔王を遥かに凌駕する。
過去に魔王城を壊滅寸前までさせたのでオルクスに封印され、ダークザギと適合者となった。

見た目はブレイブルーのアズラエル
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