ここはゲーム開発部の部室、シャーレの先生と才羽モモイが二人でスマ○ラしていた時に起こった出来事だ。
モモイ「先生、私妊娠したかもしれない」
脳が震えた、ヤバイな難聴か?お仕事したりイベント周回してたせいで疲れてるのか?今なんか教え子がすごいこと口走った気がする。
深呼吸して会話を返そう、聞き間違いだ多分。まだゲームは負けてないしまだ先生は冷静だ。
先生「えっ?何?ニーシン?先生の知らないネットスラングかな?」
モモイ「先生私妊娠したかも」
ゲームの画面から目を離せない、と言うより横を向けない…嘘だろブルーアーカイブ、透き通るような世界観って銘打ってるんだろう?騙したなキム・ヨンハ。 深夜アニメバリに重いんだが?
先生「…誰の?」
モモイ「先生の」
時が止まった様な感覚、嘘だろ?そんな行為一切してないぞ。手が止まりゲーム画面はモモイが勝ちになる…ウィナー画面に切り替わる時、背後に誰かがいる気配を感じ取って振り向く。
ミドリ「嘘…」
ユズ「先生…?」
アリス「ゲームしてたんですか?アリスも仲間に入れてください!」
話を聞いた二人と聞いても話が分からないアリス。まだ、まだなんとかアリスをこちら側に引けばなんとかなる。
先生「アリス、あのね…」
モモイ「アリスゥーーー!!先生が私に乱暴したんだぁーー!」
アリス「えっ!!?」
その時、モモイが台詞を遮るようにアリスに抱きつく。
先生(…落ち着け、騒ぐんじゃあない。そんな行為は無かった。モモイの書いたシナリオに惑わされるな…先生は、やってない。ならこれはモモイの狂言だ。なら目的はなんだ…動機は…あっ)
思い出した、確か数日前…
◇◇◇◇◇
先生『ただいまー』
モモイ『割るアイスキャンディー買ってきてくれたー?』
先生『大人をパシるな…これでも先生なんだけど』
モモイ『先生は私に貸しがあるんだよ!』
先生『ハイハイ、じゃあ割るよ』
ボキッ
先生『あっ』
モモイ『7:3の割合で折れたね』
先生『……最初はグー!ジャンケンポンッ!!』
モモイ『えっ!?あっ負け…』
先生『7は先生が貰うからね!!』
モモイ『あ゛ぁーーーーーーーーっ!!』
◇◇◇◇◇
先生(ま、まさか…)
モモイ(そう、妊娠したなんて嘘。これは復讐、先生から私への甘美なる復讐……これは私の書いたシナリオって訳さ)
先生(冤罪なんて…随分舐めた真似をやってやろうじゃねぇかクソガキわからせてやる。この先生に勝てないという事を骨の髄までわからせないと)
両者にらみ会う、今始まるのは笑い無し待った無しの心理戦なのだ。周囲を巻き込んだゲームは今、モモイ優勢で始まった。
先生「なんてことないよミドリ、モモイがゲームに負けそうだから妊娠したなんてブラフで勝とうとしたんだよ」
心臓が早鐘を打ちながらも慌てるような素振りを見せず、平静を装い話す。
先生(優勢?ふざけるのも大概にしろ。真実はこうだ、それ以外の証拠なんて出ない。姉妹だから良く解るだろミドリ?少しばかり驚いたけど大人を舐めるなよ)
ミドリ「そうなのお姉ちゃん」
モモイ「違うよ!妊娠したんだ!そう先生に切り出したら知らないって嘘を付かれたんだよ!」
先生(無理だね、証拠が無ければ狂言と捉えられる…俺の勝ちだモモイ…さて罰を決めなきゃな。ここはバニーメイドとしてご奉仕して貰うか。幸い服は自宅にある)
姉妹が何やらヒソヒソと話してる。なんだろう密談なのか?密談が終わるとミドリが緊迫漂う顔で此方に近付く。
ミドリ「先生、お姉ちゃんと…その…バニープレイしたって本当?」
先生「…ん?は?」
モモイ「う、うぅ…あっ、今お腹蹴った」
先生「その腹で蹴るわけないでしょ」
ミドリ「ちょっと先生の自宅に今から誰か向かわせるから…部長、C&Cの人達に連絡いれて」
ユズ「は、はい!」
先生「ちょっ、待って」
モモイ(勝てもしない戦に行くほどこのモモイ、バカじゃないよ。私知ってるんだよ?先生がドが付くほどのバニー狂いだって。私聞いたもん…先生任務で同行した際にターゲットがバニー姿で居たときに目が血走って、ネル先輩ばりのスピードでスタンガン片手に迫ったって)
先生「そ、そんなこと…な、無いよ?それに所持してても別にそれとこれとは…」
ミドリ「確かにそうですが…えっ?本当に持ってるんですか?」
モモイ「それを着たまま先生、私のお尻をぶち回したんだぁーーー!!」
先生(してねぇ!!いや実際のところバニー服は所持してる…だがそれコユキに
「いやー、これ持ってるところ見られたら人格疑われちゃうんで…先生こーゆーのお好きですよね!取りに来るんで持っててください!」
って言われ…ん?なんでモモイがそれを知って)
その時モモイが暗黒なる微笑をしていることに気付く、その時ハッキリと理解した。あの馬鹿共二人して大人を嵌めようとしていると。
モモイ(そう!気付いたね先生!流石だよ!でももう遅いよ!このあと先生はアイスの報いを受けるんだよ!私の怒りの弾丸を喰らえっ!)
先生(不味い詰む、詰んで社会的に死ぬ…ならば!)
先生は直ぐ様スマホを取り出すと直ぐにモモトークを開く。そしてある個人に文章を打つ。
モモイ(連絡?何処に…だけどC&Cのスピードに勝てるなんて…)
先生「モモイ、面白い話をするね。自宅にバニー服があるなんて…そんなのが見付かったら先生は変態だ。モモイの主張も通りやすくなるし今後の話もモモイがマウントを取りやすくなる」
スマホを見てニヤリと笑う。
先生「そう、そんなものあったとしたらだけど」
モモイ「…なに?」
ユズ「あ、あの先生!」
ミドリ「どうしたの?先生の部屋のバニー見つかった?」
ユズ「そんな業深いモノより…先生の部屋が…」
ユズ「先生の住んでるところがロケット攻撃で火事に…っ!」
ミドリ「ロケット!?」
モモイ「えっ!?」
先生(…やってくれたかrabbit小隊。明日は焼き肉に連れていかなきゃ)
そう、自身の社会的地位の危機を感じた先生は直ぐ様モモトークで風倉モエに連絡を入れ、打ち込んだ座標にロケットをぶちこんで貰うよう要請した。
先生(駆けつけたC&Cに対処される可能性もあったが…上手くいったようだ。これで証拠は跡形もない、後は…)
先生「モモイ、本当に妊娠したんなら病院に行くべきだよ。先生は覚えがないけど本人が言うならきっとそうだよ」
ミドリ「そうだよ!この際ハッキリとさせないとだよ!」
モモイ「い、いやー…ちょっと具合が…」
ミドリ「また赤ちゃんお腹を蹴ったの!?じゃあ妊娠が原因だよ!」
モモイ「この腹で赤ちゃん活動出来るわけ無いでしょ!!」
ミドリ「自分で言ったのに!?」
モモイ(不味い!ここだけの話で済まそうとしたのに病院までいくとなると確実に大事になる!!バレる!嘘付いたのがバレちゃう!)
モモイ「やだ!私行かないからね!」
先生「モモイ!敗けを認めろ!勝負は付いたんだ!」
ユズ「えっ、えっと…産婦人科は…」
アリス「もう止めてください!!」
揉め出したその時、アリスが大声を上げてその場を制する。
アリス「どうしてそんな喧嘩をするんですか…嫌ですよ…モモイ、アリスは分かります…何か隠してますね。いつもモモイを見ていたら分かります…先生もどうしてそんな人を陥れようとする顔をしているんですか……先生は、先生はもっと…」
モモイ「…ゴメン、妊娠なんてしてないよアリス。先生が私に意地悪したから嘘をついちゃったんだ」
先生「モモイごめんね。降り掛かる火の粉を払おうとしたら楽しくなって…本当にごめん」
モモイ「先生…」
アリス「じゃあ仲直りですね!!じゃあ仲直りにはい!買ってきたんでこれをどうぞ!」
アリスが差し出したのはダブルソーダ…割れるアイスだ。
先生「これは…」
モモイ「思えば、ここから始まったんだ…私の復讐」
先生「やっぱこれじゃないか原因」
モモイ「はははっ、じゃあ割るよ」
ボキッ
先生「…」
モモイ「…」
アリス「あー…」
ミドリ「9:1の割合で…」
ユズ「わ、割れちゃった…」
モモイ「……」
モモイがそのまま1割を先生に渡して9割を手中に入れようとするが先生の手で止められる。
先生「待って、おかしいでしょ今の」
モモイ「何が?先生この前7割食べたでしょ?じゃあ今度は私が頂く番だって」
先生「今謝ったじゃん。チャラだよチャラだ、それに先生の家吹っ飛んだからホームレス生活に向けて栄養が必要だと思うんだ」
モモイ「私も栄養が必要だよ」
先生「太るよ」
モモイ「何?今なんて言ったの?ちょっと聞き捨てならないって。泣くよ?本気で泣くよ」
先生「あぁゴメンノンデリだっ…」
モモイはアリスに9割アイスを渡すと1割分を食べてしまった。
モモイ「じゃあ残り争奪戦だよ!ジャンケンポン!!」
先生「あっ!汚い…負けた!」
ジャンケンに勝ったモモイは直ぐに先生を押し倒して拘束する。
モモイ「はい勝ったーー!!アリス!私に残りを!先生を押さえてる間に!速く!」
先生「分けるって言葉辞書で調べない!?今やってることだいぶヤバイよモモイ!!先生もアイスの食べたいのに…誰かーーー!!男の人呼んでーーーっ!!もしくはユウカ!」
ユズ「…あっ、電話…もしもし…あっはい。そうですね…今居ます。二人とも…あのー…」
モモイ「何!?」
ユズ「ユウカからなんですけどミレニアムの表でrabbit小隊の方々と…後コユキさんが何か協力金を要求していて…何か心当たりが…?」
モモイ「コユキさんが先生にバニー狂いの疑いかけたって伝えといて」
先生「コユキは人様を変態バニー扱いする狂人だって伝えといてくれない?後小隊への支払いはコユキだから」
ミドリ「付き合ってられないよ…」
アリス「あ、あはは…」
後にrabbit小隊の所へ行って大変な目に会うが、また別の話。