モモイVS先生 妊娠したよっ!責任取ってっ!   作:蟹ふらん

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5 先生とペロロ 君は完璧で究極の…!

 

ウタハ「出来たよ先生、対暴徒鎮圧用戦闘服だよ」

 

先生「頼んでないよそんなもの」

 

ウタハ「!?」

 

エンジニア部に呼ばれて向かった先生を待っていたのは死屍累々のエンジニア部の面々だった。なにやら頼んでもないのに何かを開発したようだ。

 

先生「いや約束してないよね?流石に約束してたら覚えているよ?」

 

ウタハ「…日頃頑張っている先生に対して我々はプレゼントを発案して、急ピッチの三日間飲まず食わずで作ったんだ」

 

先生「よーし突発的に作ったんだね?先生は正しかった」

 

ウタハ「では着てくれないか?」

 

先生「ちょっと嫌かなって」

 

ウタハ「何故だ!!?」

 

先生「頭良いのにバカの集団が作った物って絶対危険じゃない?テストした?」

 

ウタハ「してない、一番は先生にと思ったから…」

 

先生「先生はモルモットじゃないんだよ」

 

断って違う人物。こういう事に対して積極的な生徒を紹介しようかと思っていた先生は、次にウタハが言ったセリフによって考えが変わる。

 

ウタハ「…この戦闘服には変身機能が備わってるんだ」

 

先生「それは何処にある?喜んで着用するよ!」

 

ウタハ「先生なら言ってくれると思ったよ」

 

…10分後

 

ウタハ「そこに足を入れて…うん、そのまま手をいれて…はい、じゃあそのまま背中のチャックを上げるよ」

 

先生「…ねえ、これ…」

 

ウタハ「なんだい先生」

 

着付けが終わる。そこに居たのは……ペロロだった。

 

先生「これキグルミじゃない?戦闘服なの?」

 

ウタハ「弾力装甲を付けた結果だよ。変身の際にはこれがパージして抜き身の刀、白の戦士が出てくるんだ」

 

先生「ペロロなのはなんで…?」

 

ウタハ「兵器に見せないための偽装だね、相手を油断させるためだよ。でもその状態でもパワーアシストが効いているから結構快適だと思うよ。ちなみに身バレ防止のボイスチェンジャーがついてるから声バレも安心だ」

 

先生「そこまでマジにやるの…?」

 

ウタハ「この装備はラブ&ピースの為に使われるべきだよ。間違いなく」

 

先生「本音は?」

 

ウタハ「皆で思い人がヒーローになったら素敵じゃない?じゃあ理想のスーパーヒーローを作ろうぜ?のノリだね。楽しかったよ」

 

先生「やっぱバカの集団だよ君たちは」

 

そんな話をしながらウタハが背中のチャックを閉める…すると、パキンッと何か嫌な音がした。

 

ウタハ「…先生すまない、チャックの閉める器具が折れた」

 

先生(ペロロ)「…は?じゃあ指か何か端の方に突っ込めば…」

 

ウタハ「生体認証で開け閉め出来るようにしたんだ…うん。今、それが壊れた…おぉ、ボイスチェンジャーが作動してるね。渋い声にしておいたからいつものほほんとしてる先生だとは誰も気づかないね」

 

先生「なんで、そんなふうにしたの?バカなの?それ本人分かりにくい上に助け呼びにくくない?」

 

キグルミの中で額に汗が流れる…このまま出られない可能性が出てきた。

 

ウタハ「安心してくれ、器具は一日有ったらまた作れるし、変身さえしてしまったらこちらに来てくれれば装備は外れるから…」

 

先生「ちなみにどうやって変身できるの?ベルトとか無いけど」

 

ウタハ「そのペロロのキグルミ自身に備わってる。ある挙動によってキャストオフするのさ」

 

ペロロの胸をツンと突きながら自慢げにそう言う。

 

先生「…で、方法は?」

 

ウタハ「強風による風圧でエネルギーを体内に流して…」

 

先生「仮面○イダーじゃないかよ!!なんで!!そんな!!わざわざ!!面倒な奴にしたの!!」

 

ウタハ「ごめん。先生は大事な人だから、先生で実験すれば、エンジニア部はもっと強くなれるかもしれない…と」

 

先生「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ウタハ「あっ、先生荷物」

 

先生はエンジニア部を出て全力で走った。キグルミのせいで多少走りにくいが全力で、他のミレニアム生に注目されながらも校舎を駆け回った。だがそんなものは関係ない…一刻も早く変身して脱がないといけない。

 

先生(クッソ!!このままだと飲食物もトイレも儘ならない!!脱がないと!脱がないと本当にヤバい!!)

 

走って風を受けても何も変わらず、乗り物に乗ろうとも巨体のせいで乗れない。バイクも試したが手が翼なのと股下がキグルミのせいで盛られて足が届かない…早速詰んでしまった。

 

再び風圧を受けるために駆け出す。走っている途中にセミナーが見えた為、そのままの勢いで助けを求める。

 

先生(ペロロ)「先生だよ!!ユウカ!!」

 

ユウカ「ひっ!?先生はそんなダンディな声してません!!誰ですか貴方は!喋るペロロジラの子供!?」

 

先生(ペロロ)「チッ、ボイスチェンジャーか!あっ!やめて!銃を向けないで!」

 

レイドボスと間違われて撃たれる。撃たれた所は貫通せず、ダメージはさほど無い辺りエンジニア部の本気が窺える…癪だけど後で報告しよう。

 

なんとか逃げ延びた先生(ペロロ)は最後の手段に出る為にゲーム開発部に向かった。

 

先生(ペロロ)(部室で一日過ごそう。大丈夫だあそこなら事情を話せばなんとか…やば、さっき叫んだから声ガラガラ)

 

部室に付いてノックする。だが返事は無いしドアも開かない。

 

先生(ペロロ)(誰も居ないか…荷物はエンジニア部だし…仕方ない。一刻を争う…ピッキングして開けよう。何回かカギ無くしてやった事あるからすぐだ)

 

___________________

 

 

ゲーム開発部が四人揃ってゲームをしていた。

 

モモイ「たまにはホラゲーも良いよねー!」

 

アリス「立体音響ってアリス初めて体験しました!」

 

ミドリ「本当にね、ユズちゃん備品とはいえ人数分のヘッドフォンありがとう」

 

ユズ「うん、本当は先生が来てからの方が良かったかもだけど…」

 

モモイ「仕方ないよ、先生ホラー苦手だし!あとで先生には初見プレイして貰おう…あれ?」

 

ミドリ「どうしたのお姉ちゃん」

 

モモイ「いやなんか…ドアから音しない?」

 

そう言うと一同はドアを見る。ロックは少し揺れた後、ゆっくりと開かれる。

 

ユズ「泥棒…!?」

 

アリス「いえ、先生じゃないですか?」

 

カチャカチャと何かこする音がしてドアが開かれる…そして、人間より大きなペロロが現れて中に入ろうとする。

 

が、中に入りきらず途中で突っかかってしまった。

 

先生(あっ、つっかえた。やっぱデカいからか)

 

アリス「総力戦で不定期に襲来してくるエネミーが侵入してきましたっ!!これよりクエストを開始しますっ!!」

 

アリスがドアを押して部屋から出そうと押し出す!

 

先生(ちょっ!!アリス!なんか勘違いされてる!)

 

先生(ペロロ)「ヴァァィスゥゥゥゥ!」

 

ユズ「何か叫んでる…!?」

 

先生(声ガラガラ+ボイチェッッ!!マジのエネミーの声に聞こえるわ!!)

 

ペロロスーツのパワーアシストのおかげか多少アリスに対抗できてる。アリスに多少対抗できる辺りエンジニア部すごい発明している。

 

モモイ「アリスのパワーに対抗できてるよ!皆銃を構えて!敵だよ!」

 

…裏目に出たようだ。なんでこういう時にそんなリーダーシップ出るのお前…!

 

モモイ「ユズは通報!ミドリは私と来て!戦うよ!」

 

ユズ「う、うん!もしもしヴァルキューレ!?」

 

先生(ペロロ)「…チィ!」

 

モモイ「あっ!逃げた!待てっ!!」

 

 

…全力で追手から逃げた。

 

迫る追手を振り払い、脳に叩き込んである地理をフル活用してなんとか逃げ延びた。キヴォトスに住む人よりひ弱な人間がここまでやれるのだ…改めてエンジニア部の偉大さを痛感した。

 

気付いたら雨まで降ってきた。裏路地まで逃げた先生は、動きっぱなしで流石に疲れたのかその場で腰を落とす。

 

先生(ペロロ)(どうしよ、流石にこのままって訳には…街中行ったら子供に蹴られるし…このままゴミとしてここにいるか)

 

ヒフミ「かわいそうに…こんな大きなペロロ様を捨てるなんて…!」

 

休憩の最中に見覚えのある生徒が現れた。濃いめのアイボリーの髪を揺らし、雨から体を守るため傘を差してこちらを観察している。。たしかトリニティ総合学園の阿慈谷ヒフミ、素直で良い子だったはず。

 

先生(ペロロ)(声出すと怯えられるから手だけ振っておこう、中に人いますよってね)

 

手を振ると彼女は目を輝かせる。

 

ヒフミ「わぁ…!」

 

ヒフミは少し考えると、何か思いついたのか傘を畳み、雨に濡れたまま先生(ペロロ)を持ち上げて担ぐ。

 

ヒフミ「重い…けど、そんなことじゃあへこたれません…!大丈夫ですよ!安全な場所まで行きます!」

 

先生(ペロロ)(えっ)

 

ヒフミ「私が面倒見ますから…!」

 

先生(ペロロ)(なんか生き物と勘違いされてるーーー!?)

 

 

哀れな生き物を拾った少女はそのまま帰路を歩いていく。

 

 …続く

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