機動戦士ガンダム 水星の魔女 グエルの背中を押す者   作:セサミストリート

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ここから原作に繋がります。本来登場しないあのキャラがいます。それでも良い方はどうぞ


魔女と獅子

「編入手続きよし、制服よし、校則よし、コクピットのレギュレーションよし」

 

タブレットをなぞりながら持ち物を確認していると機体から通知音が聞こえる

 

「大丈夫、エアリアルの申請もちゃんとしてあるよ」

 

機体は安心したのか、静かになる。しばらくしたら、アナウンスが流れた

 

「フロント73区、アスティカシア高等専門学校到着5分前です。本船はこれより、入港軌道態勢に移行します」

 

アナウンスを聞きながらコクピットのディスプレイを起動させ、宇宙空間に佇むアスティカシア高等専門学園を見ていた。

 

「あれが学校…」

 

アスティカシア高等専門学園に向かう輸送船の格納庫の中で、少女はMSのコックピットで呟いた。外から見る学園は大きく、見るものにとっては威圧感を感じるが、少女はこれから行く学園に心躍りながら学園コロニーを見ていた。

 

「お母さん、とうとう来たよ」

 

これから行く学園で、多くのことを学び、友を作り、楽しい学園生活ができると少女は思っていた。

 

「お母さん、エアリアル、私頑張るね。逃げたら一つ、進めば二つ、だよね」

 

少女の言葉に答えたかのようにコクピットから通知音がなった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

学園に到着し、大型エレベーターを降りた後にアスティカシア高等専門学園の大地を踏みしめる。エレベーターの外から見る学校は大きく、ところどころMSが闊歩している。学園の大きさを改めて知り、ただただ感動していた。

 

「スレッタ·マーキュリーさん」

 

自分の名前を呼ばれ、振り返るとそこには身長は自分より少し低く、髪は短髪で黒く、青のインナーカラーが入った少女が立っていた。

 

「私はメカニック科2年、ニカ·ナナウラです。実習、見学なんだよね?わからないことがあったら何でも聞いてね」

 

ニカはスレッタに自己紹介をし、スレッタは初めての学生に緊張してしまう。

 

「よろっよろろ…ろろし…しましゅ!」

 

スレッタはよろしくと伝えたいが、舌が上手く回らず、変な言葉になり、深く頭を下げた

 

「緊張してる?」

「がっ…学校…初めて来たから…」

「初めて?」

 

スレッタの言葉に気になったニカだが、後ろから別の二人が来た。

 

「ニカー!何やってるのー?」

「ソフィ待って、早く行き過ぎ」

「ソフィ、ノレア」

 

ニカとスレッタのもとに来たのは、二人の少女だった。一人はピンクのボブパーマで見るからに活発な少女と、もうひとりは緑のショートワンカールて表情があまり変わらない少女だった。

 

「紹介するね、パイロット科1年のソフィ・プロネ、こっちは同じパイロット科1年のノレア・デュノク」

「よろしくね!」

「…どうも」

「よっ…よろっ…しく…」

「あはは、この人何か変だね〜」

「ソフィ」

「ごめんごめん、ノレア」

 

突如来た二人の勢いにスレッタは戸惑い、深々と頭を下げるしかなかった。

 

「ねぇねぇ!お姉ちゃんって呼んでいい?いいよね?はい決まり!今日から私のお姉ちゃんね!」

「お…お姉さん?」

「すみません、無視していいので」

「ちょっとノレア!」

「二人とも落ち着いて…」

 

3人がやり取りをしている中、突如警告音が鳴り周りが暗くなった。ハッチから出てきたのは鍔迫り合いしながらも、赤いMSが押し通りながら試験区域の真ん中に移動させ、旋回しながら別のMSのビームライフルの射撃を躱していく。

 

「赤いディランザ…グエル・ジェタークか」

 

双眼鏡でみていた一人の教官が呟き、試験区域が突如決闘場になったことに内心苛ついていた。

 

「あれは…?」

「あれは決闘、MS同士で戦うんだよ」

「決闘…?」

「この学園の決まりです、何かあれば決闘ですべて決まります、所詮スペーシアンの道楽ですよ」

 

決闘中のMSを遠目で見ていたら、アナウンスが流れた。

 

「実習中失礼する。これは決闘委員会が承認した正式な決闘である。立会人はこのシャディク・ゼネリが務める。各自手出し無用に願いたい」

 

ディランザはビームパルチザンを振りかざし、挑戦者のMSはシールドで受け止めるが、パワーはディランザに分があり、ビームパルチザンを押し付けながら挑戦者のMSは後退する。ディランザのパイロットは群がっている学生をコクピットでみた後、一つ笑みを溢し、挑戦者のMSに突貫する。

 

「おい…!そっちは…!」

 

ビームパルチザンで猛攻を繰り返し、挑戦者のMSは捌ききれず所々装甲が剥がれ落ち、しまいには片腕を切り落とされる。学生が見ているギリギリの場所で動きが止まり、ディランザはビームパルチザンを挑戦者のMSの股の間に差し込み、勢いを殺さず浮かび上がらせ、落ちてくるMSのアンテナと足を器用に切り、決闘は終わった。空中から文字が浮かび、グエル・ジェタークが決闘の勝者になった。

 

「これが…決闘…」

「お姉ちゃん大丈夫?怪我してない?」

「はっはい…平気です」

 

スレッタは挑戦者のMSが落ちた衝撃で尻餅をつき、ソフィの手を借りて立ち上がり、ディランザのコクピットから出てきたグエル・ジェタークを見ていた。

 

「あの人…強い、です」

「この学園のホルダーですから、学生相手だけなら誰よりも強いですよ」

「ホルダー…?学生相手だけ…?」

「ホルダーは学生最強の証だよ、でもあんなのよりお兄ちゃんの方が強いもんね〜」

「お、お兄さんがいるのですか?」

「ソフィが勝手に言ってるだけだよ。でもホルダーの座を手にするなら、あの人のほうがあってると思うな」

「そ…そうなんですか…?」

(あの赤い人より強い人がいるんだ…どんな人だろう?)

「あ、次実習じゃん。行こう、ノレア!」

「はいはい、ではまた」

「はっはい!ありがとうございました!」

「私も実習があるから困ったらいつでも連絡してね。あ、まだ地図アプリ入れてなかったら入れてあげるね」

「あっ…ありがとうございます!」

 

スレッタのタブレットをニカが操作を手伝い、ニカ、ソフィ、ノレアの連絡先を入れ、地図アプリも入れた。

 

「えへへ…やりたいことリスト…一つ埋まりました」

「やりたいことリスト?」

「ここに来る前に…リストを作ったんです、友達の連絡先を交換する…」

「そうなんだ…リスト、埋まるといいですね」

「はい!」

 

スレッタたちはそれぞれの実習場に向かい、その場を後にした。

 

「あの赤毛の女…あいつが水星の転校生か」

 

グエルはその場をさろうとするスレッタの後ろ姿を静かに見つめていた。この二人の出会いが、それぞれの運命を変えることになる…

 




はい、ありがとうございました。本来ならソフィとノレアは出てきませんが、2人が楽しく学園生活を送ってほしいという自分の願いをここに書きました。そしてこっからグエスレを本格的に作っていきます、結構その場の勢いで作っていくので、今後ともよろしくお願いします。

誤字脱字報告ありがとうございます。所々間違いがあると思うので、ご報告よろしくお願いします。また、感想もお待ちしています。

主人公とグエルとの関係は親友みたいな関係ですが、皆さんはどう思いますか?

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