ダンボール戦機ウォーズ もう一つの物語   作:仮面大佐

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第3話 第2小隊との対決

 神威大門統合学園に入学してから、しばらくが経った。

 俺は、授業を受けつつ、ウォータイムにも参加していた。

 ニーズシティを攻略した後、ラボという施設を獲得した。

 ラボとは、セカンドワールドに存在する施設で、メカニックなら誰もが欲しがる施設だ。

 ラボなら、様々な武器などをすぐに量産したり、メンテナンスする事ができる。

 ラボがあるニーズシティを獲得して以降、ジンさんからは、今後の攻略に関しては、それぞれの小隊の判断に任せるとなった。

 ニーズシティの横には、グレスト山地とアカマ砂漠の二つの拠点がある。

 グレスト山地は、アラビスタに攻め込むのに重要な拠点というわけではないが、ラボの性能を上げることができ、アカマ砂漠は、アラビスタの他の拠点に攻め込むのに必要な拠点だ。

 第1小隊と第5小隊で話し合い、グレスト山地には第1小隊が、アカマ砂漠には第5小隊が向かうことになった。

 

カゲトラ「トウマ、スズネ。各個撃破しながら、フラッグの攻略を行うぞ。」

トウマ「了解。」

スズネ「よっしゃ!やったるで!」

 

 カゲトラはそう指示を出しつつ、俺もスズネも動いていく。

 ただ、スズネは独断気味だったのだが。

 

トモヤ「2人とも、敵を各個撃破しつつ、フラッグを制圧するぞ!」

カゲマル「了解。」

アヤミ「ええ!」

 

 トモヤがそう指示を出して、カゲマルとアヤミはそう答える。

 カゲマルも、敵のLBXを撃破しながら進んでいた。

 そして、それぞれの拠点を制圧する事に成功する。

 

トウマ「ふぅ〜…………。」

カゲトラ「お疲れ様。」

スズネ「よおやったな!」

トウマ「ああ。」

 

 俺がそう一息吐くと、カゲトラとスズネはそんな風に言う。

 すると。

 

アナウンス『ロシウス連合がジェノックに勝利した為、『ギガントの壁』の所有権に変更はありません。』

 

 そんなアナウンスが流れてきた。

 ジェノックといえば…………アラタにヒカルが所属している仮想国だったな。

 大丈夫かな。

 

アナウンス『終了時間となりました。本日のウォータイム、終了します。』

 

 そんな風に考えていると、そんなアナウンスが流れてくる。

 俺たちは、ハーネスの司令室に戻る。

 すると、カゲトラとトモヤが口を開く。

 

カゲトラ「トウマ。部隊での戦い方も様になってきたじゃないか。」

トモヤ「ああ。カゲマルも、慣れてきたようだな。」

トウマ「ありがとう。」

カゲマル「おう。」

 

 カゲトラとトモヤは、そんな風に言う。

 まあ、慣れてきたといえば、慣れてきたかな。

 俺とカゲマルがそう言う中、スズネ達が口を開く。

 

スズネ「せやな。ここらで景気付けにぱーっといこか!ええやろ?タケル。」

タケル「うん。そうだね。純喫茶スワローに行こうか!」

アヤミ「私たちも行きましょうか。」

カナタ「そうだな。」

 

 スズネがそう言うと、タケル達も同意する。

 純喫茶スワロー?

 神威島には、純喫茶もあるんだな。

 

トウマ「なぁ、純喫茶スワローって?」

タケル「ああ、行くのは初めてだったね。純喫茶スワローは、商店街にあるんだ。あそこのメニューはどれもすっごく美味しいんだよ。」

トウマ「へぇ…………。」

カゲマル「たまには悪くないか。」

 

 俺がそう聞くと、タケルはそう答える。

 それは気になるな。

 カゲマルも行くようだ。

 純喫茶スワローに向かう中、周囲の生徒達は何かとザワザワとしていた。

 

トウマ「なんか…………周囲がざわついてるな。」

カゲマル「気にする必要はない。さっさと行くぞ。」

トウマ「ああ。」

 

 俺がそう呟くと、カゲマルはそんな風に言う。

 まあ、俺たちには関係ないか。

 俺はそう考えて、カゲトラ達と一緒に、スワローに向かう。

 ただ、この時の俺は気づいていなかった。

 その噂の大元が、アラタである事に。

 スワローに到着すると。

 

トウマ「ここが…………。」

タケル「そう。純喫茶スワローだよ。」

カゲマル「ほう…………。」

 

 俺がそう呟くと、タケルはそう言う。

 俺たちが中に入ると。

 

マスター「おっ!カゲトラ君、トモヤ君。いらっしゃい。」

カゲトラ「ご無沙汰しています。マスター。」

トモヤ「こんにちは。」

 

 純喫茶スワローのマスターと思われる人がそんな風に話しかけてくる。

 カゲトラとトモヤがそう挨拶をすると、スズネが口を開く。

 

スズネ「マスター、ウチ、メロンソーダね!」

アヤミ「私は、コーヒーをお願いします。」

マスター「はいはい、いつもの奴ね。…………おや、新人さんかい?」

 

 スズネとアヤミの2人がそう言うと、マスターは伝票に注文の品を書く。

 すると、俺とカゲマルに気付いたのか、話しかける。

 

トウマ「あ…………はい。第1小隊に配属されました、桐生トウマです。」

カゲマル「第5小隊に配属された倉石カゲマルだ。」

マスター「…………なるほど。カゲトラ君にトモヤ君のチームに配属されたのか。良い隊長で良かったね。転入祝いに、純喫茶スワロー名物、『チョコレートパフェ』をご馳走しよう。」

 

 俺とカゲマルは、そんな風に自己紹介をする。

 すると、それを聞いたマスターは、そんな風に言い出す。

 それを聞いたスズネは。

 

スズネ「トウマにカゲマル、ええなぁ。マスター、ウチのも奢ってーなぁ。」

タケル「スズネ!調子に乗りすぎだよ。」

アヤミ「そうよ。あくまで、あの2人の為だって事を忘れないで。」

スズネ「はぁい…………。」

カナタ「相変わらずだね…………。」

 

 スズネがそんな風に言うと、タケルとアヤミはスズネを宥める。

 スズネが落胆したようにそう言い、カナタが苦笑していると。

 

ギンジロウ「カゲトラ、トモヤ!少し静かにしてくれや。ココアが不味くなる。」

カゲトラ「ああ、すまなかったな。」

トモヤ「ギンジロウも来ていたのか。」

 

 そんな風にカゲトラとトモヤに声をかける存在がいた。

 声をかけたのは、第2小隊の隊長である無敵ギンジロウだった。

 カゲトラとトモヤがそう言う中、ギンジロウはココアを飲みながら口を開く。

 

ギンジロウ「マスターのココアは絶品だからな。生クリームではなく、マシュマロの甘みがポイントだ。特にシナモンの隠し味が後を引く…………。」

テッペイ「ギンジロウさん。口、くちっ!ついてますよ。溶けたマシュマロが。」

ギンジロウ「ハハッ!?細かい事気にすんな!粋ってやつだよ!」

 

 ギンジロウは上にマシュマロが乗ったココアを飲みながらそんな風に言う。

 すると、同じ第2小隊の新谷テッペイがそう言う。

 それを聞いたギンジロウは、マシュマロを取りながらそう言う。

 

ギンジロウ「トウマにカゲマルは初めてだったな。俺様の小隊メンバーを紹介するぜ!」

トウマ「はぁ…………。」

カゲマル「暑苦しい奴だな。」

 

 ギンジロウはそう言うと、他の小隊メンバーを紹介しようとする。

 俺とカゲマルがそう呟くと。

 

ギンジロウ「この図体がでかい癖に、細かい事を気にする男が、新谷テッペイ。」

テッペイ「押忍!俺の好物はカフェオレだ。」

ギンジロウ「そこで緑茶を飲んでるのが、巴シズカ。」

シズカ「よろしく…………。」

ギンジロウ「で、この天然パーマが…………。」

ジョニー「メカニックのジョニー・パウワーでース。コーヒーはアメリカーノに限るネ。」

 

 ギンジロウは、他の小隊メンバーをそんな風に紹介していく。

 まあ、以前に夕食の際に、メンバーの名前は聞いてたけどさ。

 

タケル「…………個性的な紹介をありがとう。」

カナタ「相変わらずだね…………。」

ギンジロウ「ハハッ!どういたしましてだぜ。カゲトラ、トモヤ。一つ提案がある。」

トモヤ「提案だと?」

 

 タケルとカナタが苦笑しながらそう言うと、ギンジロウはカゲトラとトモヤにそう話しかける。

 トモヤがそう聞くと、ギンジロウは説明を続ける。

 

ギンジロウ「おう。ドルドキンス司令からのウォータイムでの進軍は、しばらくは俺たちの自主性に任せるっていう話だったと思うが………。普通にアラビスタ同盟の連中を潰してもつまらねぇ。そこでだ!小隊同士の『腕試し』をしねぇか?」

カゲトラ「競争しようって事か?」

ギンジロウ「流石、カゲトラ。話が早い。そういう所、大好きだぜ。」

 

 ギンジロウはそんな風に提案をする。

 それを聞いたカゲトラがそう聞くと、ギンジロウはそう答える。

 カゲトラとトモヤは顔を見合うと、口を開く。

 

カゲトラ「…………ただし、条件がある。目標となる拠点は、こちらで決めさせてもらう。」

ギンジロウ「いいぜ!それくらいのハンデがあった方が燃えるからな。」

トモヤ「なら…………目標は、『エンカ古代遺跡』にしよう。そこを先に攻め落とした方が勝ちだ。」

 

 カゲトラがそんな条件をつけると、ギンジロウは同意する。

 それを聞いたトモヤは、そんな風に提案をする。

 

ギンジロウ「OK!決まりだ!賭け金はいつもの『アレ』だ。」

 

 ギンジロウはそれを聞くと同意して、そんな風に言い残すと、残りの小隊メンバーと共に去っていく。

 それを聞いていたマスターは。

 

マスター「…………カゲトラ君、トモヤ君。大丈夫なのかい?あんな約束して…………。」

カゲトラ「大丈夫です。ご心配には及びません。」

タケル「ギンジロウお得意の俺様ルールだからね…………。」

カゲマル「なるほどな…………。」

 

 マスターが不安げにそう聞くと、カゲトラはそう答える。

 タケルの呟きを聞いたカゲマルがそう言うと、アヤミが口を開く。

 

アヤミ「それにしても、エンカ古代遺跡とは、良いところをついたわね。」

トモヤ「ああ。あそこは地理的にも攻め難く、守りに易い拠点だ。今後、本格的にアラビスタ同盟の本拠地に進軍する為に、いずれ落とさなければいけない拠点だからな。」

カナタ「ナイスチョイスだと思うよ。」

 

 アヤミがそう言うと、トモヤはそんな風に答える。

 何の考えもなしに、そこに指定したわけじゃないのか。

 すると。

 

マスター「はい。では、お待たせ。前祝いだ。今日は奢りでいいよ。」

スズネ「おおきに!マスター!」

トウマ「ありがとうございます。」

 

 マスターはチョコレートパフェなどを持ってきてそう言う。

 それを聞いた俺とスズネは、そんな風に答える。

 俺はチョコレートパフェを食べていく。

 結構美味しいな。

 すると、カゲトラが話しかける。

 

カゲトラ「ん?どうした、その顔は?」

トウマ「ああ、いや…………。」

カゲトラ「ギンジロウとの腕試しの事が、心配か?」

トウマ「まあ…………。」

 

 カゲトラがそう聞いてくると、俺はそう言う。

 すると、カゲトラはそんな風に言う。

 お見通しか…………。

 

カゲトラ「大丈夫だ。今の俺たちには勢いがある。それに、お前もいる。きっと勝てるはずさ。」

トウマ「………そうだな。というより、賭け金のいつものアレって、何だよ?」

カゲトラ「まあ…………それは、いざやる時のお楽しみだ。」

 

 カゲトラはそんな風に言う。

 まあ、頑張るか。

 互いに切磋琢磨出来る相手がいるのは、いい事だろうし。

 まあ、賭け金が何なのかが、気になるが。

 その翌日の日曜日。

 

トウマ「ふわぁ…………。ちょっと早くに起きすぎたかな。」

 

 俺はそう呟きながら、歩いていた。

 ちょっと早めに起きてしまい、水を飲みにいったのだ。

 すると。

 

???「第1小隊の新人について、皆で話し合う必要があると思いましてね。」

???「あの2人、肝心なところで命令を聞かなくなるよね。それとも…………また君のせい?」

???「あら?図星?」

???「言い訳はしない。」

 

 そんな声が聞こえてきたのだ。

 どうやら、1人に対して、周囲の人たちが嫌味を言っているようだ。

 聞かなかった事にしよう。

 そう思い、俺は去っていく。

 ハーネスにはそんな雰囲気は無いのだが、他の仮想国はそうはいかないらしい。

 この寮には、ハーネス以外にも、ジェノックとポルトンの生徒がいる。

 声を聞く限り、ハーネスでは無いのは確かで、話を聞いた限りでは、ポルトンはそんなに重要拠点はなく、暇を持て余している様だから、ジェノックだろうな。

 

トウマ『というより、話のテーマはアラタ達か?何したんだ?』

 

 そんな風に考えるが、すぐにやめた。

 他の仮想国の話し合いに、首を突っ込む気はない。

 それこそ、余計なトラブルの元になるから。

 そんなモヤモヤする様な出来事がありつつも、ウォータイムに参加していく。

 その後、様々な拠点を制圧していった。

 途中、ジェノックが、ロシウス連合のイーストエンドブリッジという拠点を制圧したとアナウンスがあった。

 イーストエンドブリッジの制圧のアナウンスが流れた翌日、エンカ古代遺跡に進軍する事になった。

 

タケル「降下ポイント、敵影なし。オールグリーン!」

カナタ「いつでも行けます!」

カゲトラ「第1小隊、発進する!」

トモヤ「第5小隊、発進!」

 

 その合図と共に、俺たちはクラフトキャリアから降りていく。

 フラッグがある場所を見ると、周囲は敵LBXで固められていた。

 

タケル「流石に数が多いね…………。」

カゲトラ「フラッグは一つか。ここは正攻法で攻めるしかないな。各個撃破をして、フラッグを目指そう。」

「「了解!」」

 

 タケルがそう言う中、カゲトラはそう指示を出して、俺とスズネはそう答える。

 恐らく、カゲマル達の方もそんな風に話をしているだろう。

 すると、ギンジロウから通信が入る。

 

ギンジロウ『カゲトラ、トモヤ。お前らも今か。ハハっ!熱くなってきたぜ。さあ、始めようか!』

 

 ギンジロウからそんな通信が入る。

 いよいよ、3小隊対抗のエンカ古代遺跡攻略作戦が始まる。

 

カゲトラ「俺たちも行くぞ!」

「「了解!」」

トモヤ「進軍する!各個撃破して、フラッグを目指すぞ!」

「「了解!」」

 

 俺たちは動き出した。

 警備しているアラビスタの敵LBXに攻撃していく。

 

「ハァァァァァ!」

 

 俺はそう叫びながら、ジラントへと向かっていく。

 ジラントは、俺を見ると攻撃してくるが、俺は的確に攻撃を躱しつつ、攻撃をしていく。

 

「ふっ!はっ!」

 

 ちらりとカゲマルの方を見ると、カゲマルは敵の僅かな隙を狙って、的確に倒していく。

 すると。

 

ギンジロウ「ハハッ!軽い、軽い!朝飯前だぜ!」

 

 ギンジロウも敵LBXを倒したのか、そんな風に叫ぶ。

 俺たちは競争をするように、進軍していく。

 すると、カゲマルから通信が入る。

 

トウマ「どうしたんだ?」

カゲマル「せっかくだ。俺たちもどちらが先にフラッグに辿り着くか、競走しないか?」

トウマ「そうだな。やろう!」

 

 俺がそう聞くと、カゲマルはそう提案する。

 俺とカゲマルも、個人的に競争をする事に。

 

トウマ「ハァァァァァ!」

カゲマル「ふっ!はっ!」

 

 俺とカゲマルは、敵のLBXを倒しながら、フラッグに向かっていく。

 

スズネ「なんや、あの2人。やけに気合いが入ってるなぁ。」

カゲトラ「どうやら、個人的に勝負をしたらしいな。」

アヤミ「私たちも負けてられないわね!」

トモヤ「ああ。行くぞ!」

 

 それを見ていたスズネ達はそんな風に話す。

 しばらく進軍をしていると、フラッグが見えてくる。

 

「「ハァァァァァ!」」

 

 俺とカゲマルがダッシュをして、フラッグを目指す。

 すると、俺の方が早く、フラッグに入った。

 

タケル「第1小隊、フラッグに侵入。占領行動に入ります!」

ジン「了解した。」

アナウンス『拠点占領カウント開始。』

 

 タケルがジンさんにそう言うと、そんなアナウンスが鳴る。

 

カゲマル「先を越されたか…………。やるな。」

トウマ「カゲマルもな。結構ギリギリだったし…………。」

 

 俺とカゲマルは、通信でそんな風に話す。

 その後、第1小隊が占領行動を取り、第5小隊は第1小隊の護衛に入った。

 しばらくすると、フラッグの色が赤から青に変わり、アナウンスが流れる。

 

アナウンス『拠点制圧完了。エンカ古代遺跡の所有権は、アラビスタ同盟軍より、ハーネスに移ります。戦闘をただちに終了して、アラビスタ同盟軍の登録機体は、エンカ古代遺跡の敷地内より退去して下さい。』

ギンジロウ「ちっ!先を越されちまったか。ハハッ!しゃーねぇなぁ。」

 

 そんなアナウンスが流れると、ギンジロウからそんな通信が入る。

 俺たちは帰還する事になり、アナウンスが流れる。

 

アナウンス『終了時間となりました。本日のウォータイム、終了します。』

 

 その音声と共に、ウォータイムが終わったのだった。

 その後、ハーネスの指令室に戻ると。

 

ギンジロウ「カゲトラ、やるじゃねぇか!」

カゲトラ「なに、運が良かっただけさ。」

トモヤ「謙遜するな。実力だろう。トウマもなかなかやるな。」

カゲマル「後少しだったんだがな…………。」

トウマ「ありがとう。」

ギンジロウ「とにかく、約束だ。スワローで待ってるぞ。」

 

 ギンジロウからそう話しかけられ、カゲトラは謙遜する様にそう言う。

 そこから少し話をすると、ギンジロウはそう言い残して、去っていく。

 

カゲトラ「…………さて、ギンジロウが待ちくたびれる前に、スワローに向かうとしようか。」

トウマ「そうだな。」

カゲマル「だな。」

 

 カゲトラがそう言うと、俺とカゲマルはそう答える。

 俺たちは、スワローに向かう。

 

ギンジロウ「待ってたぜ!ジョニー、あれを持ってこい。」

ジョニー「へいへい。これネ。」

ギンジロウ「受け取れ。第1小隊。」

 

 ギンジロウがそう言うと、ジョニーが何かを持ってくる。

 ギンジロウが渡したのは、ディスク状の何かだった。

 

トウマ「これは?」

ギンジロウ「これは、俺様が使ってる必殺ファンクションのデータが入ったデータディスクってヤツだ。」

ジョニー「隊長お気に入りの必殺ファンクションデース。ありがたく受け取るがイイネ。」

タケル「ありがとう!使わせてもらうよ。」

 

 俺がそう聞くと、ギンジロウはそう答える。

 データディスク?

 それを見ると、オーシャンブラストという必殺ファンクションが使える様だった。

 すると、カゲトラが口を開く。

 

カゲトラ「そうだ。データディスクの事、まだトウマとカゲマルには話してなかったな。」

トモヤ「データディスクは、必殺ファンクションのデータが入っている。これを使えば、そのデータディスクに内蔵されている必殺ファンクションが使えるって寸法さ。」

カゲマル「へぇ〜…………そんなもんがあるのか。」

トウマ「ありがとう。」

 

 カゲトラとトモヤはそう話す。

 そんな物があるんだな。

 ただ、オーシャンブラストはハンマーの必殺ファンクションで、俺は片手剣と片手銃を使っているので、相性が悪い気がするが。

 すると、スズネとアヤミが口を開く。

 

スズネ「…………で、ギンジロウの言っとったアレって、このデータディスクの事やったん?」

アヤミ「確かに…………データディスクなら、わざわざスワローで渡す必要はあるの?」

ギンジロウ「ハハッ!見くびるんじゃねぇ!これは前座って奴だ。マスター!アレを。」

マスター「はい。ギンジロウ君。」

 

 スズネとアヤミは、ギンジロウにそう聞く。

 確かに、データディスクを渡すだけなら、ハーネスの指令室でも十分なはず。

 ギンジロウはそう言うと、マスターに何かを頼む。

 すると、マスターは4人分のコップを持ってきた。

 あれって…………。

 

マスター「純喫茶スワロー、ギンジロウカスタムスペシャルココアだ。」

ギンジロウ「ハハッ!たっぷり堪能してくれ!」

タケル「ありがとう…………。」

スズネ「…………う、胸焼けがしそうや………。」

トウマ「マジか…………。」

 

 マスターはそう言うと、ギンジロウが以前に飲んでいたココアを持ってくる。

 マジで?

 それを見ていた第5小隊は。

 

トモヤ「相変わらずのココアだな………。」

アヤミ「見てるだけで胸焼けしそう………。」

カナタ「あれって、この純喫茶スワローのギンジロウ専用の裏メニューらしいよ。」

カゲマル「…………今回は、負けてよかったな。」

 

 そんな風に話していた。

 俺はそのココアを飲んだ。

 だが、マジで甘かった。

 俺も甘い物は好きなのだが、度を超えてる気がする。

 すると、ギンジロウが話しかける。

 

ギンジロウ「どうだ、トウマ。ギンジロウカスタムスペシャルココアの味は!?」

トウマ「お、おいしいよ…………。」

ギンジロウ「ハハッ!そんなに美味いか!お前、気に入ったぜ!今日は俺様の奢りだ。好きなだけ、おかわりしてくれていいぜ!」

トウマ「あ、ありがとう…………。」

 

 ギンジロウがそう話しかけてくる。

 流石に不味いだなんて、失礼で言えないからな。

 俺がそう言うと、ギンジロウはそう言う。

 結局、その後、合計3杯も飲んで、帰る事になった。

 そして、夕食では。

 

トメ「あれ?麦茶でいいのかい?」

トウマ「はい。当分麦茶でいいです…………。」

 

 トメさんが首を傾げる中、俺はそう答える。

 当分、甘い物は食べたくないと誓ったのだった。

 この時の俺は気づいていなかった。

 新たな機体が渡されるのと、第3小隊に危機が迫っていることを。




今回はここまでです。
今日から、アキレスD9とオーディーンMK-2が再販するとの事で、ダンボール戦機熱が高まり、書きました。
今回は、第2小隊との対決となります。
ゲーム版は、ハーネスが主軸なので、基本的にはハーネスのキャラしか出ませんが、時々、アニメ版の描写も入れる予定です。
今回の話では、ジェノックの三大嫌味隊長である東郷リクヤ、キャサリン・ルース、風陣カイト。
そしてその嫌味を向けられている対象の出雲ハルキが登場しました。
リクヤとキャサリンがまともなのに、カイトはジェノックを裏切り、自分だけ安全な所で、瀬名アラタと戦いましたからね。
本当にクソですよ。
まあ、ゲーム版は死ぬリスクを背負っていたので、幾分かはマシですが。
次回は、ハーネス第3小隊が絡む話になる予定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。
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