ありふれた職業で世界最強 ~魔王と雷帝~   作:さまようトト

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【幕間】動き出す悪意

 

ハイリヒ王国の王宮内にある訓練場。

 

まだ朝日も昇っていない早朝に、黒髪の少女が剣を振るっていた。

 

 

「ふっ……! ふっ……!」

 

 

ヒュッ、ヒュッと空気を切り裂く音が辺りに響く。

 

規則的なリズムで何度も繰り返される素振り。

剣を持ち上げて振り下ろすという単純な動作ではあるが、少女の流麗な動きは見る人の目を惹き付けるだろう。

 

 

しばらくの間、黒髪の少女――八重樫雫は、誰も居ない訓練場で剣を振り続けていたが、素振りの回数が千を越えたかという頃にピタリと動きを止めた。

 

 

剣を鞘に納めながら、僅かに上がった息を整える。

 

数回ゆっくりと呼吸を繰り返した後、雫は剣の柄に手を添え、姿勢を低くして構えを取る。すると次の瞬間、雫の姿が掻き消え、十メートル程先に剣を振り抜いた体勢で現れた。

 

ボッ、という音が遅れて発生し、風が巻き起こる。

 

 

今の動きは、雫が得意としている技能の《縮地》を利用した超高速の抜刀術である。

 

雫は勇者一行の中でも特出して敏捷のステータスが高いため、《縮地》による加速力も凄まじい事になっているのだ。

 

その速度は、勇者である天之河光輝が《限界突破》を使用した状態でようやく並べるかという程である。

 

 

普通であれば、それ程の速度による動作は制御するのも難しいのだが、雫は鍛練と実戦を積み重ねることで、超高速の動きを自分のものにしていた。それはまさに努力の賜物であると言えるだろう。

 

また、極限まで動きの無駄を無くしたことで、雫が扱う《縮地》は発生のタイミングが読み難くなっていた。

 

敵からすれば、十メートル以上離れた場所に居た筈の人物が、次の瞬間には目の前で剣を振るっているのだ。剣を向けられる側にとっては堪ったものではないだろう。

 

 

それからしばらく、雫は黙々と《縮地》を使った攻撃を繰り出し、自身の動作を確かめていった。

 

一通り攻撃の型を確認し終えると、暫しの休憩を挟んだ後に本格的な鍛錬へと移る。

 

 

訓練場の中央付近に立った雫は、瞳を閉じて意識を集中させる。

 

頭の中から雑念を取り払い、先日迷宮で遭遇した魔物の姿を鮮明に思い描いていく。

 

 

そうして雫が目を開けると、目の前には数体の魔物が立っていた。

 

その魔物は、巨大な蜥蜴の様な見た目をしていた。

二メートル近い体躯は灰色の鱗で覆われており、太く強靭そうな四肢には長く鋭い爪を携えている。

 

魔物達は雫の前方を囲むように横に展開し、じりじりとにじり寄ってくる。

 

 

突如現れたこの魔物達は当然本物ではなく、雫のイメージによって生み出された幻影である。

 

雫は以前から、迷宮に潜れない日は人や魔物との戦闘を頭の中でイメージしながら鍛練をしていたのだが、ある時にイメージした相手と直接戦えばより実戦的な特訓になると考え、今に至る。

 

 

一般人からすれば、「そうはならんやろ」案件なのだが、実は現実でもイメージトレーニングによって強い負荷をイメージしながら体を鍛えた場合、ただ体を鍛えるよりもトレーニングの効果が上昇するという研究結果があるのだ。

 

ちなみに余談だが、雫の親友である香織はこの話を聞くと流石に困惑し、訓練に向かおうとする雫を無理矢理休ませようとしていたとか。

 

 

 

それはさておき、雫は自身を取り囲む魔物に対して剣を構え、その内の一体に斬り掛かる。

 

《縮地》による高速移動から繰り出される鋭い斬撃によって、蜥蜴の頭が一瞬で切り落とされ、その身が地面に崩れ落ちる。

 

それを見た残りの魔物達が次々と雫に飛び掛かるが、雫は《縮地》による高速移動を繰り返し、その攻撃を悉く躱していく。

 

 

時折、攻撃後の隙を晒す魔物の側面へと回り込んで剣を振るうと、再び魔物の頭が切り飛ばされ、宙を舞った。

 

それからも雫の動きを捉えられない魔物達が次々と狩られていき、一分程度で魔物達は全滅した。

 

 

「……一体一体が弱いから、こんなものかしらね」

 

 

雫は剣を鞘に納めながら、ポツリと呟く。

 

その表情からは、今の戦闘に対して物足りないと感じていることが伺えた。

 

 

所詮はイメージトレーニングだから魔物が弱くなっていたと思うだろうが、雫がイメージしていた魔物達は、実際の魔物と比べても遜色ない動きだった。

 

実際に、迷宮で先程の魔物と戦闘した際も、魔物は雫の動きを捉えられず、一方的にやられていた。

 

群れを成して襲ってくるタイプだったため、迷宮攻略という視点で見れば厄介な部類なのだろうが、やはり強さという点では物足りなかった。

 

 

そう思うのも無理はない程に、現在の雫の強さは勇者パーティーの中でも頭一つ抜けているのだ。

 

そんな雫のステータスは、現在この様になっている。

 

 

======================

 

八重樫雫 17歳 女 レベル:55

 

天職:剣士

筋力:430

体力:470

耐性:320

敏捷:1080

魔力:350

魔耐:350

技能:剣術[+斬撃速度上昇][+抜刀速度上昇]・縮地[+爆縮地][+重縮地][+震脚][+無拍子][+発動速度上昇]・先読[+心眼]・気配感知[+特定感知]・隠業[+気配遮断][+幻撃]・言語理解

 

======================

 

 

まず目に付くのは、特出した敏捷の数値だろう。

 

かなり尖ったステータスだが、敏捷以外の項目についても弱い訳ではなく、勇者一行の中でトップレベルの数値になっている。

 

技能に関しても、《剣術》と《縮地》を中心に派生技能を複数獲得しており、これまで雫が積み重ねてきた鍛練の成果が出ていた。

 

 

総評すると、圧倒的なスピードで相手を翻弄しつつ、隙を見て確実にダメージを与えていく高速アタッカーといったところだろうか。

 

今の雫であれば、かつて苦戦したベヒモス相手でも単独で打倒が可能かもしれないが、本人はまだまだ今の強さに満足していない様である。

 

 

(……今の所、迷宮での戦闘で苦戦することは殆どない。課題があるとすれば、一撃の威力が低い事。……光輝みたいに魔法適性でもあれば、もっと高威力の技を使えるんでしょうけど、こればかりは他の手を探すしかないわね)

 

 

これからの迷宮探索に向けた課題を想定し、小さくため息を吐く。

 

 

現在、勇者一行が攻略しているオルクス大迷宮の階層は、七十四階層。最下層が百階と言われているため、残る階層は全体の四分の一程度である。

 

今のペースで攻略を進めていけば、後三ヶ月程で最下層に到達することになるだろう。

 

 

徐々に見えてくる終わり。

もし最下層に到達した時、『彼等』の姿が見つからなかったら、自分はどうするのだろうか。

 

 

暗く沈みそうになる気持ちを抑え、頭を横に振る。

 

もう決めたではないか。

今は、自分達にできることを全力でやるのだと。

 

 

気持ちを切り替え、雫は再び鍛練に集中していく。

 

朝日が昇り、辺りを明るく照らすまで、訓練場には剣を振る音が響いていた。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

ハイリヒ王国の王宮内には、王宮に勤める騎士や使用人達が寝泊まりする部屋が集まった区画がある。

 

王族や重鎮達の居住区画に比べて落ち着いた色調の装飾が並ぶ廊下を、ローブを羽織った人物が歩いていた。顔は口元以外がフードで隠されており、その見た目から不気味な雰囲気を醸し出している。

 

廊下にはその人物以外の人影は見えず、今の時間帯が深夜であることを差し引いても異様に静かである。

 

 

しかし、いくら使用人達の居住区画とはいえ、ここは王宮。当然見張りの兵士も存在する。

 

 

「――失礼、止まって下さい。……こんな時間に、何をしているのですか?」

 

 

見回りをしていた兵士に見つかり、呼び止められたローブの人物は立ち止まる。そして兵士の方を向くと、顔を隠しているフードを脱ぎ、顔を露わにした。

 

 

「貴方は、勇者様……!? し、失礼致しました。……しかし、こんな時間に出歩くなど、何か急ぎの要件でしょうか?」

 

 

見張りの兵士は、ローブの人物が最近召喚された勇者の一人であると気が付き、慌てて謝罪する。

 

それを見たローブの人物は静かに笑うと、口を開いた。

 

 

「ええ、ちょっとした用事がありまして。――でも、貴方が来てくれたお陰で手間が省けました」

 

「……は? それは一体、どういう……?」

 

 

次の瞬間、ローブの人物が兵士に向かって手を翳し、掌から紫色の光が放たれる。すると、見張りの兵士は目が虚ろになり、何も喋らなくなった。

 

 

「……さて、始めようか。ボクは今、この区画一帯の部屋に入る鍵が欲しいんだけど、何か知らない?」

 

 

ローブの人物は、先程までとは違った雰囲気で兵士に向かって話し掛ける。すると、兵士は虚ろな目をしたまま、質問に対して答え始めた。

 

 

「……普段は、兵士の宿舎に保管されています。夜の見回り中は、担当が持ち歩くことになっているので、今は自分が持っています」

 

 

そう言って、腰のベルトに取り付けていた鍵束を持ち上げる兵士。それを聞いて、ローブの人物は口元に弧を描く。

 

 

「――教えてくれてありがとう。それじゃあ君は、ボクに鍵を渡したら見張りに戻って良いよ。鍵はそこの花瓶の陰に置いておくから、一時間後に取りに来るように」

 

「……はい、分かりました」

 

 

兵士はあっさりと鍵束を手渡し、踵を返して見張りへと戻っていく。それを見届けることもなく、ローブの人物は手にした鍵束を使い、近くの部屋に入っていくのだった。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

あれから三十分程経った頃、ローブの人物はとある部屋へと侵入していた。

 

この部屋は王宮に仕える侍女頭が寝泊まりしている部屋であり、そこそこの広さを有している。

 

 

ローブの人物は部屋の奥に置かれているベッドに近付き、ベッドの上で寝ていた妙齢の女性に向かって手を翳す。掌からは先程兵士に放ったのと同じ紫色の光が溢れており、女性の顔が僅かに照らされていた。

 

 

「――おい、もう終わったのか?」

 

 

ガチャリ、と突然部屋の扉が開き、槍を携えた男が入ってくる。

 

ローブの人物は小さくため息を吐くと、冷たい目で男を見やって口を開いた。

 

 

「……乙女が寝ている部屋に無断で入って来るなんて、礼儀がなっていないね。君には、外の見張りを頼んでいた筈だけど?」

 

「それはお前もだろうが。見張りなんてしなくても、こんな時間に誰も来る訳ねぇだろ」

 

 

鼻を鳴らし、バカにするように吐き捨てる男――檜山大輔に向かって、ローブの人物は目を細める。

 

 

「――その詰めの甘さが、今の君の立場に繋がっていることを理解できていないなんて、本当に救いようがないね」

 

「……何だと?」

 

 

ローブの人物は、紫色の光を纏った掌を見せ付ける様に動かしながら、言葉を続ける。

 

 

「君が今も勇者の一員としての立場にいられるのは、誰のお陰だと思っているんだい? ボクがクラスメイト達の思考を誘導していなかったら、今頃もっと立場が悪くなっていただろうね」

 

「ぐ……そ、それは……」

 

 

痛い所を突かれ、檜山は目を逸らして言い淀む。

ローブの人物はそれを見て、掌に纏っていた光を消して嗤った。

 

 

「……まぁいいさ。でも、余りにも使えない様なら、ボクは君を切り捨てないといけない。――それは嫌だろう?」

 

「…………ああ、分かってる」

 

 

檜山は、顔を歪めながらも目の前にいる人物の言葉に頷く。今の自分には、コイツに従うしか選択肢がないからだ。

 

だが、檜山は心の奥底で疑問を抱く。

「本当にそうか?」と。目の前の人物と『取引き』をしてから、二ヶ月近く経った。

 

あれから力を付けた今の自分であれば、目の前のコイツを痛めつけて従わせる事もできるのでは、と。

 

 

先程ローブの人物に忠告された事も忘れて、檜山は都合の良い様に物事を考えていく。

 

そして、早速行動に移すために、口を開いた。

 

 

「……それにしても、お前の『それ』は何だ……? 詠唱もせずに魔法を扱うなんて、どうやって……」

 

「――ああ、『これ』のことかい? ちょっとした思い付きと、偶然の産物さ。やろうと思えば、誰でもできるよ。文字通り、『死ぬ気』になればね」

 

 

そう言って、ローブの人物は掌に纏わせた紫色の光をうっとりと見つめる。

 

それを見た檜山は、内心でニヤリと嗤い、槍を握る手に力を込める。そして、突如ローブの人物へと駆け出し、槍を突き出した。

 

 

完全な不意打ち。

殺すつもりはないが、今の上下関係を覆し、自分が目の前の人物よりも上に立つための行動。

 

余りに浅はかな動機による行動は、ローブの人物によって打ち砕かれた。

 

 

「――愚かだとは思っていたけど、まさかここまでとはね。むしろ感心するレベルだよ」

 

 

檜山に冷たい視線を向けながら、ローブの人物は紙一重で檜山が突き出した槍を躱す。そして一瞬で懐から何かを取り出し、そのまま腕を槍に向かって振るった。

 

 

ギィン、と金属同士がぶつかる音が響き、檜山の背後に槍が転がる。

 

 

「は……? ――ぐがっ!?」

 

 

唖然とする檜山は、ローブの人物が続け様に放った蹴りで吹き飛ばされる。

 

仰向けに倒れ込んだ檜山は起き上がろうとするが、その前にローブの人物に体を踏み付けられ、動けなくなった。

 

 

「まさか、近接戦ならボクに勝てると思っていたのかい? 迷宮の魔物を狩るばかりで、碌に鍛練もしていない君が?」

 

 

ローブの人物はバカにする様な声色で檜山を嘲笑う。その手には、銀色に輝く短剣が握られていた。

 

だがそれよりも、檜山は先程見た動きに動揺していた。何故なら、その動きには見覚えがあったのである。

 

 

「お、お前、今の動きは……!」

 

「――あぁ、流石に気付いた? まぁ、それはそうか。君にとっては『二回目』だからね?」

 

 

くるり、と短剣を手の中で弄びながら、目の前の人物が楽しそうに笑う。

 

 

「そう、これは『彼』の技さ。結構苦労したんだよ? なにせ身体能力が違い過ぎたからね。真似するだけでも一苦労さ」

 

「……バカ言うな、有り得ない。だって、お前の天職は――」

 

 

「――そう、ボクの天職は、直接的な戦闘向けじゃない。精々、遠距離型って所だろうね。……でも、そんなのは関係ないのさ」

 

 

檜山の顔を覗き込む様に身を屈め、言葉を続ける。

 

 

「メルド団長も言っていただろう? 戦闘において、ステータスが全てじゃないって。たとえ技能を持っていなくても、技術さえあればそれを再現する事は可能なんだよ」

 

 

淡々と紡がれる言葉に、檜山は反論する事が出来ない。たった今、その実例を見せられたのだ。

 

目の前の人物は、近接戦闘で有利になる技能を持っていないにも関わらず、技量のみで前衛職の自分を叩き潰した。こんな化物に恐怖するなと言うのは無理な話である。

 

 

檜山の心が折れた事を見て取ったローブの人物は、檜山の体を抑え付けていた足を退かし、口を開いた。

 

 

「自分の立場が分かった様で何よりだ。君が今後挽回してくれる事を期待して、今回だけ許してあげるよ。だけど――」

 

 

檜山は目の前の人物の瞳を見て、ひっ、と悲鳴を漏らした。そこには、あらゆる負の感情を凝縮した様な、深淵の如き色を宿した瞳が存在していたのだ。

 

 

「――次は、無いからね」

 

 

檜山は、その言葉に頷く事しかできなかった。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

その後、再び使用人達の部屋へと侵入していった二人は、最後の一部屋での作業を終えていた。

 

 

「……それで、お前の言っていた『計画』には、あとどれくらいの準備が必要なんだ?」

 

 

恐る恐るそう尋ねる檜山に、ローブの人物は少し考える素振りをしてから答える。

 

 

「うーん、そうだな……。今日で王宮に居る使用人達は粗方取り込めたから、後は王族達と騎士団――特に、メルド団長は大きな障害になるだろうね。それを考えると、二ヶ月くらいは欲しいかな?」

 

「……そんなに時間が掛かるのか……?」

 

 

僅かに不満を滲ませた表情で檜山が尋ねると、ローブの人物はそれを無視しつつも答えた。

 

 

「まぁ、今の状態で強行しても成功しそうではあるんだけど……ちょっと嫌な予感がしてね。慎重に動く事にしたのさ」

 

「嫌な予感だと……?」

 

 

怪訝そうにする檜山に対して、ローブの人物は真剣な表情で口を開く。

 

 

「――この国の裏で暗躍しているのが、ボク達だけとは限らないって事さ」

 

 

その呟きは、王宮内の闇の中に消えて行くのだった。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

こつ、こつ、と石畳の通路を歩く音が鳴る。

 

ここは、ハイリヒ王国内にある宝物庫。

勇者達が召喚されたことで、その中に目ぼしい武器は殆ど無くなっているが、依然国の重要な施設である。

 

 

多数の武器が並べられている広大な空間を、場違いな見た目の人物が一人歩いていた。

 

その人物は黒い修道服を身に纏う、銀髪の美しい顔立ちをした女性だった。しかし、一切表情が動かないため、どこか冷たい印象を受ける。

 

 

銀髪の女性は広い宝物庫の中を迷いなく進んで行き、隅の方にある区画で立ち止まった。

 

 

「…………」

 

 

女性は棚の上にポツリと置かれた小さな鉄格子を見つめると、僅かに目を細めた。

 

鉄格子の中には小さな台座があるが、そこには何も置かれていないのだ。

 

 

女性は少しの間その場で立ち止まっていたが、無表情のまま踵を返すと、元来た道を引き返していった。

 

 

女性が去った後には、中身のない鉄格子だけがポツリと残されていた。

 

 




読んで頂いてありがとうございます。

毎度毎度、投稿が遅くなっててすみません。
もう少し投稿頻度を上げていきたいんですが、中々執筆が進まないんですよね……。


次回からは、ゼオンくん視点の本編に戻ります。

では、次話もよろしくお願いします。
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