ありふれた職業で世界最強 ~魔王と雷帝~   作:さまようトト

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長かった……。
区切りが良いところまで書けなくて、遅くなってしまいました。


LEVEL.4 ステータス

 

 

イシュタルに誘導されたとはいえ、戦争へ参加すると宣言したオレ達は、これから始まる戦いへ向けて力の使い方を学ばなくてはならない。

 

とはいえ、元は日本の高校生だ。

戦争などとは無縁の世界で生きてきた人間が、急に魔物や魔人族と戦えるわけがない。

 

そんなオレ達に、イシュタルは言った。

オレ達が今居る聖教教会本山――『神山』の麓に存在する『ハイリヒ王国』にて受け入れ態勢が整っていると。

 

随分と用意周到なことだが、ハイリヒ王国は聖教教会と密接な関係があり、聖教教会が崇める創世神エヒトの眷属であるシャルム・バーンなる人物が建国した国ということらしい。

 

国と宗教が深く結びついている、ということだ。

ハイリヒ王国の人間も、9割以上が創世神エヒトを崇める聖教教会に入信しているらしい。どうやらこの世界において、『エヒト様』とやらはかなりの信仰を集めている存在のようだ。

 

 

オレ達はハイリヒ王国に向かうため、イシュタルの先導によって聖教教会の正門に辿り着いた。

 

外へ出ると、柵に囲まれた円形の台座があり、イシュタルに促されるままその台座に乗る。

 

台座には巨大な魔法陣が刻まれていて、その中心に立ったイシュタルが何やら唱えだした。

 

 

「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれん――《天道》」

 

 

次の瞬間、足元の魔法陣が輝き、台座がゆっくりと地上へ向けて動き出した。

 

 

どうやら、先程の『詠唱』によって台座に刻まれた魔法陣が起動したようだ。それを見た生徒達は、目の前の『魔法』に興奮して騒ぎ出している。

 

 

しばらくすると、眼下に幾つもの建造物が見えてきた。山肌からせり出すように存在する巨大な城と、そこから放射状に広がる城下町。あれが先程話していた、ハイリヒ王国なのだろう。

 

 

オレたちが乗る台座は、王宮と繋がる高い塔の屋上へと降りていった。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

王宮に到着するなり、オレ達は玉座の間へと案内された。

 

 

巨大な両開きの扉を傍に控えていた兵士が開け放ち、イシュタルを先頭にして扉を通る。

 

部屋の中では玉座の前で初老の男性が立ってこちらを待っており、隣には王妃と思われる女性や、金髪碧眼の少年と少女が控えていた。

 

 

儀礼的な挨拶もそこそこに、自己紹介が行われる。

 

初老の男性はハイリヒ王国の国王であった。名前はエリヒド・S・B・ハイリヒ。王妃はルルアリアといい、金髪の少年はランデル王子、王女はリリアーナと名乗った。

 

 

その後も騎士団長や宰相等、国の要職の自己紹介が続き、一通り紹介が終わったところで晩餐会が開かれた。

 

晩餐会では、明日からの訓練における教官達の紹介もされた。教官達は現役の騎士団や宮廷魔法師から選ばれたらしく、皆実力者とのことだ。

 

 

晩餐会が終わり解散になると、各自に一室ずつ与えられた部屋に案内された。

 

 

「あ、僕とゼオンの部屋は隣みたいだね」

 

「そうだな」

 

 

どうやら、オレとハジメは隣の部屋らしい。

好都合だ。これで何かあった際には、どちらかの部屋に集まり易いだろう。

 

 

ハジメを見ると、やはり何処か疲れた表情をしていた。

 

無理もない。今日は色々なことがありすぎた。

 

今後の行動について一度話しておきたかったが、明日から訓練が始まるようだし、今日はもう休んだほうが良いだろう。

 

 

「ハジメ、今日はもう休むぞ。明日から訓練が始まると言っていたし、初日から寝不足で目立つようなことはしない方が良いだろう」

 

「あー……、確かにそうか。話したいことがあったんだけど、また今度にするよ」

 

 

オレの言葉に、ハジメは頬を掻きながら納得する。

 

 

「ああ、オレも今後について話したいと思っていた。部屋が隣なら、また二人で話すチャンスは有るだろう」

 

「そうだね。じゃあ、この話は後日にまた。おやすみ、ゼオン」

 

「おやすみ、ハジメ」

 

 

ハジメと別れ、自分に割り振られた部屋に入る。

 

天蓋付きのベッドに座り、部屋を見回す。

部屋は広く、設置された調度品は、その殆どが高級品で揃えられている。更に、机の上に置かれたベルを鳴らせば、メイドや執事が来て欲しい物を揃えてくれるという。

 

 

(……フン、必要以上に豪奢な部屋だ)

 

 

これは、『餌』だ。

この国のために働けば、好きなだけ贅沢ができるという誘惑。

 

まだ実際に戦えるかも分からない子供一人一人に、これだけの待遇をする。

 

 

――もし、これで使い物にならない者(・・・・・・・・・)が出てきた場合、どうなるのだろうか。

 

 

オレには、その時にもこの国がこんな待遇を保証してくれるとは到底思えなかった。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

翌朝、昨日伝えられた通り訓練と座学が始まった。

 

 

早速、集まった生徒達に銀色のプレートが配られる。不思議そうに配られたプレートを見る生徒達に、騎士団長メルド・ロギンスが説明を始める。

 

 

「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、『ステータスプレート』と呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

 

気楽な声で語るメルド団長によって、場に笑い声が漏れる。

 

 

「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針を使って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。プレートに自分のステータスが表示されるはずだ。……ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」

 

「……アーティファクト?」

 

 

聞き慣れない単語に天之河が質問をする。

 

メルド団長は『そうか、それも知らないんだったな』と呟くと、アーティファクトについて説明を始めた。

 

 

「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及している唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」

 

 

なるほど、と頷き生徒達は指先に針を刺し、浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた。

 

そうすると、魔法陣が一瞬淡く輝く。

 

 

オレも同じように血を擦り付けると、プレートが一瞬輝き、文字が表示された。

 

 

======================

ゼオン・■■ 17歳 男 レベル:■

 

天職:■■

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:0

魔耐:10

技能:剣術・言語理解

 

======================

 

 

表示された文字列を眺める。これが、オレの『ステータス』ということだろうか?

 

 

全員の登録が終わったのを見て、メルド団長がステータスについての説明を始めた。

 

 

「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に『レベル』ってのがあるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

 

(……何も表示されていないが)

 

 

オレのステータスプレートには、『レベル』が表示されていない。また、『天職』という欄もあるが、そこについても表示されていなかった。

 

 

説明の内容と違う状況に困惑していると、メルド団長の説明が続く。

 

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことは分かっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。……それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!!」

 

 

そう明るく笑って言い、メルド団長は更に説明を続ける。

 

 

「次に『天職』ってのがあるだろう? それは言うなれば『才能』だ。末尾にある『技能』と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

 

(……要するに、オレは『天職持ち』ではない、ということか?)

 

 

『天職』は『技能』と連動しているらしいが、『天職』が無いというのであれば、この『技能』の少なさも納得ではある。

 

 

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな!! 全く羨ましい限りだ!! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

 

(――これは、不味いな)

 

 

メルド団長の話した内容からすると、オレはステータスこそ多少高いが、レベル不明、天職なし、技能なしの超不良物件である。

 

最悪、今後の戦いに不要と判断され、切り捨てられる危険がある。メルド団長はそんなことしないと思うが、問題はこの国の国王と聖教教会である。

 

きっと奴らは、『救世』に不要と判断すれば容易に切り捨てるだろう。

 

 

(せめて、ハジメには被害が行かないようにしないとな)

 

 

オレは、メルド団長にステータスを報告しに行く生徒達を尻目に、そう決意した。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

南雲ハジメは焦っていた。

 

自身のステータスがこの世界の平均値程度しかなく、天職も『錬成師』という戦闘には向かなそうなものであると分かったからであった。

 

 

今まさにメルド団長にステータスを報告しているクラスメイト達は皆、戦闘系の天職であり、ステータスも相応に高いようだ。

 

その中の筆頭である、我らが勇者、天之河光輝のステータスがこちらだ。

 

 

======================

天之河光輝 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

 

======================

 

 

笑えるくらいのチートっぷりである。

何だ、全ステータス100って。自分の10倍あるではないか。

 

 

現実逃避をしていたが、報告の順番が回ってきたのでメルド団長にプレートを見せる。

 

今まで規格外のステータスばかり確認してきたのであろうメルド団長の表情はホクホクだ。多くの強力無比な戦友の誕生に喜んでいるのだろう。

 

 

その団長の表情が『うん?』と笑顔のまま固まり、次いで『見間違いか?』というようにプレートをコツコツ叩いたり、光にかざしたりする。そうして、ジッと凝視した後、もの凄く微妙そうな表情でプレートをこちらに返した。

 

 

「……ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」

 

 

歯切れ悪く説明するメルド団長。

 

その様子に、普段から自分を目の敵にしている連中が食いつかない筈がない。

明らかな非戦系天職だ。クラスメイト達全員が戦闘系天職を持ち、これから戦いが待っている状況では役立たずの可能性が高い。

 

 

早速、檜山(ひやま)大介(だいすけ)がニヤニヤとしながら声を張り上げる。

 

 

「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系かぁ? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」

 

「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」

 

「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」

 

 

檜山が煽りながら肩を組んでくる。見渡せば、周りの生徒達――特に男子はニヤニヤと嗤っている。

 

 

「……さぁ、やってみないと分からないかな」

 

「じゃあさ、ちょっとステータス見せてみろよ。天職がショボイ分ステータスは高いんだよなぁ~?」

 

 

本当に嫌な性格をしている。メルド団長の表情から内容は察しているだろうに。その様子に、白崎さんや八重樫さんなどは不快げに眉をひそめている。

 

 

面倒になった僕は、投げやり気味にプレートを渡す。

 

 

「ぶっははは、なんだこれ!! 完全に一般人じゃねぇか!!」

 

「ぎゃははは、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな!!」

 

「ヒァハハハ、無理無理!! 直ぐ死ぬってコイツ!! 肉壁にもならねぇよ!!」

 

 

プレートの内容を見て、檜山は爆笑した。そして、プレートを取り巻きに投げ渡して内容を吹聴する。それを見た他の連中も爆笑なり失笑なりしている。

 

 

そこに近づく人物が一人。

 

 

「――ほう、そんなに面白いのか、オレにも見せてくれ」

 

「あぁ、マジ面白いぜ!! こいつ本当何の役にも立たない無能だ、から……」

 

 

ぱしっ、と檜山が持っていたプレートを取り上げた人物――ゼオンがプレートの内容を一瞥し、こちらに微笑む。

 

 

「すごいじゃないか、ハジメ。なんせサポート系の『天職』だ。今後の成長次第では、戦いに大きく貢献できる可能性もあると思うぞ」

 

 

そう言ってこちらにプレートを渡したゼオンは、先程までとは打って変わり大人しくなった檜山達を無視し、メルド団長の元に歩いて行く。

 

 

「メルド団長。ステータスの報告に来ました」

 

「……あぁ。見せてくれ」

 

 

そして、自身のプレートをメルド団長に渡しながら、何でも無いことのように言った。

 

 

「すみません、オレには『天職』が無いようなので、今後皆の足を引っ張るかもしれません。なので、後で鍛錬の内容について相談させて頂きたいのですが」

 

 

――静寂が広がった。

 

 

そして、皆がゼオンのステータスプレートを覗き見る。

 

たしかに、天職の欄には何も表示されていない。技能も、実質『剣術』一つだけだ。

 

それを確認した生徒達は、ある者は驚愕し、嘲笑し、失望し、侮蔑の眼差しを向けた。

 

 

なんて酷い手のひら返しだ。先程までゼオンの顔色を伺っていた奴らが、今では彼を見下していた。

 

 

僕は、激しい怒りを覚えた。でもその対象は、自分自身に対してだ。

 

ゼオンがなぜ皆の前であんな事を言ったのか。そんなこと決まっている。僕の立場を守るためだ。

 

現に、先程まで僕の『天職』やステータスを嘲笑していた者は、今ゼオンに注目していた。

 

 

……情けない。僕は、ゼオンに守ってもらってばかりだ。

 

日本に居た頃にも檜山達は数々の嫌がらせをしてきたが、直接的な暴力に訴えてこなかったのは、ゼオンが居たからだった。奴らは、ゼオンからの報復を恐れていたのだ。

 

ゼオンが身内に甘いことは、皆が知っていたから。

 

また、学校内でゼオンは孤高の存在として密かに人気があったことも理由の一つだろう。勉強やスポーツを難なくこなし、人を惹きつける容姿、カリスマ性も持ち合わせている。あの天之河光輝と人気を二分する『王子様』だったのだ。

 

 

そんなゼオンが今、『天職持ち』ではないことが分かった。

今まで彼を恐れていた連中からすれば、彼の立場を貶める最高の材料だろう。

 

現に、檜山はニヤニヤと気色悪い笑みを浮かべて、ゼオンを見ている。

 

今後、碌な事にならないだろうというのは明らかだった。

 

 

――僕、南雲ハジメは決意する。

 

いつも頼ってばかりで、今回も迷惑をかけてしまった家族、ゼオンに恩を返せるよう、強くなることを。

 

 

 

「……よし、全員ステータスは報告したな? ……まぁ、何だ。一応言っとくが、戦いはステータスが全てじゃない。天職や技能だけでなく、素早い判断力や戦闘技術が重要なんだ。だから、ステータスだけで相手を弱者と決めつけるのはやめろ。油断していると、足元を掬われることになるぞ」

 

 

メルド団長が厳しい声で皆に忠告する。

僕やゼオンが皆に侮られる流れを作ってしまったことに負い目を感じているのだろうか。

 

だが、そんなメルド団長の言葉は、殆どの者には全く響いていないようだ。

 

その様子を見たメルド団長はため息をつき、小さく呟いた。

 

 

「……その辺りは訓練の中で分からせるしかないか。……おい、お前達!! 次は宝物庫に行ってお前たちの装備を選ぶぞ!! 移動するから着いてこい!!」

 

 

メルド団長の言葉に、テンションが上がるクラスメイト達。我先にと、メルド団長の後を着いて行った。

 

 

 

宝物庫に向かうクラスメイトの姿を見ながら、僕は先程見たゼオンのステータスについて考えていた。

 

 

(……さっき見たゼオンのステータス、何か違和感があった)

 

 

少し考えると、その違和感が何か思い至る。

 

 

(――そうだ、ステータスの魔力が0だったんだ)

 

 

先程まで報告されていたクラスメイト達のステータスで、魔力の値が0の者は一人も居なかった。

 

そして、僕はメルド団長の発言を思い出す。

 

 

――『また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことは分かっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている』

 

 

あの時見たゼオンのステータスは、魔力と魔耐以外は全て100。勇者である光輝と同じ数値なのだ。

 

 

(つまり、魔力の補助なしで、勇者と同等の身体能力を持ってるってこと?)

 

 

そこまで考えたところで宝物庫に向かう者達に遅れそうになったので、一旦思考を止める。

 

皆の後を追い掛けながら、僕は先程までの暗い気持ちを吹き飛ばす事実に思わず苦笑してしまう。

 

 

(――やっぱり凄いね、ゼオンは)

 

 

宝物庫に向かう列の最後尾でこちらを待っていたゼオンに追い付き、僕は『自慢の兄』を誇らしく思った。

 

 

 




読んで頂いてありがとうございます。

というわけで、皆大好きステータス回でした。
察しの良い方は、ゼオンくんのステータスで非表示になっていた部分が分かると思います。

次話はようやく書きたかった展開までいけそうで少しワクワクしてます。

では、次話もよろしくお願いします。
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