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はためいてバラけてしまった自身の長髪を、後ろへと払い直しながら、
「___ま、ざっとこんなものでしょ」
褪せた金髪の少女は、自信をもって目の前の結果を告げた。……あのデスナイトを巨大な氷の十字架にて、串刺し/磔にしてみせたことを。
いままで見たことのない大魔術、デスナイトとの彼我の体格差は大人と子供以上。それなのに、これだけの暴威をふるい圧倒までしてみせるとは……。
「ガガーラン、手を貸そうか?」
「いや、いらねぇよ! ―――」
仲間の大女(ガガーラン)を気安く煽る。彼女の方もこの結果を当然と信頼していたのが、さらに滾らせている戦意から読み取れた。後は雑魚の処理だけだと、まとわりついてくるアンデッドたちを粉砕し続ける。
目の前の出来事がまだ信じきれず、呆然と眺めてしまっていると……気づけた、不穏な違和感を。あの慣れ親しんだ濃厚な殺意はまだ、消えていない。今漂っているのは残滓ではなく抑制された漏出物。あえて埋め火となり、炸裂の瞬間を狙っていることに―――
少女は気づけず、コチラに顔を向けた/奴への警戒を解いてしまった。
「ガゼフ・ストロノーフ卿だな。私は[蒼の薔薇]の一員の―――」
「罠だッ、避けろぉ!」
警告を遮るように、破砕音が鳴り響いた。氷が砕け飛んだ音だ。
串刺し/磔にされたデスナイトが、一気にその拘束を破壊するや、眼下へと襲いかかってきた。背を向け注意が逸れた少女へと奇襲する―――
少女は忠告とほぼ同時に振り返る/見上げると、驚愕。止めを刺したはずなのに動いている。
しかし、固まったのは一瞬だった。[蒼の薔薇]の一員としての才能か経験値だろう。すぐさま対処しようと、頭よりも先に身体が最適行動を取っていた。
しかし―――
『―――魔道の五十六・【穿雹裂雨】』
不可思議な詠唱の直後、自ら砕き飛び散らせた氷の欠片が変質。細かな黒氷の刃群となって降り注がせてくる―――
少女は、ばら蒔かれた氷の刃群に目を剥くも、咄嗟に両手で「【
着地同時、自ら放った豪雨の中を突き進む。少女の懐まで駆け抜けると、その勢いのまま凶剣を―――突き刺した。
「___うぶぅッ!?」
「イビルアイぃッ!?」
あの細い体躯をかの禍つ刃が貫き、鮮血を噴出させた。
ありえてはならない光景に頭が真っ白になるも、体は自動的にもいま必要な行動を起こした。あの場に追いつき、この一刀をもって報復する。救助できるもできないも/そもそも勝てるかも、いまは二の次だ。
(武技発動、[疾風加速]!)
猛然と/邪魔なスケルトン共を粉砕しながら疾駆。何も考えず、ただ全身が剣になったかのように研ぎ澄ましながら、その懐を凝視する―――
しかし/この刃が届く寸前、またしても邪魔が割り込んできた。
全身から幾重もの氷柱を生やしている骨の地竜/撃ち落とされたはずの奴の騎獣が、咆哮と噴煙をまき散らしながら立ちはだかる。
足を止めざるを得ない。勢いだけでぶつかって突き破れる障害じゃない。ソレを理解してか騎獣も、ニタリと嗜虐の笑みを向けてきた。
舌打ちが出た。焦りと怒りで頭が沸騰しそうになっていると、
『ただの平原であったのなら、あの一撃で決まっていただろうが、場所が悪かったな』
この穢れた墓所では、聖なる十字架も反転してしまう……。アンデッドに特攻な魔法も、使用した素材が邪悪ならば逆効果になる。
アンデッド達はなぜか十字架を忌み嫌う。その形そのものに聖なる力が宿っている、かのように。理由は未だもって解明されてはいない……。といっても、ただ棒を二つ交差させただけの十字架にゾンビやスケルトンを消滅させる力があるわけじゃない。使い手が必死な祈りや魔力を込めることで、はじめて聖なる効果をもたらす。
『んん? この感じ……、お前はもしや―――』
「どぉけえぇぇぇーーー―――ッ!!!」
ガガーランの雄叫び。群がっていたアンデッド達を無理やり吹き飛ばしながら、仲間の仇討ちに駆けつける。
その燃え盛る怒気に、騎獣の注意が一瞬それた―――
(今だ! 武技発動[流水加速])
その隙を逃さず、騎獣の壁をすり抜けていく。
敵に背を/挟み撃ちされる恐れはあるが、いまはガガーラン一人を信じる。奴を/首魁を討ち取るのが最優先だ―――
一気に/最速/最短道程で、接敵した。
同時、渾身の一撃を繰り出す―――
(武技発動[四光
この一ヶ月の修練の成果。どうしても四つにバラけ/拡散してしまう斬撃を、一つの斬線にまとめれた。同じ斬線にて連続で放たれる斬撃。空気抵抗が無くなったためか、前後の斬撃それぞれの威力と鋭さが跳ね上がった。さらにソレを4連続となると、倍増よりもさらに上ぶれた威力に跳ね上がっていく。
かのデスナイトを破るために編み出した新武技/名づければ【四光重斬】。まだ[連斬]と明確な区別はできていないが、いづれ独立した武技として成立させるつもりだ。…と言っても、あの濃密な殺意の重圧/武人として高められる楽しさを感じていた中では、どうしても上手く発動させることはできなかった。ぶっつけ本番だ。
だが―――今は違う。今ならできる。
四本の斬撃。見事重なるたびにスピードと威力が跳ね上がり、4本目には前に放った斬撃に追いついた。同時に二つの斬撃が同居している矛盾。解消するためにかけられる世界の修正力を巻き込み、斬撃を断絶へと変える―――
自分でも完璧と驚ける一撃。
敵もあのタワーシールドを構えて迎え撃つが、予想外の威力だったのだろう。その場に踏みとどまることができず/威力を逃がすためにもか、背後へと押し出された。……少女を貫いていた凶剣が、その手から抜けた。
敵は地面を削りながら踏みこらえ続け―――、ようやく止まった。
片膝をつくまででは無い。だが居着いている、攻め時だ。畳み掛ける!
高位の武技発動直後にやってくる虚脱感は無視、さらなる武技を発動した―――
(これで決める! 【四光重斬】)
同じ神業を成功させられる確信は無い。しかし[連斬]であっても構わない。あの鉄壁の防御が崩れている今なら、必ずや致命傷を与えられる。倒せる!
武技は発動し、かのデスナイトの首を跳ねとばす。
しかし―――
『邪道の三十四、【怨讐之刃】』
またあの不可思議な詠唱をするや、突如、二人の間隙から強大な魔力の塊が発生した。
ソレは[
放った武技は相殺された。発生させた斬撃は全て逸らされ/曲げられる、肩口や二の腕を軽く切り裂くのみに終わった。
連続発動の負債、鋭い頭痛が侵襲してくる。思わず呻く/目を閉じたくなるも、堪えた。……まだ終わりじゃない!
雄叫びをあげながら強引にも体を/腕を動かす。一歩前に踏みこみながら、振りかざした愛剣を突き出した。
「ウぉおおぁぁぁーーーーッ!!」
武技ですらない、ただの渾身の一閃。
体勢が崩れたままのデスナイトは避けられない―――。ゆえにだろう、片手を前に出してきた。コチラの斬撃を掴もうとしてくる。
生身の人間ならばまずやらない/腕は確実に犠牲になる、アンデッドならではの切り捨て思考だ。可動できるのならば腕の一本は安い代償。
その考えは通常なら意表を突けただろう。しかし、俺に/この愛剣に対しては違う。
掴まれた剣は、振り込んだ勢いのまま手のひらを/指を/手首をも貫いていく。そして腕の骨と筋肉に突き当たり/絡まり、縫い止められる……はずだが、ソレだけでは止まらない。この剣の切れ味はものともしない。そのまま二の腕まで貫き/押し込み続ける。
デスナイトの驚愕が目と鼻の先に表れた。コレが最後の防波堤の証、ならば無理やりにも突き破るのみと、その胸の赤き宝玉まで鋒を押し込んだ。……コレが変貌してしまった元凶だろう。コレさえ破壊すれば状況は変わるはず。
しかし―――、それは為らなかった。
宝玉は砕けることなく割れもせず、ただ金属同士が擦れあう不快な高音を鳴らすのみ。
歯を食いしばりながら、再度どれだけ力を込めても食い込むことはない。……胸の宝玉はビクともしない。
いったい何でできてるんだ……。焦燥させられていると、戦慄から立ち直ったデスナイトが腕を振るってきた。愛剣によって半ば損失し使い物にならなくなっているが、ゆえにしかと刃に絡みついている。
剛力も相まって、剣ごと上体が引っ張られる。
体勢が崩された次/立て直そうとする前、腹部に固く重い何かが勢いよく食い込んできた。
「ぐぅッッ!?」
一瞬、意識と身体が無理やり引き剥がされた。すぐに合致し直されるも、激痛が電撃のように全身を暴れまわる。猛烈な吐き気がこみ上げ、呼吸まで止められる。
何をされたのか……? かすれそうになっている意識と視界ながら、捉えれた。
蹴りだ、あの豪脚を叩き込まれた。この一ヶ月の戦いの中では、一切使われてこなかった/引き出すことができなかった攻撃法。……不覚だった。
蹴撃の勢いのまま身体が浮く/押し飛ばされる―――
「旦那ぁッ!?」
ガガーランの叫び声。途切れかけていた意識の糸を握り直せた。
地面はすぐ近く、もう受身は取れない。そのまま背中からぶつかる/地面に転がされ剃られるがままになるだろうが、かまわない。今ならもうすぐにカバーできる。
問題は追撃と反撃だ。無防備になってしまっているところに致命の一撃を差し込むのは定石だが、今は限りなく可能性は薄い。奴の手には武器はなく、腕そのものも壊れてる。しかしてコチラの反撃については、まだ十分に残っている。……手にはまだ愛剣が握られていた。
師匠から、戦場では武器にこだわるなと教えられた。いつ手持ちの武器が壊れてもおかしくない。壊れたらそこらに転がっている/敵の武器を奪って使うべし、選り好みしては死ぬだけだ。命や反撃の可能性のために、すぐに手放せるようにと叩き込まれた。
しかしながら、王国戦士長となってから、王国の宝物群を貸し与えられた。神々が残したとされている伝承の武装。文字通り一騎当千の武力を保障してくれるそれらは、我が身よりも価値がある。決して敵に奪われてはならない代物だ。その重責ゆえ、どれだけ傷つこうが気絶していようが、決して握った武器は手放さないよう鍛錬し続けてきた。
その鍛錬がいま生きた。反撃の機会を繋げた。
地面にぶつかりしばし転がされながら、起き上がる。平衡感覚は狂わされているが、代わりに腹部の痛みは全身に散った。
(武技発動、[疾風加速])
腕に力を込めなおす/両脚を撓める。全身のバネを押し溜め、一気に―――放った。
『ちぃッ!? しつこい―――』
再度/すぐさま向かってくる俺に苛立ちを露わにしながらも、タワーシールドを構え直してきた。
体勢が整う/脚の踏ん張りが戻るか否かの瀬戸際。再発射させたコチラの剣撃がシールドを突き叩く―――
鈍い金属音が鳴り響いた。その振動が腕に伝播し痺れさせてくる。
いつもと違う反動。ゆえに、効果はあった。攻撃/衝突の全てを消化されていない。奴はその場に/地面に縫い付けている。
塞き止められた反動が全身を固めてくる前に、急速捻転。握りくる反動を巻き込み/ほぼ直角へ捻じ曲げながら、空いたシールドの隙間から逆袈裟の回転切りを叩き込む―――
今度こそコチラの刃は、奴の太ももあたりを深く斬りつけた。鮮血の代わりに、黒い油のような邪気の塊が噴出する。
ガクリと、その巨体が傾いだ。追撃の機会だが、コチラもギリギリの角度からの攻撃だった。獣のような四足の構え/ほぼうつ伏せになっている。
ゆえに―――
(武技発動、[迅雷加速])
それでもすぐに全身を立ち起こす。地面につけた片手を軸にして重心を再調整、全身の筋肉/武技の電力をもって無理やりそこに押し定めると、引っ張り上げるようにして―――再発射。
愛剣の鋒が、再度やつを突き貫いた。体当たりも兼ねたために、その巨体までくの字に歪ませる。
今度は宝玉を狙わなかった。壊せないと分かれば、戦闘不能にさせるのみだ。アンデッドであるので断頭に効果は見込めない。少なくとも両手両足、できれば上体と下体をも切断/解体する。
「ぉおおああァァーーーッ!!」
気合一閃。貫いた刃を無理やり横薙ぎに、振り抜いた。
筋肉や諸々を切り引きちぎりながら、奴の腹から刃を押し出すと、大量の黒い邪気が噴出した。のみならず、固形の黒い塊もまろびでてきた。……人間でいうところの臓物だろうか。とにかく重要な何かを溢れ出せた。
致命傷もいいところ。人間ならば、いやどんな生物であれ絶命は必須だろう。しかし、コイツはアンデッドだ。この程度ではまだ戦闘不能にはならない。
ギロリとコチラに視線がむく。自分から零れでた欠片群には目も向けず。コチラへさらなる殺意をともに差し向けてくると、
『邪道の四十四、【怨讐之哭】―――』
直接手を出すではなく、魔法での復讐!?
手と足を潰し懐にも入り込んでいる今、どんな反撃だろうと躱してさらなる追撃をしてやるつもりだった。長年の戦士としての経験と感性、ついでに一ヶ月の戦闘経験が選択肢を狭めてしまった……。
発動の直後、刹那の凪が訪れる/支配されると―――…… 突然、視界が真っ赤に染まった。
続いて破裂音。そして激痛の大津波が押し寄せ、意識を噛み砕いていった。
巨大過ぎるソレにあがらうことなどできず、なれど流されるだけでは風前の灯。瞬く間に意識を飲み尽くしていくが……直前、自分に何が起きたのか見えた。
視界を染めているの大量の鮮血、そして生々しきピンク色の塊たち。ソレらはみな自分の腹か飛び出たもので、ゆえにそれは自分の鮮血と臓物だ。
___ありえない!
瞬間、拒絶の意思が吹き出しだ。さらに激痛に洗い流される寸前、理解を掴めた。
コレは奴が体験した記憶/自分が行った結果、命を失うにしてもあまりにも無惨な最後、非道過ぎる悪業の報い……。しかしそれは、人間であったのならだ。アンデッドのアイツには、こんな激痛も喪失感もありえなかった!
……―――目が覚める/意識が戻った。
どれだけ意識不明だったのかは、分からない。致命的な隙だったはず。しかしながら、五体無事なまま/襲撃されてはいなかった。
それもそのはずだ―――
「___すまない、恥ずかしい所を見せてしまった」
いつの間にか仮面の少女が、隣にいた。
その片手をかざしている先には、かのデスナイトが片膝を地につけながら呻いている。その肩に突き刺さっている、長槍のごとき氷柱のために。
「傷は…大丈夫なのか?」
まずは感謝すべきなのだろうが、真っ先に気になってしまった。
アレは間違いなく絶命の一撃だった。アダマンタイト級/最高位の冒険者ゆえ、ギリギリ命はつなぎ止めてるかもしれないとは思っていた。神に願うほどの可能性だ。それなのに今、立ち上がるのみならず、デスナイトに奇襲の一撃を食らわせた。
「……特殊な体質でね、あれぐらいじゃ死なない」
かなりしんどいけど……。強がり気味に聞こえるのは、その腹に残っている生々しき傷跡/血痕があるからだろう。ソレを片手で抑え/隠しているのは、痛みを堪えても役目を果たす闘志ゆえ。常人ならば疑いようはない。
しかしながら、こと彼女には違和感がある。もちろん大ダメージなのだろうが、常人が同じ深手を負ったらその程度では済まない/気合でどうにかできるレベルを遥かに超えている。ソレに気づけてない。まるで、人間のフリをしているような……
「あいつの方も、まだピンピンしてるよ」
あれだけ損傷させたはずなのに……。注意を戻された先、デスナイトがまた立ち上がっていた。突き刺さっていた氷柱を払い落としながら、周囲にドス黒い/思わず目を背けたくなるような邪なオーラをまとわせている。
そのオーラが、損傷させた箇所へと集まり/吸い込まれていく。ソレらは壊れ失われた躯体部位へと変質/補填していく、徐々に修復されている。
「この墓所にいる限り奴は、無尽蔵に邪気を吸って回復できるらしいね。
ここから引き離すか、一気に全焼却できるぐらいの大魔法じゃなきゃ祓いきれない」
「引き離すのは無しだ! 奴は…あのアンデッドには、殺した相手を下僕のアンデッドに変える異能がある」
そして大火力にしても、怪しい。何せ彼は、あの大天使の聖なる一撃を凌ぎきってみせたのだから。どんな大火力なら消滅させられるのか……、想像すらできない。
「……なるほどね、だからここから飛び出したがってたのか」
このエ・ランテルを死都に変えるつもりで……。自分に有利な陣地を捨ててでも、さらに力を増大させられる環境を作るために。
概ね正しい危惧だろう。が、何か違和感が残った。大事な何かを忘れている気がしてならない。ココから飛び出そうとした目的は、もっと別にあったはず―――
「___だが、もう足は潰したぜッ!」
ガガーランが、不屈にして不敵な笑みを浮かべながら、悠々と隣までやってきた。大槌をのせた肩の後ろには、あのスケルトンの騎獣が見るも無残なほど粉砕されていたのが見える。
思わず笑みがこぼれた。勝利の流れがコチラに流れ込んでいるのを感じる。確かにあの騎獣が消滅すれば、死都の成立はいっそう遅くなる。……あとはただ、元凶を叩けば良いだけだ。
しかし当の元凶は、意に返してもいない様子だ。
『全く、使えん下僕だ。足止めすらろくにこなせないとはな』
強がりにしては尊大過ぎる。計画に泥を塗られた怒気よりも、子供のいたずらへのため息に近い。現状への理解から目をふさいでいるだけ、と揶揄したくなるも、それこそ甘い見通しだろう。
緊張を高め直す。まだ勝利にはほど遠い、一手間違えれば容易く覆る、今はまだそんな混沌たる戦場の只中だ。
『……やむをえん。後でなぶり殺してやるつもりだったが、ここで始末するか―――』
改めて/今更ながら、コチラを排除すべき敵と認識し直されると―――爆音が鳴り響いた。
辺り一帯全てから/ほぼ同時にがなりたてられた地鳴り。地面や墓石を爆砕/粉塵をまき散らしながらも現れたのは―――、土気色の腐敗肉の塊群。
今にも破裂しそうなほど膨張した腹を抱えたゾンビたち。自身の腐敗ガスによってか膨張してしまったその腐った体は、いつ破裂してもおかしなくほど。ゆえに自身では身動きとれず、その場で破裂の瞬間だけを待ち続けているかの様―――
「ッ!?
コイツらは……、【爆腐鬼】だッ!」
「げッ!? 爆弾ゾンビかよッ!!」
次に何が起こされるのか戦慄/すぐさま対処しようとするも―――パチンッ! 指を鳴らされた。
そのデスナイトからの合図に、爆弾ゾンビたちは一斉に臨界を超え―――、爆裂した。
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長々とご視聴、ありがとうございました。
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