幻想郷で嵐が収まった頃、月面では異様な光景が広がっていた。
月人が嫌う穢れを大量に纏う二体の龍。月人は油断していたのだ、自分が優れこの穢れた二体の龍も容易く倒せると。だかそれは幻想だった
紅い龍はまるで熱風を操るが如く兵器を溶かし、隕石のようなナニカを空から降らせ兵士を押し潰していく。
何度兵士が立ち向かえども虫を潰すように蹂躙していく。何より兵士達の士気を下げているのは他の要因だろうか?
殺した兵士や、壊した兵器を熱で溶かし自身の甲殻の一部にしているのだ。そしてこの蹂躙を愉しむかの様に舌なめずりをする紅い龍
もう兵士達には戦意がなく、我先に逃げる兵士達。
紅龍の蹂躙は止まらない
また別の場所では激戦が繰り広げられていた
「くうっ!」
大きく吹き飛ばされ態勢を整える少女、綿月依姫。八百万の神を呼ぶ程度の能力を持ち、過去博麗の巫女を倒した者である
そんな彼女が押されていた。紅龍と一緒に来ていた全身が逆立つ逆鱗で覆われた龍が擬態した男。まるで死神の鎌の形をした太刀を振るい依姫を追い詰めていく
「オラァァ!その程度か?月の姫さんヨォ!」
「調子に乗るな!」
依姫は火雷神を呼び出す。雨が降り雷が炎の竜の姿になり男に襲いかかる。
男は抵抗せずその攻撃を受ける。
「手こずりましたがこれで」
「終わりだと思ってカァァ?姫さんヨォ!」
炎の中から無傷の男が飛び出してくる
「ちぃ!」
「俺に属性で攻撃するなんてナァ!二万年速エェんだヨォ!」
男の手から太刀が消え、代わりに大剣が現れ力任せに振るう。
「カハッ」
肺の空気が抜け地面に叩きつけられる依姫
「それにヨォ。属性はこう使うんだゼ!」
すると依姫の周りを囲うように氷が生成される
「!」
咄嗟に上に飛ぶ依姫。しかしそれを見越したように空から落雷が落ちてくる
「ァァァァァァア!」
まともに落雷を受け地面に落ちてゆく、だが追撃の手は止むことはない。落雷の衝撃で砕けた氷が刃のように依姫を襲う
「少しはためになったカ?」
倒れている依姫に歩み寄る男。
「所詮俺が力を押さえてこの程度かヨ?もう少し抗ってみせロ!」
赤黒い雷を纏った拳を叩きつける男。
「グハァ!」
吹き飛ばされ壁にぶつかる依姫。
「あぁあツマンネ。」
興味を無くしたのか背を向くて立ち去ろうとする男。
「隙を…見せましたね?」
「ああ?」
振り向いた男は光に包まれそのまま爆発した。
「太陽神である天照の光です。例え属性が効かなくともこれなら」
倒せたと言う僅かな希望が依姫にはあった。
「なんだァ?ただの目眩しカ?」
だがそんな希望は打ち砕かれだ
「な…なんで。」
「今のが最大の攻撃かァ?欠伸が出ちまうねェ」
嘲笑うようにケラケラ笑う男。再び天照を下ろそうとする依姫だが。
「能力が使え…ない?」
「龍属性やられになっちまったナァ?それになるとテメェの能力は使えなくなるんだヨォ」
身体が悲鳴を上げ地面に倒れる依姫
「オ!ラースの野郎も終わったみたいだナ!んじゃ俺も帰って報告するカ」
男は姿を元の龍に戻し消える
その日月の軍は大敗を果たした
やり過ぎちゃったかな?それとこう言った補足回って入ります?