「アマツ!こっちだよ!早く早く!」
(分かったから走るな。危ないぞ)
今日はこいしちゃんと一緒にいる。なんでも会わせたい人が居るみたいだ。ちなみにだが、あの後(第九話)しこたま怒られた。側から見たら小さい女の子に怒られる龍と言うなんともシュールな光景だろうな
「あっ!いたいた!」
どうやら待ち合わせの場所に着いたらしい。でもここ霧の湖って所か、霧が濃すぎて俺には見えないや
「アマツ?どうしたの?」
なかなか来ない俺を心配したのか、こいしちゃんが駆け寄ってくる
(なんでもない。今行くよ)
こいしちゃんに案内された場所に居たのはナイトキャップを被り日傘を差している少女だった。
「お待たせ〜フランちゃん!」
「もう遅いよこいしちゃん。それで後ろのが」
「うん!私の友達のアマツだよ!」
(初めましてだね?俺はアマツマガツチ、一応外から来たんだ)
「私はフラン。フランドールスカーレットよ」
スカーレット?(もしかしてレミリアさんの?)
「お姉様の事知ってるんだね。そうよ私はレミリアお姉様の妹」
なるほど。だから日傘を差していたのか。
(それでこいしちゃん?なんで俺とフランちゃんを会わせたかったんだ?)
「実は…」
こいしちゃんが合わせた訳を話し始める。フランちゃんはありとあらゆる物を破壊する程度の能力を持っていて、その能力で他者を傷付けないように地下に引きこもっていた
最近は館の外に出たりこいしちゃんと遊んだりしているのだが、新しい友達が欲しいとの事でこいしちゃんが俺とフランちゃんを会わせた理由だった。
(なるほどね)
「どうかなアマツ?」
俺の顔を見るこいしちゃん。答えようとした時
「あっ!子分!ここで何してるの?」
こっちに近づいてくる二人の妖精、チルノと大妖精だ。おっ、いい事思いついた
(こいしちゃん、良かったらここにいる全員で遊ばない?)
「いいよ!フランちゃんもいいよね?」
「いいけど…」
フランちゃんは空を見る、まぁこう言うのは俺の得意分野だ。俺は湖の上に雲を集める
(これなら日傘を差さなくても遊べるだろ?)
「うん!」
そのあと四人は鬼ごっこやかくれんぼをしたり、疲れたら俺の羽衣で寝かしたりしたらあっという間に夕方になっていた
「じゃーねフランちゃーん!」
「バイバーイ」
チルノと大ちゃんと別れて帰路に着く俺たち。いくら吸血鬼と言っても一人で帰らせるのは気が引ける。それにこいしちゃんは疲れて俺の角の間で寝ている
(楽しかったか?フランちゃん?)
「うん!とっても楽しかったわ!」
嬉しそうに答えるフランちゃん。
(それは良かった。帰ったらちゃんと手洗いをするんだぞ?)
妖怪が病気になるか知らんがやらないよりはいいだろう
「ねぇアマツ?これからも遊んでくれる?」
ふとフランちゃんがそう聞いてくる。
(当たり前じゃん!俺たち友達だろ?)
「えへへ、そうだったね!」
紅魔館まで長くない道を二人と一匹は今日の思い出を振り返りながら飛んでいく
アンセスsite
「それでそっちはどうなってるの?」
「俺たちの世界の遺物は全て破壊した。それにしばらくは月人も大人しくなるだろう。」
「それに世界の座標も消しといたゼ。まぁ転移に必要な装置も壊したからそう簡単にはこれねぇだロ?」
「そう、ご苦労」
皆既日食が起きている空の下、三人は話していた。
「そういえばミラの野郎はどうした?」
「さぁ?でもあっちの地獄に行くって言ってだけど」
日食が終わり三人に光が差す。伸びた影に人間の形はなく、龍の姿をしていた
仕事が忙しくなってきたので土日投稿になるかもしれません。ボチボチ投稿していくのでよろしくお願いします!それでは次回!