宴会が終わり俺が住処にしている森に帰って来た。
(うん?)
なんだか視線を感じる。しかも大勢だ、もしかして天狗か?
(文が何か企んでるてかなんとか。今仕掛けてきたか)
いつでも戦えるように自分の周りに風を纏う。
「かかれ!」
天狗が一斉に襲いかかってくる。嵐が吹き荒れる
大天狗side
「大天狗様、今先発隊が接触しました」
「よし、では予定通りあの場所まで誘導しろ」
「はっ」
さぁこい嵐龍よ。そこを貴様の墓場にしてやろう
アマツside
おかしいな、何故攻撃してこない?ちょこまかと俺の周りを飛んでるだけで、何をしようとしてるんだ?
ふと周りを見ると渓谷まで来ていた。
(こんな所に呼び寄せて何を?)
「今だ!」(何?)
次の瞬間俺は光に包まれた。
あらかじめ仕掛けていた大岩を爆破させアマツの上に落とす。怯んだアマツに追い打ちをかけるように周りを爆発させ落石で押し潰す。
煙が晴れアマツの体は完全に岩に埋もれていた。
「大天狗様、かの龍は身動きを取れません。今がその時かと」
「いや、まだ生きてるかもしれん。河童に作らせた爆弾を設置されろ。そして嵐龍の下に設置してある地雷も起爆しろ」
「はっ」
用意周到に事を運び確実に作戦を完了し、嵐龍から嵐の操る能力を奪う。そうすればこの大天狗は天魔を越え、妖怪の山そしてこの幻想郷を手中におさめると言う野望を抱いていた。
「もうすぐだ!もう直ぐこの能力が我が手に」
「爆弾起爆しました!」
瓦礫が消し飛びアマツが中から出てくる。しかし起き上がる様子は無く呼吸も絶えていた
「よし、回収しろ」
アマツの周りに数人の天狗が集まってくる
「けっ!あの時はやってくれたがそれも晴れるってもんだな。」
「嵐を操るとしても所詮龍。この天狗には敵わないのだ」
そう、天狗は慢心していたのだ。慢心が故に、まだ風が吹いているのに気づかなかった。
「さぁ。さっさと運ぶぞ」
ギロッ
その時、周りにいた天狗全員の首が胴から飛んだ
「えっ?」
天狗が最後に見たのは、禍々しく体が赤黒く染まった災いだった。
「だっ大天狗様緊急事態です!嵐龍が動き始めました!」
「何?あれだけの爆薬を食らっても動けると言うのか!」
渓谷からは強く風が吹き荒れそれに呼応するように大雨、落雷が鳴り始めてきた。
「大天狗様急いでこの場から離れ」
離れようと言い終わる前に胴が二つに分かれる天狗。
「なっ…」
辺りを見渡す大天狗。そこは異常だった。赤色に染まった巨大な竜巻が何個も吹き荒れ巻き込まれた天狗たちがズタズタに切り裂かれていた。そして渓谷から赤黒い水の塊が空に向かい打ち上げられ、風に裂かれ地面に落ちていく。
まともに飛行ができない天狗達はそれに巻き込まれ地面に叩きつけられ、2度と起き上がることは無かった
「な…何なんだ?これがあの龍の力だと言うのか?」
自身の計算に誤りがあると言うのなら、最初からこの龍には敵わないと言う事を考えなかった事だろう
「そっそうだ。天魔様に、天魔様ならどうにか」
飛び立とうとした時、大天狗には聞きたくない死神の声が聞こえてきた
「あっああぁ」
そこには胸の中心が怪しく光り輝き体を赤黒く変えた嵐龍がこちらを見ていた。
アマツは、大天狗から視線を外し山に向かってブレスを撃つ。
「はっ…あ…あ」
山が抉れていた。それも四つの山の大部分が抉れ木々が薙ぎ倒されていた。そして再び大天狗を捉え、今放ったブレスを撃とうとしていた。
「やっ…やめてく…れ。私が…悪かった!だ‥から命は」
助けてと言う前に無情にもブレスは放たれ、大天狗の意識は途絶えた。
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