グラン・ミラオスと名乗った男に小町と映姫は疑いの目を向けている。ただの人間でない事は分かっているがどうしても信用できないのだ。しかしながら今いる死神達が抑えこもないのも事実である。
「…貴方ならどうにか出来るのですか?あの龍を抑える事が」
「嗚呼、出来るとも」
当たり前の事の様に即座に返答するミラオス。二人の前に立ち「付近にいる死神を下げろ」と言われ、言う通りに死神達を下げる。
「……フッ!」
上に片手をあげるミラオス、すると地面が震え始める。震えは次第に激しくなりオストガロアを囲むように隆起していく、隆起した地面はまるで火山のようにマグマが溢れ出していた。
ミラオスは上げていた手をゆっくりと下ろしていく、手が下がるにつれ火山が激しく揺れ動く。そして手を下げ切ったその時
全ての火山が一斉に噴火をおこした
空から降り注ぐ火山弾はオストガロアに向かって落ちていく。一切の抵抗もできず爆発に巻き込まれ悲鳴の様な声を上げるが次第にその声も小さくなり、次第に聞こえなくなる。
煙が立ち込める中心部にどんどん近づくミラオス。すると煙の中から赤色を帯びたブレスが発射されミラオスの左半身を吹き飛ばした
「お……おい!救護班を!」
死神達が騒ぎ出したと同時に霧が晴れていく、そこには息絶え動かなくなった骸があった
「な…!み、見てみろ!」
誰もが目を見開いていた。そこには体の動脈が激しく輝き左半身がどんどん再生していくミラオスがいた。
「…悪あがきを」
静かにそう呟き骸龍の体に手を触れる、すると体が消えていき小さな火の玉になりミラオスに吸収される。
「これは…たまげたねぇ」
あれだけ暴れて手がつけられなかった骸龍を最も簡単に沈黙させた目の前の男、半身を失ってもなお生きている異常な程の生命力、いや
「寿命が…無い?」
死神は皆他者の寿命が見えるがこの男はどうだ?見えないのだ、まるで最初から寿命がないように
「こちらの物が迷惑をかけたな、この魂は私達の世界に持っていくが良いな。四季映姫よ」
口調は大人しいが放つ威迫は凄まじく反対意見など認めない、っと言う様な威圧を放っている
「えぇ、それでいいです。ですが答えてください、貴方はこの世界に何をしに来ているのですか?」
その質問にミラオスは静かに答えた
「何者かが我々の世界からモンスターを捕獲し、この世界に連れ込み殺している。現にこの龍も能力の半分を奪われている」
その言葉には嘘はないと映姫は思った。ミラオスから放たれる威圧が増し、大地が震え生きた心地がしなかった。
「では私はこれで失礼する」
放っていた威圧を抑え込み姿を消すミラオス、あたりの空気が軽くなるのがわかる。しかし疑問が残った、誰が何のためにあの龍の能力を奪ったのか。
「これは一波乱起きそうですね」
映姫はこの胸騒ぎが現実にならない事を願うばかりだった
バルファルクやっぱ人気ですね。それでは次回!
登場して欲しい古龍は?
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バルファルク
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ネルギガンテ
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