嵐龍(元人間)の幻想入り   作:苺豆大福

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前回の後編からです。それではどうぞ


第二十七話

 ‥ー ぉ !

 

 誰かが私に呼びかけている、けれど耳鳴りが邪魔をして上手く聞き取れない。眼を開けようとしてもチカチカしてよく見えない

 

しょ なぃ

 

 さっきとは違う声が聞こえてくる、すると酷かった耳鳴りがなくなり、眼もはっきりと見えてくる。

 最初に映ったのは神奈子と諏訪子、そしてさっきまでの私と同じように伸びている早苗と魔理沙だった。

 

「離れているのにこっちまで衝撃が来るなんてすごい威力だね。でもあれだけ派手に突っ込んだんだし、アマツはともかくアイツは」

 

「……いやまだピンピンしているよ」

 

 ぶつかった衝撃で身体に傷が付いているがしっかりと地に足をつけ煙の中の敵を見据えているバルファルク。

 

「う…うーん、何がどうなったんだぜ?」

 

「せ、世界が回る〜」

 

 伸びていた二人も目が覚めると同時に煙の中からアマツが飛び出していき反応が遅れたバルファルクに巻き付く。必死に抵抗するバルファルクだが襲撃の際に龍気の大半を使ったためアマツの拘束を降り解けるほどの力がなかった。

 

 「……おい霊夢、風が」

 

 「風だけじゃ無いわ。ほら、雨も強くなって来てる」

 

 初めてアマツと会った時もこんな風に風や雨が強くなっていたが、その時よりも数倍強くなっている。十分に力を貯め切ったのか拘束を解くアマツ、それと同時に巨大な竜巻がバルファルクを襲い地面に倒れる。四方に拡散した竜巻がバルファルクに集まってくる、残り少ない龍気を噴射してそれを避ける。

 

 直撃こそしなかったものも、片方の翼脚に当たりバランスを崩すものもどうにかアマツに攻撃をしようとした時目の前に水塊を放つアマツがいた。避ける事が出来ずモロに攻撃を受け地面に落ちていくバルファルク

 

 「……終わったみたいね」

 

 地面に倒れているバルファルクに向かい降りてくるアマツ。

 

(少しは頭冷えたか?)

 

(……殺さないのか?)

 

 少し意外と言う目をアマツに向け、目線を少しだけ合わせる。

 

(何故ここに来た?ここはお前の住む世界では無いだろ?)

 

(それはお前にも言える事、……何者かが俺達を此処に連れて来たんだ)

 

 聞く所によるとバルファルク以外にも連れてこられ何ならかの実験を行っているが実験に使われたモンスターがどうなるかは分からない、なんとか隙を見て逃げ出したのだが行く当てもなく彷徨っていたらここに居たと言う。

 

(そんで腹が減って来たもんであっちこっち飛び回ってたら俺を見つけて攻撃して来たと)

 

(俺の仮住まいに居たんだ、攻撃されても文句なかろう。……イツゥ)

 

 フラフラになりながらも立ちあがろうとするバルファルクをアマツは止める、いくら古龍とはいえ怪我をした身であるそう簡単には体は動かない。

 

(しばらくここにお前が居ていいか聞いて来てやるからそこで大人しくしてろ)

 

(嗚呼…そう……さしてもら……)

 

 言葉を言い切る前に泥のように眠りにつくバルファルク

 

(取り敢えず聞いてくるか)

 

 こうしてバルファルクが起こした騒動は幕を閉じた、だが謎も残りアマツはなんとも言い難い感覚だった




「こんにちは、オストの部屋です。今回のゲストは二人お呼びしております。月の姫である依姫さんとエスカさんです」

「……………」

「おお、ここがオストの部屋カ」

「依姫さん?何やら…震えてるいますが…どうしましたか?」

「どうしたも有りませんよ!なんでこの人と一緒なんですか!そもそももう一人来るなんて聞いて無いですよ!」

「そりゃ言ってませんからね」サイヤクデス

「ごちゃごちゃうるせーな、少しは静かにできねぇのかヨ」

「あなたにだけは言われたくありませんよ」

「おー言うネェ、ならあん時の続きでもやるカ?」

「いいでしょうあの時とは違うのを見せてあげます」

ンジャオモテデロヨ!イワレナクテモ

「………ゲストが居なくなってしまったので今回はここで終わります。それでは次回でお会いしましょうそれではまた〜」

オストの部屋、いる?

  • いる
  • あんまり
  • そんな事より次のゲストを教えろ!
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