バルファルクが起こした騒動から数日が経ち妖怪の山は少しずつ落ち着いて来ていた頃
「挨拶周りだと?」
(も兼ねた場所案内だよ)
守谷神社の境内でアマツと話す銀髪の男、眼は赫く眼尻は鋭く伸びており、程よく筋肉が付いている体だが、その背中には銀色の槍のような翼があった。
この男の姿はバルファルクが人に擬態した姿である。あの騒動の後守谷神社に引き取られる事になったのだが一つ問題があった、バルファルクが大きい為入るスペースがない。いくら博麗神社より広いとは言え元の大きさのまま生活させるのは中々難しく、本人は納得しては無いが全く土地勘も分からない場所で生活するよりはましと何とか説得し、普段は人間の姿で生活する事になった
「……誰が言い出したんだ?」
(………早苗と神奈子さん)
「アイツら……」
事の発端は神奈子がアマツにバルファルクに挨拶回りをさせたいので一緒に同行してほしいと頼んできたのが始まる、表向きはバルファルクに幻想郷の土地勘をつけて欲しいのと言うが、おそらく他の奴らにバルファルクを自慢したいのだろう。
「はぁ…さっさと行くぞ」
(ちょっ…早過ぎだろ…)
人に擬態しても飛ぶ速さは龍の時と変わらず、すぐに見えなくなった、なんとか姿を捉えて飛んでいく
「おせぇ」
(お前が早すぎるだけだよ)
たわいの無い会話をしている二人?を遠くから見ている影が居た。
「やっ‥‥やっと追いついたぁ」
「はたてさん……本当について行くんですが?私今日非番で先約が……」
姫海棠はたて、文と同じ鴉天狗であり花果子念報を発行している新聞記者である。そしてはたてに連れて来られチラチラとアマツの方を見てビクビクしているのは白狼天狗の犬走椛、非番の所を無理矢理はたてに連れてこられて来たのだ。
「このまま文に負けっぱなしじゃ癪なの!それより椛、いつまであいつ見てビクビクしてんのよ」
「だ‥だってアマツさんを見ているとこう、全身がゾワゾワァってなって嫌な感じがするんですよ」
椛が言う事は何も椛だけではなく白狼天狗のほとんどが言う事で、一人は震えが止まらなくなり、また一人はアマツを見ただけで恐怖で体が動かないと言うので白狼天狗の代わりにはたて達鴉天狗がアマツの見張りを担当している。
「ってあ!後を追わないと見失っちゃうわ!ほら椛さっさと行くわよ」
「ちょっと!まだ心の準備がぁ」
はたての後を追い飛んでいく椛、そんな二人には気づかずにアマツ達は最初の場所に向かっていた
実はバルファルクがわかさぎ姫を襲ったのはルドロスと間違えたから
アマツたちが行くのは?
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紅魔館
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白玉楼
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魔法の森
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迷いの竹林
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その他