「なぁ」
(言いたいことはわかってる、俺もそうだったし。でもすぐに慣れてくるよ)
最初の目的地である紅魔館に着いた二人の目の前には、立ったまま器用に寝ている門番、紅美鈴がいた。
「……意味あるのか、これ?仮にも門番だろこいつ」
(寝ていても気配はわかるみたい、でもほとんどの人は門から入らないけど。…そろそろ起こすか)
美鈴の頭上に雨雲を集め始めるアマツ、瞬く間に周りは雨雲で覆われまるでバケツをひっくり返したような豪雨が気持ち良く寝ていた美鈴は飛び起きる
「ちょ、いきなり雨!って痛い!痛い!」
(よー美鈴、眼覚めた?)
全身ビチョビチョになり濡れた服を絞りながらアマツに抗議を飛ばす美鈴
「なんで普通に起こしてくれないんですか!服が張り付いて着替えるの大変なんですよ!」
(普通じゃ起きないからこの方法で起こしてるんじゃないか。それに咲夜さんからも許可取ってるし)
「うぇ咲夜さんまで話通ってるんですかぁ」
「えぇ私まで通ってるわよ美鈴」
ビクッと肩を振るわせ冷や汗を出しながら後ろをゆっくりと振り向く美鈴、そこには笑みを浮かべ両手にナイフを持っている咲夜が立っていた。引き攣った笑顔を咲夜に向ける美鈴
「さっ、咲夜さん、いい天気ですね!」
「そうね、眠っちゃうぐらいいい天気だわ」
「そうですよ「でも居眠りしちゃう門番にはお仕置きが必要よね?」ごっごめんなグハァ!」
謝りの言葉を言い終わる前に頭や背中にナイフが刺さり倒れる美鈴、このやり取りを見ていたバルファルクは
「これと同じような事が日常的に起こるのか?幻想郷《ここ》は」
アマツに違ってくれと言って欲しそうに聞くバルファルク、だがそんな甘い幻想を壊すようにアマツは言い放つ
(そうだよ?まぁ最初は慣れないかもしれないけど、慣れてくると楽しいもんだよ)
頑張ってね、っと言うアマツの言葉に頭を抱えるバルファルク。すると咲夜がバルファルクに気づいたのか
「あら?見慣れない人?いや妖怪?アマツ様のお知り合いでしょうか?」
(ん?ああ、そうだよ。今日は挨拶回りで来たんだ)
「守谷神社で世話になっているバルファルク改め赫燿だ。よろしく頼む」
赫耀の自己紹介を聞いて、一瞬驚いた表情をするがすぐに笑顔に戻る
「あら、貴方があの……。私はこの紅魔館でメイドをしている十六夜咲夜でございます以後お見知り置きを」
(レミリアさんにも挨拶しておきたいんだけど起きてる?)
「お嬢様ならパチュリー様の図書館にいらっしています。赫燿様は私がご案内いたしますのでアマツ様は中庭でお待ちください。フラン様が会いたがっていますよ」
咲夜に言われた通り赫燿を任せ、いつでも来てもいいようにに雲を少し出してフランを待つ事にした
「‥皆さんこんにちは、オストの部屋です。今回のゲストは鴉天狗の新聞記者、射命丸文さんです」
「こ、こんにちは」
「何やら緊張してるみたいですが…何かありましたか?」
「いえ緊張と言うより、あまり私が何か聞かれる事が少なくて……」
「そうなんですか、では私から一つ質問していいですか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「ありがとうございます、では……鴉天狗はどの味付けが一番美味しいのでしょうか」
「そうですね〜ってはい?……聞き間違いでしょうか、なんだか私を食べようとしてるのは気のせいでしょうか」
「いえ間違えではありませんよ「えっ」」
「何ら…今ここで食べてもいいですかね?私もうお腹が空き過ぎて」触腕➕瘴気展開
「……さてどうやって逃げましょう」
アマツたちが行くのは?
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紅魔館
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白玉楼
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魔法の森
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迷いの竹林
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その他