東方黒雲録〜Traveling Black Monster〜   作:文才の無い本の虫

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作者「おっふ・・・・・」

作者「彼の描写が上手くできない・・・・・」

作者「無理矢理な終わりになってしまった・・・・・」


4「黒の話(後編)、旅の終わり、そして…」

 

 

「友よ、本当に良いのか?」

 

 

「ああ。これもまた試練なのだから」

 

 

「・・・・・そうか」

 

 

こうなった友はとても頑固で梃子でも動かない。

 

友は嵌められてしまった。

 

今日、処刑されるそうだ。

 

 

「ああ、そうだ。君に渡したい物があるんだ」

 

 

友は明らかに何も入っていないであろう懐から拳程の紅い宝石を取り出した。

 

その宝石から強い神秘を感じる。

 

 

「これは?」

 

 

「聖杯さ」

 

 

「これがか?!」

 

 

「ああ。悪用されないように私が持っていたんだ。君にあげるよ」

 

 

「良いのか?」

 

 

「ああ、君はこれを家族の為に使うのだろう?それにこの聖杯は殆ど空だから精々何かの核にしたり(・・・・・・・・)、不治の病を治す位しかできないさ。私は君になら渡しても良いと思ったんだよ」

 

 

僕は彼のいつも通りの笑顔を見て、無言でその聖杯を懐に仕舞った。

 

 

「・・・・・ありがたく頂戴するよ」

 

 

すると当たりが騒がしくなってきた。

 

刻限だ。

 

 

「さぁ、友よ。見届けてくれ」

 

 

「・・・・・ああ。友よ、また会おう」

 

 

「ああ」

 

 

僕は友から離れて自身に隠蔽を掛け、処刑が行われる広場を見下ろせる位置に滞空する。

 

 

ああ・・・・・。

 

人はなんて愚かなんだろうか。

 

■■■の居た現代――いや僕からしたら未来の人間もそう変わらない。

 

自身の為、保身の為、祖国の為、エトセトラエトセトラ・・・・・。

 

■■■は――彼はそれ以外を、人の善性を信じた。

 

だが、僕は人の善性を信じれない。

 

妖怪や神は単純だ。

 

悪いやつもいて良いやつもいる。

 

服芸もするが立場がくるくると変わることはない。

 

存在意義という芯が在る。

 

だけど人にはそんなものは無い。

 

だから何処までも残酷にも、愚かにも、正義にも、偽善にも・・・・・何にでもなれる。

 

僕はそんな人間が信じれない。

 

確かに美舞や永琳、友みたいな例外は居るが、僕に人間の友人が殆ど居ないのはその為だ。

 

食わず嫌いとかそう言うものかもしれないが、彼の記憶を読んでいた僕にはどうしても無理な話だ。

 

 

 

 

そして、愚者共が友を十字架に磔にした。

 

 

「・・・・・」

 

 

最後まで友は穏やかな表情で・・・・・死んだ。

 

視界の端に友の仲間たちが泣いたりしているのが見える。

 

ああ、見え過ぎるのも良く無いな。

 

自身があまり悲しんでないのが嫌になる。

 

僕は服の偽装を解き、最近は霊体化させていた『柏手の鬼面』を実体化させて被る。

 

クロードの役割は終わりだ。

 

 

「・・・・・友よ、さようなら」

 

 

――ああ、友よ。きっとまた会えるさ

 

 

何と無く友の声が聴こえた気がして振り向くと其処には誰も居ない。

 

・・・・・でも、また会える気がする。

 

何せこの世界には神も仏も居るのだから。

 

 

「・・・・・梅、帰ろう」

 

 

「御意・・・・・ルーミア、起きなさい」

 

 

「ふあぁ〜よく寝たのだー」

 

 

僕の斜め後ろに梅が現れる。

 

同時に彼女は周囲に認識阻害の結界を張り、ルーミアを起こす。

 

彼女の影からルーミアが這い出て来たのを確認してから、僕は【仙界】への扉を開いた。

 

さあ、純狐と伯封に会いに帰ろうか。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「・・・・・ってことがあったんだよ」

 

 

僕は話を終える。

 

純狐は僕の隣で微笑みながら話を聴いてくれてるけど、伯封とクラウンピースは寝ちゃったみたいだ。

 

手を繋いで寝ていると・・・・・仲良しだね。

お父さん少し心配です。

 

 

「へぇーこれが聖杯ね。父さん、今からやるのかしら?」

 

 

僕が話の途中で取り出した紅い宝石を見つめていた紫が問いかけてくる。

 

 

「うん。時間とか弄るし紫とヘカの予定とかが大丈夫なら見てく?」

 

 

「十年位は予定無いからお邪魔するわよん」

 

 

「隠岐奈に言ってあるから大丈夫よ。久しぶりに父さんと梅姉さんとゆっくりしたい、弟も出来たしね」

 

 

「わかった。純狐、少し協力してくれ」

 

 

「いいぞ・・・・・はっ!これが夫婦の共同作業というやつでは無いか?!」

 

 

夫婦では・・・・・まだ無いかな?

 

 

「さて、始めよう!」

 

 

「ああ!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・いつも通りね」

 

 

「ヘカーティア…様?父さんと純狐っていつもああだったのかしら?」

 

 

「黒の娘なら様は要らないわ。・・・・・まぁ、いつも通りよ」

 

 

「・・・・・エディ姉さんが何て言うか心配ね」

 

 

「・・・・・裏側の魔女(エディ)ならもう来たわ」

 

 

「あぁ、姉さんが。ご愁傷さまです・・・・・」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「――Set(設定)Expansion(拡張)Time alter(固有時制御)

 

 

時間軸を意識する。

 

認証して、定め、広げる。

 

力が足りないが、純狐が補ってくれる。

 

 

「旦那様、受け取れ・・・・・ん」

 

 

・・・・・キスの必要無くない?

 

まぁ良いか。

 

 

「・・・・・――Expansion(拡張)Expansion(拡張)Expansion(拡張)Convergence(収束)・・・・・」

 

 

ひたすら広げて、広げて、【仙界】の隅々まで認証する。

 

その時間軸を束ねて、聖杯を使って固定する。

 

僕と純狐の間にある紅い宝石が砕け、粒子のように細かくなって空間に溶けていく。

 

 

「幻想的な景色ね・・・・・」

 

 

「ワオ!伯封、綺麗だよ!」

 

 

「うん!お母さんもお父さんも格好いいね!」

 

 

「珍しいものを見れたわ」

 

 

「梅姉、寝てても良いかー?」

 

 

「はぁ・・・・・良いですよ」

 

 

 

 

 

 

 

「あ、まずっ」

 

 

「む、どうした旦那様よ」

 

 

「・・・・・時間設定間違えたかも」

 

 

「・・・・・父さん、一応聞くけどどれくらい?」

 

 

「向こうの一秒が此処の一日」

 

 

「丁度良い塩梅なのではないか?」

 

 

「そうかな?」

 

 

「うむ。此処ではあまり向こうを気にせず過ごせるということだろう?」

 

 

「おお、確かに!」

 

 

「・・・・・さて、旦那様よ。偶には夫婦仲を深めるのも良いと思わないか?」

 

 

「じゃあ、ゆっくりしようかなぁ・・・・・」

 

 

「それに、少し無理をしてるだろう?今は私の膝で休むといい」

 

 

「純狐にはお見通しか。少し、甘えさせてもらうよ」

 

 

 

 

 

 

「伯封、クラウンピース、少し向こうで遊びましょうか」

 

 

「紫姉さん、どうしたの?」

 

 

「今は二人にしてあげましょ」

 

 

「Fuuu!!ヤっちゃ「それ以上は言わせないわ」・・・・・Boo〜」

 

 

「ヤって何?」

 

 

「・・・・・伯封ちゃんはもう少しその(純粋な)ままでいいと思うわよん」

 

 




『黒』
友を失い、少し傷付いている。純狐の膝枕で回復した。チョロい。神様としての格が上がった。結果、性質が土着神から秘神寄りになった。今後あんまり役に立たない設定。

『純狐』
ヒロイン昇格。どうしてこうなった?(自業自得)【仙界】の正式な管理者の片割れに成った為、秘神の亜種に成った。暴走中。嫦娥に関しては殆ど忘れてる。

『友』
処刑されてしまった。後に復活し、暦の始まりに大きく関わる存在に成る。近い将来・・・・・(具体的に二千年後ぐらいに)東京都立川市でバカンスを満喫していることだろう。

『伯封』
【仙界】に満ちる黒の神力を吸収して仙霊?みたいなものに成長した。クラウンピースと仲良し。純粋。

『クラウンピース』
純粋?なにそれおいしいの?

『梅』
ルーミアをどう育てたらいいでしょうか?

『ルーミア』
おやすみなのだー。

『ヘカーティア』
甘ったるいわ〜。

『紫』
バカンスを楽しむとしますか。

バッドエンド見たいですか?

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  • 見たくない!!(旧作に載せるかも?)
  • メリーバッドエンド!!(諏訪子ルート)
  • ラブラブ天驚拳!!(超ハッピーエンド)
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