東方黒雲録〜Traveling Black Monster〜   作:文才の無い本の虫

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作者「ようやくここまで来ましたヒャッホウ!!」(深夜テンション)

作者「諏訪子とのイチャイチャが無い繋ぎ回」


第四章「幻想郷」
1「ようこそ幻想郷へ」


 

 

「・・・・・紫、何か申し開きは?」

 

 

叩きのめした天狗やら妖怪やらの山を背に黒は紫を守谷神社の境内に正座させて言う。

 

今の黒は一応『柏手様』としての正装――道士服に一つ目の鬼面――で紫の前に仁王立ちしている。

 

この天狗や妖怪達にとっての惨状の原因は紫にあった。

 

張り切って守谷神社を妖怪の山の空き地に転移させたのは良いが、紫は周辺への説明を忘れていたのだ。

 

その為、守谷神社を侵略者と判断し襲いかかってきた天狗や妖怪達を黒が右手の医療器具(鈍器)で死なない程度に叩きのめし今に至る。

 

 

「・・・・・ないです・・・・・あのー父さん?その右手の黒いのを仕舞ってくれると嬉しいなーなんて」

 

 

そう言う紫に黒はため息をはき、ゆっくりと右手――に纏った医療器具(鈍器)――を振りかぶる。

 

ポツリと一言。

 

 

「・・・・・制裁」

 

 

「鉄拳ですら無い?!父さんそれ洒落になんないわ?!頭割れちゃ(ゴスッ)はぎゅっ!!・・・・・きゅぅ」

 

 

頭頂部への治療(物理)によって眠った――意識を刈り取られたとも言う――紫を放置し、黒は再び大きなため息をつく。

 

 

「はぁ・・・・・紫の抜けてるところは時間じゃ直らなかったか・・・・・それは良いとして、叩きのめした妖怪達(これ)どうしようかなぁ」

 

 

「主様に牙を向けたわけですし捨て置けば良いのでは?」

 

 

「いやそう言う訳には行かないでしょ。ウチの困ったちゃんのせいで被害を被ったんだし、諏訪子達の信仰の元になるかもしれないしね」

 

 

そう妖怪達に被害を被らせている本人は言った。

 

 

「それに・・・・・天魔や萃香、勇儀達に会えるかもしれないからつまらないことで酒を不味くはしたくないしね」

 

 

そんな主を見て斜め後ろに立っていた梅は「御心のままに」と言って霊体化した。

 

黒は右手に纏わせていた医療器具という名の鈍器――神医ウォンと名乗っていた時に自身の血を材料に製作した自由に形を変える黒い流体(シンビオートモドキ)――を仕舞う。

 

 

「・・・・・これ、どうしようかなぁ」

 

 

黒の眼の前には増援と思われる天狗達が翼をはためかせている。

 

その天狗の中から一体の烏天狗が黒の前に降り立った。

 

 

「あやややや、やっぱり負けちゃいましたか〜。初めまして!私は清く正しい射命丸文と申します。天魔様がお会いになりたいと仰られております。大人しく着いて来ていただけませんか?」

 

 

「あー天魔の使いか。ちょっと待ってもらってもいいかな」

 

 

「どうぞどうぞ〜。ですがなるべく早くお願いしますね」

 

 

黒は降りてきた烏天狗の文に断りを入れ、諏訪子達に話すために神社の方へ向かう。

 

それを見送った文はふと視界の端に写ったモノに頬を引く付かせ、連れてきた部下の一人の白狼天狗に聞く。

 

 

「・・・・・椛、私は目がおかしい人のでしょうか。あそこで倒れてるの妖怪の賢者では無いですか?」

 

 

「・・・・・私にもそう見えます」

 

 

「・・・・・アレは敵に回さない方が良さそうですねぇ」

 

 

「あっ」

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「そういえば昔、御祖母様が『黒い御髪、一つ目の鬼面』のここら一帯を治めていた神が居たと話してくれたのを思い出しまして・・・・・」

 

 

「・・・・・まんまアレじゃないですか・・・・・椛、その神の名前は?」

 

 

「確か・・・・・『柏手様』と」

 

 

「・・・・・あー不味いかもしれませんねぇ・・・・・(確か『柏手様』と言えば、賢者の一体で数千年前の天災の原因と言われていた筈・・・・それに天魔様のご友人だとも聞いたことがありますねぇ・・・・・どうしましょうか)」

 

 

人知れず射命丸文は頭を悩ませた。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「・・・・・てな訳で天魔(知り合い(2章10より))に会いに行くんだけど諏訪子も来る?」

 

 

「行くよ。黒から(変な虫が付かないように)極力離れたくないし、管理は神奈子に任せているけどこの神社の主は私だしね」

 

 

神社の近くで待っていた諏訪子に黒は言う。

 

諏訪子は守谷神社の主として、そして自分の(黒に変な虫が付かないように見張る)ために同行することにした。

 

 

「じゃあ、行こうか」

 

 

「うん」

 

 

諏訪子は黒の手を握り、それに黒は少し不意をつかれるも諏訪子の手を握り返して待たせている烏天狗――射命丸文の方へ歩き出す。

 

黒は待機していた射命丸文に声をかける。

 

 

「射命丸文、天魔の所まで案内してくれ」

 

 

「はい。では、着いて来て下さ・・・・・」

 

 

文の言葉を遮るほどの強風が吹く。

 

 

「その必要は無え。久しぶりだな、黒」

 

 

強風を伴って現れた屈強な烏天狗――天魔が声を発する。

 

黒は笑い、古い飲み友である天魔に言った。

 

 

「ああ、久しぶりだね天魔。元気そうで良かったよ」

 

 

「お前こそ音沙汰が無かったからな。萃香様や勇儀様が寂しがっていたぞ・・・・・ふむ、どうやらウチのが迷惑掛けた見てぇだな。すまん」

 

 

天魔は境内でのびている天狗達を見て言う。

 

それに黒は少し気まずそうに返した。

 

 

「あー、うん。此方が事前に何もなしに来たのが悪いし気にしないでくれ」

 

 

「そうか、助かる。天狗の長としてこいつ等を殺さないでくれたことに礼を言う」

 

 

「いや、いいよ。僕は生き死にで酒が不味く成るのを嫌がっただけだし・・・・・今すぐ酒でも飲んで思い出話に花を咲かせたいところだけど、真面目な話をしよう。天狗の長、天魔」

 

 

「ああ、承知しまた。黒殿(・・)。者共、跪けとまでは言わんから下がれ」

 

 

先程までとは打って変わり、天魔は黒に畏まり天狗達に下がるよう命じた。

 

それから黒と天魔は守谷神社についての取り決めを交わすための話し合いを始めた。

 

途中から幻想郷の管理者である紫も加わり、暫くして守谷神社は妖怪の山に受け入れられる事となった。

 

 

因みに話し合いが終わった後に黒は天魔から「何時まで手を繋いでるつもりだ?逢引は俺の居ない所でやってくれ」と言われたとさ。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「宴?」

 

 

「ええ。父さん達の顔見せと歓迎のね」

 

 

「わかった。場所は?」

 

 

「ふふっ・・・・・博麗神社。幻想郷唯一だった神社よ」

 

 

「・・・・・それって」

 

 

「父さんの神社ね♪」

 

 

「はぁ・・・・・」

 

 




『黒』
昔(2章10話)に天魔達と飲み友になった。その時に当時の妖怪の山に住んでいた妖怪を叩きのめし、鬼の四天王の内2体と互角に戦った。シンビオートモドキは医者をやっていた時に手が足りなくて作ったもの。素手で殴るより威力が落ちる(・・・・・・)為、手加減用の鈍器として使用している。

『諏訪子』
独占欲出してくよー!話し合いの間も手を繋いでいた。話し合いの後に黒に「萃香と勇儀って誰?」と尋問したそうな。一応弁解しておくと唯の飲み友である。この作者の萃香に至っては幼女の姿したアル中のおっさんだし。

『ゆかりん』
やらかした。天狗は泣いて良い。話し合いの後に急いで「異変かしら?」と動こうとしていた巫女を止めた。間一髪、(色んな意味で)大惨事は避けられた模様。

『梅』
実はずーっと黒の斜め後ろで待機してた。射命丸文を何と無く警戒している。話し合いの後に紫に説教をしていた。

『巫女』
信仰心強め暴力系ツンデ霊夢・・・・・の予定だった(・・・)。修羅場の種になってもらおうか!!(恋愛では無い・・・・・筈)

『天魔』
黒の飲み友。直接戦闘では下手な妖怪より強く、大妖怪の中では少し弱い。どちらかと言うと後衛。

『文&椛』
後半空気。

『神奈子と早苗』
空気。

バッドエンド見たいですか?

  • 見たい!!(旧作の様にEX√として書く)
  • 見たくない!!(旧作に載せるかも?)
  • メリーバッドエンド!!(諏訪子ルート)
  • ラブラブ天驚拳!!(超ハッピーエンド)
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