東方黒雲録〜Traveling Black Monster〜   作:文才の無い本の虫

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作者「ちと伏線」

作者「ちょっとスランプったので「博麗での一日」の前に投稿。「黒と諏訪子の一日」の執筆時間から考えて次回は二週間位になるかも」


幕間「とある観測者の日記」

 

 

◇◇今、これを読んでいる私から見て2万光年前

 

 

今日、というか今の世界線で面白い物を見かけた。

 

私が2万光年後位に読み返す未来が見えたのである程度細かく記載しておくことにする。

 

見たものは『有り得そうで有り得ない可能性』だ。

 

今いる世界線は数億前に龍神――創造神に類する存在――が創った世界から数万年前に分岐した並行世界だ。

 

(もし気になったら行けるように時間座標と世界変動率を此処に記しておく。)

 

その『有り得そうで有り得ない可能性』の名は『黒』。

 

『滅び』であり『無』、『始まり』にして『終わり』。

 

概念が無数分の一の確率、いや奇跡的に自我を『学習してしまった現象』。

 

この世界に現れた、いや発生した『黒』は魂を学習し、魂を創った。

 

その魂は人として産まれ、死んだ。

 

そして『黒』はその魂を回収し、『黒という現象』に組み込んだ。

 

その瞬間、無数の分岐が発生した。

 

それにより『黒』は様々な姿形をとるようになった。

 

例えば『少女の家族になった化物』、例えば『異界の英霊の紛い物を手本にした妖精』、例えば『未来の異端者を取り込んだ無貌の神』、例えば『無垢な化生』。

 

それの他に私のように世界線を認識出来る存在もいた。

 

これからも産まれていくだろう。

 

私は世界線を行き来しているため数万光年もの時間差が発生しているが、彼彼女らからしたら一瞬に過ぎない。

 

その点に留意されたし。

 

・・・・・何故かレポート臭く成ってしまった。

 

 

 

 

 

 

◇◇あー面倒臭さいから時間座標■■■■に居た頃。後は自分で思い出せ

 

 

日記を書く気に成ったのは私が増えたからだ。

 

正確には違うが、目出度いことだろう。

 

彼女の『成り果てる前の名前』はパチュリー・ノーレッジ。

 

龍神が創った世界変動率3未満の世界に居た存在であり、その世界ではただの百の時を研究に宛てた魔法使いに過ぎなかった。

 

だが、『黒』――今回から『あの現象』によって発生した存在()そう呼称する――の一つの可能性の『クロ』という猫、か?・・・・・猫又?を使い魔にしたことで運命が変化したようだ。

 

本来発揮されることのなかったはずのパチュリー・ノーレッジの才能――日月火水木金土の属性に加え、時と星、そして聖魔混沌の属性――を発揮し、『全知全能』に成り果てた。

 

彼女はそれを回避しようとしたようだが、結局『エディ・オスマンサス』――『裏側の魔女』、『銀木犀』――が誕生していることから徒労に終わってしまったのだろう。

 

まぁ、しかし、彼女のお陰でまた別の可能性が出てきた。

 

その可能性は『同一存在が同時間軸に存在出来る』というもの。

 

これなら、元の『壊れてしまったアノ世界』を再構築――いや、正しい分岐を創り出せるかも知れない。

 

・・・・・『無貌の神』を一石として投じれば上手く行きそうだ。

 

 

 

 

 

◇◇最近書いた・・・・・と思う

 

 

持っていた時計が壊れていたのに今気付いたため正確な時間軸がわからない。

 

まぁ、とても面白いことに成っている。

 

・・・・・奴――『黒』は悉く修羅場というものに好かれているようだ。

 

愛する者によって左腕を失い、魂まで歪むとは滑稽極まりない。

 

それはさて置き、『無貌の神』を『黒い化生』の世界線へ導くための種はまき終わった。

 

これでアノ世界は正しい分岐を――私が見れなかった『私の原典』を見ることが出来る筈だ。

 

結局のところ、私はパチュリー・ノーレッジが成り果てた存在でないのは確かだ。

 

では私は誰だったのだろう?

 

何処から来て、何処に往くのか?

 

私はそれが知りたい。

 

『私』であり、『私の原典』ならこの問いの答えを持っている気がする。

 

・・・・・「気がする」とは全知全能が聞いて呆れる。

 

まぁ良い。

 

後は時を待つだけだ。

 

待つのには慣れている。

 

何せ無限で一瞬に生きるのが『俯瞰する編集者(エディ・トルロックダウン)』というものなのだから。

 




――彼女は、元から俯瞰していた訳では無かった

――彼女は、掛け替えのない友を失い、人を辞め、『彼女』に成った

――そして『彼女』は、また思い出せるように、やり直せるように、半身を救う為に記憶を消して彼女に辿り着く為の『問い』を自分に刻んだ

――故に、『彼女』は彼女では無く、ただの大袈裟なメッセンジャーなのだ

バッドエンド見たいですか?

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