東方黒雲録〜Traveling Black Monster〜   作:文才の無い本の虫

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作者「今思うと良くここまで迷走を続けられたなぁ」(驚愕)

作者「後数話で今章終了!!残りはエピローグ!!」

作者「ラストまで走り抜けろ!!・・・・・抜け、れるかなぁ・・・・・」(弱気)



作者「今回は会話多め、全体的に短め。次回の最終決戦?の準備号みたいなもん?」


12「化物辞めてきた、黒く染まった銀木犀」

 

 

妖怪の山の頂上にある早朝の守谷神社。

 

其処の住人である黒は朝食を作り終え、味見をしていた。

 

 

「うん、良い感じだ。梅、皆を起こしてきてくれるかな」

 

 

「わかりました・・・・・とはいえまだ寝ているのは神奈子位でしょうが」

 

 

「ははっ、確かにね・・・・・まぁ、天魔がどうにかしてくれることを祈るしか無いかな」

 

 

「ええ・・・・・では行ってまいります」

 

 

神奈子は前の一件(神隠異変)で天魔の所に嫁ぐのか天魔を婿を貰うのかの協議中らしい。

 

幸せに成りやがれチクショウ!!(作者は恋人なんて居ないし、想い人も居ない)

 

黒は居間の机に人数分の朝食を用意する。

 

廊下から話し声が聞こえて来た。

 

これが何時もの守谷の日常である。

 

 

そうして暫く経ち・・・・・

 

 

「「「「ご馳走様/です/でした」」」」

 

 

「はい、お粗末様でしたっと。早苗、皿を下げるのを手伝ってくれるかな?」

 

 

「はい!」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

一刻ほど時間が経ち・・・・・

 

黒と諏訪子は守谷神社の前に立っていた。

 

 

「じゃあ、いってきます」

 

 

「黒、いってらっしゃい」

 

 

そう言って黒は博麗神社の方へ飛び立った。

 

下で大きく手を振っている諏訪子に黒は小さくひらひらと手を振り返す。

 

 

「はぁ、嫌な予感しかし無いんだけどなぁ」

 

 

黒はため息をつき、今日博麗神社に赴く理由を思い出す。

 

 

『父さん、エディ姉さんに関する調査の結果がわかる三日後に博麗神社に来てくれるかしら?』

 

 

そうして考えながら飛んでいると博麗神社が見えて来た。

 

下で霊夢が手を振っているのが見える。

 

黒は彼女の前に降り立ち、挨拶を交わす。

 

 

「霊夢、おはよう」

 

 

「ええ、おはよう。紫ならもう来ているわ・・・・・あとパチュリーっていう魔法使いも」

 

 

霊夢の先導で黒は博麗神社に入っていく。

 

神社の居間では紫とパチュリーが茶を飲んで黒と霊夢を待っていた。

 

 

「来たわね」

 

 

「早速で悪いけどあのニャルラトホテプが言っていたのは?」

 

 

「・・・・・本当よ。認識の婉曲と性質の不安定化が起こっているわ」

 

 

「婉曲ってどんな風に?」

 

 

「本人曰く愛しいもの程壊したくなるそうよ」

 

 

「本人曰く?」

 

 

「ええ、パチュリーならわかると思うけれどエディ姉さんは父さん以外殆どどうでもいい存在なのよ。だから聞き出せたの」

 

 

「その通りよ。【全知全能】に近付けば近付く程、他人や物事はどうでもよくなっていくわ。私はそれが嫌で今の有り様だけれど」

 

 

「そっかぁ・・・・・」

 

 

「エディ姉さんから伝言よ『早く止めに来て。でないと世界を滅ぼしてしまうわ』って」

 

 

「・・・・・しょうがない。準備しないと。紫、霊夢、手伝ってくれる?」

 

 

「ええ、もちろんですとも」

 

 

「良いわよ」

 

 

「じゃあ、梅!」

 

 

「此処に」

 

 

「諏訪子に修行のために仙界に行くから2日間留守にするって伝言を。あと僕が居ない間のことを頼むよ」

 

 

「・・・・・御意」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「――――っていう訳なんだ」

 

 

「成程、要するに旦那様は此処の時間をずらして欲しいということだな。どれぐらいが良い?」

 

 

「向こうの一日を此方の数年」

 

 

「あい分かった。紙や石も用意しておこう」

 

 

「助かるよ純狐」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「あー昔を思い出すわね・・・・・」

 

 

「ほら、紫!!さっさと手を動かす!!ノルマはまだまだよ!!」

 

 

「護符を書くのって面倒なのよねぇ・・・・・まぁ、父さんのためだし頑張りますか」

 

 

そう言って紫と霊夢は護符作りを再開した。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「・・・・・ぷはっ。もう一度行くか?」

 

 

「ごめん、頼むよ」

 

 

「ふふっ・・・・・私からしたら役得だから良いのだが、コレ以上は化物を辞めることになるぞ?」

 

 

「純化しちゃうんだろ?」

 

 

「ああ」

 

 

「まぁ、純化しても僕の性質上変わらない・・・・・というか変われない。やってくれ、純狐」

 

 

「うむ、では・・・・・」

 

 

二人の影は重なり合う。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「父さん、久しぶ・・・・・って金髪に成ってる?!」

 

 

「黒が黒く無いわ・・・・・」

 

 

「いやぁ、少し必要があって化物辞めてきた」

 

 

「凄まじいパワーワード?!っていうか化物って辞めたら一体何に成るのよ?!」

 

 

「力・・・・・まぁ、意思を持ったエネルギーみたいなもんかな?」

 

 

「えぇ・・・・・まぁ、取り敢えず護符は出来たわよ」

 

 

「ありがとう」

 

 

「神様、ちゃんと無事に帰って来ないと緋月をけしかけるわ」

 

 

「霊夢、何気に酷いよそれ?!」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「・・・・・諏訪子、ただいま」

 

 

「黒、お帰り・・・・・?何か変わった?」

 

 

「ああ、化物辞めてきた」

 

 

「えぇ・・・・・ってことは今は"唯の黒"ってこと?」

 

 

「うん」

 

 

「・・・・・嘘だね。何か隠してるでしょ?」

 

 

「あーやっぱり諏訪子にはお見通しか。僕、化物を辞めたせいでもう既に名前が殆ど意味を成してないんだよね」

 

 

「成程ね、名前が無いっていうのは純粋な神の力、いや、根源化ってことか。はぁ、もう。ちゃんと帰って来てよ?じゃないと手足もいでも連れ帰るからね」

 

 

「うん・・・・・いってきます」

 

 

「はい、いってらっしゃい」

 

 

 

 

 

「梅、後を頼むよ」

 

 

「・・・・・御意。帰って来たらまた昔の様に撫でて下さい」

 

 

「お安い御用だよ」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「・・・・・ああ、やっと来たのね」

 

 

「エディ、遅くなってごめんね・・・・・黒い髪の君も綺麗だね」

 

 

「金髪の貴方も格好良いわよ。それに待たせたことも別に良いわよ・・・・・何せ貴方は今日、私の物になる(私に殺される)のだから」

 

 

「それは御免するよ」

 

 

戦いの火蓋は切って落とされた。

 

 

 

 

 

 




無銘(八雲 黒)
辿り着いてしまった境地の果て。純粋さの極地。故に無銘。鍛え上げられた器に名前が刻まれる事はない。名が無い故にその器は完璧なのだから。


『エディ(黒化)』
黒髪のエディ・オスマンサス。瞳は虹色のまま。

バッドエンド見たいですか?

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  • 見たくない!!(旧作に載せるかも?)
  • メリーバッドエンド!!(諏訪子ルート)
  • ラブラブ天驚拳!!(超ハッピーエンド)
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