世話やき天使の真昼さん   作:古明地こいしさん

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親に叩き起されたので書いた。後悔はしていない(関係なくない?)


2話

朝、椎名さんは早くに登校しているため少し遅めに俺は登校している

互いに一緒にいると変に勘ぐりを入れられて面倒事になる

それこそアイドル系統のスキャンダルみたいに

厄介事は勘弁だ。黙っておく事ほど楽なことはない

椎名さんも黙ってるわけだし、そのままたまにコチラを見てる時はあるがそんなの他の男にもしてる事だ

だが俺を見た理由があるとしたら昨日話した内容だろう。気をつけると言った以上、気をつけなければ

 

「甲斐さん、少しよろしいでしょうか?」

 

おい、こっち寄るなよ。周りの男が嫉妬の眼差しで見てるだろ

またどんよりがやってくるよ...帰ってからどんよりするか...

 

「なんですか?」

 

「学年2位の貴方と少し答え合わせをしたくて」

 

親と約束した事は20位以内に入ること。そして最善を尽くさなければ連れ戻すというのが話の内容だった。

それを聞いて絶望した、勉強はできない方ではない、1位取るつもりだった...が、上には上がいるもんだ

椎名真昼。上過ぎる

全科目満点とはカンニングかと疑いたくなるがこの学園では無理だし俺は2位と親に説明したら褒められ、1位の人を聞かれた。椎名真昼という少女と答えると真っ先に惚れた?と聞かれたが否定しておいた

椎名さんに迷惑だ

さて、椎名さんが答え合わせしたい箇所は...数学か。ここはXが〜

 

と、ほぼ同じだったが俺と椎名さんの解き方は違っていた。

それからは椎名さんは近づかなかった。ただ単に学年2位の頭脳を借りたかったらしい

周りの男たちからは嫉妬の目線を向けられるが

 

「勉強必死にしてたら惹かれるんじゃないか?俺は興味ないけど、勉強できないと実家の九州に帰されるだけだから努力してるだけだし」

 

周りからは甲斐くんあんなに喋るキャラだっけ?とか聞こえるがそれも興味ない。移動教室の時にみんながいなくなった時に

封筒を椎名さんの机の中に入れておく。告白の恋文?馬鹿言え、ただの金だ。金、賄賂じゃなくてこれから買ってきてくれるであろう食費は俺が受け持つと短く書いてある。女の子に全部させるのは忍びないし、何より甘やかすって何をするつもりなんだよ

 

帰宅後、頼まれたのがスーパーでの荷物持ち、自身の家の分と椎名さんの分とで持って欲しいらしい。椎名さん曰く男手があると助かるとの事

しかし一緒にいるのが見られると問題になるだろうと先に帰って勝手に家に上がっていいぞと言っておいた

 

「これで見知らぬ人が入ってきたらどうするんですか?」

 

「そんなもの好きは椎名さんしかいない」

 

お互いふざけてあぁ、これはどんよりしている暇はないなと思った

 

「ふふ、いい子ですよ」

 

「子供扱いか」

 

「膝枕されたいですか?」

 

「...一般男子としてはそりゃしてもらいたいけど」

 

からかい上手の高木さんかよ。悪いがそういうトラップにかかるつもりは

 

「甲斐さんは少し疲れ気味なのか、癒しが必要とみました。学校で聞きましたが男の子は膝枕されたいと思ってるそうですね」

 

それは少し語弊がある気がする

それに俺はそんなこと望んでいない

 

「ご飯、作ってしまいますね」

 

「あ、うん。ありがと」

 

冷凍食品いつ食べようか...昼とかに食べるか

そんな考えをしつつも香ばしいと、別に椎名さんを見るつもりでそちらを見た訳ではない、ただ何を作ってるのか気になっただけだった。そういやカレー粉買ってたっけ

 

「カレーか」

 

「はい、明日は残ったのでオムカレーをしようかと」

 

なんと建設的

 

「まさか机の中を見ると貴方からお金が入ってるとは思いませんでしたよ。最初はラブレターかと思いましたが筆圧で分かりました」

 

この人超人か何かかな。筆圧で人を判別とかもう怖い

 

「切り詰めて使わせてもらいますね」

 

自由に使ってもらって構わないのだが

2つの皿をテーブルに置いて、お互い食べる。うん、美味い

 

「食べてる甲斐さんは学校での甲斐さんより幸せそうですね」

 

「そりゃ、こんな暖かいご飯に思ってるだけかもしれないけど、心のこもったご飯。嬉しい以外にないさ」

 

また一口、幸せだ。この至福のときがあればもしかしたら生きていけるかもしれない...けど、それはワガママだ。いつか椎名さんとは離れる時が来る。

 

「またどんよりしてますね...」

 

「いや、現実を考えたらなぁって」

 

「大丈夫ですよ、私は恋愛とか興味ないので誰かとお付き合いや結婚は考えてないので甲斐さんの闇が消えるまで共に居ます。安心してください」

 

それって半分告白になってるの気づいてますか椎名さん?

まぁ本人が興味無さそうにしてるし大丈夫か

椎名さんはソファーに移動した。既に皿は水に浸けてある

 

「さ、やりますよ」

 

「ほ、本気?」

 

「私も恥ずかしいんですよ?でも貴方は今日、学校で話しましたが結局どうでもいいって感じは拭えなかったですし、癒しが必要なようです。私が存分に甘やかしてあげますからこれからは友達を作ったりとして学校生活を楽しんでください。ささ、どうぞ」

 

ポンポンと膝の上を叩いている。これは何を言っても意味が無いだろうし帰るのも夜遅くになるだろう...なら腹を括るか...はぁ、憂鬱になる

 

「失礼して」

 

「いい子です」

 

あれ、なんか...心地好く...悪くない...これなら...気分よく...夢...だよな...

 

「もしして欲しい時があれば何時でもしますよ。恋心とかはありませんが、放っておけないのは本当ですから。寝てしまいましたか...私は甲斐"くん"の事がお気に入りなんですよ。天使様ではなく、一人の少女として見てくれる...あなたが...だから存分に甘やかしてあげます。その闇も祓ってあげます」

 

最後は真昼は独り言を言いつつも自然と憂来が起きるまで膝枕をして頭を撫で続けていた




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