片頭痛に襲われていました。
あまり関係ありませんが、今回は少し短めです。次回は明日に投稿出来るか分かりませんので、ご理解の程よろしくお願いします。
「……今日は何の用だ。」
「随分と警戒されてますね。」
生徒の武器を下げてもらって良いですか?等と、こんな状況下でも宣う目の前の黒服。いい加減、自分が私達の敵である事を自覚すべきではないか。そんな要望、果たして通ると思ってるのか。
にしても、また唐突に現れたものだ。先程まで戦闘していて、隙を見て一度トリニティの一室に逃げてきたけれど……もしかして、今回の一件も黒服が黒幕なのか。だとすれば、コイツを叩く必要がありそうではあるが。
そうでないにしろ、目的が何であるか分からない以上、警戒をとく訳にはいかない。
「下げて頂けないのですね……。今回は、手を組む提案をしにきたんですが。」
「……今回の事件、お前が発端じゃないのか?」
「信用して頂けるかはさて置き、今回は真っさら無関係ですよ。恐らく、突発的な異変の類でしょう。」
黒服は、関係無いらしい。信用しきっていないが。
仮に、黒服が無関係であるとしよう。何故、私達と共闘する?崇高だか何だかの為に、私達と手を組む理由が分からない。私達が邪魔であるなら、こうする必要性は無いだろうに。
生徒達、特に黒服を知ってる生徒は、警戒をとくどころか、今にも発砲し始めそうな程、警戒を強める。そのプレッシャーに、それを向けられていない私が強ばってしまう。
「…………一旦、話を聞こうか。」
「先生!?」
何となく、話を聴く位はして良さそうだ。人の心を読むのに疎い私でも、今回に関しては話がしたい、という雰囲気が漂っている。これで私を討つ作戦だとしたら、想像以上の策士だ。
生徒達が、心配そうに見つめる。一部は、銃口を黒服から離そうとしない。私は、それを下げるように言う。
こういう時、相手の力量が把握しきれていない時は、下手に刺激するのは良くない。相手の行動方針を、変えかねない。
「そうですね…単刀直入に言いましょう。」
─あの天使……いえ。あの厄災は、放るとキヴォトスが崩壊します。
『…………は?』
私だけでなく、生徒達の声も連なる。
何故、キヴォトスが崩壊するのか。黒服除く、この場にいる誰もがその結論に着けずにいた。確かに、放っておけば甚大な被害を被るのは分かる。しかし、何れは討するだろう。
するとなると、単に強さを以て言っている訳では無い……と思う。
「強いから、被害が甚大だから、ではありません。時間が経過するに連れ、世界が世界の仕組みを保てなくなるからです。」
……仕組み?
仕組みとは、何だ。物理的な崩壊では無いのは分かるけど、世界の仕組みが関係してる?万有引力とか、重力とか、そういった類の話になるのだろうか。
黒服曰く、キヴォトスは一定量の神秘で保たれているらしい。そして、あの…天使は神秘を纏っている。
……いや、
何故存在出来ているのか。そこまでを突き止める事は、叶っていないそうだ。
…………妙だ。
「…………黒服。」
「?何でしょうか、先生。」
「……あの天使が、元々人間だった可能性は?」
私の疑問に対し、考え込む黒服。
私は、ずっと思っていた。確かに、赤とピンクの中間色のような色の光のアーマーのようなモノを纏っているソレだが、何も、全く人間らしくない訳でもなかった。覆われていない箇所は、紛れも無い人間の部位が見えている。それがどうも、人工的でないように見えて仕方ない。
変な表現ではあるが、
「ふむ……有り得るかもしれないですね。0から生まれた訳ではなく、元ある1があの様な存在に……そちらの方が筋が通りそうですね。」
生成のメカニズムが分かりませんが、と、黒服は付け足して言葉を発するのを止める。そう、そこである。
何も、ここまであの存在が誕生したメカニズムを知る必要はないようにも感じる。しかし、今後同じ様な事態が発生した場合。今回の事を細部まで知っておけば、どう対処すれば良いかをある程度把握出来る。その為に、出来るうちから知るのである。
「先生!大変です…!」
と、私達が話し合いをしていた所で。サクラコが、焦りを帯びて私の元へ駆けてくる。何事かと思い、サクラコに聞く。
どうやら、私達にあまり時間は残されていないらしい。
─あの天使が、大聖堂を攻撃し始めています!
ゲマトリアと共同戦線、中々二次創作でも見かけない設定ですよね。こういうのがあっても良いのかな、なんて思う今日この頃。