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東京にある喫茶店リコリコ
そこはダンディーな男性がマスターをしており可愛らしい女性達が接客をしている有名店だ
時間によってはパタパタと赤と青の服が走り回るが
平日でお昼時からも外れた時間である今はたいして客も居なく
赤と青は知り合いであろう客と話をしており話題に花が咲いている
「あれが噂の彼氏ですか」
「もうこっちでも噂になってるのか」
「あ〜前にリコリスが来てさ話を聞いたんだよ」
「どう見たって一般人ですね」
「そうなんだがちょっと問題があってな・・・」
「なになに?やばい組織と関わりがあるとか?」
「・・・そうじゃないんだがな・・・」
一階のカウンターでは話をしながらも器用に気配を隠している3人の少女が先生と呼ばれているマスターからコーヒーをもらっておりそのうちの紺色の服を着ている少女はでかいパフェに舌鼓をうっていた
2階では一つのテーブル席に少年と少女が座っている
少年は何かに興奮しているようで少女は笑顔でその様子を見ていた
「どう映画面白かった?」
「うん!とっても!」
「何処が良かった?」
そう言う少女に少年は年相応に目を輝かせながら「アクションがかっこよかった!」やら「ストーリーが面白かった」やら色々と感想を述べており
その少年の言葉に店の空気は温かいものへ変わっていく
だが少女は少年の上げていく物に出てこない物があることに気づく
そして質問してしまうそれがあんな返答になるとは知らずに
「・・・リコリスって良かった?」
「ぜんぜん」
下の階では誰かが動揺したのか食器の音が響く
予想外の答えに目の前の少女は目を丸くし内心動揺を隠せないが愛する彼の内心を知りたい彼女は辞めたらいいものを会話を続けてしまう
「なんで?」
「だってさ
報われもしなければ
救われもしない
ろくでなしの組織だよ
きっとリコリス達は悲惨な最後を遂げるんだろうね」
「・・・どうしてそう思うの?」
「一般人に頼まれてもいないのに勝手に犯罪者っていう人間を殺してまわっているんだよ
そんなリコリス達がピンチになったとしても一般人は怖がって助けることはないだろうし
勝手に殺しをしてでも救っていたんだから褒めてくださいなんて言ったとしても誰も褒めてくれることなんてない
どっちかでもやってくれる人なんて余程の物好きくらいだよ
それにいくら孤児とはいえ殺人を犯しているのに罪悪感もないなんてろくでなし以外にはないと思うんだ
そうなるように教えた人も殺人を命令した人も同じだね
そのくせ未成年なのに車の運転してるからあれじゃあ法治国家じゃなくて放置国家だね」
一瞬で店の温度が下がった気がするが気が付かないのか少年の話は続く
「そ、それでもそれが幸せと考えているなら悲惨とは思わないんじゃ・・・」
少女は正面からの完全否定と今いるこの店の関係上少年を止めるべく反論するも止まらない
「エリカお姉ちゃんは怪物と英雄と市民の法則って知っている?
怪物は市民を殺し
英雄は怪物を倒すあぁ倒すっていうのは退治じゃ無くて殺すってことね
そして英雄は市民に勝てない
これにさ怪物には犯罪者を英雄にはリコリスを当てるとさ中途半端な光景が出来上がるんだよ
怪物から見たらどっちも成り立つ
リコリスから見ても成り立つ
けれども市民から見るとリコリスは知らないから怪物との関係しか見えない英雄は警察関係と思っているそんな時にリコリスという存在がポット出てきても英雄には見られない
両手を真っ赤に染めている怪物並みの少女達
市民以上怪物並みの突然出てきた存在こういうのはね化け物って言うんだよ
人類は怖いものを理解しようとする前に排除が先にくる存在だからリコリスは英雄とは見られない
その結果リコリスは敵を2つ作ることになる
けれどもリコリスはその目的の都合上市民を殺す事はできないそれに殺したらそれはもう英雄じゃなくて怪物になるそうなれば英雄であるリコリスが殺すだろうしね
けれども市民からの攻撃は止まらない
そんな状況なら耐えていたとしてもうっかりで市民に殺されるか精神を病んで自殺もありえそう
そうやってリコリスは数を減らしていくそんな時に犯罪者が攻撃をしてきたら英雄との関係性が崩れる可能性がある
自慢のAIだってDA本部だって役に立たないあれは結局現場で銃撃戦をしているわけじゃないから予想と指示を出しているだけだから
事件は会議室で起きているんじゃない現場で起きているんだって事だね
そうして英雄は怪物にいずれは破れ去る
そうなればリコリスは戸籍もないからパスポートも無く日本という狭い国で今まで守ってきた市民からの虐めで袋叩きにされるんだろうね」
「・・・けれどもAIがあるから犯罪者に負けることはないと思うよ」
「その考えが間違いだよ
そもそもからAIっていうのは
上限レベルが上がり続ける世界で当時最強の存在を作り出すけどレベルが上がることもなく下がることもない事に対して追加情報という装備品をつけているようなものだよ
でも人類はレベルが上がるからそのうち抜かれるだろうねそうなったらあとは袋叩きの地獄を迎えるよ」
この言葉に店の空気が下がり一階にいる少女達は顔を白くした
「あぁろくでないしって言えば主人公のライバルの白髪が一番酷いリコリスだね
自分の身勝手を任務に持ち込んで輪を乱して何がしたいんだろうね
それにいちいち手間をかける必要はないのに無駄に時間を使ってるあんな事をしているうちに何人のリコリスが死傷するんだろうね
弾を避けられるからって最強とされているけど対策が簡単な力で最強を名乗るのはおかしな事だよ
え?対策方法そんなの部屋を暗くするか布一枚間に挟めば対策できちゃうじゃん
まぁ透視ができるとか心が見えるとかなら別だけどさそれ程度で最強なんて言われて冗長してさ相方にまでその考えを押し付けるなんてとんでもないほどろくでなしだよ
ほんとこれじゃあ相方の紺色の子が可哀想だよ」
「・・・」
「・・・ご、ごめんね空気重くなっちゃたね・・・
そんな終わりを迎える可能性があるリコリスだけど一様対策方法は3つあるんだ
1つはラジアータを超えるAIを作る事まぁこれは犯罪者とのチキンレースになるけど・・・
2つめはリコリスを英雄として一般人に公表する事DAの上の人達が認めればの話になるけどね・・・
3つめは怪物でも英雄でも市民でもない完全に外から来た存在に手を差し伸べてもらうことそんな非現実的な事なんて億に一つの可能性になるけど・・・
まぁリコリスはフィクションの存在だからこんな事考えても意味ないけどね!」
そこまで言うと少年はコーヒーに口をつけた
店の空気は絶対零度に変わっておりその空気から少女は後悔と助け船を求めていると意外な助け船が鳴った
ピピピと携帯がなる
「はいもしもし・・・え?わかりました」
鳴ったのは少年の携帯で誰かからかはわからないが敬語を使っていることから大切な相手なのだろう
少年はそう言うと席から立ち上がる
「ごめんなさい用事ができちゃったエリカお姉ちゃん映画たのしかった!じゃあね!」
そういうと階段を降りて店から出て行った
少年が言った可能性を間近で聞いていた少女は血の気が引き真っ青な顔をしていた
「ふっざけんなーー!!」
「千束!子供の言う事です落ち着いてください!」
「けどたきな!あいつ!」
「気持ちはわかりますだけど何も知らない一般人です!」
「落ち着け千束」
「先生・・・けれどもさ〜たきな〜」
「可能性としては確かにあり得る事だ・・・
その可能性を起こさせないために行動してるんだろ?」
「・・・うん・・・」
下では1人の少女がお盆を床に叩きつけるほど怒りを露わにしておりその相方とマスターが必死で止めている
「・・・エリカ・・・」
そんな荒れた空気のなか2階に上がってきた赤服の少女が背負っていたバックから紙の束を少女に渡した
1枚めには報告書と書かれており少女は受け取り読んでいく
「・・・ぁぁぁあぁあぁぁ・・・」
そしてその内容に力が抜け手から落ちた報告書が床に散らばる
それと同時に少女は崩れ落ち紙の上に膝をついたのだった
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報告書
名前 椿楓
年齢 13歳
性別 男性
生年月日 西暦20⚪︎⚪︎年4月11日
血液型 A型
血縁者 無し(両親と姉)
過去報告
裕福な家の次男として⚪︎⚪︎病院で生まれる
不自由なく過ごしていたが6年前(当時7歳)の時に両親と姉が買い物先でガス爆発事故により死亡
その後保険金と家及び家財を売った金子を持ち山奥にある山付きの別荘で1人暮らしを始める
都心には勉学のために来ており別荘に帰るのは塾のない休日だけでありそれ以外の日はカプセルホテルに泊まっているのを確認した
性格は基本温厚だが一人暮らしと生きるためか現実的に考える節があり先読みの的中率は高い
先読みのスキルからDAでエージェントとして取り入れる案もあったが資産での1人暮らしは可能と判断し案は永久凍結される
裏組織や犯罪者組織には関わりを持っていないため完全な白として判断するものとする
※追記
ガス爆発の事故は⚪︎月⚪︎日にDAのリコリスが関わった事件である
姉は人質として利用されたのち殺害
両親は銃撃戦のなか偶然鉄物に当たった弾が跳弾し直撃その傷で死亡
事件は犯罪者組織の皆殺しのち情報操作で事故として終了した
現在は白だが将来リコリスの存在を認識した場合黒に変わる可能性があるため監視を行う必要性があるとされる
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「・・・それで・・・見せたい物とは?・・・はぁ何処の世界でも同じ事をする馬鹿はいる物だな・・・むろん考える必要もない完全な駆逐だ・・・しかしどうするか片付けるのは簡単だが・・・オートマトン?・・・いやそれでは奴らの面目が立たないだろう・・・ラジアータにアクセス・・・初めましてラジアータ・・・私はガンダムの所有者けんパイロットだ・・・あぁやめておけそこら辺は全部こっちが掴んでいる・・・さて見てもらいたい物がある・・・あぁそうだ・・・持ちつ持たれつと行こうじゃないか・・・」
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