30の彼岸花君影草 1の外の秋桜   作:テネブラエ

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目の前で行われている部下達が作戦成功の為にモニターを監視している後ろで紅茶を飲む

今この瞬間が悦を感じている

 

DAに声明文を送ってから1日半がたつ

リコリスの小娘達が一回向かってきたようだったが無人機で皆殺しにしその時の悲鳴と言ったらとても心地いい物でポーカーフェイスをしていたが内心狂いそうなほど悦楽を感じていた

 

DAからの返答は無いが恐らく条件を飲むしか無いだろうどう頑張っても奴らではどうしようもない

ご自慢のラジアータでもいまだに解決策が出ていないのだろう返答は無いがこれで国のクズどもはAIがどれだけ役に立たないかを知ればいい

本当に内心笑いが止まらない!

 

「上手くいきましたね」

 

「あぁ」

 

そうしてポーカーフェイスを気取っていると部下の1人が話しかけてくる

 

「これで我々の目的も達成できるでしょうか?」

 

「恐らくな」

 

こんな状況を一変できるとすればそれは

 

「ガンダムは介入してくるでしょうか?」

 

あの忌々しい人形兵器しかないだろうだが今回は・・・

 

「介入できないさ」

 

「ですがガンダムの放つ光は通信機器を無効化します」

 

彼の言うことは正しいけれどあの光による効果範囲は決して広くない

恐らくは広範囲よりも一点集中でガンダムの居場所を知られないための物だ

それゆえに例え今まで現れた4機のガンダムが介入したとしても十数キロに及ぶジャミングは決して出来ないだろう

そのうえ数十機に及ぶ無人機を片付けるのは決して楽ではない

そうして時間が掛かった瞬間に人質の首は飛ぶそのことはガンダムだって理解しているはずだ

いつだって戦いは数で勝負がつくそれは長い戦争の歴史が示している

それ故に今回で我々の勝利だ!

 

「あれ?」

 

そんなこと思っていると部活の1人がモニターに違和感を感じたらしい

 

「どうした?」

 

「いえ・・・一機が少しコースを外れましたが今戻った様です、恐らく海風にでも煽られたと思います」

 

「そうか・・・お手洗いに行ってくる監視を続行しろ」

 

「了解」

 

部下にそう言い監視バスから出てすぐ横に設置した仮説トイレに入り鍵を閉める

 

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「ガンダムスローネドライ

外套膜解除

GN粒子広域散布

ステルスフィールド展開」

 

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「ふふふ・・・ははは・・・は〜ははは!」

 

勝った!勝った!

もう何も心配はない!

誰も助けることはできん!

こうまで上手く行くとは笑い以外にはない!

無駄にこのトイレは防音になっているため笑い声は聞こえなくて済む・・・トイレとしては必要のない機能だが今はありがたい

そしてひとしきり笑うと外に出たのだが

 

「・・・は?」

 

快晴だった綺麗な青空は消えて夕焼けではありえないほど空が赤く染まっている

 

ふざけるななんだこの空は!

 

その衝撃すぎる空に手を洗うことすらせずにバスに戻ると部活達が焦ってキーボードを叩いているのだがノイズが走りモニターには何も映らない

 

「何が起きた!」

 

「わかりません!」

 

この現象は間違いなくガンダムによる物だだがなんだこの効果範囲は無人機全ての反応は消失を示しているなどありえん

それだけではない作戦地域の情報を仕入れるためにハッキングして得ていた中継用のテレビカメラの番組でさえノイズを出している

これがコンピューターのバグでないのなら少なくとも十数キロどころではない距離を通信妨害していると言うことになる

この様子では恐らく作戦地域どころか周りにある街の通信機器は全滅だろう

 

こんなところにいては現場の様子などわからないと思った私はいちようのために用意していた双眼鏡を持ってバスを降り双眼鏡で現場を見てみると

上空に人型の何かが遠くで見え即座に倍率を上げる

 

「やはりガンダムか!」

 

内心わかっていたとはいえそこには何度も我々の邪魔をした憎き兵器が存在していた

 

赤色を基準とし所々に白色が見える機体が背から両腕から大量の赤い光を出しておりそれが空の色を変えている原因となっている

その姿は赤い羽根を3対6枚広げているように見えまさに堕天使だ

 

 

まさかこれほどまでの範囲で通信機器の妨害ができるとは思いもしなかったが少し倍率を下げると無人機がガンダムに攻撃を仕掛けるために動き出した

 

「いくらガンダムといえどもあの数なら!」

 

機関銃は弾かれているがそんなことはわかりきっている本命はミサイルだいくらガンダムといえども数を受ければ無事ではないだろう!?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やはり群がってくるか

ガンダムスローネツヴァイ

外套膜解除

行けファング」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

堕天使の真横に2機目のガンダムが現れる

オレンジ色を基準とし所々に白色をしており左肩には大剣が付いた機体は足の部分から何かを打ち出す

一瞬しか見えなかったが8個しかなく意味などないと思っていた

 

「8個程度のミサイル・・・なんだあれは!?」

 

初めてはミサイルだと思っていたそれは先端が三叉に分かれると熱量兵器を放ちながら飛び回る

無人機から打ち出されたミサイルを熱量兵器で撃ち落とすと先端に熱量兵器を発生させて無人機に突進を仕掛け遥かに速い動きで串刺しにすると別の無人機に飛んでいく

速度がかなり出ているはずだがいきなり直角に曲がるなどどう考えても物理法則を無視した動きをしている

 

「ふざけるな!ふざけるな!ふざけるなぁぁ!」

 

あれは人が動かせる兵器武装なのか!?

 

あの無人兵器達だって手に入れるには相当の苦労と金と時間を費やした

それが無慈悲にも簡単に落とされる

 

そのうち地上を動く無人機も到着したのだが

右肩に付いた大剣を抜くとガンダムは地上に叩きつける

ガンダムが上下左右にそれを振るうたびに砕けたアスファルトと共にコンテナと無人機が宙をまい海や地面に落ちていった

 

「だがこちらには人質がいる!」

 

そう人質がいる

人質の周りには当然ながら武器を持った部下がいる

事前に何かあったら人質を殺せと命令を出しているためそろそろ撃ち殺すはずだが

 

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「人質の救出に移行する

外套膜解除

ガンダムスローネアイン突貫する」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

赤色のガンダムの真横にさらにガンダムが現れる

黒色を基準とし所々に白色をしており左肩に細長い何かをつけた機体が現れる

 

「何を!?」

 

するとその機体はビルに突っ込んだのである

 

「はぁ!?」

 

無茶苦茶にも程がある

ビルはここからでも見てわかるほど激しく揺れるしかし倒壊することはない

あれだけの揺れだと座っている人質は無事だろうが立っている部下達は吹き飛ばされただろうそんな状況では人質を撃つことなどできるとは思えない

ガンダムが突っ込んだ所から中が見えそうだったため倍率を上げて見る

前に来たリコリス達よりも小さい何かがガンダムから降り廊下を駆けている

たまにピカピカと光が出ていることから銃撃戦を行なっているようだがその腕は凄まじいと言うしかなく一方的に部下が蹂躙されていきあっという間に人質がいる部屋につく

次の瞬間にはスモークグレネードを使ったのか部屋が真っ白になる

中の様子はわからないが3機目のガンダムが浮かび上がると二つの何かが乗り込んだことから人質を取り返されたと知った

 

「クソがッ」

 

その頃には無人機も全滅しており

赤色のガンダムは翼を消し

オレンジ色のガンダムは飛び回っていた何かを脚に戻し

3機並んで空中にいた

 

こうなってしまってはもう作戦失敗としか言いようがない

直ぐに撤退指示を出すためにバスに戻ろうとすると

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「・・・ミツケタ

ツヴァイ、ドライ、トノレンケツカンリョウ

ハイメガランチャースタンバイ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

黒、オレンジ、赤の順でガンダムが並んでおり黒色のガンダムが左肩につけている何かがこちらに向く

 

「砲・・・身・・・だと・・・」

 

かつて延空木を守ったものとは形状が違うがあれは恐らく大出力用の熱量兵器だと本能で理解してしまった

砲身が伸びると銃口にプラズマが走る

 

「こんなはずでは・・・」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ハイメガランチャーハッシャ」

 

どう考えても過剰火力だが誰1人として生かして返すつもりはない

打ち出された赤黒色で禍々しさすら感じるビームは文字通り山を吹き飛ばす地図を大きく書き直す必要があるだろうがそんなことは知らん

 

「・・・これがガンダムの力・・・」

 

隣で救出したターゲットが何か言っているが気にすることもないだろう

だがこれ以上の事は見られると困るため

 

「メカクシヲシテモライマス」

 

「当然ですわね・・・」

 

遮光性の低い布をターゲットに見せるとわかっていたのかターゲットは受け入れて簡単に巻くことができた

 

「ニンムカンリョウコレヨリキトウスル」

 

この任務はこうして終わりを迎えたのだ

 

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1:とあるリコリス

あの3機って

 

2:とあるリコリス

うんチームトリニティの機体達

黒色がガンダムスローネアイン

オレンジ色がガンダムスローネツヴァイ

赤色がガンダムスローネドライ

遺伝子工学で生まれた兄妹達が使っていた機体だよ

 

3:とあるリリベル

ガンダムには理不尽しかないのか?

あれじゃあ戦いというよりイジメじゃないか!

 

4:とあるリコリス

そうね

よく言って駆逐

悪く言って蹂躙

口悪くいうとイジメね

それでも人質は救出されたわ

 

5:とあるリリベル

・・・だがあれではターミナルの復旧に時間がかかるぞ

 

6:とあるリリベル

ガンダムには関係ないって事か!?

 

7:とあるリコリス

ガンダムからしてみればそのつもりなのでしょうね

 

8とあるリリベル

アインの大火力はともかくとして特に危険なのはツヴァイの誘導兵器とドライの広範囲に及ぶ通信機器のジャマーだね

知っているかドライのジャマーDAの調べでは30キロの範囲で通信機器に異常が出ていたみたいだよ

 

9:とあるリコリス

原作では一つの戦場を丸々包み込んでいたからあれでもまだ全力じゃないよ

 

10:とあるリリベル

嘘だろそんなの戦争が変わっちまうじゃねぇか

 

11:とあるリリベル

それだけじゃないツヴァイのあれ

 

12:とあるリコリス

ファング?

 

13:とあるリリベル

そうファングあれだって破壊されない限りは異常な速度と機動性で蹂躙するあんなの戦争を変えるぞ

ツヴァイは8機だけどもしも150機なんて数を積んだ機体があったならその機体一機で国どころか世界すら落とせるぞ

 

14:とあるリコリス

そうだね

ただしファングは本来ならコンピューター操作で前面しか動けないけどあれは全体的に動いていたからもっと少なくても落とせれると思うよ

 

15:とあるリコリス

全体的?

つまり人工操作しているってこと?

そんなことが可能なの?

 

16:とあるリコリス

脳量子波がつかえて高いマルチタスクと空間把握ができれば

 

17:とあるリリベル

8機分のマルチタスクと空間把握・・・

そんなの人間技じゃねぇよ

 

18:とあるリコリス

そうだよ

けれどガンダムのメンバーの中に恐らく超兵かイノベイドもしかしたらイノベイターがいるかも

 

19:とあるリリベル

イノベイター・・・人類の革新者・・・

 

20:とあるリコリス

うん人間よりも心身共にはるか上をいく人外

そして脳量子波を使う化け物だよ

 

21:とあるリコリス

そんなのに勝てるの私達

 

22:とあるリコリス

やるしかないわよ

 

23:とあるリコリス

話中ごめんなさい

 

24:とあるリリベル

どうしたんだ?

 

25:とあるリコリス

今ガンダムから各テレビ会社に連絡があったよ

 

26:とあるリリベル

なんだって?

 

27:とあるリコリス

2日後に人質を届けるみたい!

 

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