『地球で生まれ育った全ての人類に報告させていただきます
私達はソレスタルビーイング
機動兵器ガンダムを所有する私設武装組織です』
呆然自失
そんな言葉が今の私にはあっているだろう
『私たちソレスタルビーイングの活動は
この世界から戦争行為を根絶することにあります』
テレビ局に勤めて役30年下働きから情報収取まで様々な仕事をして今では番組のチーフを勤めることができている
今回はガンダムの特別番組を計画したが当然ながら長い道のりだった
自衛隊と交渉し情報を手に入れ
延空木周辺の監視カメラの提供を様々な人に頭を下げて集めさせ
高校生達から映像を買い
幾つかの取材用カメラの録画データを引っ張り出す
そうして映像資料は集まり後は流れを作るだけそう思っていたがいきなり番組の白紙命令を言われた時には心が折れそうになったもんだ
局長ですら命令されたらしく国の上の人間によっての命令だとのことだ
どうやら流されたくは無い人達がいるらしくそれでもまだ番組を計画していた時には後頭部に銃を突きつけられてしまった
その銃を持っているのが紺色の服を着た年端もない少女だった事には驚いたがリコリスという今でもネット内では話題になっている者達だと瞬時に理解
死を覚悟したのだが急に少女が着けていた通信機であろうイヤホンを投げ渡され司令官だと名乗る人と交渉した
内容は簡単だった「番組を流すのを許可する代わりに協力者になれ」というものだ
詳しく話を聞くとラジアータと呼ばれる情報収集できる物はあるがそれはあくまでも監視カメラなどに映った映像だけであり個人で集めた情報は得ることができない
そのためガンダムの情報を手に入れた場合最優先で情報を渡す事それが条件だった
呑まなければ死を迎えさせられるだけであり呑むのなら番組のゲストまで用意してくれるとの話だ
まぁ向こうの息が掛かった人達だがその人達の名を聞いた時には深いところまで根を張っている組織だと思い知らされた
私だってまだ死にたくはない当然断る事はできずにその条件を呑みこの番組は作られたのだ
その際少女に通信機を返すと番組の制作に取り掛かるため意識をはならかせたうちに少女が消えてしまった事には驚いたが・・・
『私たちは自らの利益のために行動はしません』
そうして出来上がった番組は決して悪い物ではない
ゲストは豪華
映像は完璧
誰かの手のひらの上で転がされていることを考えてもいい番組になったと思える
いや思えていた・・・
『戦争根絶という大きな目的のために立ち上がったのです』
この映像が届いた事により私の予想を超えた番組となった
口が空いたのが塞がらない・・・
まさに呆然自失・・・
恐らく部下達には見たこともないアホ面を見せていることだろう
『只今を持ってすべての人類に向けて宣言します』
「チーフ!チーフ!」
いかんいかん・・・部下達の声で現実に戻ることができた
優秀な部下がいて幸せ者だ
現状から次に取るべき行動を即座に思考し行動する
番組のチーフとしては視聴率を大切にするべきだがそんなのは後で見ればいい
「TwitterとSNSはどうなっている!?」
「どっちもこの動画でバズっています!」
この世は情報社会だ
携帯電話一つインターネット1ページで世界中に広がっていく
それは画像だけではない
「YouTubeなどの動画サイトは!?」
「こっちも同じです!」
その言葉を聞き壁に多く設置された他のテレビ局番組が映っているテレビ達と海外の番組が映っているテレビ達を見る
ドラマ
アニメ
ネットショッピング
日本と海外映っているものに違いがあった全ての番組で緊急ニュースが入りこの映像が流れまるで輪唱のように老人の言葉が流れているなか次するべきことを指示していくのだった
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窓の外を見れば紅葉が始まり所々木々に色合いが出て来ている
秋の始まりも近いな・・・
もうそろそろ終わった頃だろうか
そんな事を左手で持った報告書を見ながら考える
とあるテレビ局の職員がガンダムの特別番組を計画しているとラジアータから情報があり
同時に情報収集のためその職員を囲めと指示が出たときには喜び勇んで一人リコリスを送った
なぜならネットでガンダムの情報があまりにも流れていなさすぎるきっと機密組織があって独り占めしているに違いないと噂が流れていたからだ
噂はあくまで噂と言ってしまえば楽だが火の無い所には煙は絶たぬとも言う
テレビ局という侵入するには難しい場所だが侵入に才能を全てをとしたかのようなリコリスが偶然暇をしていたため指示を出し
まるで相手の無意識を操るようにそのリコリスは当たり前のように任務を終えて帰ってきた
その時に近くに居たリコリスに「どうやったら簡単に侵入できるんですか?」と聞かれ「相手の意識を上手く無意識になるように行動するんだよ〜」と軽く言っていたのを覚えている
空いている右手で彼女のプロフィールを開く
薄く緑がかった癖のある灰色のセミロングと緑の瞳そんな容姿の少女
年齢を考えるといささか小柄だ
彼女は姉と一緒に捨て子になりリコリスと関係のある孤児院で保護され訓練を受け東京支部にやって来たリコリスである
そんな才能を持つ妹にたいして姉は相手の心情を読むのが上手い
今読んでいる報告書もガンダムのパイロットがとった行動とある少女の取り調べで得た情報からどんな人物かを予想したプロファイリング報告書だ
パソコンを片手で操作して姉を映す
薄紫かピンクか分かりずらい色をした癖のあるボブとピンクの瞳
眠い時に取ったのだろう半目で映った写真が印象に残る
姉と言っても妹とはたいして身長も変わっていなく幼い見た目だ女子高校生というよりは小学5年生あたりが妥当だろう
二人揃ってセカンドリコリスだがファーストリコリスにしてもいいだろう
この年代の頃の子供は何かの才能を持っているのが多い少なく見積もっても25人・・・
幸運と言っていいのかどうか・・・
そのうちの数人はこの前の元総理大臣の孫娘での事件で殉職してしまった
コンコンコン
「失礼します計算終わりました」
そんな事を考えていると2人のリコリスが入ってくる
1人は金髪のショートボブに金色の瞳
クラスはファーストリコリス
17歳というには大人びた見た目をしている
もう1人は茶色のショートヘアーと茶色の瞳
年齢にそった子供のような見た目だ
クラスはサードリコリス
「あぁここに置いといてくれ」
「わかりました」
ファーストの方は25人のうちの1人だ
物凄い数字に強いため現場ではなく数字関係の裏方仕事を振っており非常に仕事が楽になり助かっている
だが・・・
「この後は外に出るんですよね?」
「あぁ着替えてからな」
「・・・猫耳つけていくんですか?」
「勿論!」
仕事でない時の彼女は些か悩みの種だ
何せコスプレをして出掛けていくのである
補助として昔からつけてあげたいるサードリコリスにもコスプレをさせると徹底しており
自身は金色の狐耳
サードリコリスには左耳のピアスのついた猫耳を付けては出掛けている
とうにんもわかっているのか向かう先は秋葉原周辺とまだ大人しいものだがそれでも毎回SNSには美人美少女姉妹と乗ってしまっている
「それでは失礼します」
そう言い彼女達が出ていくと同時に
「失礼します!」
ノックもせずに春川フキが部屋に飛び込んできた
息は荒く走って来たのが見て取れる
続いて乙女サクラ篝ひばなも一言挨拶をして部屋に入ってくる
「どうした?」
とりあえず理由を聞こうとしたら春川フキはテーブルの上のリモコンを取るとテレビをつける
どうやらどうしても見せたいものがあったらしい
そしてあの映像が流れたのである
『領土、宗教、エネルギー、どのような理由があろうとも私たちは全ての戦争行為に対して武力による介入を開始します
戦争を幇助する国、組織、企業なども我々の武力介入の対象になります
私たちはソレスタルビーイング
この世から戦争を根絶するために創設された武装組織です』
この映像を見た瞬間椅子を後ろに吹き飛ばし転がしながら私は立ち上がったのだった
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「美味し〜♪」
ガンダムの特別番組も終わりお風呂にも入り夕食をとっているのだが
さっきのソレスタルビーイングの映像が頭から離れない
それは同じテーブルについている千里もエリカも同じようでどっか不安と思考で夕食が進んでいない
そんななか番組を見ていない楓君だけの手がどんどん進んでいく
まぁ当然か・・・
ソレスタルビーイング
彼らの行為は矛盾している
戦争に対して武力で止めるそれはつまり戦争を戦争でなくそうという事だ
争いの終わり方なんてどっちか片方が滅びるか第三者が仲裁するかのどちらかだろう
だが彼ら3つ目の選択肢として力尽くで戦争を止めようとしているのである
どっちが有利かなんて関係ない正しく喧嘩両成敗のように両軍を相手してのけようと言うのである
そんなこと起きれば間違いなく死者は大勢でるだろう
そして彼等はその罪と十字架を背負っていくつもりだ
だがそれでも世界は戦争行為を辞めないと予想できてしまう
何せガンダムを怖がって攻めるのを辞めたら敵が攻めてくると思えてしまうからだその為引くことはできない
そしてガンダムが介入する
そうなれば日本の上層部は世界から叩かれることになる
「多くを助けている日本に基地があるに違いない」
そうなれば早く見つけろと上層部からDAに連絡が来るはずだ
そして仕事が増える・・・
私と千里はリコリコにいるが本部にいるリコリスの仕事は増えてしまう
「「「はぁ・・・」」」
3人揃ってため息を吐くがいつまでもこうしてはいられない
そう思い互いに目配せをして今日の本題に移る
「ねぇ楓君」
「な〜に〜」
「今度楓君の家に遊びに行きたいな〜?」
これが今日の本題だ
ただのお泊まり予約と思うなかれ
これはDAからの指示だ
ことの始まりは数日前にエリカが司令からラジアータによってガンダムがいるであろう場所のうちの一ヶ所として彼の家があげられたと聞いたのが原因だ
ガンダムの大きさほどが隠れるとしたら宇宙か海か山と予想は簡単についたが量が多すぎる特に山は個人の持ち物であることがあるからだ
だったらいっそ適当に理由をつけて現地に行ってしまえばいい
だがただ行きたいと言っても叶えられない可能性はあるその為先に彼を千里のセーフハウスだが泊めて断れない状況にしようとあいたのがこのお泊まりだ
彼に聞いたのだが対して心配もなく
「いいよ〜だた何もないからどうしよっか」
約束をつけることができ何も無いと言うが登山する気で私達はいる
なお彼の返答を聞き2人がパーっと明るくなったのは言うまでも無いだろう
2人とも一様任務扱いだからね・・・
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1:とあるリリベル
やりやがった
2:とあるリコリス
やりやがった
3:とあるリコリス
あれがイオリア・シュヘンベルグだよ
しかし原作と同じ映像を流すなんて・・・
4:とあるリリベル
原作ではあれが流れたのか?
5:とあるリコリス
うん
6:とあるリコリス
原作のメンバーが来ている可能性はあると思う?
7:とあるリコリス
う〜ん・・・
どうだろう噂されていた映画版を観ていないからあの後がどうなるかわかんないからなんとも言えない
8:とあるリコリス
そう・・・
9:とあるリリベル
原作でのソレスタルビーイングの目的って人類が一つにまとまる事だっけ?
10:とあるリコリス
うんそうだよ
11:とあるリリベル
達成できると思うか?
12:とあるリコリス
・・・多分難しいと思う・・・
そもそもあの行動は世界がある程度進んでいるからできたことで
この世界では技術力が足りなくて先にそれぞれの国が限界くるんじゃない?
13:とあるリリベル
300年後ぐらいまで技術力が進むか・・・
無理は話だな
14:とあるリコリス
えぇそうね・・・
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ハハハハ・・・
やりやがった・・・
やってくれやがった・・・
あぁ礼を言うぞソレスタルビーイング・・・
おかげで我々の計画が進みそうだ・・・
チリンチリンとベルの音が鳴る
入って来た目に光のない少女に言葉をかける
「おいあれらは幾つできた?」
「世界にばら撒くほどには」
「そうか」
まさかこんなにも早く次の段階に移れるとは感謝しかないな・・・
「それでは各国に連絡をとりますか?」
「いや少しだけソレスタルビーイングによって嫌な思いをした方が話に乗るだろう
それまではあれらに訓練と未だに終わっていない道具を洗脳調教して
訓練をしておけ」
「かしこまりました」
少女は頭を下げると部屋を出る
全ては我らの星のために!
とある場所での一幕である
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