30の彼岸花君影草 1の外の秋桜   作:テネブラエ

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ガンダムデュナメス出撃

 

ガンダムヴァーチェ出撃

 

ガンダム キュリオス出撃

 

真夜中で星空しか光が無い夜に3機のガンダムが山中に作った基地から飛び出していく

 

「ユーハブコントロール!

ユーハブコントロール!」

 

「アイハブコントロール

ガンダム エクシア出る」

 

そして自らが動かしているエクシアも出撃する

 

これから行うのはこの国で行って来た人助けでは無い武力介入という名の大量殺人だ

 

ターゲットはとある島国の内紛争

元々その戦いは数百年前から行われて来た少数派民族と多数派民族によるものだった

主武器が鉄の剣槍弓と馬と木船の時代から続いている内紛争

本来なら多数民族が人数に物を言わせて終わっていてもおかしく無いが

あるとき少数派民族に大国が武力の支援と軍の支援を行なってしまったため戦力が五分五分になってしまう

当然ながら少数派民族は喜び多数民族は悔しがった

その結果戦いはいつまでも終わらずにずるずると伸び続け

鉄の剣槍を持つ代わりに銃を持ち

弓の代わりに戦車を使い

馬の代わりに戦闘機に乗り

木船の代わりに戦艦に乗って

戦争は続いている

その合計死者は数えられるものでは無く金銭的被害など考えることもできない

当然その死者の中には非戦闘員だっていることは知っているのか?

だが被害に遭っているのは何も人類だけではない地面や木々に撃ち込まれた弾から不純物が流れ出し大地は島は終わりを迎えようとし

海は沈んだ戦闘機と船によって海流は乱れ流れ出た液体によって生物が死んでいっている

彼等はその戦争で勝ったとしても残るものなど何も無いとは思えないのだろう・・・

 

時差を考えれば向こうにはお昼前につくか・・・

向こうの天候も悪く無い・・・

では世界よ見よこれがソレスタルビーイングだ

 

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「はぁはぁはぁ!」

 

焼けた荒野に3つの影が走り抜けようとしている

 

「速く!」

 

成人男性と成人女性そして女の子の3人は必死に逃げていた

 

そこではその3人は美形夫婦と美少女の家族として有名で

その両親の血を引いた女の子は金髪のショートカットとピンク色に似た目をしたなかなかのスタイルを持つ女の子だ

 

そんな家族は逃げている

何から?

 

「速く!」

 

自らを殺そうとする敵軍から

 

「速く!」

 

3人の耳には聞きたくも無い戦車が移動するキャタキャタ音が自ら達の方に向かって聞こえてくるのがわかっていた

そんな戦車よりも早く逃げようと必死になっている

 

「速く!」

 

どれだけ走ったのだろう3人とも汗だらけで女の子に至っては既に意識を半分飛ばしながら走っている

当然ながら人の足で戦車に勝てるはずもないそんなのは3人ともわかっていることだろう

だがそれでも1%でも生き残れる可能性に賭けて必死に走るだが遂に無理がたかり

 

「ぁ・・・」

 

ドサンっと音をたてながら女の子が転んでしまう

 

「〇〇!貴方〇〇が!」

 

「っ!」

 

親であろう2人の後ろを走っていた女の子は必死に立ちあがろうとするも足は限界を迎え動かない

そんな女の子はさっきよりも大きくなった戦車が進む音が聞こえ後ろを振り向くと小さな丘を超えた何台もの戦車の砲塔がこっちを向いている

 

「ぅ・・・ぁ・・・」

 

その家族はその戦車達を見てしまったことで死を覚悟した

倒れた女の子の目には涙がたまる

そして女の子は死の怖さから目を瞑るが体を襲ったのは痛みでは無く熱風だった

 

「???」

 

いくらそこが熱い国でもここまでの熱風が急に襲うなんてことは普通はあり得ない

そう思い女の子は勇気を振り絞って目を開けると戦車が見えていることに変わりがないがその数が一台少ない

そうして見ていると戦車のうちの一台にピンク色のビームが突き刺さりまた爆発する

 

「〇〇大丈夫!?」

 

「〇〇!?」

 

女の子の隣には前を走っていた両親が戻って来ており無事を確認しているが今の女の子の耳には入ってこない

そうしているとまた戦車がビームで破壊される

少女はビームが通った弾道を目で追うとそれはいた

 

「貴方あれって・・・」

 

「あぁ・・・」

 

女の子もスマホで見たことがある

 

「ガン・・・ダム・・・」

 

空に並んで存在していたのはエクシアとデュナメスだ

当然その機体名をその家族は知らないがガンダムとソレスタルビーイングという名ぐらいは知っている

 

女の子が未だに立てないでいるとデュナメスは別の所にそのスナイパーライフルの銃口を向け射撃しながら飛んでいき

エクシアは家族の前に降り立つ

 

「大きい背中・・・」

 

その父親よりも遥かに大きな背中で安心した女の子はじっとこれから起きることを見ることにした

 

ガンダムを視認した戦車部隊は一斉に砲撃を放ったようでエクシアから大量の煙が上がるがそれ程度ではEカーボンは抜くとはできない

全くの無傷なエクシアはGNソードを展開して一気に突撃を仕掛ける

だがその動きは大地を踏みしめるものではなく大地の上を滑るように飛んでいきあっという間に戦車部隊のうちの一台に近づくと滑らせるように刃を入れる

バターを切る感覚で切られた戦車は斜めに上下なき別れをし爆散する当然乗組員など死亡判定である

急いで他の戦車が砲塔の向きを合わせようとするがエクシアからしたら余りにも遅すぎる

左腕でGNビームソードを抜くと一番遠くにいた戦車に投影貫かれた戦車は爆散する

それと同時にエクシアは滑るように左右へ移動しながらGNソードをしまい

GNブレイドを両手で引き抜き突撃まるで舞うように戦車連隊の間を滑らせながらぶつ切りにしていった

あっという間に戦車部隊は全滅し女の子達の方をエクシアは向くと別の戦場に飛び去って行ったのだった

 

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別の戦場に向かったデュナメスも戦闘の最中だ

とは言っても敵は上空相手には攻撃できない故に見るものが見れば一方的な殺戮に見えるだろう

 

GNスナイパーライフルをしまい既にGNビームピストルへと持ち替え上空から戦車と装甲車を撃ち抜く

その攻撃対象に多数民族も少数派民族も手を貸した軍も関係なく全てを撃ち抜く

 

その時急にデュナメスをGNフルシールドが包み込むと爆炎が上がる

しかし全くの無傷である

爆炎が上がった所から撃った場所を特定したデュナメスは振り向き肩からGNスナイパーライフルを取り出すとその元凶である高火力を出すことのできる戦車からなる部隊を撃ち抜いていく

 

その結果を通信で知ったのだろう運良く生き残った戦車達は撤退をして行ったのだった

 

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キュリオスはというと

空を飛ぶ戦闘機達とのドックファイト中だ

 

一様元々の目的だった軍の施設は爆撃し終わったようで最初についていた機体カラーとは違う色がついたテールユニットは切り離したのだろう付いていない

 

とは言ってもこちらも戦いにはなっていない

当然だ火力はもちろんのこと速さも手数も違う

 

戦闘機達は何度も誘導ミサイルを放つがGN粒子の効果で誘導されなくただ真っ直ぐに飛んでいくだけ運良く当たったとしてもEカーボンは抜けるはずもなく全くの無傷

バルカンなどただの豆鉄砲

戦闘機乗り達からしてみたら最悪の悪夢以外のなんでもない

 

そんな悪夢を見ている戦闘機達にキュリオスは躊躇なく

GNビームサブマシンガン

GNハンドミサイルユニット

GNバルカン

GNビームサーベル

様々な武器で殲滅していく

 

戦闘機達もキュリオスが巡航形態の時には後ろを取ることができたのだがその度に後ろを向いたGNビームサブマシンガンによって撃ち落とされている

 

この戦場が撤退によって終わるのも時間の問題だろう

 

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一方ヴァーチェの戦いは小手先など一切ない

 

海岸に陣取り海に浮かぶ駆逐艦を

GNバズーカ

GNキャノン

この二つの武装で轟沈させるまるで作業のようだ

 

見える限りの海から駆逐艦が打ち出した何発ものミサイルが飛んでくるがヴァーチェが展開しているGNフィールドを抜くには圧倒的に足りない

そして反撃としてその自慢の砲塔から出る一撃必殺の極太ビームが飛んでいく

 

それが何度も繰り返され海岸は穴だらけだがヴァーチェは無傷

一方で海は駆逐艦の墓場に変わっていく

諦めればいいものを戦艦達は攻撃を辞めずに轟沈していった

 

それから全ての攻撃が止んだのは僅か30分すらもかからない後になった時だ

戦艦が全滅したのか

戦艦が撤退したのか

さてはて・・・一体どうなったのだろうか・・・

 

偶然生き残った兵士達はもう二度と戦いはしないと誓ったのだと言う

 

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1:とあるリリベル

あれがガンダムによる武力介入の結果か・・・

 

2:とあるリリベル

死者100名以上

行方不明者も数え切れないらしい

 

3:とあるリコリス

変化のための痛みがソレスタルビーイングだっけ?

 

4:とあるリコリス

うん

 

5:とあるリコリス

痛みどころじゃないと思うんだけど・・・

 

6:とあるリリベル

けれどもあそこの戦争停戦したみたいだよ

 

7:とあるリコリス

え!?なんですって?!

 

8:とあるリリベル

今ニュースで多数派民族と少数派民族の族長同士が停戦と同盟のために契約書を書いているのを海外の番組で生放送してるよ

 

9:とあるリコリス

戦争で無理矢理平和にするなんて・・・

こんな平和長くは持たないでしょうね・・・

 

10:とあるリコリス

どうでしょうね恐らくそれぞれの上層部は戦争をするたびにソレスタルビーイングが介入すると察したんじゃないかしら

 

11:とあるリコリス

あぁそれなら戦争しても何にもならないわね

 

12:とあるリコリス

今いい?

 

13:とあるリリベル

大丈夫だよ

 

14:とあるリコリス

いい情報と悪い情報どっちから聞きたい?

 

15:とあるリリベル

なら悪い情報から

 

16:とあるリコリス

ガンダム探索の結果

予想していたけどどの山からも地下空間は発見されなかったって

 

17:とあるリコリス

やっぱりこの結果になったのか

 

18:とあるリリベル

まぁ予想はしていたことだ

それでDAはどうするって?

 

19:とあるリコリス

とっても大変だけど全ての国民を容疑者として監視するみたい

つまり仕事が一気に大変になった

 

20:とあるリコリス

うわぁ・・・

 

21:とあるリリベル

・・・まぁ・・・その・・・なんだ・・・頑張れ

 

22:とあるリコリス

他人事みたいに言いやがって!

 

23:とあるリコリス

ごほん!

それでいい情報って?

 

24:とあるリコリス

パンドラの鍵の今までの行動からラジアータが暫く行動を控えるんじゃないかと予想をたてた

 

25:とあるリリベル

なんでだ?

テロは継続するから意味があるんだろう?

 

26:とあるリコリス

ラジアータの予想では先立つ物の使いすぎとのことだよ

 

27:とあるリコリス

まぁ犯罪組織でもテロ組織でも革命組織でも結局はお金が必要ってことね

 

28:とあるリコリス

それからもし次に行動が起こった時にはそれが最後の行動だろうって予想をたてたみたい

 

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「なぜ行動を移してはいけないんですか!」

 

暗い空間に誰ともわからない声が響く

その声には怒りの色が聞いて取れる

 

「準備が終わるまでの辛抱だ」

 

それに対して返答した声は冷静だ

 

「クソッ」

 

ダンッと大きな音を立てて怒れていた人が空間から出ていく

残された冷静な人は一息ため息を吐くとそばに支えている女性に声をかける

 

「後どれくらいで準備が終わりそうだ?」

 

「人員の配置は終わりましたが施設の建設は終わっていませんので少なく見積もっても後3ヶ月は必要かと」(貴方達の行動なんてどうでもいいのよ)

 

「そうか・・・それまで我慢するように全ての構成員に伝えておいてくれ」

 

「わかりました」(あぁお兄様は上手くやっているかしら)

 

「ガンダムいやソレスタルビーイングさえ無ければ・・・」

 

「そうですね・・・」(こんなこと速く終わらせて星に帰りたいわ・・・全ては我らの星のために・・・)

 

         とある革命組織での一幕である

 

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