月日は朧のように   作:こんこんВерныйカワイイヤッター

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朧が書きたくなってしまった。やるしかないね。


本章
朧、着任。


目が覚める。見渡すと何かの建物の中らしい。周辺には物資が乱雑に置かれていて所々何かが壊れた跡がある。机にもたれかかろうとすると何かに手が触れる。どうやら何かの用紙のようだ。そこには朧と書かれていた。それに書かれているものを読んでいく。一番上に書いていたのは何かの性能に関することらしい。その下に書かれていたのが何かの歴史だ。どうやら船の歴史らしい。それを読んでいるうちにふと思った。この話、体験したことがある。確か最後は…そうか私…沈んだんだ。しかしなぜ生き返ったのだろう。しかも船の身ではなく人として。しかし分からないものは仕方がない。さらに周りを探す。すると何かのドアがあった。開いてみると眩い光が私を包み込んだ。外だ。すぐそこには海がある。建物も何軒かある。話し声が聞こえてくる。

「なあ五月雨。新造艦を迎えにいってあとなにかあったか?」

「うーん…特になにもなかった気がしますが…あ!出撃です!周辺の安全化に努めないと!」

「分かった。じゃあ迎えにいったら行くか」

決心して話しかける。

「あの…ここどこですか?」

すると男が言う。

「ああここはブルネイ泊地だよ。新造艦の子かな?」

「うーん…分かりません。けどさっき目を覚ましたので出てきました」

「ああ!なら君が新造艦の子だね!…私は林 勇人大佐だよ。んでこっちが五月雨」

そう紹介された女の子が挨拶してくる。

「よろしくお願いします!」

「よ…よろしく…」

元気な子だなぁ…

「もうそろそろ出撃だけど…何か質問ある?」

質問…質問…うーん…

「ないです」

「分かった。んじゃあ出撃だけどそこに倉庫があるでしょ?五月雨はそこから艤装を取ってきなさい。朧はさっき建造されたばかりだから分からないだろうし一緒に工廠まで取りに行こうか」

「分かりました」

そう言い五月雨と別れて行動する。艤装は案外早く見つかった。早速装備してみる。重くはない。

「さて、五月雨と合流するか」

そう言われて工廠の前に出ると五月雨が既に居た。

「じゃあ確認するけど今回の任務は鎮守府周辺のパトロールね。かなり小規模な艦隊だろうけど油断はしないように。いいね?」

 

鎮守府を出てパトロール中。敵を発見したが駆逐艦1隻。追跡して敵本隊を探す。すると敵の水雷戦隊を発見した。しかしそう言うには少し数が少ないような…しかし少ないには越したことはない。

「五月雨。五月雨」

「なんですか?」

「戦うよ。敵の軽巡に火力を集中するから合わせて」

「分かりました!」

タイミングを合わせて突撃する。牽制に砲撃を繰り返し之字運動を行いながら接近する。有効射程圏に入り敵軽巡に向けて砲を照準する。

「撃て!!」

五月雨と共に砲撃する。しかし私の弾は手前に、五月雨の弾は奥に着弾し夾叉しなかった。

「第二射装填!!急げ!!」

装填を急ぐ。すると敵が私に向けて発砲する。それを急激に転舵、反転し避ける。五月雨に当たりかけるがそれも避ける。五月雨が私と交差したあと私に追従する。

「第二射!!撃て!!」

砲撃。今度は夾叉した。そして五月雨の弾は命中。大したダメージは期待出来なかったが焦らすことは出来たみたいだ。実際敵は混乱し隊列が崩れかけている。そしてまた装填。射撃体制が整う。ここまでお膳立てをすれば当たる。砲撃。命中。敵軽巡は中破。残りの駆逐艦4隻はこっちを狙うが当たらない。

「五月雨!!雷撃!!合わせて!!」

軽巡に2本、残りを全て敵駆逐艦に向ける。軽巡は被弾による減速で被雷、撃沈された。そして敵駆逐艦を3隻撃沈した。

 

夜戦突入。敵駆逐艦はこちらに砲を指向し撃ってくる。発砲炎が見えそれを見て回避。反撃で敵に照準、砲撃。砲弾は容易く装甲を貫通し駆逐艦を撃沈した。

「何とかなったね!」

五月雨がそう言ってくる。

「そうだね。ACEレポートするよ」

「分かった。えっとこっちは負傷、兵装への損害共に無し。弾薬は2割消費。そっちは?」

「負傷、兵装共に異常無し。弾薬は1割強消費…帰ろうか」

そう言い帰りの航路を辿ろうとする。しかしここであることを思い出す。敵の数が少なかった…何か見逃していないか?そう思った瞬間、五月雨が被弾する。中破。

「五月雨!!大丈夫!?」

「う…うん平気。っ!」

これはもう私一人でやるしかない。敵に突撃する。どうせ向こうは暗闇で何も見えまい。最短距離を航行し肉薄する。敵のシルエットが見えた瞬間砲撃。敵駆逐艦撃沈。残り1隻。砲撃される。回避が間に合わない。間一髪で頭を引っ込め後ろの煙突付近に着弾する。反撃。撃沈。その場で立ち止まり周囲を確認し五月雨のもとに駆けつける。

「五月雨…大丈夫?」

「ごめん…役に立てなかった」

「それは大丈夫。さあ、帰ろ?」

今度こそ帰りの航路に辿り鎮守府に帰投する。

 

帰ってくると提督が迎えてくれた。

「ごめん…提督。油断しちゃった」

謝る。しかし提督はこう言った。

「大丈夫。生きてさえいれば何とでもなる。初戦闘、ご苦労だった…それより五月雨は?大丈夫かい?」

「正直つらいです…」

「分かった。早く入渠してきなさい。朧も怪我はしてないけど艤装が壊れてる。工廠に持っていって妖精たちに修理して貰うから君はその間にレポート書いといて」

「分かりました」

 

 

 

 

戦闘詳報

4月25日火曜日

 

所属艦

旗艦 綾波型駆逐艦、朧

白露型駆逐艦、五月雨

 

戦闘行動

1700敵駆逐艦1隻発見。これを追跡。

1730敵駆逐艦が敵水雷戦隊(軽巡1駆逐3)と合流。戦闘開始。

1740敵軽巡、砲撃にて中破。

1750敵軽巡1、駆逐3を雷撃にて撃沈。

1810敵駆逐1を砲撃にて撃沈。

1840敵駆逐2より奇襲攻撃。五月雨が砲撃を受け中破。

1850敵駆逐2を砲撃にて撃沈。戦闘中に朧が砲撃を受け小破。

1920ブルネイ泊地へ帰港。

 

旗艦、朧より

油断は絶対にしない。次こそはやらせはしません。

 

 

 




同じ名前の艦娘が出てきたりするかもですが仕様です。
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