三人目の子供 作:誰だっけ
あの日、母さんはドームの舞台に上がり伝説のライブとなった。
そして母さんを殺そうとしたストーカーはあの後、警察に捕まった。その時に警察はメモリブレイクされたガイアメモリも回収していった。
警察は何かガイアメモリについて知っているのかもしれない……
そして俺はあの時から疑問が一つある。仮面ライダースカル……いや、鳴海荘吉さんの存在だ。俺はあの後この世界には風都や仮面ライダーWが存在するのかを調べてみた。……が調べてみて見つかったのは鳴海探偵事務所と骸骨男という都市伝説だけだった。
鳴海探偵事務所には腕の立つ名探偵がいると有名なようだ。だけど、今は鳴海探偵事務所は1年前から休業をしているようだ。理由は鳴海荘吉さんが1年前から姿を消しているからだそうだ。しかも、骸骨男の都市伝説に関しては目撃情報が丁寧に1年前からピタリと止まっている。
なんで鳴海荘吉さんが姿を消したのか、なんで骸骨男の目撃情報が止まってしまったのか、なんであの時、仮面ライダースカルがいたのか、分からないことだらけである。
こういう時に地球の本棚にアクセスできたらな……
まぁ、分からないことをずっと考えていても更に疑問が増えるだけだ。今はゆっくり休もう……
▼▼
「ママー。」
ルビーが母さんに抱きつきに行く。
「んー?どうしたのルビー?」
「アースがあの赤い変な物を見てずっとニヤニヤしてて、キモイー!」
キモイとは失礼な!仕方がないだろ!
だってあれだぜ?このロストドライバーはCSMとかじゃなくて本物なんだぜ?これがあれば俺、変身出来るんだぜ?こんな大人の夢が詰まっている物を持ってるんだぜ?ニヤニヤしちゃうに決まってるじゃないか!!
「それに似合もしない帽子をからずっと被ってるしー!」
え?!マジ?俺似合ってないの?
「可愛いからよし!」
そこは母さん、かっこいいって言ってくれよ……
《アクアside》
あの日、アイが襲われた日俺は何も出来なかった。アースに言われた通りに警察に通報するしか出来なかった。もしあの時、アースがいなかったら……考えるだけでゾッとする。
それにあのストーカーは俺を襲った奴と同一人物。
……何故、アイが入院した病院を突き止められたんだ?何故、引っ越したばかりの新居に来た?どこであんなメモリを手に入れたんだ?
犯人の男は何のスキルも無い学生だった。そんな探偵みたいな事が出来たとは到底思えない。そしてあんなメモリを手に入れる訳が無い。
情報提供者とメモリの提供者が居る
情報提供者はアイの近い所に、病院の事を知ってたのは俺の知る限り社長だけだ。けれど、あれだけ大事にしていた自社の看板にそんな事をするのか?
同僚?……いや、B小町の仲はそこまで良くないし、アイに友人らしき人を見たことはない。
アイに親族が居ないのはわかりきってる事だし、連絡先も知らない様子だった。
だとしたら残るのはーー僕等の父親
社長達にも頑なに秘密にしてたが、アイの交友関係の狭さを考えれば相手は《
俺達の父親は芸能界に居る。
アイを酷い目に遭わせようとした奴が芸能界に居る。
そいつと俺に血縁関係がある以上、毛髪から遺伝子検査で割り出せる。俺はここでのうのうと生きていられない。
必ず、見つけ出して父親もメモリの提供者もアイに遭わせようとした事と同じ目に……「やめておけ。」
「……アースか?」
「兄さんはルビーと、いや母さん達と一緒に共演するって約束してただろ?そんな事したら母さん悲しむぞ。」
「だけど、俺はアイに酷い目に遭わせようとした奴を……」
「そんな事をしたら、兄さんは母さん達と一緒に居られなくなるぞ。」
「……お前は一緒に共演しないのか?」
「悪いけど、俺は芸能界に進む気は無い。あっ、そうだ母さん達が兄さんの事を呼んでたぞ。早く行ってあげな。」
「……分かった。」
俺はどうしたらいいんだ?
アイ達と一緒に幸せに暮らすか、復讐の道に進むか。
《アースside》
どうやら、アクアは母さん達の所に行ったようだな。ふぅ、良かった、良かった、アクアの復讐の道を一応は止められて。
「それに……」
アースの右目に星が出る。
「犯人に地獄を楽しませるのは俺だからな……」
よかったら、感想、評価、よろしくお願いします。
今回は主人公に大道克己感を少し入れてみました。