リ『第4戦目の時間だ。まずは49番、久遠寺紫音。戦績は特になし、と。』
久遠寺(以降久)〈ふん、ここ(幻想郷)じゃまだ戦っていないだけよ!〉
ル【対戦相手は70番、ミルシュカ・クロドヴィラ!戦績は・・・な、何と!?】
リ『あ?どうしたんだよ、また不敗で2勝とか3勝してるやつなのか?』
ル【い、いや・・・見間違いか資料に不備があったのかのう・・・13勝不敗と書いてあるのじゃが。】
リ『・・・は?い、いやいや、流石にそれは何かの間違いに決まって・・・』
C「いいや、彼女は本当に13勝しているぜ?」
ル【なん・・・じゃと・・・!?】
リ『今まで出てきた奴らでも5勝はいっていないのに急に10勝越えってなんだよ、とんでもないのが来てるんだがまさか他に戦績がいいやつもこんなのばっかりなのか!?』
ミルシュカ(以降ミ)〔・・・んぅ?〕
ル【と、とにかく試合開始じゃ!】
久遠寺 紫音 VS ミルシュカ・クロドヴィラ
不勝不敗 13勝不敗
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久〈へ、へぇ・・・あなたも中々に凄そうじゃない、私ほどではないけど・・・。〉
ミ〔おねーさん足がぷるぷるしてるけどへーき?〕
久〈お、お姉さん・・・!?〉
リ『お姉さんって・・・どう見ても言われるのはあっちの方だよな?』
C「なになに・・・どうやら成人ではあるが幼児退行しているらしいな。」
ル【ヨージタイコー?なんじゃそれは?】
リ『まぁ・・・お前みたいなもんだな。』
ル【む?吾輩・・・か?】
久〈何か馬鹿にされてるみたいで腹立つわね・・・!行くわよ!〉
ミ〔わーい、頑張る!〕
両者が接近を始める。どちらも速度は人並みだ。
久〈先手は貰うわよ・・・!〉
殴り合える距離に入る前に久遠寺の足が止まったと思うと、異様な長さの髪がミルシュカ向け横に振るう。
ミ〔わっ・・・!?〕
予想出来なかったのか普通にその攻撃を受けるミルシュカ。そのまま2、3回連続で攻撃を受け続ける。
リ『動く髪ってどっかで見たような気がすんな・・・』
ミ〔むぅ・・・えい!〕
状況を打開しようと手を伸ばして髪を掴む。
久〈くっ、離しなさいよ・・・!〉
ミ〔や!んー・・・〕
ただ掴むだけでなく、何やら力を込めている。
久〈・・・っ、痛い痛い痛い!何よこれ・・・!〉
ル【む、掴まれているだけなのに痛がっておるな。引っ張ってでもいるのか?】
C「ミルシュカ選手の能力は・・・腐食。触れた物全てを腐らせられるらしいな。」
リ『じゃ、じゃああいつが痛がっているのは髪を腐食されているからなのか・・・?腐食されるとか想像出来ないがしたくないな・・・。』
久〈この、いい加減に離しなさいよ!〉
振りほどけないのか数歩近づいて殴りかかる久遠寺。
ミ〔あぅ・・・〕
腐食させるのに気を傾けていたのか防御もせずにまともに殴られ、ミルシュカの手が掴んでいた髪から離れる。
久〈よくも大事な髪を・・・!〉
ミ〔むー・・・!〕
そのまま連続で殴りかかる久遠寺に負けずと拳を返すミルシュカ。腐らされていた髪はそこそこダメージが大きいのか下を向いている。
ミ〔・・・やっ!〕
殴り合いが続くかと思いきや、ミルシュカが久遠寺目がけ押し倒すように飛びかかった。
久〈なっ、ま、まさか・・・!〉
避けられず押し倒され、ミルシュカのしようとしていることを察したのか慌てて振りほどこうとする久遠寺だが・・・
ミ〔んー・・・!〕
久〈ぐっ、あぁぁ!?〉
久遠寺の予想通り、ミルシュカは抵抗に負けじと押さえながら久遠寺の体を腐らせ始める。
久〈うぅ・・・この・・・!〉
髪を動かそうとするが先程腐食されかけた痛みから思うように動かせていない。それでもと抵抗を続けているがミルシュカの押さえつけの方が上手なのか全身を腐食されつづけ・・・
久〈う・・・あ・・・〉
やがて完全に腐食され、ミルシュカが離れて立ち上がる。
ミ〔わーい、楽しかった!〕
C「そこまで!勝者、ミルシュカ選手!」
リ『・・・むごいことになっているんだが。人って腐食されるとああなるのか・・・』
ル【ふーむ・・・吾輩にも出来そうじゃな。】
リ『は・・・!?』
え?ミルシュカの戦績が高い理由?まぁ・・・とある人に気に入られているからですね。おかげで少数いる負け無しのYKNもミルシュカの戦績と比べるとねぇ・・・うん。だって唯一の10勝越えだもん・・・。