インフィニティダンガンロンパ6 ようこそぼくらのコロシアイ強化合宿   作:M.T.

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(非)日常編③

side HG

 

探索を終えた俺達は、ホテルのレストランに戻り、夕食がてら報告会を開いた。

梶野は、メモ帳を開いてメモを取る準備をしながら、俺達に話題を振る。

 

「ではミーティングを始めましょうか。神風様に代わり、私が仕切らせていただきます。まず1階の方、ご報告お願いします」

 

「じゃ、おじさんから報告をさせてもらうよ。更衣室は、モノルナちゃんのグラビアポスター以外には特に変わったところはなかったよ。やっぱりここも異性の更衣室に入ると蜂の巣にされるから気をつける事だね。ジムの方は、すげえ広くて色んなトレーニング器具が揃ってたぜ」

 

うげ…マジでモノクマとモノルナは何を考えてるんだ。

にしても、トレーニングルームか…

気分転換に良さそうだな。

 

「ゲレンデは屋内が雪山になってて、リフトが通っててすごく本格的だったよ。中に建物もあったんだけど、1階がスケートリンク、2階がレストランとショップ、3階がリフト乗り場になってた」

 

「マジか、建物の中に雪山があんのか!?」

 

「きゃはは、楽しそう〜!」

 

消灯寺が報告すると、樺戸と神無月がリアクションする。

今更だけど、この施設ってどれくらい金かけてるんだろ。

 

「ええと、では次はわたくし達ですわね。更衣室は、おそらく酒蔵さんの報告内容とほとんど同じですわ。わたくし達の方はモノクマさんの顔のボディビルダーのポスターでしたけれど。それで、プールですが、プールはとても広く様々な種類がございましてよ。プール以外にも、アクアリウムもありましてよ」

 

「アクアリウム?」

 

「ええ。何でもダイビング用だそうで、綺麗な熱帯魚と泳げるのが売りだそうです。ああ、そうそう。プールにはバックヤードがございまして、モノルナさんに連れて行っていただいたのですが、そこからアクアリウムに入れるみたいですわよ」

 

「じゃ、次はあたいだね!んっとねぇ、運動場には、陸上競技場とか野球場とか、球技場と射撃場とテニスコート…あと公園とかもあったよ!それとクラブハウスもあって、クラブハウスの中は屋内練習場と倉庫だったよ!」

 

「ええと…1階の施設をぐるっと囲むようにサーキットやサイクリングコース、ランニングコースが整備されていて、モーテルもありました。モーテルには小さな食堂と人数分の客室、シャワールーム、それから小さな休憩スペースがありました…」

 

プールに運動場にモーテルか…

何かスポーツセンターでしばらく過ごせそうではあるな。

正直、ホテルはどこもかしこも金ピカで、そろそろ目を休めたいし。

…っと、次は俺らだな。

 

「それじゃ、次は俺らだな。アリーナは色んな屋内スポーツに対応した施設になってたよ。東京ドームくらいの広さはあったかな…隣の部屋は倉庫になってた」

 

「ボウリング場は…ゲームとボウリングと、ダーツとビリヤードと、あと漫画があった……すやぁ」

 

「道場には木の床でできた練習部屋と弓道場、あと畳部屋と相撲場と倉庫があったよ」

 

こいつら…遊んでたくせに、さも探索してたかのように言うな。

俺が呆れていると、梶野が眼鏡をクイっと上げながら説明を始める。

 

「では次は私達ですね。ゴルフ場は全部で18ホールあり、本格的なゴルフが楽しめる立地となっておりました。クラブハウスが設置されていて、キャンプ用品もあったので、おそらくゴルフ場はキャンプ場も兼ねているのではないでしょうか」

 

「クラブハウスは、1階が練習場、2階がショップ、3階が泊まれるとこになってたぜ!レストランのカレー美味かったぞ!」

 

樺戸…その情報は果たして必要だったのか…?

 

「フッ…トリは俺様か。ならば派手にフィナーレを飾ってやろう!天空に聳えしバベルの塔には…「スカイタワーは、1階にボルダリングとアスレチック、最上階に展望デッキとリフト乗り場、その一個下がショップ、さらにその一個下がレストランだった。山岳エリアは、山だけじゃなくて岩場とか川とか湖とかがあったかな」………」

 

安室が説明しようとすると、打田が被せて全部説明した。

確かに安室の説明はものすごくわかりにくいが、全被せは可哀想だろ。

唖然とした表情しながらあんぐり口開けてるし。

俺達が真面目に報告会をしている間、六道はというと、席に座ったまま船を漕いでいた。

 

「ぐぅ……ぐぅ……」

 

「六道…お前、船漕ぐなよ」

 

「だって眠いし」

 

「じゃあ部屋で寝てきていいから、ここでは寝るなよ」

 

「………ぐぅ」

 

俺が注意しても、六道は船を漕ぎ続けた。

こいつ……

俺が呆れながらも六道に目を向けると、六道が何かを抱えている事に気づく。

メモ帳だ。

よく見ると、何かが書かれている。

六道の頭が陰になっている上に両腕の死角になっていて、正面に座っている俺以外の他の席からは、ただ六道が船を漕いでいるようにしか見えないはずだ。

俺は、六道の抱えているメモ帳に書かれている内容を、目を凝らして何とか心の中で読み上げた。

 

『話したい事がある 一人でペンションの男湯来い なるべく今日中』

 

話したい事…?

もしかして、今朝言ってた作業の事か?

一人で風呂場に来いっていうのは、モノクマに知られたら困るって事だよな。

六道は何を見つけたんだ?

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

報告会が終わった後、俺は六道が言っていた事を確かめる為にペンションに向かった。

 

「ちょっと風呂行ってくる」

 

「東野様。大浴場は反対側ですが」

 

「いや、ホテルの風呂はさ。金ピカで目が痛くなるだろ?ペンションの風呂が恋しくなってさ」

 

「左様ですか。では、お気をつけて」

 

俺は、それっぽい理由をつけて、誰にも怪しまれないようにペンションに戻り、男子棟の大浴場に向かった。

浴室に行くと、フリーザーパックに入った何かがタイルの床に落ちていた。

 

「…何だこれ?」

 

フリーザーパックの中には、メモ帳と紙切れが入っていた。

俺は、フリーザーパックを開封し、中に入っていたメモ帳の中身を先に確認した。

メモ帳の方は、薬師寺が生前持っていたものだ。

ここに連れて来られてから発見した事や、このコロシアイについての考察が書かれている。

おそらく、六道が薬師寺の部屋に行って見つけてきたか、モノクマに頼んで回収してもらったってとこだろう。

薬師寺のメモには、『脱出を防止したいだけならトラップを用意すればいいだけの話 不自然な監視カメラの位置 このコロシアイは生中継されている?』『現在は、入学時から10年以上経っている可能性が高い 見た目が変わっていないのは?』『コロシアイの首謀者は希望ヶ峰学園の関係者と思われる 一体誰が、何の目的で?』などといった、日付ごとにその時思いついた事が書かれていた。

…凄いな。

モノクマがネタバラシするまで、俺達が疑問にすら思わなかった事まで書かれている。

もし薬師寺が脱出する時まで生きていたら、きっとこんな時頼れたんだろうな。

実際、俺達はあいつに何度も助けられた。

あんな形で、急に俺達の前からいなくなるなんて、考えもしなかったんだ。

 

俺は、薬師寺の事を思い出しながらページを捲った。

次のページには、小さな文字で『死にたくない』と書かれていた。

 

「…………」

 

俺は、間違っていた。

そもそも、神風や薬師寺に頼りきりでいようとしたのが間違いだったんだ。

あいつらだって人間だ。

間違える時はあるし、怖くて逃げ出したくなる事だってあったはずだ。

それでも俺達が迷わないように、強く勇敢に振る舞ってくれていた。

だけど俺達は、あいつらに何かをしてやれただろうか。

いや、何もしてやれなかった。

俺達は、あいつらに何かを返せるように、あいつらに頼らなくても協力して生きていけるくらい強くならなきゃいけなかったんだ。

もしそのチャンスがまだあるとするなら、今がその時だ。

 

俺は、メモ帳と一緒に入っていた紙切れも確認した。

紙切れには、『パソコンのパスワード』と書かれていて、その下には文字列が書かれていた。

パソコンって、ホテルの図書館のパソコンの事だよな?

もしかしてあいつが言ってた『作業』って、図書館のパソコンの事か?

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

《ホテル 4F トショカン》

 

俺は、ホテルの図書館に行って、パソコンを起動した。

置いてあったのは、良くあるタイプのデスクトップパソコンだ。

俺は、パソコンを起動させてパスワードを打ち込んだ。

だが、『パスワードが違います』と表示されて先に進めなかった。

あれ…?

おかしいな…

 

「…いや、待て。これ、違うぞ」

 

俺は、六道が渡してきた紙に書いてある文字列が、どこかで見た事あるものだという事に気がついた。

俺は中2の頃、暗号を使った推理小説にハマっていて、暗号を自分の小説に登場させた事があった。

俺が当時使った暗号は、アルファベットや英数字を英単語に当てはめて文章を作るというもので、俺が自分の小説でやったのは、暗号文をラブレターに見せかけて送りつけるという手口だ。

この暗号、簡単には解読されにくい上に作る人次第で色んなバリエーションの暗号が作れる自由さがウケたのか、当時そういう界隈の人達の間でそれなりに流行って、色んな暗号がネット上に出回ったんだよな。

この暗号は、それと逆の事をしている。

元の暗号は、確かに解きにくくはあるが一応解き方のコツみたいなのはあって、『a』とか『the』とか『it』みたいな一般的によく使われる単語は『A』や『E』、あとはピリオドといったよく使われる文字で、一度しか出てこないような単語は『Q』とか『Z』とか、それか記号だったりする事が多い。

あとは、作成者のクセとかから他の文字を推測して当てはめればいいわけだが、これの逆となると解読するのは困難だ。

…仕方ない、根気の作業だが、やるしかない。

 

俺は、数時間かけて暗号を解いた。

クソ、こんなめんどくさい暗号考えた奴誰だよ。

あ、俺だ。

俺は、パスワードの入力欄に『Hello, the world of magic and adventure!』と打ち込んだ。

直訳すると、『こんにちは、魔法と冒険の世界』になるわけだが…

…にしても、ここまで回りくどい事をしてまで暗号文を渡したって事は、俺にだけ見せたい情報って事だよな。

 

あっ、開いた。

俺がパソコンの画面を眺めながら少しの間待っていると、画面に人影が映った。

俺はその人物を見て、思わず目を疑った。

 

『はじめまして…だな。東野。お前が俺を見ているという事は、俺は既にこの世にはいないという事だろう』

 

「神…風……!?」

 

俺の目の前には、信じられない光景が映っていた。

神風が、パソコンの画面に映って喋っていたのだ。

俺は、あり得ない光景に困惑を隠し切れなかった。

すると神風は、コホンと咳払いをしてから説明を始めた。

 

『改めて挨拶をしておこう。俺の名は『アルターエゴ・Ω』。俺のモデルである神風大和が、我が母六道千春に命じ作らせた人工知能だ』

 

人工知能…?

六道の奴、いつの間にそんなものを作っていたのか…

というか、あいつが言ってた『用事』ってこれの事だったのか。

 

『神風大和は生前、自分が命を賭してでもお前達を外に出そうとしていた。だからこそ彼は、自分が死んだ時の為の最終手段として、自分のデータをインプットしたAIの作成を我が母に依頼したのだ。我が母はこのパソコンの中に入っているデータの調査を行っていたのだが、その片手間に俺を作ったというわけだよ。尤も、俺が生み出されてからは、データの調査は俺がやる事になったがな』

 

六道の奴、俺達の知らない所でそんな事を……

だったらそう言ってくれれば良かったのに。

…いや、モノクマの監視のせいでそれができないからこうして俺に情報を託してきたのか。

 

「それで、何かわかったのか?」

 

『まあな。現時点で公開できる情報は、このコロシアイ会場の間取りとお前達生徒のデータ、希望ヶ峰学園と外の世界に関する情報だ』

 

「えっ…そんな重要な入手できたのか!?」

 

『もちろんだ。その程度の情報を複製する(うつす)事くらい、俺のスペックなら造作もない。並の理解力があれば解る事だが?』

 

…あれ?

神風ってこんな感じだったか?

厳しくはあるが、人を煽るような事は言わない奴だと思ってたんだが…。

こいつの態度、どっかで見た事あると思ったらあれだ。

前の俺の担当の編集者に似てるんだ。

仕事が出来すぎて仕事が出来ない人間の思考回路が理解できない、典型的なインテリエリート。

こういうタイプに共通して言える事なんだが、悪気が無いのが余計にタチが悪い。

 

『それで、どうするんだ?』

 

どうするって言われてもな。

正直、そんな大事な情報を俺一人で抱え切れる気がしない。

 

「…今はやめておくよ。俺だけがそれを知ったところでどうにもならないだろうしさ、皆がいる時に話すよ」

 

『そうか。では、母上によろしく伝えておいてくれ』

 

そう言って、神風…いや、アルターエゴは自分で電源を落とそうとした。

俺は、その前に一つ質問をした。

 

「…なあ。ひとつ気になっていたんだが、何で俺だったんだ?」

 

『何で、とは?質問の意図が理解できんな』

 

「ほら、別にその情報を託すなら、俺じゃなくても良かっただろ?どうして俺だったんだ?」

 

『さぁな…人間の思考は、今の俺のスペックでは完璧には理解しかねる。その質問は、母上に聞かねばわからない事だ。ただ、母上は…貴様に賭けたのではないか?』

 

「…え?」

 

『貴様は、これまで二度の学級裁判で真犯人を特定したそうじゃないか。その中には、俺の恋人である療香もいたのだろう?自分が殺されるかもしれない状況の中で真実を見極める事など、並の人間にできる芸当じゃない。そのくらい、人工知能の俺でもわかる。貴様の度胸、判断力、分析力、そして…全てをとことん疑い、それでも最後は自分を信じ抜く力。それらを総合して、貴様を信頼に足る人物と判断したのだろう』

 

「…ありがとう」

 

アルターエゴはこう言ってくれたが、正直俺は…自分の事をそんな人間だとは思えない。

散々迷って、人の期待を裏切って、自分の価値の無さに何度も失望させられてきた。

六道は、こんな俺のどこに信じるに値するものを見つけ出したんだろうか。

…いや、きっと、人を裏切る度胸すら無いと思われたのかもな。

 

「………はぁ」

 

これ以上無駄な事を考えるのはよそう。

俺の悪い癖だ。

それにしても、これからどうするか…

皆に相談するか……

……って、もう3時半じゃねえか。

暗号解くのにメチャクチャ時間かかったからな…。

せめて3時間くらいは寝とかないとヤバいぞ。

締め切り近い時は二徹三徹は当たり前だけど、この状況で寝ないのは流石にマズい。

俺は、作業を切り上げて、ホテルの自分の部屋に戻って眠りについた。

 

 

 

 

 


 

 

 

〜モノクマ劇場〜

 

『やっほー!モノクマ&モノルナの!モノクマ劇場の時間だよ!』

 

『お兄ちゃん』

 

『ん?何ですか、妹よ』

 

『聞いて…実は私、デキちゃったの』

 

『な、な、な…!何ですと…!?』

 

『枝毛が』

 

『何と、可哀想に…!お兄ちゃんが慰めてやろう。今夜は寝かさないよ』

 

『じゅん…っ』

 

 

 


 

 

 

 

 

「うわああああっ!?」

 

……何かすげえ気持ち悪い夢を見た気がする。

やっぱ疲れてんのかな、俺。

結局昨日は着替えずにそのまま寝たし。

 

強化合宿が始まってから、今日で8日目だ。

もうあの悪夢の日から、1週間が経った。

俺は、ベッドから起き上がって顔を洗い、シャワーを浴びて着替えてから食堂に顔を出した。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

無事に全員集まった俺達は、いつものように朝食を食べた。

今日の朝食は、梶野と消灯寺が作ってくれたおにぎり定食だ。

あと、氷川のジェラートもついていた。

朝から手の込んだ和食が食べられるなんて、ありがたい限りだ。

……それにしても、アルターエゴの事はいつ話そうかな。

皆には共有しておきたいけど、モノクマの監視がうざったいな。

電子生徒手帳に送るのもなぁ…モノクマが電子生徒手帳の中身を把握してないとも言い切れないんだよなぁ。

 

「……………」

 

うわっ、イェレナ!?

…いや、違う。的凪だ。

 

「東野くん、どうしたの?浮かない顔してるよ?…それに何だか、千春ちゃんの匂いがするなぁ…」

 

ヒッ!!!!?

 

…あっ、やべっ。

変な声出そうになった。

つーか六道の匂いって、アルターエゴの事言ってんだよな!?

何でこいつ俺の顔見ただけでそこまで察せんの!?

六道の事になると、こいつの勘異常すぎるだろ!

 

「…えっ、何。東野くんどうかしたの?」

 

「え…あ、っと…」

 

うわ、どうしようこれ。

誤魔化しきかない状況になっちまったぞ。

つっても、今この状況で話せる話じゃないしなぁ…

どうしたら………

 

 

 

『おや?東野クン、朝から元気ないですな。ひょっとして、月に一回来るアレですかい?』

 

「ひぃっ!!?」

 

「あ、ちょうどいい所に」

 

「何しに来たんだよ、てめぇ!!」

 

突然、奴等が現れた。

氷川は顔を真っ青にしながら飛び上がり、的凪は冷静にお茶を飲みながらリアクションし、酒蔵はモノクマに向かって怒鳴った。

 

「何の用だ。貴様。内容によっては地獄の業火で消し炭にするぞ」

 

『あーあ、明日奈チャンってば冷たーい!ってか、アタシ達は潤クンと千春チャンに用があるんだよ!』

 

「えっ、俺達にか?」

 

「……すやぁ」

 

『オマエラは何の事だかさっぱりだろうけどさ、この二人、ボク達に隠れて何かコソコソシコシコやってたみたいなんだよね!でもさ、ボク達はそんな黄色くて透明な液体とか白くてトロッとしたアレとかをぶっかけていただくもちもちふわふわのアレみたいに甘ーい考えはお見通しなのだ!』

 

「え?もちもちふわふわのアレってもしかしてm「黙れェ!!!」

 

モノクマの発言に対し、(多分だけど)下ネタを言おうとした酒蔵は、安室に制裁されていた。

…うわぁ、痛そう。

一方で、六道はすごく不機嫌そうに顔を歪めていた。

十中八九、アルターエゴの事だ。

あんな暗号まで使って守ろうとした秘密がバレたんだから、そりゃああんな顔にもなるよ。

にしても、どっから情報が漏れて…あ、お、俺じゃないからな!

監視カメラの映像じゃ何をやってるかわからないようにはしたし!

 

『まあでも、ボクは初代とは違って寛容だからね!というかぶっちゃけ面白そうだし、しばらくこのまま様子を見させてもらうよ』

 

「さっきから何の話してるわけ?全然話が見えてこないんだけど」

 

モノクマが言うと、打田が若干苛立った様子で尋ねる。

まあ、そりゃそうだよな…

 

『キャハハハ!そんな皆の為に、こんなもの持ってきてあげたよ〜!ノートナルピュ〜!』

 

そう言ってモノルナが取り出したのは、ノートパソコンだ。

どうでもいいけど、パソコンの略し方違くね…?

モノルナが持ってきたパソコンの画面には、俺が昨日見た神風の顔が表示されていた。

 

『…む、何だ。全員揃っているではないか。モノクマ、これは一体どういう事だ?』

 

『うぷぷぷ…これからキミが皆と一緒に行動する時、その姿の方が動きやすいかと思いましてね!キミをノートパソコンに移動させたのです!スペックは少し落ちるけど、これで皆と情報共有できるはずだよ』

 

『なるほどな』

 

「な…ヤマト…!!?」

 

「か、神風さん…!?」

 

「おいおい、何で神風クンがここにいるんだよ!?」

 

モノクマがアルターエゴを見せると、皆驚いた表情を見せた。

するとアルターエゴは、咳払いをしてから自己紹介をした。

 

『はじめまして。俺はアルターエゴ・Ω。我が母、六道千春が神風大和から命じられて作成した人工知能だ。神風大和から与えられた俺の役目は、お前達をサポートする事だ。よろしく頼む』

 

「人工知能…?」

 

『そうだ。母上は、図書館のパソコンのデータの調査の片手間に俺を作成したのだ。現時点で公開できる情報は、このコロシアイ会場の間取りとお前達生徒のデータ、希望ヶ峰学園と外の世界に関する情報だ』

 

「メチャクチャ色々わかってんじゃねえか!!!」

 

アルターエゴがサラッとすごい事を言うと、酒蔵が驚きのあまりツッコミを入れる。

 

『お望みとあらば、ここで情報を公開しようか?』

 

アルターエゴは、俺の方を見ながら尋ねてきた。

…これは、判断は俺に委ねられてるって事だよな…。

 

「…ああ。頼む」

 

『うぷぷ、何だか楽しんでるようですね。ボク達は、アルターエゴ・Ωクンを一生徒として…』

 

『お兄ちゃん、コイツら全然話聞いてないよ!』

 

『ちぇー』

 

モノクマとモノルナは、しょんぼりした様子で去っていった。

…うわっ、メッチャヒヤヒヤした。

モノクマの事だから、てっきりバレた時点でアルターエゴを破壊して俺達の事も処刑してくるのかと思ったよ。

…それにしても、あいつが言ってた『先代』って何の事だ?

 

「で、何?あんたらはこいつの事をあたしらに隠してたってわけ?」

 

「えっと…隠すつもりはなかったんだけどな。すまない。モノクマにバレたらどうなるかわからなかったから、情報を伝える相手は慎重に選ぼうと思って…もうその必要もなくなったけどな」

 

う、打田の視線が痛い…

でも、責められても仕方ない。

皆に共有すべき情報を黙っていたわけだから。

 

「何だか心強いですわね、神風さんが戻ってきてくれたみたいな気がして」

 

「すげーな、本当にヤマトそっくりだ!」

 

「…!?………!?」

 

…え?

あれ…?

なに、皆順応早くない…?

消灯寺と神無月は、最新技術についていけずにフリーズしてっけど…

 

「けどよぉ、何だか呼びづらくないか?『アルターエゴ・Ω』って」

 

「確かにそうですね…では、略称を決めましょうか」

 

「じゃあもう最後の文字取って『Ω』でいいんじゃないの」

 

皆でアルターエゴをどう呼ぼうか話していると、打田が頬杖をつきながら口を開く。

すると皆は、打田の方を向いて瞬きをした。

 

「…何よ」

 

「打田…貴様、そのような事を言う奴だったか?」

 

「別に。名前がどうこうなんて、くだらないから早く終わらせたかっただけ」

 

安室が打田に尋ねると、打田はため息をつく。

 

「じゃあ、お前の呼び方はΩって事で…いいか?」

 

『ああ。問題ない。名前など、所詮人間がモノを区別するのに使う記号に過ぎん』

 

俺がアルターエゴ・Ω改めΩに話しかけると、Ωは淡々とした口調で答える。

…こいつ、本当に神風から人間性を引いて合理性に2を掛けたみたいな奴だな。

 

『それで、俺が持っている情報の公開をしろ、という話だったと認識しているが?』

 

「ああ、そうだったな。じゃあまず、コロシアイ会場のマップを見せてくれないか?」

 

『お安い御用だ』

 

俺が話しかけると、Ωはパソコンの画面にマップを表示した。

どうやらこのコロシアイ会場は、最初に俺達がいた『ペンション・ザナドゥ』、今いる『ホテル・エルドラド』、新しく開放された『オリンピア・スポーツセンター』、まだ開放されていない『ラスベガスビル』、『ルクソールタワー』、『ソロモン神殿』、そして二度の裁判が行われた『アンタークティカ裁判場』から構成されているらしい。

どうやら、七大陸をモデルにしているという考察は間違っていなかったようだ。

 

「ふぅん、なるほどね。この施設って、もしかして殺人が起こる度に開放されていくのかな?」

 

『その可能性は高い。現にこの施設もスポーツセンターも、学級裁判後に開放されているからな』

 

的凪が尋ねると、神風が答える。

 

「じゃあ、俺達の情報っていうのは…?」

 

『ああ。お前達は、2008年9月に希望ヶ峰学園の第76期生として入学し、2011年8月に卒業した。76期生は豊作だったらしくてな。A組からC組まで合わせて52人入学し、お前達はB組に配属された。B組の生徒は全部で18名。【超高校級の原型師】安室明日奈、【超高校級のヒットマン】暗野斬良、【超高校級の狙撃手】打田清美、【超高校級の勝負師】梶野宿命、【超高校級のディーラー】梶野運命、【超高校級のカバディ選手】樺戸ラムジ、【超高校級の司令官】神風大和、【超高校級のカルタ師】神無月椛、【超高校級のソムリエ】酒蔵飛露喜、【超高校級の心霊学者】消灯寺霊庵、【超高校級のプロレスラー】内闘力也、【超高校級の小説家】東野潤、【超高校級のグラシエール】氷川みるく、【超高校級の幸運】的凪梢、【超高校級の軍医】薬師寺療香、【超高校級の絵本作家】山脇ゆか、【超高校級のオルガニスト】リーゼロッテ・ベルゲングリューン、【超高校級のゲームプログラマー】六道千春。以上18名だ。御所望とあらば、個々人のプロフィールも公開するが?』

 

「なあ…その中に、【超高校級のギャル】殉前詩乃子はいなかったのか?」

 

『殉前…?知らないな。【超高校級のギャル】なら、78期生の『江ノ島盾子』の間違いじゃないのか?』

 

そう言って神風が表示したのは、殉前にそっくりのギャルの写真だった。

だが殉前と違ってツインテールだし、服も白と緑じゃなくて黒と赤を基調としている。

まるで双子みたいだ。

でも、人工知能のΩが、カリスマギャルの殉前の事を知らないっていうのはどういう事なんだ…?

 

「なあ、その『江ノ島盾子』っていうのは、何者なんだ?」

 

『知らないのか?世界を崩壊させた大事件、『人類史上最大最悪の絶望的事件』を起こした張本人だぞ。今から7年前、ちょうどお前達が希望ヶ峰学園を卒業した直後に起こったんだが…』

 

「なっ…!?」

 

「何だよそれは!?」

 

「世界が崩壊…!?どういう事ですの!?」

 

世界が崩壊!?

何だよ、それ…!

じゃあみゆきは、その事件に巻き込まれたっていうのか!?

もし生きてたとしても、崩壊した世界で一人きり……

そんなの、あんまりだろ…!

モノクマの奴、それをわかってて俺達にあのビデオを見せたっていうのかよ!?

 

「…………」

 

たった一人の女子高生によって世界が壊されるなんて…

そんな話、到底信じられない。

だけど、Ωが言っているって事は、その情報には根拠があるって事だ。

殉前が、そんな奴と何か関係があるなんて事……ないよな?

 

『…すまんな。俺の口から語れるのはここまでだ。お前達の大切な者の安否までは、俺には分かりかねる。何しろ、この施設のネットワークはセキュリティが厳重で、俺でもハッキングが難しいんだ』

 

やっぱりそうだよな…

脱出に繋がる情報なんて、そう易々と手に入るわけがないか。

 

「そっか…わかった。ありがとな、また何かわかったら教えてくれ」

 

『ああ』

 

俺が話しかけると、Ωは自分でパソコンの電源を落とした。

皆は、Ωの話を聞いて騒然としていた。

 

「俺達が知らない間に、世界が崩壊しただと…」

 

「そんな荒唐無稽な話…!信じられるわけがないだろう!!」

 

酒蔵や安室は、世界が崩壊したという事実を受け止め切れず、頭を抱えていた。

リーゼや神無月は顔面蒼白になって黙り込み、氷川は肩を震わせて泣いていた。

するとその時だった。

 

「あの…私、昼食の準備をしてきますね」

 

ただ一人、梶野は、いつもと変わらない様子で立ち上がった。

すると樺戸が声を荒げる。

 

「なっ…サダメ!オマエ、何でそんなに平気でいられるんだよ!?」

 

「Ω様の言っていた事がどこまで本当なのか私にはわかりかねますし…ここで時間を浪費したところで、誰も得をしないのは事実でしょう?」

 

樺戸が尋ねると、梶野が冷静に答える。

…確かに、そうだよな。

ここで立ち止まっていたって、答えなんか出ない。

今俺達にできる事は、Ωに頼ってばかりじゃなくて、自分達でもできる限りの情報をかき集める事だ。

…きっと、本物の神風もそれを望んでいるはずだ。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

《スポーツセンター 1F ゲームエリア》

 

その後も、俺達は手がかりを探し続けた。

だが、有益な情報は何ひとつ出てこなかった。

そろそろ暇を持て余してきたし、誰かと過ごそうかな。

誰と過ごそうか…?

 

俺がゲームエリアの探索をしていると、酒蔵がクレーンゲームの前で頭を捻っていた。

 

「う〜ん…」

 

「どうしたんだ?」

 

「おや、東野クン。いいところに。いやぁ、実はアレが欲しいんだよね」

 

そう言って酒蔵が指を差したのは、クレーンゲームの中に埋もれている腕時計だ。

見たところ、有名なブランド……の、パロディ商品みたいだけど。

 

「良かったら、俺が取ろうか?」

 

「えっ、いいのかい?」

 

「ちょうど暇持て余してたとこだし。ゲームはそこそこ自信があるんだ。…六道程じゃないけど」

 

そう言って、俺はメダルをバンクで現物に替えてクレーンゲームをプレイした。

何回か挑戦して、ようやく酒蔵の目当ての品が取れた。

俺は、ゲットした時計を酒蔵にプレゼントした。

 

「取れたぞ」

 

「これをおじさんに?嬉しいよ、ありがとう東野クン」

 

良かった、喜んでくれたみたいだ。

えっと…何を話そうかな。

 

「酒蔵はどうしてソムリエになったんだ?」

 

「そうだなぁ、強いて言うなら『人助け』かな」

 

「人助け?」

 

「あー……言いにくいんだけどな、おじさん、昔すげえ貧乏だったのよ。今も貧乏だけどな」

 

「え?」

 

「お袋は妹を産んですぐ死んじまって、クソ親父は弟や妹に手を上げるようなクソ野郎で、挙句に俺が15ん時に女作って蒸発しやがった。おかげで碌に学校も通えずに、チビ達を食わせる為に歳を偽って毎日バイトに明け暮れたさ。普通のバイトじゃ全然稼げなかったから、犯罪スレスレの商売に手を出した事もあったかな」

 

「酷い話だな……でも、お前がそこまで無理をする必要がどこにあったんだ?当時は未成年だったんだろ?だったら…」

 

「無理だったんだよ。あのクソ親父、どえらい額借金しててよ。あいつの借金返済の片棒を俺も担がされてたんだよ。あいつが蒸発した後、ヤのつく人達が俺達の家に毎日のように来て、『金はまだか』って怒鳴ってきてよ。しかもあいつら、最悪な事に弟と妹を人質に取ってきやがったんだ。『金返せねえならこいつら売り飛ばすぞ。こいつらはお前と違って()()があるから、無能なお前よりは稼げるぞ』ってな。親戚も碌でもねえ奴ばっかりだったから、どこにも頼れなかったんだ」

 

「っ……!?」

 

何っつー事を…!

それって犯罪だろ…!?

 

「それで……」

 

「何とか中学を卒業してからは、進学せずにバリバリ働いたよ。奇跡的に希望してたホテルに従業員として就けたのが救いだったね。で、俺がそこで仕事をしてた時、ある出来事が起こったわけだ」

 

ある出来事…?

 

「客に出す酒に毒が入ってたんだよ。割といいホテルで、社会的地位の高いお偉いさんも頻繁に来るからな。暗殺を考えてた奴がいたんだろう。俺は何故か、その時匂いで『おかしい』って一発でわかったんだよな。俺は、クビになる覚悟で料理長に言ったさ。そしたら俺が思った通り、やっぱり毒が入っててよ。そしたら、そのホテルを経営してた社長が、暗殺を未然に防いだ礼に、もっと稼げる職場を俺に紹介してくれたんだ。やっと安定して稼げる職が見つかった、その時だったよ。親父が借金してたヤミ金の社長が来たのは」

 

「え、何で急にヤミ金の社長が…?」

 

「俺が鋭い嗅覚で酒に入った毒を見抜いたのをどっかから聞いたんだろうな。で、あの人は俺に取り引きを持ちかけてきたんだ。『今からでも学を身につけられる上に弟と妹にいい暮らしをさせられる美味い話がある。上手くいったら借金をチャラにしてやる』ってよ」

 

「美味い話…」

 

それってまさか…

 

「希望ヶ峰学園への編入だよ。希望ヶ峰は、無償で最高レベルの教育が受けられる上に、本人が望めばその家族にも資金援助が来る。俺は、その取り引きを二つ返事で受けた。まず、こんなおじさんでも入学させてくれる高校に入学して、勉強して資格も取って、高校に通いながら飲食店でソムリエとしてバリバリ働いたさ。その間も金はたっぷり搾り取られたがな。『高校生』っつう条件を失わない為に何度も留年を繰り返したけど、そしたら今度は退学を宣告されてよ。もう無理だと諦めかけたその時、超高校級として希望ヶ峰からスカウトされたってわけ」

 

そうだったのか…

俺は、酒蔵の事を勘違いしていたのかもしれない。

最初はエロくて頭の悪い奴だと思ってたけど、それもこれも全部家族を守る為だったんだな。

 

「そっか…お前は、家族を守る為に、わざと留年までして…」

 

「そういう事。……決しておじさんがバカだからじゃないからな」

 

…あ、これ、ひょっとして半分は地頭の悪さで留年したのでは?

 

「他に何か聞きたい事ある?」

 

「えっと…じゃあ、弟と妹はどんな子なんだ?」

 

「すげえ可愛い奴らだよ。弟はな、すげえ頭が良いんだ。俺の事『オッサン』って呼んでくるけど、何だかんだで頼りにしてくれるんだ。妹はお兄ちゃんっ子でよ、よくおじさんに懐いてくれるんだ。将来絶対美人になる」

 

頭のいい弟に、可愛い妹か…

酒蔵にそんな弟妹がいたとはな。

将来有望な弟妹を持つと、兄貴としては誇らしいよな。

その気持ちは俺にもわかる。

 

「そっか。話してくれてありがとうな」

 

「いやいやこちらこそ。そうだ、おじさんの部屋でじっくり話を…」

 

「遠慮しておきます」

 

俺は、逃げるようにその場を立ち去った。

生憎、俺にそっちの趣味はない!!

 

《酒蔵飛露喜との好感度が1アップしました》

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

結局、その後も手掛かりは見つからなくて、そのまま8日目を終えた。

Ωが仲間になったし、今まで集まらなかった情報が手に入るようにはなったけど、俺達自身には何の進展もない。

本当に外に出られる…よな?

 

 

 

 

 


 

 

 

〜モノクマ劇場〜

 

『やっほー!モノクマ&モノルナの!モノクマ劇場の時間だよ!』

 

『妹よ』

 

『何ですか、お兄ちゃん?』

 

『AIの中身って、ブラックボックスだってよく言われるんだってさ。肝心な事は何も解明できてないんだっさ!』

 

『えっ、じゃあAIが人間を騙そうとしていても、人間はそれに気付く事ができないって事?』

 

『そうなりますなぁ。もしいつかAIが人間と同じ感情を持ったら……考えたくないですねぇ』

 

 

 

 

 


 

 

 

ーーー 生存メンバー ーーー

 

【超高校級の小説家】東野(ヒガシノ)(ジュン)

 

【超高校級のオルガニスト】リーゼロッテ・ベルゲングリューン

 

【超高校級の原型師】安室(アムロ)明日奈(アスナ)

 

【超高校級の心霊学者】消灯寺(ショウトウジ)霊庵(レイアン)

 

【超高校級のディーラー】梶野(カジノ)運命(サダメ)

 

【超高校級のカルタ師】神無月(カンナヅキ)(モミジ)

 

【超高校級のグラシエール】氷川(ヒカワ)みるく

 

【超高校級のソムリエ】酒蔵(サカグラ)飛露喜(ヒロキ)

 

【超高校級のカバディ選手】樺戸(カバド)ラムジ

 

【超高校級の狙撃手】打田(ウチダ)清美(キヨミ)

 

【超高校級の幸運】的凪(マトナギ)(コズエ)

 

【超高校級のゲームプログラマー】六道(ロクドウ)千春(チハル)

 

【サポートAI】アルターエゴ・Ω ← New‼︎

 

ノコリ13人

 

 

 

ーーー 死亡メンバー ーーー

 

【超高校級のギャル】殉前(ジュンマエ)詩乃子(シノコ) Prologue 見せしめ

 

【超高校級のプロレスラー】内闘(ナイトウ)力也(リキヤ) Chapter.1 シロ

 

【超高校級の絵本作家】山脇(ヤマワキ)ゆか Chapter.1 シロ

 

【超高校級のヒットマン】暗野(アンノ)斬良(キラ) Chapter.1 クロ

 

【超高校級の司令官】神風(カミカゼ)大和(ヤマト) Chapter.2 シロ

 

【超高校級の軍医】薬師寺(ヤクシジ)療香(リョウカ) Chapter.2 クロ

 

以上6人

 

 

 

 

 

推しがいたら教えてくんなまし

  • 東野潤_小説家
  • 暗野斬良_???
  • 殉前詩乃子_ギャル
  • 神風大和_司令官
  • 薬師寺療香_軍医
  • リーゼロッテ_オルガニスト
  • 安室明日奈_原型師
  • 消灯寺霊庵_心霊学者
  • 山脇ゆか_絵本作家
  • 梶野運命_ディーラー
  • 神無月椛_カルタ師
  • 氷川みるく_グラシエール
  • 酒蔵飛露喜_ソムリエ
  • 樺戸ラムジ_カバディ選手
  • 内闘力也_プロレスラー
  • 打田清美_狙撃手
  • 的凪梢_幸運
  • 六道千春_ゲームプログラマー
  • モノルナ_引率教師
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