インフィニティダンガンロンパ6 ようこそぼくらのコロシアイ強化合宿   作:M.T.

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非日常編②(学級裁判前編)

コトダマ一覧

 

東野のコトダマ

 

【モノクマファイル④】

被害者は【超高校級の心霊学者】消灯寺霊庵。

死因は失血死。

死体発見場所は、スポーツセンター2Fプール前のアクアリウム。

腹部と背中に刃物で刺されたような傷がある他、内臓が破裂しており、脇腹に打撲痕が見られる。

 

【モノクマファイル⑤】

被害者は【超高校級のオルガニスト】リーゼロッテ・ベルゲングリューン。

死因は失血死。

死体発見場所は、スポーツセンター2Fプール前のアクアリウム。

喉と腹部に刃物で刺されたような傷があり、首の後ろに火傷の跡がある。

 

【マリンブルー・シンドローム】

モノクマが寄越したゲーム。

全部クリアすると、報酬とダイジェスト映像がプレゼントされる。

ゲームの舞台は、窓から群青色の海が見える常夏のペンションで、12人の男女が引き起こす殺人事件をテーマにしており、実在の人物をモデルにした推理アクションゲーム。

 

【打田の証言】

マリンブルー・シンドロームの三章は、D子がE男を色仕掛けで外に連れ出し、D子がE男と自分の腹に刃物を刺して抱き合ったまま海に飛び込んで心中した、という内容だったらしい。

 

【刺し傷の入射角】

リーゼと消灯寺の刺し傷の入射角は、全て自分で刺す事が不可能な角度だった。

 

【消灯寺の脇腹の傷】

脇腹にL字型の傷と内出血の痕がある。

おそらく犯人と揉み合いになって突き飛ばされて、脇腹を角に強く打ち付けてできた傷。

 

【火傷痕】

リーゼの首についていた。

小さな点が二つ連なったような火傷痕。

 

【包丁】

アクアリウムに落ちていた。

 

【安室の証言】

今日の午前5時にリーゼとバックヤードの入り口で待ち合わせをしていた。

約束の時間になってもリーゼが来なかったから、ベンチで待っているうちに寝落ちしてしまい、午前7時半に目が覚め、その時に死体を発見した。

最初に見た時は、暗かったせいでよく見えなかったが、少なくとも死体は無かった。

 

【待ち合わせの手紙】

安室がリーゼから受け取ったという手紙。

『安室さんにどうしても話したい事があります。午前5時にバックヤードの入り口で待ってます』と書かれたワープロの文字と、プールの間取り図が描かれている。

夜寝る前にドアの隙間から差し込まれていたらしい。

 

【女子更衣室の着替え】

女子更衣室に着替え一式とバッグが置き去りにされていた。

リーゼのものと思われる。

何で女子更衣室に?

 

【ポイ捨て】

『私物』を『共同で使う場所』に『6時間以上』置き去りにしておくとポイ捨てが成立する。

捜査時間中も、ポイ捨てのカウントは止まらない。

 

【大量のペットボトル】

女子更衣室のゴミ箱に捨てられていた。

何でこんなところに…?

 

【酒蔵の証言】

リーゼは、的凪の提案で、8時半ごろにプールのシャワーを浴びに行った。

酒蔵がリーゼを見たのはそれが最後。

 

【今朝の氷川の様子】

4時半に俺と会った時に少し髪が濡れていた。

その後、酒蔵に呼ばれて朝食作りに参加したらしい。

 

【モノルナの証言】

アクアリウムの清掃は毎日夜中に行われるが、昨日は何故かアクアリウムの清掃ができなかった。

 

【血痕】

床に二人分の血痕がついている。

バックヤードから移動させた形跡は無い。

 

【血の乾き具合】

打田の見立てによると、大体8〜9時間は経っている。

 

【タイヤ痕】

血のついたタイヤ痕がある。

何故ここに?

 

【下駄】

バックヤードに落ちていた。

おそらく消灯寺が履いていたもの。

角にぶつけた時に脱げたと思われる。

底が血で真っ赤に染まっている以外は、特に目立った血痕などはついていない。

 

【予備水槽】

バックヤードにある水槽。

アクアリウムの清掃の際に魚を一時的に移動させておくためのものらしい。

何故か水槽が濡れている。

 

【クレーン】

予備水槽を移動させるために設置されている。

 

【アクアリウムの入り口】

バックヤードにあるアクアリウムへの入り口。

電子ロックを解除しないと開閉できない。

 

【台車】

バックヤードに置かれていた。

よく見ると血がついている。

 

【神無月の証言】

バックヤードの探索に来たのは、神無月、氷川、リーゼの三人。

それ以外のメンバーは、バックヤードの構造についてほとんど知らない。

 

 

 

六道のコトダマ

 

【スタンガン】

スタンガンのケースが的凪の服の内ポケットに入っていた。

元々スタンガンを的凪が持っていた…?

 

【ガラスの破片】

的凪のジャケットのポケットに入っていた。

注ぎ口みたいなものがある。

 

【的凪の頭の傷】

まるで筒状のもので殴られたような痕になっている。

 

【的凪の腕の傷】

フォークでブッ刺されたような傷が無数にある。

 

【首の後ろの傷】

首の後ろをアイスピックか何かで刺されたような傷がある。

 

【フォーク】

モーテルの厨房から一本減っていた。

 

【アイスピック】

モーテルの厨房から一本減っていた。

 

【外のタイヤ痕】

プールの近くにあった。

辿ってみると、ゲレンデに繋がっていた。

 

 

 


 

 

 

エレベーターが止まると、扉が開いた。

目の前には、前回とは若干デザインの違う、深海と神殿を組み合わせたようなデザインの裁判場になっていた。

神風と梶野の席の間には上の方に赤十字を模したバツ印を描かれた薬師寺の遺影が、梶野と安室の席の間には『Fine』と書かれたリーゼの遺影と五芒星を描かれた消灯寺の遺影が新たに置かれていた。

 

俺達は、それぞれ自分の席につく。

梶野は、いつものポーカーフェイスで顎に手を当てている。

安室は、殺気立った目で俺達全員を睨んでいる。

酒蔵は、悔しそうに歯を食いしばりながら俺達全員を睨んでいる。

神無月は、歯を食いしばりながら俺達全員を睨んでいる。

樺戸は、泣きじゃくりながらモノクマとモノルナを睨んでいる。

氷川は、涙を流しながら俯いている。

打田は、苛立ったような表情を浮かべながらモノクマとモノルナを睨んでいる。

的凪は、不安と困惑が入り混じった表情で俺達を見ている。

六道は、起きているのか寝ているのかはわからないがまっすぐ正面を見据えている。

 

俺は、一度深呼吸をしてから、改めて全員の顔を見た。

この中に、リーゼと消灯寺を殺した犯人がいる。

二人の為にも、絶対に犯人は見つけなくちゃいけないんだ…!

 

『キャハハハ!全員席につきましたね!?』

 

『それでは、始めましょうか!お待ちかねの学級裁判を!』

 

 

 

《学級裁判 開廷!》

 

 

 

モノクマ『ではまず裁判の簡単な説明をしておきましょう。学級裁判では『仲間を殺した犯人は誰か』について議論をし、その結果はオマエラの投票によって決まります!』

 

モノルナ『もし正解ならクロのみがおしおき!不正解ならクロのみが『卒業』、それ以外の全員がおしおきよん☆最初の事件の犯人が既に死んでいる場合を除いて、裁判でクロとなるのは最初の事件の犯人なので、そこら辺気をつけてね!』

 

モノクマ『では、今回は例の動機の話題からいってみましょう!ほら東野クン!いつものやったげて!』

 

東野「……」

 

モノクマが言ってるのは、アレの事か? 

 

 

 

コトダマ提出

 

【マリンブルー・シンドローム】

 

「これで証明できる…!」

 

 

 

東野「それって…“マリンブルー・シンドローム”の事だよな?」

 

的凪「えっと…まず、マリンブルー・シンドロームって何…?」

 

酒蔵「そっか、そこからかよ…マリンブルー・シンドロームってのは、モノクマが作ったゲームだよ。何でも、実在する人物をモデルにした推理アクションゲームらしい」

 

打田「マリンブルー・シンドロームの真相を明らかにする事が、事件を解き明かす事に繋がると?」

 

六道「確かに、今回の事件はあのゲームと無関係とは思えないけど…」

 

梶野「その前に、ゲームの内容を知らない方もいるので、どんな内容かを振り返るべきでは?ちなみに、この中でゲームの内容を知らないという方は?」

 

梶野が尋ねると、安室、樺戸、神無月、酒蔵、氷川、的凪が手を挙げる。

6人か…思ったより多いな。

 

梶野「OK、では簡単にゲームの内容を振り返りましょうか。舞台は常夏のペンション、そこで起こる殺人事件を解き明かしていくというストーリーです。登場人物ですが…おっと、その前にメモのご準備をどうぞ。ミステリー好きのA男、ゲームオタクのB子、偏執狂のC男、お嬢様のD子、大人しくてマイペースなE男、不思議系のF子、自信なさげで幸薄なG子、口の悪いH子、ミステリアスで聡明なI男、セクハラ男子のJ男、元気溌剌なK男、クールなL子の12人が登場します」

 

打田「一章は、B子が何者かに殺されるところで終わる。B子の死因は、首を針のようなもので刺された事による失血死だ」

 

氷川「えっ……」

 

打田「続けるぞ。二章は、B子に執着していたC男が殺されるところで終わる。C男は、フォークで全身をブッ刺して砲丸で頭を殴られロッカーに閉じ込められていた」

 

酒蔵「マジかよ…」

 

神無月「…それで、三章は?」

 

梶野「……D子がE男を色仕掛けで外に連れ出し、D子がE男と自分の腹に刃物を刺して抱き合ったまま海に飛び込んで心中した、という内容でした」

 

氷川「ぜ、全裸で抱き合ってたんですか!?」

 

酒蔵「ま、マジか!?」

 

梶野「ええ。そうですが…酒蔵様、興奮しないで下さい。大事な裁判中ですよ?」

 

酒蔵…マジかお前。

 

神無月「よくわかんないけど、死んだのはB子、C男、D子、E男って事?それが事件とどう関係あるのさ」

 

六道「ここからはボクの妄想だけど…このゲームの登場人物は、ボク達の身近な奴等をモデルにしてる…と思う。東野、お前は誰だと思う?」

 

俺に言われても…

……そうだな。

 

 

 

A.コロシアイ強化合宿の参加者

B.希望ヶ峰学園の教員

C.ドラマの登場人物

D.歴代の総理大臣

 

➡︎A.コロシアイ強化合宿の参加者

 

「そうか…!」

 

 

 

東野「コロシアイ強化合宿の参加者だ!このゲームは、俺達をモデルにして作られてるんだ!」

 

樺戸「ええっ!?そうなのか!?」

 

梶野「確かに、そう考えるのが自然ですね。ゲームの舞台も閉鎖空間ですし、人数もΩ様を除けばリーゼロッテ様と消灯寺様が生きていらした時の人数と同じですし」

 

六道「これがボク達をモデルにしたゲームなら、それぞれ登場人物に対応した奴がいるはず。まずは、最初に死んだB子が誰かを考えて…みる……ぐぅ」

 

寝るなよ…

ええっと…B子って確か、最初に死んだゲームオタク女子だよな?

B子のモデルは…

 

 

 

A.安室明日奈

B.神無月椛

C.リーゼロッテ・ベルゲングリューン

D.六道千春

 

➡︎D.六道千春

 

「そうか…!」

 

 

 

東野「六道だ!B子のモデルは、六道に違いない!」

 

氷川「ええっ、ろ、六道さんが!?」

 

打田「確かに、ゲームオタクだしね。首刺されて倒れてたってとこも同じだし。今回の事件は、犯人がこのゲームの内容を意識して引き起こしたんじゃない?」

 

樺戸「でも待てよ!チハルは死んでねえぞ!?」

 

的凪「よくわかんないけど…しくじった、とかじゃないのかな?それよりも重要なのは、六道さんがどうやって殺されかけたのか…だと思うよ」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

的凪「えっと…まずは《凶器について話し合いたいね》」

 

氷川「凶器…ですか」

 

神無月「というかそもそも、あたいは千春ちゃんの事件の事よくわかってないんだけど?」

 

打田「六道が、《首の後ろを刺されて血を流した状態で発見された》んだよ」

 

樺戸「刺す…となると、やっぱり《ナイフ》でも使ったのか?」

 

酒蔵「奇襲か…!卑怯な奴だぜ!」

 

何か今、違和感がある発言をした奴がいたような…

 

 

 

《ナイフ》⬅︎【首の後ろの傷】

 

   論

 

「それは違う……ぐぅ」

 

       破

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

六道「ボクを刺した凶器は、ナイフじゃないよ」

 

樺戸「え、そ、そうなのか?」

 

六道「うん。傷がナイフで刺されたような形状じゃなかったし」

 

的凪「確か細いもので穴を開けたような傷だったよね…?」

 

梶野「細いもの…となると、だいぶ凶器が絞られてきますね」

 

酒蔵「じゃあ、六道ちゃんを刺した凶器について話し合う感じでいいのかな?」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

酒蔵「細い凶器…《鉄串》とかかい?」

 

的凪「六道さんの傷の形状は鉄串で刺された感じじゃなかったよ」

 

神無月「よくわかんないけど、《明日奈ちゃんの鎖》で刺せないかな?」

 

安室「貴様、俺様を疑っているのか…!?」

 

梶野「《アイスピック》とかも武器になりそうですけどね」

 

樺戸「えー、そんなのあったか?」

 

あいつの意見が合ってそうだな…

 

 

 

《アイスピック》⬅︎【アイスピック】

 

     同 

 

「それに賛成…すやぁ」

 

     意

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

六道「ボクを刺した凶器は、アイスピックだと思う」

 

安室「あ、アイスピック…?」

 

六道「モーテルの厨房を調べたら、アイスピックが一本減ってた。多分、犯人はモーテルの厨房からアイスピックを持ち出してボクを刺したんだと思う」

 

神無月「ふーん。で、結局犯人は誰なのさ?」

 

六道「……しらん」

 

神無月「はぁ!?じゃあ何で議論したんだよ!?」

 

的凪「まあまあ、神無月さん、物事には順序ってものがあるんだよ。六道さんを襲った犯人はひとまず置いとくとして、事件とマリンブルー・シンドロームの関係性を紐解いて行った方がいいんじゃないのかな?」

 

安室「確かに…一理あるな」

 

神無月「つーか、何で記憶喪失のこいつが仕切ってるわけ?」

 

的凪「ねえ東野くん。二番目の被害者のC男のモデルになったのは、誰だと思う?」

 

C男は、確か身体中をフォークでブッ刺して砲丸で頭を殴られた偏執狂の男だよな。

奴のモデルは……

 

 

 

A.酒蔵飛露喜

B.消灯寺霊庵

C.的凪梢

D.東野潤

 

➡︎C.的凪梢

 

「そうか…!」

 

 

 

東野「的凪、お前の事なんじゃないのか?」

 

的凪「ボク、別に偏執狂じゃないと思うけど…まあ、ボクが狙われた事を考えれば、きっとそうなんだろうね」

 

どの口が言うか…

 

的凪「六道さんの時みたいにさ、ボクが襲われた時の状況をマリンブルー・シンドロームと照らし合わせて考える…っていうのはどう?」

 

神無月「だから!!あんたが仕切るな!!」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

梶野「ええと…では、六道様の時と同様、《凶器》から考えますか?」

 

神無月「えー、何か皆もそういう感じ?萎えるわー」

 

打田「凶器って…そんなの、《一つしかないでしょ》」

 

氷川「ひ、ひとつしかない…?」

 

打田「マリンブルー・シンドロームでは、砲丸を使って殺されてたんだよ?《常識的に考えて砲丸でしょ》」

 

酒蔵「今回の事件は、マリンブルー・シンドロームを意識した犯行なんだったよな」

 

樺戸「じゃあやっぱ砲丸なのか!?」

 

砲丸…本当にそうなのかな?

 

 

 

《常識的に考えて砲丸でしょ》⬅︎【的凪の頭の傷】

 

   論

 

「それは違う……ぐぅ」

 

       破

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

六道「的凪を殴った凶器は、砲丸じゃない…と思うよ」

 

打田「は?マリンブルー・シンドロームでは砲丸で殺されてたのに?」

 

六道「頭の傷の形状が違うんだよ。まるで、筒状のもので殴られたような形だった」

 

神無月「何でゲームの凶器と実際の凶器が違うのさ!ややこしいなぁもう!」

 

六道「何で凶器を変えたのかは、犯人にしかわからない。わからないものをいくら考えても仕方ない…ぐぅ」

 

神無月「あのね、そうやって自分は犯人じゃありません感かましてるけどさ、あんたが犯人だって可能性は消えてないんだからね?」

 

樺戸「おい、やめろって!」

 

六道「何とでも言えばいい。ボクが犯人じゃない事はボクが一番よくわかってるし、犯人の思惑も目的も、ボクにとってはどうでもいい」

 

東野「六道、お前もそれ売り言葉に買い言葉だぞ。とりあえずさ、その凶器ってのが何なのかを明らかにする必要があるんじゃないか?」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

梶野「《筒状の凶器》ですか…そうなるとかなり絞られますよね」

 

樺戸「わかった!《鉄パイプ》だ!」

 

的凪「そんなので殴られたら普通死ぬよ…」

 

氷川「筒状、筒状…《コップ》とかはどうでしょうか?」

 

打田「絶対殴りにくいでしょそれ」

 

酒蔵「カッとなって《酒瓶で殴った》、とかじゃねえの?」

 

安室「そうなると、必然的に貴様が犯人という事になるが…?」

 

あいつの意見が合ってそうだな…

 

 

 

《酒瓶》⬅︎【ガラスの破片】

 

     同 

 

「それに賛成…すやぁ」

 

     意

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

六道「酒瓶かどうかは置いといて、瓶で殴った…っていうのは合ってると思う」

 

酒蔵「あーあ、適当に言ったのに当たっちゃったよ」

 

安室「しかし…何故瓶なのだ?」

 

的凪「見てこれ。ボクのポケットに入ってたガラスのゴミなんだけど…注ぎ口みたいなのがあるでしょ?このゴミは、元々瓶だったんじゃないかな。多分、意識を失う前にボクが現場から回収して隠し持ってたんじゃないかな…って思うんだ」

 

神無月「うっげー、コッナゴナじゃん。どんだけ強く殴ったのさ」

 

打田「頭の傷の方はそれで説明つくとしてさ、身体の傷は?ゲームでは全身をフォークでブッ刺されてたけど」

 

的凪「それに関しては…六道さんに聞いた方が早いと思うよ」

 

六道「………」

 

捜査中に見つけた証拠を、提示すればいいのかな…?

 

 

 

コトダマ提出

 

【的凪の腕の傷】【フォーク】

 

「これで証明する…どやっ」

 

 

 

六道「的凪の身体の傷に関しては、ゲーム通りフォークでブッ刺されたと考えるのが妥当だと思うよ。傷の形状がフォークの形状と一致してたし、モーテルからフォークがなくなってたし」

 

打田「そこはゲーム通りなのかよ」

 

東野「じゃあ的凪は、瓶で殴られて、フォークで身体をブッ刺されて、モーテルのロッカーに閉じ込められた…と?」

 

的凪「記憶がないから断定はできないけど…そう考えるのが妥当なんじゃないかな」

 

梶野「これで六道様と的凪様の件に関しては解決ですが…肝心のリーゼロッテ様と消灯寺様の件を明らかにしなければ為りませんよね」

 

六道「二人が死んだ事件もさ…ゲームの内容と似てたよね。まず、D子に色仕掛けされたE男って誰の事だと思う?」

 

E男…

事件の内容がゲームと紐付いてるなら、あいつしかいない。

 

 

A.酒蔵飛露喜

B.消灯寺霊庵

C.的凪梢

D.東野潤

 

➡︎B.消灯寺霊庵

 

「そうか…!」

 

 

 

東野「消灯寺の事だよな?」

 

打田「ま、そう考えるのが妥当だよね」

 

六道「で、こっからが本題。消灯寺がモデルになったE男を色仕掛けして心中したD子って、誰の事だったんだろうね?」

 

氷川「えっと…じゃあ、そのD子さんが今回の事件の犯人…って事ですか?」

 

樺戸「マジか!おーい!D子ー!誰だー!?」

 

神無月「名乗り出る奴がいるわけないでしょ!?バカなの!?」

 

D子のモデルになった人物…

そいつが今回の事件の真犯人だっていうのか…?

 

 

 

ーーー 怪しい人物を指名しろ ーーー

 

 

 

ヒガシノ ジュン

 

ヤマワキ ユカ

 

アンノ キラ

 

ジュンマエ シノコ

 

カミカゼ ヤマト

 

ヤクシジ リョウカ

 

カジノ サダメ

 

リーゼロッテ

 

ショウトウジ レイアン

 

アムロ アスナ

 

サカグラ ヒロキ

 

カンナヅキ モミジ

 

カバド ラムジ

 

ヒカワ ミルク

 

ナイトウ リキヤ

 

ウチダ キヨミ

 

マトナギ コズエ

 

ロクドウ チハル

 

 

 

➡︎リーゼロッテ

 

東野「お前しかいない…!」

 

 

 

東野「D子のモデルになったのは、リーゼなんじゃないか?」

 

酒蔵「な、なんだってえ!?」

 

梶野「ゲームでは、D子がE男と心中していましたが…」

 

氷川「じゃあ、今回の事件は、リーゼさんの自殺…!?」

 

神無月「はあ!?何それ!?」

 

樺戸「よくわかんねえけど…今回はリーゼに投票すりゃあいいのか?」

 

 

 

安室「黙れ!!!」

 

氷川「ひっ…!あ、安室さん…!?」

 

安室「リーゼロッテが消灯寺を誑かして心中しただと!?馬鹿も休み休み言え!!奴は、そんな馬鹿げた事をする奴じゃない!!そんなの…っ、そんなのが真実だなんて、信じてたまるものか!!」

 

氷川「で、でもぉ…!ゲームの内容を実際の事件と照らし合わせると、そうなってしまうんですよ…?」

 

安室「ゲームゲームって、いい加減にしろ!!さっきから貴様ら、人を馬鹿にしているのか!?人が死んだんだぞ!?」

 

東野「お、落ち着け安室!俺は、D子のモデルがリーゼなんじゃないかって言っただけで、リーゼが犯人だなんて一言も言ってない!」

 

梶野「そうですね…では、本当にリーゼロッテ様が心中を図ったのか、そこを明らかにするべきでは?」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

安室「《リーゼロッテは犯人じゃない》!!あいつが心中なんかするわけがないんだ!!」

 

樺戸「でも、ゲームでは《D子がE男を殺した》んじゃなかったか?」

 

酒蔵「色仕掛けもセットでね。どんなエロエロな事してたのか、おじさん気になるなぁ」

 

神無月「てめーは黙ってろエロジジイ!!」

 

氷川「リーゼさんは消灯寺くんと抱き合った状態で発見されたんだから、《心中と考えるのが妥当》なんじゃないですか…!?」

 

梶野「状況的には《他殺》の可能性も捨てきれないと思いますが…」

 

心中は妥当…?

いや、そんなわけがない!

 

東野「六道、俺に代わってくれ!」

 

 

 

《心中と考えるのが妥当》⬅︎【刺し傷の入射角】

 

  論

 

「それは違うぞ!」

 

      破

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

東野「リーゼは自殺じゃない。他殺だ」

 

氷川「え…ど、どういう事ですか?」

 

東野「梶野が言ってたんだが、リーゼと消灯寺の身体の傷の入射角は、どれも自分で刺す事が不可能な角度だったらしい」

 

酒蔵「入射角…?って何だっけ?」

 

梶野「わかりやすく言うと、刃物が身体に刺さる時の角度です。検視では、この入射角から犯人の体格や利き手、他殺か自殺かを判断するんです。流石に素人の検視では、犯人までは特定できませんでしたが…あぁ、ちなみに犯人は右利きの可能性が高いです。消灯寺様、的凪様、六道様は犯人候補から外れますね」

 

 

 

          反

 

氷川「その推理は…甘いと思います」

 

      論

 

 

 

氷川「入射角だけで自殺の可能性を否定するのは、甘すぎです!」

 

東野「どういう事だ…?」

 

氷川「ジェラート作りも、推理も、繊細さが命なんです!自殺の可能性を否定するのは、命取りです!」

 

 

 

ーーー 反論ショーダウン 開始 ーーー

 

 

 

氷川「入射角に関しては、あらかじめ刃物を固定しておいて、そこに自分から刺されに行ったと考えれば説明がつきます!」

 

東野「だったら、身体を打ちつけたような痕が残るはずだ。そんな傷があったなんて話、梶野から聞いてない」

 

氷川「そ、それは…!見落としてただけかもしれないじゃないですか!とにかく、まだ自殺の可能性は消えてません!」

 

東野「何でそんなにリーゼが自殺だったと思いたがるんだ?」

 

氷川「わたしはもう、誰かが処刑されるところは見たくないんです!リーゼさんは、コロシアイ生活に絶望して《消灯寺くんを巻き込んで自殺した》、これが真実です!」

 

消灯寺を巻き込んで自殺した…?

だったら、『アレ』があいつの身体につくはずがないんだ!

 

 

 

《消灯寺くんを巻き込んで自殺した》⬅︎【火傷痕】

 

   論

 

「その言葉、ぶった斬る!」

 

        破

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

東野「氷川、もうこれ以上誰かが死ぬところを見たくないって気持ちはわかる。だけど、リーゼが自殺した可能性は限りなく低いんだ」

 

氷川「そ、そんなはずないです!リーゼさんは、ゲームと同じように消灯寺くんを巻き込んで…!」

 

東野「あいつが消灯寺を巻き込んで自殺したなら、何であいつの首に火傷痕があるんだ?」

 

氷川「え…?」

 

東野「リーゼの首の後ろには、火傷痕があったんだ。これから自分の身体に刃物を刺して死ぬ奴が、自分の首に火傷を作るなんて不自然だろ」

 

氷川「そ、それは…消灯寺さんに抵抗されてできたものなんじゃないですか?」

 

東野「いや、それでもおかしいんだよ。だって、お前の推理だと、消灯寺はリーゼに籠絡されて心中に巻き込まれたんだよな?そんな状況で、抵抗してリーゼの首に火傷を作る余地なんかなかったはずだろ?護身用の武器なんか持ってるはずもないしな」

 

六道「第一、抵抗したとしても首の後ろに火傷ができるって相当のレアケースでしょ。第三者の介入があったと考えるのが自然だと思うけど?」

 

氷川「う、うぅ…!」

 

酒蔵「それにしても、火傷痕か…どうやってできたんだろうな?」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

樺戸「わかった!《カセットコンロ》で焼いたんだ!」

 

酒蔵「カセットコンロォ!!?」

 

神無月「逆に《ロウソク》とかって可能性は?」

 

安室「…何だ、逆にって」

 

梶野「普通に考えて《スタンガン》では?」

 

氷川「ぶ、物騒ですね…」

 

あいつの意見が合ってそうだな…

 

 

 

《スタンガン》⬅︎【スタンガン】

 

     同 

 

「それに賛成…すやぁ」

 

     意

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

六道「スタンガン…だと思う」

 

氷川「ひぃ!?す、スタンガン!?ど、どうしてそんなものが出てくるんですか!?」

 

六道「リーゼの首の後ろの火傷、これどう見てもスタンガンの痕じゃん。それにさ、ボク、実はスタンガンで一個思い当たる事があるんだよね」

 

的凪「実は、ボクのポケットから中身の無いスタンガンのケースが見つかったんだ」

 

神無月「はぁ!?あんたの服、四次元ポケットかよ!?」

 

東野「神無月、今そういうツッコミいいから。それで、どうして的凪の服からスタンガンのケースが……あっ」

 

梶野「東野様もお気付きになりましたか。おそらく、犯人が的凪様を襲撃した際、的凪様が元々護身用に所持していたスタンガンを奪ったんでしょうね。これでハッキリしました。的凪様を襲撃した犯人と、リーゼロッテ様…そしておそらく消灯寺様をも殺害した犯人は、同一人物です」

 

樺戸「じゃあ、その犯人を見つけりゃあ全部解決って事か!一気にラクチンになったな!」

 

打田「どこがラクチンなんだよ、アホ」

 

的凪「うーん…リーゼさんの首の傷がスタンガンって事はわかったけど、じゃあ身体を刺した凶器は?」

 

酒蔵「次は別の凶器か…そろそろおじさんのニブい頭捻ってちゃんと考えなきゃね」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

樺戸「わかったぞ!今度こそ《包丁》だ!」

 

打田「今度こそって…真面目に考えてよ」

 

安室「クラブハウスの《ナイフ》…ではないのか?」

 

神無月「えー、そんなのあったっけ?」

 

氷川「《氷を尖らせて》刺した…とかはどうでしょう?」

 

酒蔵「溶けたら無くなるしな!頭良いなそれ!」

 

凶器か…

あいつの意見に賛成したい。

 

 

 

《包丁》⬅︎【包丁】

 

    同 

 

「それに賛成だ!」

 

    意

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

東野「リーゼと消灯寺を刺した凶器は包丁だ!」

 

樺戸「ありゃ…?適当に言ったら当たっちまった」

 

的凪「凶器はわかったわけだし…次は犯行現場の特定だね」

 

酒蔵「アクアリウムで見つかったんだから、アクアリウムじゃねえのか?」

 

打田「バカ、そういう事じゃないよ。リーゼと消灯寺がどこで殺されたのかって話をしてんだよ」

 

的凪「ねえ東野くん。犯行現場はどこだと思う?」

 

東野「え?そりゃあ…」

 

 

A.バックヤード

B.プールサイド

C.シャワールーム

D.モーテル

 

➡︎A.バックヤード

 

「そうか…!」

 

 

 

東野「バックヤード…だよな?」

 

樺戸「え、そうなのか?」

 

的凪「ちなみに、どうしてバックヤードだと思うの?」

 

東野「それは…」

 

 

 

コトダマ提出

 

【血痕】

 

「これで証明できる…!」

 

 

 

東野「バックヤードに二人分の血痕があったんだ。バックヤードの外へ引き摺られたような形跡が無かったから、二人はバックヤードで殺されたと見て間違いない」

 

酒蔵「そんなのあったのか。おじさん、そっちは調べてなかったなぁ」

 

梶野「では、凶器と犯行現場が特定できたわけですし、次はお二人が殺害された時の状況を整理しましょうか」

 

樺戸「状況整理だな!よっしゃーやるぞー!」

 

 

 

ーーー ノンストップ議論開始! ーーー

 

 

 

安室「リーゼロッテと消灯寺は、《何者かに呼び出されて》殺害された…その認識で合ってるな?」

 

梶野「おそらくは…お二人とも、まさか《自分が殺されるなんて思っていなかった》でしょうね」

 

的凪「ひどいよ……」

 

六道「いや、おまいう」

 

打田「…まあ、リーゼはともかく、人に興味ない消灯寺が《素直に呼び出しに応じた》かは疑問が残るけどね」

 

酒蔵「それで…《抵抗する間もなく》殺されちまったんだな…かわいそうに」

 

樺戸「チクショォ…!何でリーゼとレイアンが殺されなきゃならなかったんだ!」

 

…ん?

ちょっと待て、今おかしな発言がなかったか?

 

 

 

《抵抗する間もなく》⬅︎【消灯寺の脇腹の傷】

 

  論

 

「それは違うぞ!」

 

      破

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

東野「スタンガンで気絶させられたリーゼはともかく、少なくとも消灯寺は抵抗したんじゃないか?」

 

酒蔵「えっ、そうなのか?」

 

東野「消灯寺の脇腹に傷があったんだ。まるで何かに強く打ちつけたような跡だった。多分、犯人と揉み合いになった時に突き飛ばされて、どこかにぶつけたんだろうな」

 

酒蔵「ありゃ…そうだったのか」

 

梶野「内臓が破裂していたくらいですから、よほど強く打ち付けたのでしょうね。それで、動けなくなったところを犯人に刺された…といったところかと」

 

 

 

             反

 

安室「その推理、俺様が打ち滅ぼしてくれるわ!」

 

         論

 

 

 

安室「待て、そう考えるのは早計じゃないのか?」

 

東野「今の推理に納得できないところがあったのか?」

 

安室「大有りだ!貴様の推理など、俺様が魔界の業火で焼き尽くしてくれよう!さあ、地獄を楽しみな!!」

 

 

ーーー 反論ショーダウン 開始 ーーー

 

 

 

安室「そもそも、消灯寺の死因は刺殺だったのか?」

 

東野「どういう意味だ?」

 

安室「別の死因の可能性もあると言っているのだ!貴様、今消灯寺が脇腹を強く打ち付けたと言ったな。それが本当の死因だとしたら?」

 

東野「でも、ゲームと現実の事件の状況は同じだったし、実際二人とも刃物を刺されて死んでいるんだぞ?」

 

安室「貴様こそ、ゲームの犯人と実際の犯人が違うのを忘れたのか?この事件は、ゲームとは無関係だ。つまり俺様が言いたいのは、ゲームは《本当の殺害方法を隠す為の隠れ蓑》だったって事だよ!」

 

いや、それは違う…!

 

 

 

《本当の殺害方法を隠す為の隠れ蓑》 ⬅︎【モノクマファイル④】

 

   論

 

「その言葉、ぶった斬る!」

 

        破

 

ーーー BREAK!!! ーーー

 

 

 

東野「いや、それだったら死因が『内臓破裂』になるはずだろ?モノクマファイルに書かれている消灯寺の死因は『失血死』だ」

 

安室「な、内臓破裂が原因で失血死したって可能性も…!」

 

打田「…まあ、確かに。それはどうなの?モノクマ」

 

モノクマ『はいはい、死因が内臓破裂だったら、出血量にかかわらず『内臓破裂』で統一してますよ。死因が『失血死』になるのは、外出血で死んだ時だけだからね』

 

東野「だそうだ」

 

安室「くっ…!」

 

六道「…でも、ゲームが隠れ蓑って考えはいい線行ってると思うよ」

 

東野「え…?」

 

六道「こういう時は、F5キーですぞ」

 

東野「は?」

 

六道「視点を変えろって意味。マイクラやった事ないんかお前。本当の事件がゲームと違う事は、死因以外にあるって事だよ」

 

東野「………」

 

死因以外で、ゲームと違うところ…

それってもしかして…

 

 

 

ーーー 閃きアナグラム開始! ーーー

 

 

 

じ ゅ ん ば ん

 

【順番】

 

「わかったぞ…!」

 

 

 

東野「順番…殺された順番なんじゃないか!?」

 

神無月「はぁ!?」

 

東野「ゲームのせいで惑わされてたけど、本当はゲームとは殺された順番が違うんじゃないか?」

 

六道「うん、それで?」

 

東野「は?」

 

六道「順番が違うから、何?見立て殺人の目的は?結局どっちが先に殺されたの?ちはるは眠いからパス」

 

東野「丸投げするなよ…」

 

見立て殺人の目的と、殺された順番か…

…よし、考えてみるか。

 

 

 

ーーー シンキングライド 開始 ーーー

 

       3

   

       2

 

       1

 

ーーー RIDE START!! ーーー

 

 

 

QUESTION.1 犯人が見立て殺人をした理由は?

 

1.ゲームが好きだった

2.殺人の順番の偽装

 

➡︎2.殺人の順番の偽装

 

 

 

QUESTION.2 ゲームではどっちが先に殺された?

 

1.E男

2.D子

 

➡︎1.E男

 

 

 

QUESTION.3 現実で先に殺された可能性が高いのは?

 

1.消灯寺

2.リーゼ

 

➡︎2.リーゼ

 

 

 

東野「謎は全部解けた…!」

 

ーーー COMPLETE! ーーー

 

 

 

東野「そうか…!わかったぞ、犯人が見立て殺人をした理由が」

 

樺戸「本当か!?」

 

東野「ああ。犯人が見立て殺人をしたのは、事件の順番を偽装する為だったんだ。あのゲームを見れば、普通は消灯寺の方が先に殺されたと思い込む。でも実際は逆で、先に殺されたのはリーゼの方だったんじゃないのか?」

 

神無月「はあ!?なにそれ、証拠はあんの!?」

 

打田「…心当たりはある。あのさ東野。あたしらさ、バックヤードで見つけたよね?消灯寺が後で殺されたって証拠」

 

バックヤードで見つけた証拠…

もしかして、アレの事か?

 

 

 

コトダマ提出

 

【下駄】

 

「これで証明できる…!」

 

 

 

東野「そうか…!下駄だ!」

 

神無月「下駄ぁ?下駄がどう証拠になんのよ!」

 

東野「消灯寺の下駄には、歯の底にだけベッタリ血がついてた。だから消灯寺はリーゼより後に殺されたって言い切れるんだよ」

 

氷川「えっと…どういう事ですか?」

 

梶野「下駄の歯の底に血液が付着したという事は、下駄で血溜まりを踏んだという事です。血溜まりを踏む程多量に出血したのなら、歯の底以外にも血液が付着しているはずなんです」

 

東野「でもバックヤードで見たあいつの下駄は、歯の底にだけ血がついていた。遠くに吹っ飛んでたから、多分犯人と揉み合いになって突き飛ばされた拍子に脱げたんだろうな」

 

的凪「つまり、下駄が脱げた時には消灯寺くんは血を流していなくて、でもバックヤードには既に血溜まりができてた…そういう事?」

 

六道「多分ね…だからリーゼの方が先に殺されたって言えるんだと思うよ」

 

酒蔵「じゃあ、次は犯人か…」

 

 

 

氷川「あの…言いにくいんですけど……わたし、犯人かもしれない人を知ってるんです…」

 

樺戸「ええっ!?」

 

氷川「……安室さんです」

 

安室「は?何故そうなる?」

 

氷川「だ、だって…!安室さん、朝食の集まりに来なかったじゃないですか…!犯人じゃないというなら、あの時何をしてたんですか!?」

 

安室「人を待ってたんだよ。…尤も、待っている途中で寝落ちしてしまったわけだが」

 

打田「何それ。都合良すぎない?」

 

神無月「明日奈ちゃん、いっつもリーゼちゃんや霊庵ちゃんと一緒にいたよね?喧嘩してカッとなってやっちゃったんじゃないの?」

 

安室「そんなわけあるか!!ふざけてるのか貴様!!」

 

氷川「そういえば安室さん、今回の裁判、やけに静かでしたよね…」

 

安室「そ、それは…」

 

氷川「安室さん、様子がおかしいですよ。やましい事が無いなら、正直に話してください…!」

 

安室「う…うぅ…だ、だから…それは、その…違くて…!」

 

酒蔵「あれ…?安室ちゃん?何かキャラ違くない?」

 

神無月「やっぱり明日奈ちゃんが怪しいよ!運命ちゃんもそう思うでしょ?」

 

梶野「私に振られましても…」

 

 

 

東野「待ってくれ!!」

 

酒蔵「ひ、東野クン…?」

 

東野「やっぱり俺は、安室が犯人とは思えない!俺は、もう一回別の可能性を考えてみたい」

 

六道「…ちょうど、同じ事考えてたよ。眠気も覚めたし、そろそろ本気出す。さて、こっからはリトライの時間だ」

 

 

 

《学級裁判 中断!》

 

 

 

 

 


 

 

 

ーーー 生存メンバー ーーー

 

【超高校級の小説家】東野(ヒガシノ)(ジュン)

 

【超高校級の原型師】安室(アムロ)明日奈(アスナ)

 

【超高校級のディーラー】梶野(カジノ)運命(サダメ)

 

【超高校級のカルタ師】神無月(カンナヅキ)(モミジ)

 

【超高校級のグラシエール】氷川(ヒカワ)みるく

 

【超高校級のソムリエ】酒蔵(サカグラ)飛露喜(ヒロキ)

 

【超高校級のカバディ選手】樺戸(カバド)ラムジ

 

【超高校級の狙撃手】打田(ウチダ)清美(キヨミ)

 

【超高校級の幸運】的凪(マトナギ)(コズエ)

 

【超高校級のゲームプログラマー】六道(ロクドウ)千春(チハル)

 

【サポートAI】アルターエゴ・Ω

 

ノコリ11人

 

 

 

ーーー 死亡メンバー ーーー

 

【超高校級のギャル】殉前(ジュンマエ)詩乃子(シノコ) Prologue 見せしめ

 

【超高校級のプロレスラー】内闘(ナイトウ)力也(リキヤ) Chapter.1 シロ

 

【超高校級の絵本作家】山脇(ヤマワキ)ゆか Chapter.1 シロ

 

【超高校級のヒットマン】暗野(アンノ)斬良(キラ) Chapter.1 クロ

 

【超高校級の司令官】神風(カミカゼ)大和(ヤマト) Chapter.2 シロ

 

【超高校級の軍医】薬師寺(ヤクシジ)療香(リョウカ) Chapter.2 クロ

 

【超高校級のオルガニスト】リーゼロッテ・ベルゲングリューン Chapter.3 シロ

 

【超高校級の心霊学者】消灯寺(ショウトウジ)霊庵(レイアン) Chapter.3 シロ

 

以上8人

 

 

 

 

 

推しがいたら教えてくんなまし

  • 東野潤_小説家
  • 暗野斬良_???
  • 殉前詩乃子_ギャル
  • 神風大和_司令官
  • 薬師寺療香_軍医
  • リーゼロッテ_オルガニスト
  • 安室明日奈_原型師
  • 消灯寺霊庵_心霊学者
  • 山脇ゆか_絵本作家
  • 梶野運命_ディーラー
  • 神無月椛_カルタ師
  • 氷川みるく_グラシエール
  • 酒蔵飛露喜_ソムリエ
  • 樺戸ラムジ_カバディ選手
  • 内闘力也_プロレスラー
  • 打田清美_狙撃手
  • 的凪梢_幸運
  • 六道千春_ゲームプログラマー
  • モノルナ_引率教師
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