・ゴン=フリークス(主人公&目線)
・キルア=ゾルディック
・クラピカ
・レオリオ
・ビスケ
・リナキ=レスナンド(オリジナル)
・ライト(オリジナル)
詳しいキャラクター詳細は「HUNTER×HUNTER」の漫画などを読んでください。
オリジナルキャラの説明は小説内でしていきます。
もっとキャラクター出てきます。重要なキャラは出次第載せていきます。
×1 サイカイ×ト×ココロマチ
「ハンターリクスジョン?」
「ええ」
「何の為にまたこんな……。」
「お前今の計画わかってんだろ?」
「それは勿論わかっていますが……。」
「遊びたいんだよここで俺は」
「その為だけに開催したんですか?ウェルトーゼ……。」
「ああ当然だ、お前もワクワクするだろう?エリリ。」
「でも私お祭りとかは別に……。」
「は?祭りなんか俺は楽しみにしちゃいねえ。」
「え?」
「ここにはプロハンターが集まるんだ。」
「……?ええ。」
「実行してみるんじゃないか。わからないか?」
「……御意、なるほど。そう言うことでありましたか。」
「相変わらず変な返事だな。まあいい。作戦は後日伝える。」
「御意。」
「あいつ……使えればいいんだが……。」
「もう実験は行なったじゃないですか?」
「それもそうか。にしても妹を逃がしたのは想定外だったな。」
「まあ今更過去の過ちを反省していたところで何も起きませんよ。」
「それもそうだな。じゃあまた。」
「ええ。では。」
1
「っっっゴン!!見えた!!」
「へっ?!」
キルアがあまりに大声を出したので俺は驚いて目を見開いた。
どうやら居眠りをしていたらしい。
「ゴン!あそこ!ほら!」
キルアは興奮しながら飛行船の窓の外に映る街を指差す。
「……うわぁ……凄いや!!」
俺は窓にべったりと張り付いて海の中の一つの島、「カルセーロ」という街並みを天空から見下ろした。
「やっと到着だよ……キルア!!」
「ああ、ゴン!!」
「……あのーお客様……。」
俺達が歓喜に満ちていると、周りの乗員さんや添乗員の方々がこちらを見ていた。
注目の的を作ってしまったようだ。
俺とキルアは苦笑して二人がけのシートに座り直した。
通路側のキルアはいつまでも見ていた乗員をキッと睨みつけて威嚇する。
「ちょっ……やめなよキルア……。」
さっきから何度注意を受けたことか……。
飛行機に乗った時から俺とキルアははしゃぎっぱなしで困った物であった。
でも誰だって絶対楽しみではしゃぎたくなることが俺達には待ち受けているんだ……!!
「ハンターリクスジョン……。」
俺は思わず呟く。
飛行船に乗ってから何度呟いただろうか。
「楽しみだな……思いっきり、楽しもうぜ。」
キルアは窓の外を見つめ直した。
そして何処か懐かしそうな、寂しそうな雰囲気を醸し出す。
「どうしたの?」
俺の問いにはっとしたキルアは、
「うっ……うっせーな!ゴンは黙って驚けばいいんだよ!」
「驚くってどういうこと?!」
「いや、別に?」
キルアはしまったとでも言うように自分の口を手で覆う。
「えーそれ酷いよ!なにか隠し事してるでしょキルアー!!」
「後で教えてやるから黙ってろ!!」
「お客様……。」
先程の優しい添乗員さんの声は何処にもなかった。
「少しは静かにしなさーーい!!!」
何処かでこんなことあったような……。
☆
「すっかり嫌われちまったな。俺達。というか完全にマークされた気がする。帰りの飛行船もこれなのに……。」
「キルアのせいでしょ?毎回キルアが大きな声出し始めたんじゃん!」
「なんだって?!」
「あんた達ほんっとうっさいわね……。」
俺達が飛行船を降車していろいろ済ませ、出口へ向かっている時後ろから懐かしい声が聞こえてきた。
「ビスケ!!」
「ババア!!「なんですって?」いやなにも。」
「あんたらさあ……少しは自重して黙ったらどうなのよ。嬉しい気持ちもわかるけどここは社会!臨機応変な態度を心がけること!」
「なんでこんなところでまでババアの……「なに?」ビスケの説教受けなきゃいけねーんだよ……。」
「あんた達が煩いからでしょうが!」
「はいはい二人とも落ち着いてって……。」
俺は今にも喧嘩を始めそうな二人を一応止めに入った。
「まあそうねん。こんなところでまであんたらの説教してる場合じゃないわ。」
ビスケは思い出したように手に持っていた鞄を背負った。
「勿論ハンターリクスジョンを楽しみに来たのよね?」
ビスケの質問に俺とキルアは当然!と言うように頷いて見せた。
「うん。いい顔してる。しっかりやりなさいな。こっちはイケメン探しでもしてこようかね。オホホホ。」
ビスケのジョークに俺達は笑って顔を見合わせた。
「ってあれ?ビスケは俺達とは来ないの?」
俺はキルアと二人でもよかったが、大人数なのもいいなあと思って誘ってみる目的でそうビスケに言ってみた。
「悪いけどこっちもこっちで事情があるだわさ、それにそっち、大人数で回るみたいじゃないの?」
「あ、それまだ言うな!」
ビスケの謎の発言をキルアが慌てて誤魔化す。
「大人数?」
俺の問いにはビスケがニヤニヤしながら答えた。
「あ……べっつにー?キルアと二人で楽しみなさいよ。」
ビスケは名残惜しそうに俺達の方をチラチラと振り返りながら進み出した。
「え?うん!またね!ビスケ!」
「久しぶりなんじゃないの?」
ビスケは最後にそう言って、振り返らなくなった。
それを聞いたキルアは微笑を浮かべる。
「ああ……。」
「ねえ、さっきからなんなの?キルア。」
俺は不満げにキルアの背中を押して空港の出口を通り過ぎた。
「あ、待ってゴン。」
キルアは俺の方に向き直った。
「なに?」
「サプライズプレゼント。ここで待ってろよ。」
キルアは唐突によくわからないことを言い始めた。
「え?」
「十時ピッタリカルセーロ空港出入り口。」
「え?」
ふと出入り口のすぐの噴水の上に取り付いている時計を見ると十時五分前を指していた。
「俺からのサプライズ!」
「ゴンー!キルアー!」
「二人とも!」
俺の耳には懐かしい声が飛び込んできた。
「レオリオ……クラピカ?!」
俺は驚いて後ろを振り返った。
すると相変わらずクルタ族の民族衣装を着たクラピカと、スーツ姿のレオリオがこちらへ歩いて来ていた。
「よう来てくれたか。おーっす。」
キルアはまるで来ることがわかっていたかのように二人と挨拶を交わした。
「?キルア?」
「驚いただろ。俺が二人を呼んでやったんだぜ!会いたがってたからさ……こんな機会があったから呼んでみたんだ。」
……キルア。
「優しいね、キルア。」
俺が正直な意見を述べたところ、
「は?!べっ……別に俺も会いたかったからだ!勘違いするなよな!」
「へーえ?サプライズって言ってたのにね。」
俺がクスクス笑始めると、吊られてクラピカとレオリオが笑い始める。
「二人は全く変わってないんだな。」
「やっぱこいつらといる時は本当に楽しいな!なあクラピカ!」
レオリオはクラピカの背中を軽く叩く。
「うわっ……やめろレオリオ。」
「二人も変わってないね。沢山話聞かせてよ!改めて、久しぶり!クラピカ!レオリオ!」
俺が笑いながら言うと、二人とも微笑を浮かべた。
「「ただいま。ゴン。」」
2
「……だからな!この数日間は勉強休憩して、このハンターリクスジョンをエンジョイしようと思ってだなー。これを結構楽しみにしてて……キルアに誘われたから来たんだよなー。」
「そっかーレオリオ!」
今俺達はこの街、カルセーロのホテルに向かっていた。
その間に聞く二人の話は面白くて!!
「なんかさ、やっぱハンター多いよな。」
キルアは先程から辺りを見回していると思っているとそう呟く。するとレオリオが言った。
「あれだろ?ハンターリクスジョンはハンター限定のイベント!俺達はゴンとキルアの一つ先の飛行船で来てたが、ハンター多かったぞ。……い、嫌な奴にも会ったしな。」
レオリオはブルっと震えるように自分の身体を抱く。
「え。それってまさか……。」
「ヒソカだ。」
俺が言う前にクラピカが溜息交じりに呟いた。
「えっとだな……先程私達が乗車した時だったんだが……
『……あれ?クラピカじゃん!!この飛行船で?もしかしてハンターリクスジョン?』
『レ……レオリオ!お前もなのか?』
『まーまー隣座れよ!キルアに誘われてさ!』
『ってことはゴンも来るのかい?♧』
『うぎゃー!!ヒソカ!!』
……とかいうことになってな。あれは私も驚いた。」
俺達は失笑する。
「ヒソカ来るとか……ロクなことにならなそうだ。」
キルアが溜息をついてみせた。
「まあそれはいいんだが……悪い、私はイマイチハンターリクスジョンという物がわからないんだ。どういうものなのだ?」
クラピカは申し訳なさそうに頭をかいた。
「えっとねクラピカ!結構長期間やるハンターのイベントなんだけど、まずはやっぱり店とかが並ぶんだよね!個人の店だからなにが売られてるとか、行って見ないとわからないかな。あとはやっぱりあれだよね!俺達が行ってみたいのはあれ、闘技大会!!」
「闘技大会?」
「そう!ハンター同士の戦いなんだけどでもあくまでイベントだから本気では戦わず、なんかポイント制?とか奪い合い?とか詳しいことはわからないけど……トーナメント形式のバトルなんだって!」
「へえ……面白そうだな。」
クラピカも乗り気だ。
「それとか、他にもねー……」
「危ない!!」
キルアの叫びも虚しく、
「うわっ!!」
「きゃあ!!」
ホテル間近の曲がり角でよそ見をしていた俺は誰かとぶつかってしまった。
「あっ!ごめんなさい!」
「大丈夫かーゴン。」
俺が咄嗟に謝る。レオリオも心配して声をかけてくれた。
「そっちもー……大丈夫か?」
「っあー、は、はい!ごめんなさい急いでて……」
ぶつかったのは俺と同じくらいの女の人だった。
くるくる巻かれた髪の毛は焦っているからなのか乱れ、服もとても汚れていた。
「そっちこそ大丈夫?」
俺が立たせてあげると彼女はペコペコお辞儀をした。
「それではっ!!」
彼女は慌ただしく駆けて行くが……
「おいお前!マフラー忘れてんぞ!」
キルアが落とした衝撃で落下した長いマフラーを持ち上げて叫んだ。
「あっ!」
彼女はこちらを振り返るが、振り返った先、俺達の後ろを見ると絶句した。
「あ、あ、あ……!」
「「「「?!」」」」
俺達が振り返ると、
「いたぞ!急げ!!」
強そうなスーツ、サングラスの男五人が駆け寄って来た。
「逃げて!来て!」
女の子はそう言ってまた前を向き全力で走り始める。
「い……行くぞ!」
クラピカの指示で、よく現状が理解できぬまま俺達は駆け出した。
ただ無我夢中に彼女の後を追い掛ける。
追っ手……?
曲がり角を曲がっていくうちに追っ手の男達の姿も、足音も消えていった。
すっかり路地裏に入り、人通りの少ない建物の間に彼女はいた。
「はー……はー……はー……。」
女の子は肩を激しく上下させて荒い息遣いを治そうと地面に座り込んでいた。
俺達も頑張って走って追い掛けていた為に息を荒くしていた。
「お、お前ら全員……大丈夫か。」
レオリオが言うと全員揃って頷いた。
「あ、あの……走らせてしまってすみません。マフラー有難うございます!」
彼女はペコペコお辞儀をまた繰り返した。
「あ、ああ……別に。」
キルアは素っ気なく女の子にマフラーを返した。
「じゃあその、有難うございます。私取り敢えず逃げてるので、行きますね!」
彼女は建物の隙間のほぼ人通りが皆無な場所から抜け出そうとした。が、キルアがその腕を掴んだ。
「……え?」
「あのさ?逃げてるようならここに隠れてるのが一先ず得策だと思うけど。あとなんであんな連中に追い掛け回されてんの?」
キルアは彼女を睨みつける。
「あ、えーとその……。そうですね、取り敢えずここで隠れます。紹介が遅れました、リナキ=レスナンドです。「時の歯車」の関係で追い回されてます。今回のハンターリクスジョンご存知ですか?
……用心してください。荒れますよ。」
俺は彼女、リナキの言うことが理解できなかった。
ーサイカイ×ト×ココロマチENDー
あとがきと予告
こんにちは。初めましてまたはお久しぶりりです。神崎吹雪です。
久々の小説投稿です。今回は大好きなハンターハンターの二次創作をさせてもらいました。
温かい目でみていただけましたか?←
ここまで読んでくださり有難うございます。
さて次回からのお話を早速。
リナキの正体ですかね。最後に呟いた彼女のセリフを明かしていくplus戦闘も入っていきます。少し盛り上がって行くかと。
次回も宜しければ、少しでも興味を持っていただけた方は是非読んでください。
誤字脱字、評価コメントなどなんでも受け付けてます。お気軽にどんどんお願いします。
ではまたお会いしましょう。
(HUNTER×HUNTER〜時の歯車編〜pixivで並行投稿しています。)http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=4114175