仮面ライダーナスカ I come to米花町   作:ボルメテウスさん

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閉ざされたK/探偵達の遭難

少年探偵団とコナンと博士達と共に、俺達はスキーを行う事になった。

 

風都の近くという事で、楽しい想い出になるはずだった。

 

だが、この時、風都は爆弾低気圧の影響もあり、季節外れの大雪に見舞われた。

 

まさか、そのような自体に巻き込まれた俺達は、大雪の中を必死に歩いていた。

 

「かっ影の兄ちゃんっ、風都って、こんなに大雪が降るのかよ」

「おっ俺も初めてだっ、まさかここまでとはっ」

 

後ろから話しかけてくる少年探偵団からの質問に答えながら、俺達はなんとか大雪から身を守る為の場所を探る。

 

周り一面は雪景色であり、まるで人が見える気配はなかった。

 

「ふふっ、まさか、こんな形で終わるなんてな」

「灰原さん、大丈夫」

「えぇ、少しお姉ちゃんと会った気がするから」

 

これは、さすがにヤバい。

 

今回の一件が、また自分のせいで巻き込まれたと思った灰原がかなり自虐染みた言葉を出してきた。

 

このままでは、かなりヤバい。

 

そう思っていた時だった。

 

前方から、何か人影が見える。

 

「もっもしかしたら、この周辺で住んでいる人かもしれないっ」

「ほっ本当ですかっ」

 

一筋の希望が見えた瞬間、全員が笑みを浮かべた。

 

そう、俺達はゆっくりと人影に近づく。

 

見つめると、そこには二人の人影。

 

そして、とても見覚えのある人影。

 

というよりも。

 

「翔太郎さんに、フィリップさん」

「あっ、お前、影、それにそっちにいるのは、この前の」

 

そこにいたのは、まさかあの二人だった。

 

「影君、彼らは」

「あっあぁ、俺が風都にいた時にお世話になった左翔太郎さんとフィリップさんだ」

「フィリップ、外国の人なのか?」

「だけど、日本人に見えますけど」

「僕は少し特殊な事情でね」

 

そう、初めて会うフィリップさんに対して、少年探偵団は興味津々だった。

 

「それで、お二人は、なぜ、ここに」

「あぁ、実はな「聞いてくれ、影!この山で採れるカバイロツルタケを!」こういう事だ」

「あぁ」

 

フィリップさんが、手に持ったビニール袋をこちらに見せつけた。

 

その中にあるキノコに関しては、特には問題ない。

 

そして、なぜ、二人がここにいる理由も理解できた。

 

「それで、もしかして翔太郎さん達も」

「そう言う事だ」

 

まさかの自体に、俺達はがっくりとする。

 

「・・・とりあえず、進もう。

もしかしたら、この周辺に民家がある可能性がある」

「そうですね」

 

とりあえず、俺達はそのまま進む事にした。

 

「だが、影がいるという事はナスカに変身ができる。

なんとかできないか」

「こんな、雪景色に、さすがに対応できる能力があるのか、分かりませんよ。

それだったら、ヒートとか使えませんか?」

「それは、考えたが、Wに変身している間の僕の身体は無防備だ。

つまり、ヒートでの変身している間に、僕が死んでしまう可能性がある」

「うわぁ」

 

まさか、仮面ライダーに変身しても対応できない状況があるとは。

 

本格的に終わったかもしれない。

 

そう諦め賭けた所だった。

 

何か、見えかけてきた。

 

「おい、建物だ!」

 

見ると、何か建物があった。

 

もしかしたら、助かる可能性がある。

 

そう、望んでいた時だった。

 

「皆、誰か来るぞ!」

 

それにいち早く気づいたコナンが目を向ける。

 

見ると、確かに人影があった。

 

「ゆっ雪女っ!」

 

そう、翔太郎さんが驚いて、倒れる。

 

そこには白いコートを身に纏っている女性がいた。

 

「人、それに子供も。

もしかして、吹雪に」

「あんたは」

 

そう言うと、女性の人が、こちらに毛布を渡してくれた。

 

「早くこちらに!」

 

そう、女性の人が、こちらに誘う。

 

「こんな、場所で、女の人が1人。

怪しいわね」

 

それに対して、灰原は疑うように、睨む。

 

「例えそうだとしても、信じなくても、死ぬ可能性はある。

いざという時には、俺達がいるからな」

 

万が一の時は、俺と翔太郎さん達がいるので、ある程度は安心して良いだろう。

 

俺達はすぐに女性の人の後を追う。

 

「ここに民家があるかもしれないな」

 

そう、向かった先には。

 

「民家、所の話じゃない」

 

そう、フィリップさんの言葉に、誰もが頷いてしまった。

 

「まるで、霧越邸じゃないか」

 

そう、コナンが呟くのも、無理はない。

 

とにかく、今は向かわないと。

 

「ふぅ、寒い寒いっ」

「ありがとう、あなたは命の恩人じゃ」

 

そう、安堵と共に、女性にお礼を言う。

 

「この屋敷は、お姉さんの?」

「いいえ、違いますよ」

 

だが、返答した彼女の声は、どこか落ち込んでいた。

 

「ここの吹雪が収まるまでの間だけでも休めるように相談してきますから、しばらくはこの場で待って貰っても良いですか?」

「それは勿論。

ここだけでも、外の何倍もマシですからね」

「そう」

 

そのまま翔太郎さんが代表して、答えてくれた。

 

「それと、お願いがあります」

「お願い?」

 

それに対して、疑問に思い、首を傾げる。

 

「この屋敷の人達に、私の顔を見た事を、誰にも言わないで頂けますか?」

「えっ?」

「約束して、頂きますか?」

 

それは、どこか圧があった。

 

「それは、命の恩人の頼みだったら」

 

それだけ聞くと、女性はそのまま奥へと向かって行った。

 

「なんというか、変な所に来ましたね」

「まぁ、とりあえずは影が世話になっているみたいだし、その間でも自己紹介しておくか」

 

そう、翔太郎さんが先導して、話を盛り上げてくれる。

 

さすがに翔太郎さんという事もあって、子供の相手は手慣れている。

 

その間にも、フィリップさんと博士は、2人で連絡はできないのか、探っていた。

 

すると

 

「ご主人様が、お会いになるようです」

 

そう、女性の人の手だけが、向けられた。

 

俺達は、そのまま案内されるように向かって行った。

 

「・・・彼女、さっきと何か違う」

「声が何か籠もっていた感じがしていたよね」

「まるで、仮面をつけていたようにね」

 

そう、フィリップとコナンと灰原が考察しながら、交える。

 

「俺はすんげぇ背中のスリットが大きいなぁっと。あんな大胆なドレスを着る子だったなんてなぁ」

 

その最中で、翔太郎さんの発言に対して、少年探偵団の皆は呆れた様子だった。

 

「なんだか、小五郎のおっさんみたいな事を言っているぞ、この兄ちゃん」

「サイテー」

「あははは」

 

それに対して、俺もコナンも苦笑いをするしかなかった。

 

しかし、ドアが開けられ、見た景色の先。

 

そこは豪華な会場。

 

どこかのパーティなのか、皆、豪華な衣装を身に纏っている。

 

それだけならば、ただの富豪の晩餐だろう。

 

全員が奇妙な仮面をつけていなければ。

 

勿論、先程、助けてくれた女性も。

 

「ふぅ、やぁ初めまして。俺がこの屋敷の主人だ。キノコ狩りとスキーをしてて、この猛吹雪にあったって?なかなかにいない不運の持ち主だねぇ」

 

そう、中央にいる主だと思われる男性が、豪快に笑みを浮かべる。

 

「こんな時に遭難者が来るとはのぉ」

「人が凍死するのをほっとく訳にもいくまいよ、おばば。

幸い、ウチが屋敷だけはでかい。雪が落ち着くまで、泊まって貰っても全然構わんが」

「それは、助かります」

 

この屋敷の主だと思われる人物と、おばばと呼ばれる人物が会話をする。

 

その結果、なんとか俺達はここで泊まれるようになったみたいだ。

 

「ただ許すのもつまらん。

クイズを出そう」

「えっ?」

「どう見ても、この屋敷の連中はおかしいだろう?

なんで、全員が気味の悪い仮面を被っているのか、気になって仕方ないんじゃないかい?」

 

それはまさしく、この場にいた全員が同じだろう。

 

それは、相手も分かっての発言。

 

「さぁ問題だ。俺達は、ここで何をしていると思うね?」

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