仮面ライダーナスカ I come to米花町 作:ボルメテウスさん
コナンの洞察力に感心した教授は、彼の質問に答えてくれました。
そして一連の事件はジャックの暴走だと話す教授は、想像を超える殺人鬼となってしまった彼を退治しようと、とコナン達に協力を申し出ます。
翌日の新聞に広告を載せることでジャックに殺しの指示を出すから、コナン達は先回りして待ち構えていればいいというのです。
翌日コナンは新聞を手に入れる前に、ハニー殺害現場を訪れていました。
ここにある教会には親子バザーの知らせが貼られており、10月も第二土曜日に開催するようです。
第二土曜日といえば、ハニーが殺害されたのも第二土曜日。
ジャックにつながるヒントを手に、コナンは待たせていた蘭達に合流した。
購入した新聞には確かに教授からの指示が広告欄に載っています。
『今宵オペラ劇場の掃除をされたし』
この文章でオペラのプリマドンナ、アイリーンの殺害が指示されている事に気づいたコナン。
彼女はホームズが愛した唯一の女性、掛け値なしの悪党である教授は、対立するホームズの弱点を突いてきたのでした。
やがて夜を迎え、その時計塔に示されたプレイヤーの数は残り僅かであり、コナン達に50人の命がかかっているのです。
早速アイリーンに会いに楽屋へと向かいます。
そこにいたのは新一の母そっくりな女性。
この世界ではホームズが優作に似せた面影のため、アイリーンの姿を見てもさして驚かないコナン。
公演の中止を要請しても、彼女は明るくそれを拒否し舞台に立ちます。
高らかに歌い上げる美しい歌声、しかしそれは突然の爆発により遮られてしまいました。
それらを乗り越え、次々と爆発が起こる劇場からアイリーンを連れて逃げ出しますが、その後を執拗に追うジャック。
そこでコナンはアイリーンを警察に託すと、今度は反対にジャックを追い始めたのでした。
そうして到着したのはチャリング・クロス駅。
ジャックを追ってコナン達も列車に乗り込みます。
車掌に頼んで乗客を一つの車両に集めてもらったコナン。
彼はそこでこの事件の謎について推理を展開し始めました。
それによって、事件の犯人を指摘した。
「くくっ」
乗客の中に紛れ込んでいたジャックですが、コナンに見抜かれると不敵な笑みを浮かべる。
「ははははっ!」『チェーンソー!』
「この音って」
「もしかしてっ」
その言葉と共にジャックの姿が変わる。
その頭にはズタ袋を被っており、その手には巨大なチェンソーを持っていた。
「ドーパントっなんで!」
「とにかく、逃げるぞ!」
ドーパント相手では、戦う事は不可能である。
その判断と共に、コナン達はすぐにその場から逃げる。
この世界において、ドーパントに対抗できる力を持たない。
そんな彼らに対して、それを倒す手段はない。
「ぐっ」
「危ねぇ!」
チェーンソー・ドーパントによる攻撃は周囲の物を切りながら、1人、また1人と仲間達を斬り裂いていく。
「ぐっ、このままじゃ」
「どうする、さすがに」
ゲームならば、クリア方法がある。
だが、それが、未だにない。
それに対して、頭を抱えている時だった。
チェーンソー・ドーパントが、車両を斬り裂いた。
既に、逃げ道はあと僅か。
背中には一番後ろの車両まで。
それによって、既に逃げ場はなかった。
その時だった。
「ここまでなのか」
「いや、ここまでよく生きてくれた」
その言葉と共に、コナン達の前に立ったのはルパンであった。
だが、ただの人間が、今いても。
そう思った時だった。
「あとは、私に任せたまえ」『ナスカ』
「えっ?」
その言葉と共に、ルパンの姿が変わる。
それは、コナン達にとっては、どこか見覚えがありながら、明らかに違う存在。
「まさか、ナスカの」
「ドーパント」